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2-1.好きにして
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体勢を入れ替え、再び遼が王輝を押し倒す。名残惜しいが一度王輝の中から抜き、精液が入ったゴムを外した。セフレである限りコンドームはつけるのが決まりで面倒に感じるものの、一旦冷静になる時間が取れるので、たかが外れるのを防止している面もあった。遼は滾ったままの自身に新しいゴムに付けかえる。
遼の挿入を待つように、王輝の後ろはくぱくぱと口を開けたままだ。そこへ先端を宛がい、遼は再度挿入した。王輝の内壁は遼を迎え入れるように蠢き、遼自身をどんどん奥へと誘う。王輝は身じろぎながら、遼のものを全て受け入れた。ぎちぎちに満たされた中に満足するも、奥がきゅぅんと疼く。
「佐季、もっと、奥欲し…っ…」
王輝の視線は、官能的に熱い。遼に断る理由はなく、さらに我慢の限界だった。ゆっくりセックスをする余裕はどこかへ消えてしまい、欲望が湧きあがってくる。腰を大きく引き、勢いよく自身を奥へ叩き込んだ。
「…っあ、……はっ…」
突然の衝撃に、王輝は息を詰まらせた。遼は腰の動きを止めずに、連続的に中を突き上げる。寂し気に揺れる王輝自身への刺激も忘れない。先走りでぬめった王輝のものを上下に扱くと、内壁がぎゅうっと収縮する。
「あっ、きもち、いいっ…佐季っ、だめ、イくっ…」
王輝はびくびくと震わせ、遼の手の中に精液を吐き出した。射精後の脱力感に浸っている王輝を休ませる間もなく、遼は律動を続けた。
「まって、っあ、あ、イってる…からぁ…!」
快感の波に晒され、王輝は嬌声を上げ続ける。王輝の後ろは貪欲に遼自身を飲みこみ、中の熱さに遼の腰は蕩けそうだった。もっと深く繋がりたいと、遼は王輝の片足を肩に担ぎ上げ、勢いよく肉棒を突き入れた。
角度が変わり、先ほどとは違う場所を穿たれ、さらに快感が生まれる。王輝は本能のまま遼を求めた。
「そこ、いいっ、っもっと…、あっ、ほしっ…」
「ここ?」
「うん、そこぉ…あっ、ふかい、んぁっ、あ」
遼は王輝の言ういいところを重点的に突くと、びくびくと王輝は身体を跳ねさせた。軽く中イキしたようで、中がぐねぐねと締まり、遼は精液がせりあがってくる感覚に襲われる。
「今ヶ瀬、俺、イきそっ…」
「俺もっ、あっ、んんっ、あ、あっ」
遼は突き入れるスピードを上げ、王輝自身を扱く。前立腺を押しつぶしたり、最奥をがつがつと突いたり、絶頂を目指すように、腰を打ちつけた。
前と後ろの両方の刺激で、王輝は目の前がちかちかとスパークする。与えられる刺激が強く、呼吸が追い付かない。遼の突き上げに身を委ね、揺さぶられるままに甘く鳴いた。
「あぁっ、あ…おくっ、いい、あっ、あっ」
「っ、今ヶ瀬…」
遼は王輝に口づける。下半身への激しい行為とは真逆の優しいキスで、王輝はその落差に思考も身体も蕩ける。遼は唇を離し、ラストスパートと言わんばかりに、王輝の中を蹂躙した。
「っはぁ、あ、あっ、っ…佐季っ…」
王輝に切なげな声で名前を呼ばれ、潤んだ瞳で見つめられ、遼はどきっと胸が高鳴る。可愛いとは違う感情に戸惑ったのは一瞬で、絶頂へと一気に駆けあげる。
「あっ、いいっ…っあ、イく…ぁああっ!」
王輝は一際甲高い声を上げ、勢いよく射精した。同時に後ろでも達し、頭の中が真っ白になる。うねる王輝の肉壁をかき分け、遼は最奥を突き上げ、ゴムの中へと射精した。
力尽きた二人は、ベッドに仰向けに寝転んだ。
王輝は乱れた息を整えるために、呼吸を繰り返す。その呼吸を奪うように遼がキスをしてきたので、王輝は眉根をしかめたが、口内への愛撫ですぐにとろんと瞳を蕩けさせた。今日のセックスはキスばっかりしていたと思い返しながら、自らの舌を遼の舌に絡める。唾液が顎を伝って零れるのも気にせず、遼の唇や舌を貪った。
もともと王輝はキスをするのが好きだ。そして、遼とするキスはもっと好きだ。それは、遼のことが……。浮かび上がった感情を王輝はすぐにシャットダウンした。
「っ、…佐季、苦しいって」
頭を過った考えを押しのけるように、遼の胸板を押し返す。遼はしゅんと項垂れ「ごめん」と謝った。
王輝は「シャワー浴びてくる」と重い体を無理矢理ベッドから引き離した。セフレ関係には不要な感情をシャワーで全て流してしまいたかったし、今は遼と物理的に離れたかった。そうしないと、快楽に流された自分が何を口走るかわからなかったからだ。甘やかされたセックスで、そういう気分になっているだけだと自分に言い聞かせた。
遼は寝室を出ていく王輝をただ見送るしかできなかった。ふらふらとした足取りで不安になったが、王輝の背は来るなと言っているように見えた。淫靡な残り香に包まれて、遼は胸の高鳴りを思い出す。あの感情は何だろう。昔飼っていた犬に対する愛おしさに近いが、当てはまらない感情に、遼は歯がゆさを感じた。
遼の挿入を待つように、王輝の後ろはくぱくぱと口を開けたままだ。そこへ先端を宛がい、遼は再度挿入した。王輝の内壁は遼を迎え入れるように蠢き、遼自身をどんどん奥へと誘う。王輝は身じろぎながら、遼のものを全て受け入れた。ぎちぎちに満たされた中に満足するも、奥がきゅぅんと疼く。
「佐季、もっと、奥欲し…っ…」
王輝の視線は、官能的に熱い。遼に断る理由はなく、さらに我慢の限界だった。ゆっくりセックスをする余裕はどこかへ消えてしまい、欲望が湧きあがってくる。腰を大きく引き、勢いよく自身を奥へ叩き込んだ。
「…っあ、……はっ…」
突然の衝撃に、王輝は息を詰まらせた。遼は腰の動きを止めずに、連続的に中を突き上げる。寂し気に揺れる王輝自身への刺激も忘れない。先走りでぬめった王輝のものを上下に扱くと、内壁がぎゅうっと収縮する。
「あっ、きもち、いいっ…佐季っ、だめ、イくっ…」
王輝はびくびくと震わせ、遼の手の中に精液を吐き出した。射精後の脱力感に浸っている王輝を休ませる間もなく、遼は律動を続けた。
「まって、っあ、あ、イってる…からぁ…!」
快感の波に晒され、王輝は嬌声を上げ続ける。王輝の後ろは貪欲に遼自身を飲みこみ、中の熱さに遼の腰は蕩けそうだった。もっと深く繋がりたいと、遼は王輝の片足を肩に担ぎ上げ、勢いよく肉棒を突き入れた。
角度が変わり、先ほどとは違う場所を穿たれ、さらに快感が生まれる。王輝は本能のまま遼を求めた。
「そこ、いいっ、っもっと…、あっ、ほしっ…」
「ここ?」
「うん、そこぉ…あっ、ふかい、んぁっ、あ」
遼は王輝の言ういいところを重点的に突くと、びくびくと王輝は身体を跳ねさせた。軽く中イキしたようで、中がぐねぐねと締まり、遼は精液がせりあがってくる感覚に襲われる。
「今ヶ瀬、俺、イきそっ…」
「俺もっ、あっ、んんっ、あ、あっ」
遼は突き入れるスピードを上げ、王輝自身を扱く。前立腺を押しつぶしたり、最奥をがつがつと突いたり、絶頂を目指すように、腰を打ちつけた。
前と後ろの両方の刺激で、王輝は目の前がちかちかとスパークする。与えられる刺激が強く、呼吸が追い付かない。遼の突き上げに身を委ね、揺さぶられるままに甘く鳴いた。
「あぁっ、あ…おくっ、いい、あっ、あっ」
「っ、今ヶ瀬…」
遼は王輝に口づける。下半身への激しい行為とは真逆の優しいキスで、王輝はその落差に思考も身体も蕩ける。遼は唇を離し、ラストスパートと言わんばかりに、王輝の中を蹂躙した。
「っはぁ、あ、あっ、っ…佐季っ…」
王輝に切なげな声で名前を呼ばれ、潤んだ瞳で見つめられ、遼はどきっと胸が高鳴る。可愛いとは違う感情に戸惑ったのは一瞬で、絶頂へと一気に駆けあげる。
「あっ、いいっ…っあ、イく…ぁああっ!」
王輝は一際甲高い声を上げ、勢いよく射精した。同時に後ろでも達し、頭の中が真っ白になる。うねる王輝の肉壁をかき分け、遼は最奥を突き上げ、ゴムの中へと射精した。
力尽きた二人は、ベッドに仰向けに寝転んだ。
王輝は乱れた息を整えるために、呼吸を繰り返す。その呼吸を奪うように遼がキスをしてきたので、王輝は眉根をしかめたが、口内への愛撫ですぐにとろんと瞳を蕩けさせた。今日のセックスはキスばっかりしていたと思い返しながら、自らの舌を遼の舌に絡める。唾液が顎を伝って零れるのも気にせず、遼の唇や舌を貪った。
もともと王輝はキスをするのが好きだ。そして、遼とするキスはもっと好きだ。それは、遼のことが……。浮かび上がった感情を王輝はすぐにシャットダウンした。
「っ、…佐季、苦しいって」
頭を過った考えを押しのけるように、遼の胸板を押し返す。遼はしゅんと項垂れ「ごめん」と謝った。
王輝は「シャワー浴びてくる」と重い体を無理矢理ベッドから引き離した。セフレ関係には不要な感情をシャワーで全て流してしまいたかったし、今は遼と物理的に離れたかった。そうしないと、快楽に流された自分が何を口走るかわからなかったからだ。甘やかされたセックスで、そういう気分になっているだけだと自分に言い聞かせた。
遼は寝室を出ていく王輝をただ見送るしかできなかった。ふらふらとした足取りで不安になったが、王輝の背は来るなと言っているように見えた。淫靡な残り香に包まれて、遼は胸の高鳴りを思い出す。あの感情は何だろう。昔飼っていた犬に対する愛おしさに近いが、当てはまらない感情に、遼は歯がゆさを感じた。
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