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お風呂に入ろう!
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サチはお風呂場を想像したが、教会関係者も入るだろうと大きめのお風呂場をイメージしたら、旅館の風呂場をイメージしてしまったようだ。
サチの垂れない汗が垂れた気がする。
どどど、どうしよう!
「なんと! 土地を広げるのではなく、お風呂場を創ってしまわれるとは!さすがはサチ様です!」
大司教様が『ゆ』の、暖簾を見て祈り出してしまった。
カオスだ。
「あ、あ、あ、お、おとこゆは、あおいりょでちゅ」
サチの言葉が、噛み噛みで、気まずい心情を表している。
だが、サチの幼児言葉を理解できる大司教様なら問題ない。
「おとこ、ゆ?……男、お風呂だから『湯』ですな。『男湯』は青色の入り口ですね。
なんとも不思議な模様だーー」
異世界の人には、日本の見慣れた旅館や風呂屋にある『ゆ』の暖簾は不思議に見えたようだ。
サチが「大丈夫かな? 大丈夫かな?」と、周りの反応を、きょときょとと見ていても不審なモノを見る目ではなく、不思議なモノを見る目だから大丈夫だと思いたい。
「は、はいりまちょう」
「入りましょう」と言いたかったサチが提案をすると、大司教様が「ご案内してくれますか?」と聞いてきたので、サチは「うん、うん」と気まずい気持ちを隠して頷いた。
暖簾をくぐり、中に入るとすぐに靴脱ぎ場があったので、みんなに靴を脱ぐように伝えて下駄箱に収めてもらう。
からりと横に扉を引いて開けると、横にスライドする扉を珍しがられた。
多分、引き扉は中にもあると思います。
脱衣所と風呂場を仕切る為にね。
近年は扉も重く無いからサチでも開けられる。
中に入ると脱衣所が広がっていて珍しいらしく、お世話係2人は危険がないか探っているようだった。
大司教様は純粋に楽しんでいらっしゃるようだ。
「このカゴは何に使うのですかな?」
「ふくをいりぇりゅためでしゅ」
「なるほど、ここで服を脱ぐのですな。あちらの巨大な鏡は素晴らしいですな!」
「おふりょあがりに、みだしにゃみをととのえましゅ」
「なるほど!」
みんなの様子に緊張がほぐれてきたサチはドライヤーを見つけたので、いたずら心を思い出して大司教様にドライヤーの風を当てた。
「うわ!」
大司教様が盛大に驚いてしまった。
「「大司教様!」」
なんか洒落にならなかった。
サチは髪を乾かすものだと説明して難を逃れる。
お世話係2人が不思議そうにドライヤーをチェックしていた。
何故か魔道具になっているらしいよ。
そういや、コンセントが無いかも。
そして、待望のお風呂だ!
サチが力技でスライドする扉を横に開ける。
脱衣所に、むわりと熱気が来た。
湯船があって、お湯が張られている。
あ! 白く濁ってる! きっと温泉だと当たりをつけて手で湯を触ると、思い当たる節がある。
サチの想像力だ。
このお風呂場は、サチが旅館に泊まった時と同じ作りをしている。
いや、旅館とホテルに泊まった記憶が混在している。
この温泉は、玉◯温泉だ! やったー! 美肌の湯だよ!
それに、大浴場らしく大きな浴槽だ。
大理石だろうか? 綺麗な石で出来ている。
シャワーで、1人ずつ区切られて身体を洗う場所もあった。
ちょっと期待が高まる。
電気が無いけどシャワーが使えるかもしれない。
風呂場の奥に行くと、あった! 露天風呂だ! 外と隔てられたドアを開けて外に出る。
日本庭園を模している中に岩で出来た風呂がある!
嬉しい! 外の空気がする!
大司教様達も来て驚いている。
「外に風呂が……」と。
もう、サチのテンションは上がりきっている!
「だいしきょしゃま! おふりょにはいりましょう!」
呆然としていた大司教様にも実感が湧いてきたのか、サチの提案に乗るようだ。
「いいですね、入りましょうか。
貴方達も入りなさい。
ラズ、サチ様のお世話を頼みましたよ」
「はい!」
サチは脱衣所に飛んでいき、アメニティグッズやタオルや身体を洗うゴシゴシタオルの準備した。
忙し忙し。
用意が終わったら各員にタオルを渡して、サチは床に座って服を脱ごうと足のボタンをパチンパチンと外していたら、服を脱いだラズが手伝ってくれた。
どこがとは言わんがぶらぶらしてたよ。
いや、私も子供がいたけど経験が多い訳じゃないから目で珍しいものを追ってしまう。
女湯に行けば良かったか? いや、今の私じゃ1人でお風呂に入れない。
1歳児だ。
やっぱりラズに面倒を見てもらわないと。
今、気がついたけど、男湯に男3人と女児1人。
痴女になった気分だ。
身体に心が引きづられているけども。
幼女、恥ずかしくない。
服を脱がせて貰ったら、飛んで行く。
ラズがカラリと入り口を開けてくれたのでシャワーの所に行くと、困っていた大人が2人。
どうやってお風呂場を使えばいいかわからないらしい。
とりあえず、私が見本を見せる。
シャンプー、トリートメント、ボディソープがちゃんとあるね。
シャワーの使い方をラズに教えて私を洗ってもらう。
女児、見せ物になる。
ラズがちゃんと全身洗ってくれたけどね。
やっぱり、恥ずかしくない。
私をまるっと洗い終わったら、男3人がめいめいに洗い始めた。
私? 私は翼を出して湯船に浮いている。
翼が水に濡れないのに気がついたのだよ。
すなわち浮く。
1歳児、溺れない。
良い湯だ~。
脱力してしまう。
浸かり方を間違っている気がするけど、小さいから仕方ない。
翼を仕舞うと、途端に溺れちゃうからね。
いや、天使は水中呼吸ができるのだろうか?
謎だ。
男達が洗い終わる頃、サチは露天風呂を堪能しに行く。
はぁー! 気持ちいい外の空気!
そしてまた翼で湯に浮く。
「はー、良い気持ちだ。開放感が素晴らしい!」
サチが、まったりとしていたら、男達が来たようだ。
一緒に浸かる。
みんな不思議そうに浮いている私を見る。
大司教様なんて翼をつつく。
楽しいようでなによりです。
みんな茹って来たので上がる。
ふいー! スッキリ!
ラズに身体を拭いてもらって、ラズも自分の身体を拭く。
それから私に服を着せてくれる。
至れり尽くせりですな。
ラズ、自分の事は後回し。
なんか、心配になる。
服を着せてもらった私は、飛んでドライヤーを構える。
誰かおいで~。
着替えた大司教様が来た!
飛びながら大司教様の髪にドライヤーの風を吹き当てる。
気持ち良さそうだ。
だけど、手で整えてくれないと、もっさもさになっちゃうぞー。
あ、ブラシを発見したお世話係の人が大司教様の髪を解かしている。
正解~!
大司教様が終わったら、次は私がラズに乾かされる。
人の手って心地良いよね~。
お世話係2人が髪を乾かしている間に顔のお手入れをする。
クリーム塗って肌を保護する。
未来の私に投資~。
大司教様がまたまた不思議そうに見るから、大司教様の顔にクリームを塗ると驚いていたが目を閉じて私に任せてくれた。
顔がいい奴は得だな~。
あ、今は私も顔が良かった。
お次はラズの顔にクリームを塗る。
お世話係の人は自分で塗っていた。
創造で、みんなに冷えた牛乳を出す。
昔ながらの瓶の牛乳~! 私のは小さめ。
みんなでごくごく飲む。
ぷはー! これだぜー!
「サチ様の知っている、お風呂とは変わっていますね。外に風呂があったり、お湯が出てくる管があったり、風が出る魔道具があったり。面白いですね。肌もツルツルです」
大司教様が満足そうにしながら感心している。
「しょとのおふりょはね、りょてんぶりょっていうんだよ。ろ!て!ん!ぶ!ろ!」
「露天風呂ですか。言い得て妙ですね」
「きょうかいのひとは、にゃんにんいましゅか?」
「教会の人ですか? 勤めている者は72人ですがどうかしましたか?」
「じかんをわけてはいりゅと、じぇんいんはいりぇりゅ」
「サチ様は優しいですなあ。それではここは教会の皆にも解放しましょう。スクリナ、伝達は頼みましたよ」
大司教様のお世話係の人の名前がわかった! スクリナさんね。
なんか女性っぽい名前の男の人、多い気がする。
お風呂の前で大司教様達と別れた。
私は女湯のアメニティグッズを揃えていった。
創造するタオルが多い! タオルが! 私の創造力が鍛えられる!
私はフラフラ飛びながら眠気と戦っていた。
部屋に着いたらふわふわのベッドに突撃して、ラズに靴を脱がせてもらったところまでは覚えている。
私はそのまま眠ってしまったみたいだ。
サチの垂れない汗が垂れた気がする。
どどど、どうしよう!
「なんと! 土地を広げるのではなく、お風呂場を創ってしまわれるとは!さすがはサチ様です!」
大司教様が『ゆ』の、暖簾を見て祈り出してしまった。
カオスだ。
「あ、あ、あ、お、おとこゆは、あおいりょでちゅ」
サチの言葉が、噛み噛みで、気まずい心情を表している。
だが、サチの幼児言葉を理解できる大司教様なら問題ない。
「おとこ、ゆ?……男、お風呂だから『湯』ですな。『男湯』は青色の入り口ですね。
なんとも不思議な模様だーー」
異世界の人には、日本の見慣れた旅館や風呂屋にある『ゆ』の暖簾は不思議に見えたようだ。
サチが「大丈夫かな? 大丈夫かな?」と、周りの反応を、きょときょとと見ていても不審なモノを見る目ではなく、不思議なモノを見る目だから大丈夫だと思いたい。
「は、はいりまちょう」
「入りましょう」と言いたかったサチが提案をすると、大司教様が「ご案内してくれますか?」と聞いてきたので、サチは「うん、うん」と気まずい気持ちを隠して頷いた。
暖簾をくぐり、中に入るとすぐに靴脱ぎ場があったので、みんなに靴を脱ぐように伝えて下駄箱に収めてもらう。
からりと横に扉を引いて開けると、横にスライドする扉を珍しがられた。
多分、引き扉は中にもあると思います。
脱衣所と風呂場を仕切る為にね。
近年は扉も重く無いからサチでも開けられる。
中に入ると脱衣所が広がっていて珍しいらしく、お世話係2人は危険がないか探っているようだった。
大司教様は純粋に楽しんでいらっしゃるようだ。
「このカゴは何に使うのですかな?」
「ふくをいりぇりゅためでしゅ」
「なるほど、ここで服を脱ぐのですな。あちらの巨大な鏡は素晴らしいですな!」
「おふりょあがりに、みだしにゃみをととのえましゅ」
「なるほど!」
みんなの様子に緊張がほぐれてきたサチはドライヤーを見つけたので、いたずら心を思い出して大司教様にドライヤーの風を当てた。
「うわ!」
大司教様が盛大に驚いてしまった。
「「大司教様!」」
なんか洒落にならなかった。
サチは髪を乾かすものだと説明して難を逃れる。
お世話係2人が不思議そうにドライヤーをチェックしていた。
何故か魔道具になっているらしいよ。
そういや、コンセントが無いかも。
そして、待望のお風呂だ!
サチが力技でスライドする扉を横に開ける。
脱衣所に、むわりと熱気が来た。
湯船があって、お湯が張られている。
あ! 白く濁ってる! きっと温泉だと当たりをつけて手で湯を触ると、思い当たる節がある。
サチの想像力だ。
このお風呂場は、サチが旅館に泊まった時と同じ作りをしている。
いや、旅館とホテルに泊まった記憶が混在している。
この温泉は、玉◯温泉だ! やったー! 美肌の湯だよ!
それに、大浴場らしく大きな浴槽だ。
大理石だろうか? 綺麗な石で出来ている。
シャワーで、1人ずつ区切られて身体を洗う場所もあった。
ちょっと期待が高まる。
電気が無いけどシャワーが使えるかもしれない。
風呂場の奥に行くと、あった! 露天風呂だ! 外と隔てられたドアを開けて外に出る。
日本庭園を模している中に岩で出来た風呂がある!
嬉しい! 外の空気がする!
大司教様達も来て驚いている。
「外に風呂が……」と。
もう、サチのテンションは上がりきっている!
「だいしきょしゃま! おふりょにはいりましょう!」
呆然としていた大司教様にも実感が湧いてきたのか、サチの提案に乗るようだ。
「いいですね、入りましょうか。
貴方達も入りなさい。
ラズ、サチ様のお世話を頼みましたよ」
「はい!」
サチは脱衣所に飛んでいき、アメニティグッズやタオルや身体を洗うゴシゴシタオルの準備した。
忙し忙し。
用意が終わったら各員にタオルを渡して、サチは床に座って服を脱ごうと足のボタンをパチンパチンと外していたら、服を脱いだラズが手伝ってくれた。
どこがとは言わんがぶらぶらしてたよ。
いや、私も子供がいたけど経験が多い訳じゃないから目で珍しいものを追ってしまう。
女湯に行けば良かったか? いや、今の私じゃ1人でお風呂に入れない。
1歳児だ。
やっぱりラズに面倒を見てもらわないと。
今、気がついたけど、男湯に男3人と女児1人。
痴女になった気分だ。
身体に心が引きづられているけども。
幼女、恥ずかしくない。
服を脱がせて貰ったら、飛んで行く。
ラズがカラリと入り口を開けてくれたのでシャワーの所に行くと、困っていた大人が2人。
どうやってお風呂場を使えばいいかわからないらしい。
とりあえず、私が見本を見せる。
シャンプー、トリートメント、ボディソープがちゃんとあるね。
シャワーの使い方をラズに教えて私を洗ってもらう。
女児、見せ物になる。
ラズがちゃんと全身洗ってくれたけどね。
やっぱり、恥ずかしくない。
私をまるっと洗い終わったら、男3人がめいめいに洗い始めた。
私? 私は翼を出して湯船に浮いている。
翼が水に濡れないのに気がついたのだよ。
すなわち浮く。
1歳児、溺れない。
良い湯だ~。
脱力してしまう。
浸かり方を間違っている気がするけど、小さいから仕方ない。
翼を仕舞うと、途端に溺れちゃうからね。
いや、天使は水中呼吸ができるのだろうか?
謎だ。
男達が洗い終わる頃、サチは露天風呂を堪能しに行く。
はぁー! 気持ちいい外の空気!
そしてまた翼で湯に浮く。
「はー、良い気持ちだ。開放感が素晴らしい!」
サチが、まったりとしていたら、男達が来たようだ。
一緒に浸かる。
みんな不思議そうに浮いている私を見る。
大司教様なんて翼をつつく。
楽しいようでなによりです。
みんな茹って来たので上がる。
ふいー! スッキリ!
ラズに身体を拭いてもらって、ラズも自分の身体を拭く。
それから私に服を着せてくれる。
至れり尽くせりですな。
ラズ、自分の事は後回し。
なんか、心配になる。
服を着せてもらった私は、飛んでドライヤーを構える。
誰かおいで~。
着替えた大司教様が来た!
飛びながら大司教様の髪にドライヤーの風を吹き当てる。
気持ち良さそうだ。
だけど、手で整えてくれないと、もっさもさになっちゃうぞー。
あ、ブラシを発見したお世話係の人が大司教様の髪を解かしている。
正解~!
大司教様が終わったら、次は私がラズに乾かされる。
人の手って心地良いよね~。
お世話係2人が髪を乾かしている間に顔のお手入れをする。
クリーム塗って肌を保護する。
未来の私に投資~。
大司教様がまたまた不思議そうに見るから、大司教様の顔にクリームを塗ると驚いていたが目を閉じて私に任せてくれた。
顔がいい奴は得だな~。
あ、今は私も顔が良かった。
お次はラズの顔にクリームを塗る。
お世話係の人は自分で塗っていた。
創造で、みんなに冷えた牛乳を出す。
昔ながらの瓶の牛乳~! 私のは小さめ。
みんなでごくごく飲む。
ぷはー! これだぜー!
「サチ様の知っている、お風呂とは変わっていますね。外に風呂があったり、お湯が出てくる管があったり、風が出る魔道具があったり。面白いですね。肌もツルツルです」
大司教様が満足そうにしながら感心している。
「しょとのおふりょはね、りょてんぶりょっていうんだよ。ろ!て!ん!ぶ!ろ!」
「露天風呂ですか。言い得て妙ですね」
「きょうかいのひとは、にゃんにんいましゅか?」
「教会の人ですか? 勤めている者は72人ですがどうかしましたか?」
「じかんをわけてはいりゅと、じぇんいんはいりぇりゅ」
「サチ様は優しいですなあ。それではここは教会の皆にも解放しましょう。スクリナ、伝達は頼みましたよ」
大司教様のお世話係の人の名前がわかった! スクリナさんね。
なんか女性っぽい名前の男の人、多い気がする。
お風呂の前で大司教様達と別れた。
私は女湯のアメニティグッズを揃えていった。
創造するタオルが多い! タオルが! 私の創造力が鍛えられる!
私はフラフラ飛びながら眠気と戦っていた。
部屋に着いたらふわふわのベッドに突撃して、ラズに靴を脱がせてもらったところまでは覚えている。
私はそのまま眠ってしまったみたいだ。
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