お隣さんはセックスフレンド

えつこ

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3-3.二人のこれから

3 *

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 王輝はリビングのソファに座り、テレビをぼんやりと見ながら、遼の帰りを待った。
 ライブが終わった後、漠と王輝はタクシーで帰路についた。漠は興奮冷めやらぬ状態で、ライブの感想をずっと話していた。王輝は時折相槌を打ちながら、心の中で高揚感を反芻していた。
「王輝さん、お疲れ様でした。今年もよろしくお願いします。また一緒にライブ行きましょうね」
 漠は楽し気に言い残し、先にタクシーを降りた。これから友人たちと飲み明かす予定らしく、王輝は漠の元気さを羨ましく思った。
 部屋に帰ってきた王輝は、ライブの余韻に浸りながら、シャワーを浴びた。セックスのために中も綺麗にしておく。ライブの興奮が冷めやらず、また遼とセックスをしていない日々が続いていたため、身体も気持ちも十分高ぶっていた。自慰したい気持ちを抑え、浴室を後にした。
 テレビは普段の番組編成とは違い、生放送の歌番組やお笑い番組が放送されていた。気まぐれに番組を変え、スマホでSNSをチェックする。BloomDreamの公式アカウントでは、カウントダウンライブの写真がアップされていた。また、不良マンガの実写ドラマのアカウントでは、一話の予告が初公開され、SNSは大いに盛り上がっていた。王輝のファンだけでなく、原作ファンが歓喜する様子に、王輝はほっと胸を撫でおろす。舞台ではリアルタイムに反応が返ってくるが、ドラマや映画は反応を感じるのにタイムラグがある。それまでの時間は、王輝がどんなに演技に自信があっても、不安は募るものだった。
 王輝はスマホをソファに置き、目を閉じた。高揚感はあるものの、すでに夜中三時に近く、眠気を感じていた。そろそろ遼が帰ってくると思いながらも、睡魔には勝てず、王輝はソファに横たわった。

 王輝は物音で目を覚ます。ソファから起き上がると、スウェット姿の遼がちょうどリビングに入ってきたところだった。スマホで時間を確認すると、三時二十分だった。
「遅くなってごめん。寝てた?」
「大丈夫、ちょっとうとうとしてただけ」
 テレビはついたままで、音楽番組で女性アイドルがパフォーマンスしていた。王輝がソファから立ち上がりながら、テレビを消す。途端にリビングは沈黙に包まれる。
 王輝が待っていたのは、遼が王輝の部屋に来たのは、この後セックスするためだということを二人は否応なく実感して、変な緊張感に包まれる。
「今日のライブ、すごい楽しかった」
 王輝は緊張を紛らわせるように、ライブの感想を口にしたが、遼を目の前にして視線が泳ぐ。遼は王輝の言葉には反応せず、王輝に近づき抱きしめた。遼の温かさと匂いに包まれ、王輝の鼓動が速くなる。
「ごめん、今ヶ瀬、我慢できない」
 切羽詰まった遼の声色が、王輝の耳朶を打つ。求められている感覚に、王輝は背筋がぞくりとした。急速に身体の熱があがり、王輝の中が期待で疼く。
「俺も、早く遼の欲しい」
「っ…、今ヶ瀬、名前で…」
 ずっと苗字で呼び合っていたため、遼は名前で呼ばれたことに驚いた。しかしすぐに嬉しさが勝り、遼は頬が緩む。
「俺たち、恋人同士なんだから、いいだろ」
 王輝はいたずらに笑う。せっかく恋人になったのだから、苗字で呼ぶのは味気ない。いつか名前で呼んでみたいと思っていた王輝だが、恥ずかしさが勝ってできなかった。実際名前で呼んでみると、恥ずかしさはあるものの心が満たされて、王輝は幸せな気分になった。
「遼は?俺のこと名前で呼んでくれないんだ?」
 王輝に期待されるような視線を投げられ、遼は一瞬怯む。心の中で何度かシミュレーションし、躊躇いつつも声に出した。
「王輝」
 言ってしまえば、案外簡単で、遼は噛みしめるように、もう一度「王輝」と呼んだ。
 今度は王輝の頬が緩む。名前で呼ばれただけなのに、これほど嬉しいとは予想外で、王輝はじわじわと顔が熱くなった。
「もしかして、照れてる?」
「遼こそ、照れてるくせに」
 二人は見つめ合い、くすくすと笑った。そして惹かれあうようにキスをする。軽い口づけは、徐々に深くなり、二人は夢中で唇を貪りあった。お互いに興奮した自身を押しつけあいながら、もつれるように寝室へと移動する。
 服を脱いだ二人は、下着姿でベッドに上がった。遼は優しく王輝を押し倒し、ベッドに横たわった王輝の肢体を堪能するように眺めた。視姦された王輝は、恥ずかし気に身体を捩る。
 遼は王輝から下着をはぎ取り、足を開かせた。ゆるく勃ちあがった王輝自身が切なげに揺れる。大腿部に残る傷跡に、遼は一瞬顔を顰めた。遼の表情の変化に、王輝が気づく。
「もう傷はふさがってるし、痛くないから大丈夫」
 王輝の言葉に遼は安心し、傷跡に優しくキスを落とした。そのまま大腿部から腹、そして胸や鎖骨にキスを落とす。跡がつかないように軽く肌を吸い上げると、王輝は小さく喘いだ。
 遼はローションを手に取り、温めた後に、王輝の後孔へと指を入れた。簡単に指を飲みこんだそこに、遼は王輝の顔を見た。
「準備してあるから…」
 王輝は熱い息を吐きながら答えた。求めるような王輝の視線に、遼の瞳が情欲に燃える。中を広げるように指を動かしながら、同時に王輝自身を扱くと、先走りがとろとろとあふれ出した。先走りは会陰を伝い、後孔へと流れていく。前立腺を指で捏ねられ、王輝の腰が揺れる。久しぶりの快感に、王輝は早くも射精感が募った。
 遼も限界だった。王輝の身体から離れ、下着を脱ぐ。勃ちあがった遼自身が硬く反り立ち、どくどくと脈打っていた。

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