1歳児天使の異世界生活!

春爛漫

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二度目のお出かけ 2

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 礼拝堂に行って、なむなむしてから部屋に帰る。

 あ、先生がドアの前で待っていた。
 ごめんね。遅くなって。

「おはようごじゃいましゅ。しぇんしぇー」

「おはようございます、サチ様。おや、抱っことは珍しいですね」

 そう、私はまた抱っこされてるんだ。
 どうしたラズ。過保護か。


 部屋に入り先生を招き入れる。
 さて、勉強の始まりだ。
 今日は各国の特徴を教えてもらう。
 まあ、大国だけだろうけど。
 それと各国の教会の話。


 勉強と世間話をして、休憩にアップルパイを食べて、また勉強と世間話。
 世間話、多くね? と言うなかれ。
 これがいいメリハリがついた勉強に繋がるのだよ。
 先生は地球の事が聞きたくて仕方がないみたいだけど。
 それと創造神様と会った話。
 何度も聞きたがるんだよね。
 ちょっと飽きてきた。


 先生とさよならして、昼食を食べて、やってきました2回目のお出かけ。
 聖騎士はもう待機してくれております。
 6人も。

 いらないよ! 6人も! 昨日と同じ3人でいいじゃないか! 大司教様からの命令だって?
 とうちゃーん! 過保護。
 めっちゃ過保護。

 まあ、いいや。
 来てしまったものは仕方ない。
 今日は護衛の聖騎士を強化するよ! 危ない目に合わせないように。

 ラズと同じように悪意を跳ね除ける結界のネックレスを作る。
 ラズの時は思いつかなかったけど、聖騎士は動くだろうし、金具が壊れたら嫌だからミスリルでチェーン部分を作る。
 宝石はサンタマリア・アクアマリン。
 聡明・勇敢という石言葉がある。
 聖騎士にピッタリじゃないかな?

 〈いでよ! サンタマリア・アクアマリンのミスリルネックレス! 6つお願いね〉

 じゃらりと私の小さな両手に6つも出て来た。
 地味に重いよ。
 さあ、配るか。

「しぇいきしのみにゃしゃん、こりぇをつけてくだしゃい」

「聖騎士の皆さんにこのネックレスをつけてください、と申しております」

 ラズがサチ後を通訳してくれる。

「あくいをはにぇにょけりゅ、けっかいがでましゅ」

「悪意に反応して結界が出るそうです」

 ラズさん、通訳をありがとうねぇ。
 くっ! 涙が出てきそう! だって幼児だもん!
 悔しく無いもんね!

 聖騎士達が騒ついた。
 ラズがネックレスを配ってくれる。
 ありがたい。
 聖騎士達がネックレスを着けて鎧の中にしまうと準備OKだ。
 さあ! 出掛けるぞ! ふらふらと。

 昨日は庶民街に行ったから、今日は富裕層の住む所に行こうかな?
 聖騎士とラズがホッとした気がする。
 富裕層の方が危険が無いって事か。

 ふらふらと飛んで行く。
 庶民街より人が少ないな。
 街は綺麗になってきた。
 お店の多い通りに出る。
 ここは賑わってるな。
 馬車で来ている人が多い。
 道も広いし。

 どんなお店があるのか見る。
 食料品店にー、生地屋、おしゃれな雑貨屋に、あそこは魔道具屋かな? 入ってみよう!

「いらっしゃいませー」

 ちょっと間延びした声に迎えられて店内を見る。
 何が何やら分からないな。
 鑑定使えないかな? あっ! 見えた! なになに、芝刈り具、自動抽水具、製氷具、発火具。
 ふむ、真新しい物は無いな。
 形は面白いけど。
 あれは照明の魔道具か。
 形は違うけど教会にもある。
 あ、うさぎの人形だ。
 動くんだ。
 凄いなぁ。

 じーっと見てると店員がやって来た。

「お客様、お手に取ってみますか? こちらはラビットの魔道具です。小さな子供のおもちゃに最適ですよ」

「ありがとうごじゃいましゅ。しゃわってみましゅ」

 飛んでる私に話し掛けてくれた。
 いい人だな。
 人形を触る。
 あ、手触りがふわふわしていていい。

「こりぇ、うごくんでしゅか?」

「ええ、ええ、動きますとも。お試しコーナーがあるので、そちらで動かしてみますか?」

「おにぇがいしましゅ」

「それでは参りましょう」

 店員がラビットの人形を持って店の隅に行く。
 何か手元で操作したら人形が動きだした!
 わあ! 凄い! 倒れない。
 愛嬌のある顔も動く。
 かわいい。
 ロボットを動かす地球よりも凄い技術じゃなかろうか?

「にぇだんはいくりゃでしゅか?」

「金貨9枚です。どうなさいますか?」

 金貨9枚。
 900万だ。
 高い。
 払えるけども。

「これは自動的に空気中の魔素を吸収して動くので、お得ですよ」

 お得だと言われてしまった。
 日本人、お得と言う言葉に弱い。

「かいましゅ。おかにぇ金貨9枚でしゅ」

「ありがとうございます。丁度いただきます。御自宅用ですか? プレゼントですか?」

「じたくようでしゅ。そにょままもりゃいましゅ」

「ありがとうございました。お待ちくださいませ」

 う、重い、収納に入れておこう。

「ありがとうごじゃいましゅた」

「いえいえ、またのお越しを」

 振り返ると、ラズと聖騎士4人に微笑ましく見られていた。
 うん? と思うと、幼児にうさぎは可愛いかもしれないと思い当たった。
 なんだか急に恥ずかしい。

「いきましゅよ!」

「はい!」

 店から出て、またふらふらと飛び出す。
 武器屋に……富裕層に武器の需要はあるのだろうか? 謎だ。

 本屋がある。
 覗いていこうかな? お店に入る。

「いらっしゃいませ。どうぞ、ごゆっくりい!?」

 あ、飛んでる私を見て店員さんが驚いた。
 さっきの魔道具屋さんは驚かなかったぞ。
 まだまだだな。

 本を見る。
 大切に扱われているみたいだ。
 一冊一冊が、飾りのように表紙を向けて並んでいる。
 なになに『今日の料理』料理本ね。
 『魔道具の作り方』お! 興味がある! ぱらりとめくって目次を読む。
 ふーむ、初心者向けみたいだ。
 欲しいなぁ、どうしようかな? 値段は金貨1枚と大銀貨2枚だ。
 120万ね。
 高い。
 お金はあるし、買っちゃおうかな?

「りゃず、こりぇをもっていてくだしゃい」

「はい、持ちますよ」

「おにぇがいしましゅ」

 本、好きなんだよね。他にどんな本があるかな?
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