【本編完結】転生令嬢、目指すはスローライフ〜イベント企画担当者ではないのよ!

ブラウン

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本編

間話 ネイルとお酒の話

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ネイルは大体できている。ドリルに言って、ネイル用筆、絵を描くための細身筆を作ってもらった。あとはキラキラチップが欲しいところだが、それはあとにしよう。

「お兄さま、爪を貸してください。試験実施したいので、お兄さまの爪に塗ってもいいですか」

「なぜ、俺なんだ?」

「人それぞれ体質があり、合う人、合わない人がいるのです。人によっては痒みやかぶれが出る人もいるのです。このネイルが安全なのかを実証したいのです。だから協力してください」

「そうだな、売り出すためには、安全が大事だな。苦情とか多いと、商会の信用問題にもなりかねない。わかったよ」

お兄さま、そうなのよ、商会の信用問題になってしまうから、慎重に物事を進めていかないといけないのよ。その第一歩。お兄さまの爪で実証。

「ありがとうございます、お兄さま。では、まず手を出してください」

まずは、手のマッサージをする。

ドリルやキーリに爪のためのヤスリと爪切りを作ってもらった。うわー、人の爪を切るのか。ネイリストさんは躊躇なくパキパキ切っていたわよね。よし、私も頑張るぞ。でも、切りすぎが怖いので、少ししか爪は切りませんでした。ネイリストのようにはできない。怖い。それからヤスリで爪の長さと形を整えた。男の人だから、四角でいいのかな。角だけ丸みをつけよう。

「アイリ、手のマッサージは気持ちがいいな。仕事など疲れている時にしてもらうのは良いな。爪を切られるのは怖かったよ。でも、ヤスリで整えて、いい形になったな。」

「ごめんなさい、お兄さま。私も人の爪を初めて切ったので、怖かったです」

「はっ、初めてが俺の爪?変な汗が出てきたよ」

「色は、あまりわからないように薄いピンクにしましょう」
ドリルの作った筆、いい具合だ。塗り終わって、ハンカチを出し、爪の色がつかないから検証。つかないね。落とすのは水で落とせます。

「しばらくして、かゆみだ何か異変があったら言ってくださいね。ポーションで治すので」

「わかったよ。何か異変があったら言うよ」

その後お兄さまに異変は何もなく終わった。今度はメイドさんにお願いしよう。

「みんな集まってくださってありがとう。これから、皆さんにネイルの検証のお手伝いをしていただきたいのです。でも、強制ではないです。嫌だと思う人はやらなくて大丈夫です。痒みなど出たら,ポーションもあります。すぐ伝えてください。よろしくお願いします」

「アイリ様、ぜひしてみたいと思っておりました。アイリ様には化粧品やシャンプー、トリートメントなど、検証と称していますが、とても肌や髪が間違えるように違うのを目の当たりにしてきました。今回のネイルも楽しみにして、みんなで話しておりました。ぜひ協力させてください」

「みなさん、ありがとう。でも、化粧品やシャンプーなど本当に検証なのよ。安心しないで。ダメな時はダメなのだから、本当に安心しないで欲しいの」

1日限定3人ずつ、することにした。期間がどのぐらい保つかなど検証だ。仕事をしていれば取れてしまうから。厨房の子たちは普通の時はできないので、休みの時にしてあげる約束をした。

自分の爪やお兄さまの爪,メイドたちに塗って、臨床実験。メイドさんたちに好評。デートの時、ネイルをしていきたいと言われて望み叶えますよ。

久々のドリームも、奥さんにネイルをしてあげたいとの申し出。臨床実験中であること、気になった些細なことでも伝えること、こういうのがいいなぁと案があればいうことなどを伝え,それでもいいと了承得てやってみたところ、領民女性たちにも広がった。女性の美に対する熱意は貴族も平民も関係ない。

エッセンシャルオイルやフレグランス水も、肌にどうか、臭いが不快ではないかなど、使ってもらいました。材料を色々変えてやってみた。
肌は大丈夫そう、匂いもすごくいい。

テッシーにも早馬で、手紙とネイル、道具、エッセンシャルオイル、フレグランス水を送った。

興奮冷めやらぬ,手紙がすぐ届いた。やはり肌にもよい、匂いもいい、これはいいと言っていた。
早く帰ってきてー、と。

そして、送っていないお母さまからの怖い手紙も届いた。どうして、私に送ってこないの?テッシーから聞いて、なにそれ?となったわよ、ひどいわと書かれた手紙。テッシーにもらって使ってみたが、肌に異常がないから送りなさい!と書かれていました。
いや、お母さまの肌に合わなかったら大変と思って送らなかったのだが、すぐ,早馬で送ります。お詫びの手紙を添えて。ひえー。

お父さまたちの計画は、王都のタウンハウスの地下に貯蔵庫をつくること。マジックバックで持ち運びすれば,バレない。バレないって内緒事なのか?
量がかぎられているので自分たちと、お父さまの仲の良い友だち、ドリガン親方たちと楽しむぐらいがちょうど良いとのことだ。ドリガン親方たちには、まだ麦の生産が追いつかないから、本数を制限するが、と付け加えた。渋々頷いていた。他の材料は、まずは領地で、野菜の安定供給ができたら作ろうとなった。今回作ったので、チビチビ飲んでください。ドリガン親方たちでは、少なすぎるだろうけど。

ドリガン親方は制作が終わり、伯父と兄弟たちで仲良く過ごしたいが、王都の工房も忙しく早く帰ってこいと言われているらしく、一緒に帰ることになった。

領地の蒸留機は、ドリルやキーリ、ドゥーブル、そして伯父のドルストロがメンテナンスをすることになり、ドルストロ自身は、蒸留機のメンテナンスの他に麦、野菜の栽培管理をしてくれることになった。そして、お酒の作りの陣頭指揮を率先してするらしい。飲みすぎないようにね。ドリガン親方にはずるいぞ、と怒られていたけど。

麦の収穫も終わり、夏野菜も植え、そろそろデビュタントに向けとうとう王都へ戻ります。

そして、戻ってきました王都タウンハウス。王都と言っても、王都から少し外れたタウンハウスです。
ジェラードは、地下に貯蔵庫を建設していた。私のエッセンシャルオイルとフレグランス水の作成室、研究室も出来上がっていた。これはポーションとかもできてしまうのでは?そういう調合室です。

帰ってきた早々、お母さまにお小言をいただきました。本当にごめんなさい。

お母さまや侍女メイドたちにネイルやフレグランス水を試してもらった。ここでも好評でした。
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