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入院1日目
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12月の夜明けは遅い。南東にある私の寝室はまだ暗く、部屋にはエアコンの温風が静かに流れていた。
昨夜はウイスキーのソーダ割りを飲みながら、『ゴッドファーザー・Part III』を観て寝た。
目が覚めて少し背中に鈍痛があったが起きてトイレに行くと、まるでプールで溺れたかのように呼吸が苦しくなって来た。
(心臓発作だな?)
私は携帯を探して119番に掛けた。
「火事ですか?救急ですか?」
「救急車をお願い、します」
「どうされました?」
「苦しくて、息が出来ない・・・」
「わかりました! 今、救急車が向かっていますからね! 鍵を開けて待っていて下さい!」
私は玄関の鍵を開けてその場に仰向けに倒れた。
数分後、いつもの倍の人数の救急隊がやって来て、すぐに酸素マスクを着けられ、痛み止めの注射をされた。
(ドクターズカー?)
どうやら医師と看護師が対応してくれているようだった。
「主治医の先生はセント・パラダイス病院の先生に診てもらっています」
誰もそれには答えず、私はそのままドクターズカーに乗せられて、けたたましいサイレンを鳴らして急発進をした。
私はてっきりセント・パラダイス病院に向かっていると思ったが、一向に到着しない。
(一体どの病院に向かっているんだ?)
私は急に不安になった。
そしてやっと着いたその病院はなんと!
助かる人も無言の帰宅をすることで有名なブラック・ホスピタル、『デーモン宇都宮病院』だったのである。
私は死を覚悟した。
昨夜はウイスキーのソーダ割りを飲みながら、『ゴッドファーザー・Part III』を観て寝た。
目が覚めて少し背中に鈍痛があったが起きてトイレに行くと、まるでプールで溺れたかのように呼吸が苦しくなって来た。
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私は携帯を探して119番に掛けた。
「火事ですか?救急ですか?」
「救急車をお願い、します」
「どうされました?」
「苦しくて、息が出来ない・・・」
「わかりました! 今、救急車が向かっていますからね! 鍵を開けて待っていて下さい!」
私は玄関の鍵を開けてその場に仰向けに倒れた。
数分後、いつもの倍の人数の救急隊がやって来て、すぐに酸素マスクを着けられ、痛み止めの注射をされた。
(ドクターズカー?)
どうやら医師と看護師が対応してくれているようだった。
「主治医の先生はセント・パラダイス病院の先生に診てもらっています」
誰もそれには答えず、私はそのままドクターズカーに乗せられて、けたたましいサイレンを鳴らして急発進をした。
私はてっきりセント・パラダイス病院に向かっていると思ったが、一向に到着しない。
(一体どの病院に向かっているんだ?)
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私は死を覚悟した。
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