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3. 躍動の時-2
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「ふざけるなっ!本気で怖かったんだぞっ!」
そう、本気でそんなものが存在するのかと思った。
国王である父が治める、この世界。本当にそんなものが存在してしまえば、今までの安寧が崩れ去ってしまうような気がして、ロベルトは本当に恐ろしくなった。
「だけど、さっき言った組織は、本当に存在しているぜ」
ドクンと、心臓が脈打つ。
ジグルドは涙を拭きながら、ロベルトに向き直った。
「暗躍して、暗殺しているっていうのも、本当。どの世界にだって、人間誰しも、殺したくなる程憎い奴が存在するもんだろう」
「そう…なんだ」
ロベルトは呆然と答える。それで満足したのか、ジグルドは再び歩き始めた。
その後を追いながら、ロベルトは彼の言葉を繰り返す。
__本当に…本当にそんなものが存在するのか?
あり得ないと思う。いや、理屈では分かるのだが、今までの日々が、ロベルトにそう理解させる事を拒んでいた。
(__妻の…お前の母の死が、そやつらに仕組まれた事であってもか!)
(__それが、数日前、貴様らの仲間が話しているのを聞いたんだぞ!あれは、毒殺だったと!)
蘇る、あの時の彼らの叫び声。
仕組まれた死。毒殺。本当にかの組織が存在するのならば、あの言葉は現実味を帯びてロベルトの心の中に染み込んできた。
__ねえ、兄様。ノルン、ヒース。なんだか、変だよ…。
これまでの平穏な日々が、足元から崩れていくようなそんな感覚を覚えた。
「着いたぞ」
不意に届いたジグルドの言葉に、ロベルトはハッと顔をあげる。
そこには、彼らの目指した天上の塔が悠然とそびえていた。
そう、本気でそんなものが存在するのかと思った。
国王である父が治める、この世界。本当にそんなものが存在してしまえば、今までの安寧が崩れ去ってしまうような気がして、ロベルトは本当に恐ろしくなった。
「だけど、さっき言った組織は、本当に存在しているぜ」
ドクンと、心臓が脈打つ。
ジグルドは涙を拭きながら、ロベルトに向き直った。
「暗躍して、暗殺しているっていうのも、本当。どの世界にだって、人間誰しも、殺したくなる程憎い奴が存在するもんだろう」
「そう…なんだ」
ロベルトは呆然と答える。それで満足したのか、ジグルドは再び歩き始めた。
その後を追いながら、ロベルトは彼の言葉を繰り返す。
__本当に…本当にそんなものが存在するのか?
あり得ないと思う。いや、理屈では分かるのだが、今までの日々が、ロベルトにそう理解させる事を拒んでいた。
(__妻の…お前の母の死が、そやつらに仕組まれた事であってもか!)
(__それが、数日前、貴様らの仲間が話しているのを聞いたんだぞ!あれは、毒殺だったと!)
蘇る、あの時の彼らの叫び声。
仕組まれた死。毒殺。本当にかの組織が存在するのならば、あの言葉は現実味を帯びてロベルトの心の中に染み込んできた。
__ねえ、兄様。ノルン、ヒース。なんだか、変だよ…。
これまでの平穏な日々が、足元から崩れていくようなそんな感覚を覚えた。
「着いたぞ」
不意に届いたジグルドの言葉に、ロベルトはハッと顔をあげる。
そこには、彼らの目指した天上の塔が悠然とそびえていた。
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