馬鹿すぎる王子に婚約破棄され、国外追放が決まりましたので、しっかり復讐させていただきます。

冬吹せいら

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第12話 そして、二年後……。

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 ついに……。あれから二年が経過しました。
 今日は、私とカシオ様の結婚式です。

 皆に祝福され、幸せな時間を過ごしています。

「二年前のことを思い出すなぁ……。果物を拾って、駆け寄ってきた君に一目惚れしたんだ」
「まぁ……。嬉しいことをおっしゃってくださいますね」

 ……正直、少しだけ容姿を利用して、王子に取り入った自分を卑しく思っていました。
 ですが今は、二年の時を経て……。王子の妻に相応しい人間になることができたと自負しています。

 私たちの婚約を機に、両国の関係はさらに活発化しました。
 産業の面でも、経済の面でも協力し合い、他国を圧倒するほどの成長を見せたのです。

 そのおかげで国民は豊かになり、様々な文化が生まれました。

「うわぁ……。綺麗ですね……」

 空に舞う、綺麗な泡……。
 不思議なことに、触れても割れることがありません。
 こう言った技術が、次々と開発され、私たちの生活を明るく彩ってくれるのです。

「カシオ様! マキナ様!」

 見覚えの無い二人が、声をかけてきました。
 筋肉質で、坊主頭の男性と、短髪の目つきの鋭い女性……。
 まるで騎士のように鍛え上げられた肉体です。

「あ、あの、どちら様で……」
「ランドでございます!」
「オリーブでございます!」
「え……!?」

 嘘でしょ……?
 全く信じられません。
 カシオ様も、目を見開いて驚いています。

「二年間の更生プログラムを経て、戻って参りました!」
「すごいね……。人はたった二年で、こうも変わるものなのか……」
「マキナ様! 自分の声はいかがでしょうか!」
「えっ、えぇ……。すごくはきはきとしていて、聞き取り安い声だと思うわよ?」
「ありがとうございます!」

 あのオリーブが、体を九十度に曲げてお辞儀を……?
 信じられない光景に戸惑っていると、今度はランド様が、いきなり土下座を始めました。

「申し訳ございませんでした! 二年も謝罪が遅れてしまい、腹を切る覚悟であります!」
「は、腹を?」

 結婚式で、腹を切られては困ります……。

「あの、反省の意は十分伝わったので……。もう結構ですよ?」
「「ありがとうございます!」」
 
 二人は、姿勢良く、早足で立ち去っていきました……。

「ははっ……。驚いたね」
「はい……。人はこんなに変わるものなのでしょうか」
「どうだろうね。……少なくとも、僕たちは変わったと思うけど」
「……あっ」

 カシオ様に、そっと手を握られました。
 温かい手です。心の優しさがそのまま表れているような……。

「挨拶周りが途中だったね。行こうか」
「はいっ」

 これからは、王子の妻、姫として……。
 もっと両国を幸せにしてみせます!
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感想 6

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みんなの感想(6件)

naturalsoft
2020.12.19 naturalsoft
ネタバレ含む
2020.12.19 冬吹せいら

ご感想ありがとうございます!

解除
砂月ちゃん
2020.12.18 砂月ちゃん

後半で時々ランドがラドンになっているんですがワザとですか?
それとも間違い?

2020.12.18 冬吹せいら

訂正しました! ありがとうございます!

解除
penpen
2020.12.18 penpen
ネタバレ含む
2020.12.18 冬吹せいら

どうなんでしょうねw

解除

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