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本編
第96話 夜会1週間前
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「では、お父さま、お母さま、お兄さま行ってまいりますわ。夜会が終わったら帰ってきます。夜会の時会いしましょうね」
「アイリ、スタンフォート公爵邸では、くれぐれもくれぐれも粗相がないように頼むぞ」
「そうよ、アイリちゃん。無鉄砲に行動することがないように。お淑やかにするのよ」
「アイリ、がんばれ。夜会の時、おれのパートナーはなぜだかルルーシェ様になった。アイリ、ニヤニヤするな」
ほうほう、ルーがパートナーですか。うちは中立派で、ルーは王族だけどいいのか?あちらから打診があったということだ。カイデール殿下のご学友だし、最近は王族寄りになっていることは否めない。ルーはお兄さま推しだったと言っていたから、いいのかな。そう言えば、あれからヒロインはどうした?あれで終わったのかな?
「それでは行ってまいります」
スタンフォート公爵の馬車がお迎えに来ていた。夜会のための準備で1週間前からお泊まりだ。2週間前と言っていたが、学園の試験があったので忙しかった。ジェイシス様は抜けられない会議があり迎えにいけないと謝罪されてしまった。
快適な馬車に揺られスタンフォート邸にいく。快適にというのは、サスペンションはもちろんつけているが、車輪のゴムの存在。
お父さまとお兄さまと相談し、ジェイシス様の後ろ盾を得て、ゴム製品を試作。馬車のタイヤ。事業が大きくなりすぎるので、私たちモンテスキュー侯爵側では対処ができないと判断し、スタンフォート公爵側に委ねた。ジェイシス様のお父さまのイーサン様が会頭となり事業を請負っていただいた。そのことでジェイシス様も忙しくなってしまった。
そしてこの馬車。快適です。
スタンフォート公爵邸に着くとマーガレット様がお出迎え。
「アイリちゃん、ようこそ。疲れたでしょう。さぁ、お茶にしましょう」
「マーガレット様、滞在中ご迷惑をお掛けすると思いますがよろしくお願いいたします」
「もう、そんなこと言わなくて大丈夫よ。フフッ、のびのびと過ごしてね。メレディスも来るから、色々夜会についてお話ししましょうね。夫もジェイシスも今、新規事業で忙しくなってしまったから、ねぇ、アイリちゃん。男たちは大変ねぇ」
あはは、男性陣は大変だなぁ。
ジェイシス様のお姉様で、ロベルト様のお母様のメレディス様も来る?
一旦、部屋に案内された。あれ?ジェイシス様のお部屋の隣ではない。
「あの子、いい年した成人男性が暴走しているので、アイリちゃんのお部屋と離したのよ。夜会前は休息と睡眠が不可欠よ。ここでゆっくりくつろいでね。さぁ、お茶にしましょう」
メレディス様もいらっしゃった。メレディス様は弾丸のように話し始めた。
「義妹になるのだから、アイリでいいわよね。私のことはお義姉さまと呼んでいいからね。番がいるとわかってからのあの冷静沈着なジェイシスが全く別人のようだわ」
「そうよ、ジェイシスは暴走しているのよ。わかるわよ、今までずっと番がいないのではと諦めていたところもあったから、番がいる喜びで暴走しているのよ。まぁ、龍人の血をもつみんな暴走していたからわかるけどね。ウチの人も暴走していたわ。国王陛下も暴走していたわ。習性だけど、それにずっと付き合っていると疲れるのよね。だから今回ジェイシスから部屋を離したのよ」
「お母さま、正解よ。結婚までまだ先なのに、妊娠が先でしたでは世間体が良くないわ。まぁ、そうならないように予防策をするのでしょうが、暴走してしてしまう可能性もあるし、アイリちゃん、自分の体調管理をするのよ。避妊薬は妊娠しにくい体質になる可能性があるから極力飲まない方がいいわよ」
お二人の会話を聞いていると、結婚前でもそういうことはあり?ってことなの?
「あの、お二人の会話を聞いていると、その、そういうことは結婚前でもあり?なのですか?」
「アイリ、そっちの話はウブなのね?かわいいわぁ。婚約者同士ならありよ。だからジェイシスは虎視眈々と狙っているわよ。気をつけなさい。お茶会でも女性同士そういう話も出てくるから、聞く耐性をつけなさい。毎回赤い顔をして話を聞いていたら、かわいいわねぇってお姉様方に揶揄われることもあるわよ」
メレディス様、お茶会でもそんな話をするのですか?えー!耐性ってどうやって身につくのだ?でも、結婚前でもいいのね。困ったわね。ジェイシス様を止められるか、流されるか。ひゃぁー。どうする?
「もうメレディス、アイリちゃんが困惑しているわよ。まぁ、アイリちゃんも覚悟を持って接した方がいいわよ」
更なる提言。もう、そういうのあり、で話が進んでいく。この子まだ16歳、もうすぐ17か。でも早いわよね。ダメダメ。でも、ジェイシス様は大人のフェルモン、ムンムン。躱せるかしら。不安だわ。
どうしたらいいのぉ。
「アイリ、スタンフォート公爵邸では、くれぐれもくれぐれも粗相がないように頼むぞ」
「そうよ、アイリちゃん。無鉄砲に行動することがないように。お淑やかにするのよ」
「アイリ、がんばれ。夜会の時、おれのパートナーはなぜだかルルーシェ様になった。アイリ、ニヤニヤするな」
ほうほう、ルーがパートナーですか。うちは中立派で、ルーは王族だけどいいのか?あちらから打診があったということだ。カイデール殿下のご学友だし、最近は王族寄りになっていることは否めない。ルーはお兄さま推しだったと言っていたから、いいのかな。そう言えば、あれからヒロインはどうした?あれで終わったのかな?
「それでは行ってまいります」
スタンフォート公爵の馬車がお迎えに来ていた。夜会のための準備で1週間前からお泊まりだ。2週間前と言っていたが、学園の試験があったので忙しかった。ジェイシス様は抜けられない会議があり迎えにいけないと謝罪されてしまった。
快適な馬車に揺られスタンフォート邸にいく。快適にというのは、サスペンションはもちろんつけているが、車輪のゴムの存在。
お父さまとお兄さまと相談し、ジェイシス様の後ろ盾を得て、ゴム製品を試作。馬車のタイヤ。事業が大きくなりすぎるので、私たちモンテスキュー侯爵側では対処ができないと判断し、スタンフォート公爵側に委ねた。ジェイシス様のお父さまのイーサン様が会頭となり事業を請負っていただいた。そのことでジェイシス様も忙しくなってしまった。
そしてこの馬車。快適です。
スタンフォート公爵邸に着くとマーガレット様がお出迎え。
「アイリちゃん、ようこそ。疲れたでしょう。さぁ、お茶にしましょう」
「マーガレット様、滞在中ご迷惑をお掛けすると思いますがよろしくお願いいたします」
「もう、そんなこと言わなくて大丈夫よ。フフッ、のびのびと過ごしてね。メレディスも来るから、色々夜会についてお話ししましょうね。夫もジェイシスも今、新規事業で忙しくなってしまったから、ねぇ、アイリちゃん。男たちは大変ねぇ」
あはは、男性陣は大変だなぁ。
ジェイシス様のお姉様で、ロベルト様のお母様のメレディス様も来る?
一旦、部屋に案内された。あれ?ジェイシス様のお部屋の隣ではない。
「あの子、いい年した成人男性が暴走しているので、アイリちゃんのお部屋と離したのよ。夜会前は休息と睡眠が不可欠よ。ここでゆっくりくつろいでね。さぁ、お茶にしましょう」
メレディス様もいらっしゃった。メレディス様は弾丸のように話し始めた。
「義妹になるのだから、アイリでいいわよね。私のことはお義姉さまと呼んでいいからね。番がいるとわかってからのあの冷静沈着なジェイシスが全く別人のようだわ」
「そうよ、ジェイシスは暴走しているのよ。わかるわよ、今までずっと番がいないのではと諦めていたところもあったから、番がいる喜びで暴走しているのよ。まぁ、龍人の血をもつみんな暴走していたからわかるけどね。ウチの人も暴走していたわ。国王陛下も暴走していたわ。習性だけど、それにずっと付き合っていると疲れるのよね。だから今回ジェイシスから部屋を離したのよ」
「お母さま、正解よ。結婚までまだ先なのに、妊娠が先でしたでは世間体が良くないわ。まぁ、そうならないように予防策をするのでしょうが、暴走してしてしまう可能性もあるし、アイリちゃん、自分の体調管理をするのよ。避妊薬は妊娠しにくい体質になる可能性があるから極力飲まない方がいいわよ」
お二人の会話を聞いていると、結婚前でもそういうことはあり?ってことなの?
「あの、お二人の会話を聞いていると、その、そういうことは結婚前でもあり?なのですか?」
「アイリ、そっちの話はウブなのね?かわいいわぁ。婚約者同士ならありよ。だからジェイシスは虎視眈々と狙っているわよ。気をつけなさい。お茶会でも女性同士そういう話も出てくるから、聞く耐性をつけなさい。毎回赤い顔をして話を聞いていたら、かわいいわねぇってお姉様方に揶揄われることもあるわよ」
メレディス様、お茶会でもそんな話をするのですか?えー!耐性ってどうやって身につくのだ?でも、結婚前でもいいのね。困ったわね。ジェイシス様を止められるか、流されるか。ひゃぁー。どうする?
「もうメレディス、アイリちゃんが困惑しているわよ。まぁ、アイリちゃんも覚悟を持って接した方がいいわよ」
更なる提言。もう、そういうのあり、で話が進んでいく。この子まだ16歳、もうすぐ17か。でも早いわよね。ダメダメ。でも、ジェイシス様は大人のフェルモン、ムンムン。躱せるかしら。不安だわ。
どうしたらいいのぉ。
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