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4-2.ある寒い日の夜(番外編)
6 *
しおりを挟む「っ、ひぁああっ、あ……」
一気に奥を突かれ、王輝は中イキをする。何度目かわからない絶頂に、視界がちかちかとスパークし、呼吸が詰まった。同時に前でも達し、シーツに精液が飛び散った。
「中、っ……、締まる……」
遼は熱い息を吐いた。遼自身が先端から根元までをきつく締め上げられる。募る射精感に眉を寄せながら、遼は抽挿を続けた。
「あっ、ああっ、イッてる、りょ、うっ、待って」
度重なる絶頂に、王輝はシーツに縋りついて、喘ぐしかなかった。足を上げているせいで、奥に当たりやすく、腹の中から臓器を押し上げられる。
酸素を吸うが、突かれるたびにその酸素が逃げていき、王輝ははふはふと呼吸を繰り返す。苦しさはあるが、快感の方が何倍も勝っていた。王輝の思考も表情も、すっかり快楽に蕩けている。
「っ、ああっ、おく、あたって、きもち、いいっ」
「俺も、気持ちいいよ」
「りょう、あ、あっ、もっと、して」
「あんまり煽るな」
遼は我慢できずに、腰の動きを早くする。ベッドはギシギシと軋んだ。結合部からはぐぽぐぽと音が鳴り、掻き出されたローションがシーツを濡らす。王輝の肉壁は遼を搾り取るように蠢き、王輝自身は突かれるたびに力なく射精する。
「あっ、あ、きもちい、っ、ああっ」
遼は腰を叩きつけながら、王輝自身に手を伸ばす。零した白濁を塗り込むように竿を扱き、亀頭を撫でると、王輝の身体はびくびくと揺れた。性器と後孔を同時に攻められ、あまりの快感に王輝は首を横に振った。
「りょうっ、いっしょに、やだっ、あ、またイく、ああっ」
自然と涙を溢す王輝に、遼は被虐心を煽られる。遼は腰の動きも手の動きも緩めようとはせず、王輝を快感の海に溺れさせる。
「いいよ、王輝、イッて」
「イくっ、あ、りょうっ、ああ、あっ、イ、くっ、あああっ」
ばちゅんと遼が腰を突き入れると、王輝は一際甲高く喘ぎ、前と後ろの両方で達した。強烈な快感に、王輝の視界はまたたき、背中が反る。ぎゅっとシーツを握った王輝の手は、ひと時の後、ゆっくりと弛緩していく。
遼は奥に亀頭を擦り付けるようにして射精した。ゴムの中に吐き出しながら、遼は荒い呼吸を整える。肩に乗せた王輝の足を労わるように、ちゅ、ちゅと口付けをし、ゆっくりと下ろした。
「王輝」
繋がったまま、遼は王輝に覆い被さる。そして、王輝の上気した頬や汗の浮かぶ額に、愛おしげに口付けをした。最後に唇にキスを落とした遼は、幸せそうに微笑む。王輝は暑さと快感に朦朧としながら、遼のキスに応え、微笑み返した。
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