自称平凡少年の異世界学園生活

木島綾太

文字の大きさ
120 / 367
【五ノ章】納涼祭

第八十話 アナタの事が知りたい《前編》

しおりを挟む
「ふぅ……あんなに真正面から堂々と言われるなんて。さすがに恥ずかしいな」

 シルフィ先生からあまりにもストレートな感謝の言葉を告げられ、火照った頬をさすりながら。
 見回り業務に戻った彼女と別れて、外の風を浴びようとグラウンドに出た。夏の陽射しと熱を運ぶ風に晒されて、反射的に瞑りかけた目を開ける。
 東西南北に分けた円形の学園棟が囲うようにしている為、グラウンドは学園敷地内で最も面積が広い。それなのに、足を一歩踏み入れただけで大勢の人の圧に圧倒されかけた。

 内から外を眺めているだけでは細かい部分に目が向かわなかったが、野外サーカス用の天幕に似た仮設の大型アトラクションがいくつも並び、間を縫うように飲食物を取り扱う出店が多く点在しているようだ。
 手近な出店で迷宮産食材を使った串焼きを数本購入。
 ジューシーな魔物肉と瑞々しい迷宮産野菜の味を引き立たせる、絶妙な塩加減に舌鼓を打ちつつ辺りを見渡せば、どの施設からも楽しげな声が響いてくる。

「うーん、どれもこれも興味をそそられるものばかりだ」
『各国家で流行りの劇や吟遊詩人のうた、地方の伝統民族の踊りを観賞できる場所もあるようだな。文化を知る機会があるのは良いことだ』
『だが、それらを見ているだけでは学園長の依頼を達成できないであろう。人目を惹き、かつ話題性のある施設があればいいのだが』
『そうだねぇ……なんかスコアボードとか置かれてるのもあるし、そういうのでランクイン出来ればいいかも……おや?』

 味覚と共に感情を共有している為か、なんだか浮ついているような声音の二人と相談していたら。
 ちりん、と聞き覚えのある鈴の音に誘われて。視線を向ければ大きな特設ステージを眺める、見慣れた後ろ姿があった。
 頬張っていた肉を急いで飲み込んで駆け寄る。

「おーい、カグヤ」
「あっ、クロトさん」

 声を掛ければ、彼女はこちらへ振り返り笑みを浮かべた。
 鈴の付いたかんざしで留めた長髪は風で流れ、近づいてくる度に左へ右へと嬉しそうに揺れている。
 彼女も休憩中である為、着ている服は俺と同じ執事服だ。そのはずなのに彼女自身のスタイルの良さと、凛とした雰囲気から七組の誰よりも着こなしているように思えた。
 本当、どこかの屋敷で雇われていてもおかしくない。いや、マジで似合い過ぎでしょ……周りの人達の視線を釘付けにしてるし。

「わぁ……似合うね、執事服。いつもよりキッチリとしてて、絵画に描かれた男装の麗人かと思ったよ」
「そうですか? 服装を変えたくらいで特別な事は何もしていませんが……髪も普段通りですし」
「いやいや、自分を過小評価しちゃいけないよ。カグヤが普段通りだと言っても、他の人は君が引き出してる新しい魅力に目を奪われてる。俺もその一人だ」

 学園や家で過ごしていく内に分かった事だが、カグヤはどうも自己評価が低い。人柄や人相も良く、学園トップの学力を持ち、冒険者として上位の実力者であるにも関わらずだ。
 自分には何かが不足してるから噂されるほどの人物なんて評価は過剰なんだ、と考えてる。

 それはよくない、とてもよくない。
 良い評価を受けるって事は、その人が積み重ねた努力の集大成を周りの人が見てくれた事実の裏付けだ。
 別に誇示しろとは言わない。だけど、卑下にしていては勿体ない。

「自信を持とう、カグヤ。君は、君が思ってる以上に魅力的な人だ」
「…………あ、ありがとうございます」

 共に生活しているからこそ気づけない、彼女の新しい一面を知れた。
 納涼祭、最高だな。執事服を考案したクラスメイトには感謝しなくては。
 うんうんと頷いていると、どこか挙動不審なままカグヤは耳まで真っ赤にしてうつむいてしまった。
 美少女が頬を赤らめ恥じらう姿は良い……この場にナラタがいたら間違いなくカメラに収めてるな。

「そういえば初等部の演劇を観賞しに行ってたんじゃなかった? なんで外に?」

 先ほど先生から聞いた情報だと、お化け屋敷を笑顔で踏破した後に初等部の方へ向かったはずなのだが。
 疑問を口にすればカグヤは咳払いをしてから顔を上げる。まだ頬が赤い。

「えっと、演劇を見終えてから散策していた所、面白そうな出し物を発見しまして」

 カグヤの目線を追って見れば他の出店よりも大規模な野外特設ステージがあり、見た目はどこかのサッカー場かと見紛うほど。
 加えて豪勢にもアトラクション専用に魔力障壁を展開しているようで、亀の甲羅の如き半透明の壁が確認できた。
 そして実際に中で何が行われているのかを見る前に、空中に浮かぶルーン文字を目でなぞる。

「ぁ、あ、アルシェトリア? なにそれ?」
自由に狙い撃てアルシェトリア魔科の国グリモワール発祥の人気スポーツです。制限時間内にフィールド各所から飛び出してくる的を指定の道具で次々と撃ち落とし、高得点を目指していく競技ですよ」
「ほうほう、なるほど」

 カグヤの解説を聞きつつ自由に狙い撃てアルシェトリアを眺める。
 学園中等部の制服を着た猫人族の男子が弓矢を構えて、どんどん出てくる的を射抜いていく。素人、一人前、達人と三種類の難易度が用意されていて、彼が挑戦しているのは達人だ。
 他の難易度を知らない為、比べられないが的の量が多く、凄まじい速度で飛んでいる辺り難易度はかなり高い。
 時々撃ち漏らしや流れ弾が飛んでくるが障壁によって阻まれている。安全性はバッチリだ。

 使える道具は弓矢や魔導銃などの遠距離武器、もしくは魔法でもいいようで。矢筒が空になったらフィールド内の補給地点で補充できるみたいだ。
 しかし種族的な優位性があるとはいえ、射手が設置された障害物を利用して三角飛びしながら的を射抜く様は斬新だ。

 例えるなら、縦横無尽に跳び回る流鏑馬やぶさめだろうか。
 的を一つ、また一つと撃ち抜いていく度に観客の熱気が湧き上がる。観戦してる側でこれだけ盛り上がれるなら人気が出るのも頷ける。

「ただ、魔科の国グリモワール以外では設備上の問題がありまして。特に障壁装置や魔導銃の整備が出来るエンジニアは数が少なく、安全性を高める為にここまで本格的な設備を整える必要がありますから」
「場所は取るし維持費もバカにならないし、簡単には広められないか。飛び道具だけってのも使い慣れてない人じゃあ厳しい条件だ」
「はい……あっ、終わりましたね」

 そうこう話してる間に挑戦終了のベルが鳴った。
 汗だくになった男子が肩で息をしながら上空を見上げるとそこにスコアボードが表示される。一位から十位までの順位が並び、彼の得点が五位にランクインした。
 諸手を挙げて喜びを表現し、観客からの拍手に応える彼を尻目に五位以上のスコアを眺める。

「あの子の得点もすごいけど、上位陣の点数はとんでもない桁になってない? 一位に至ってはダブルスコア以上じゃないか」
「難易度による得点の加算もありますが、競技中の魅せ方や使用した道具によって最終スコアが変動します。倍率が最も高いのが弓で、次に魔法。魔導銃は最も低い設定となっています」
「上を目指すなら弓か魔法が鉄板な訳か。ちなみに一位って誰だかわかる?」
「ノエル生徒会長です。デモンストレーションで魔法だけの挑戦でありながらほぼ全ての的を撃ち抜き、最高得点を叩き出して以降誰も打ち破れていません」

 やべぇな、あの人。さすが学園最強と言われてるだけはある。
 ただ、学園長に呼び出された日からちょいちょい学園で見かけてはいるけど、しっかり面と向かって話す機会が無いから人となりが分からん。
 とりあえず人づてで聞いた話を合わせると滅茶苦茶強くて、忙しくて勉強が間に合わずテストの補修で泣き叫んでるくらいの情報しか知らない。あと魔剣の適合者。
 魔剣関連について情報を共有しておきたいし、一度じっくり話したいんだけどなぁ。

「しかし、アレだな」

 自由に狙い撃てアルシェトリアに感じる、そこはかとないミニゲームっぽさに惹かれている。
 子どものおもちゃ箱みたいなラインナップだが十位以内に入れば景品も貰えるようだし。

 迷宮探索用の便利グッズが入ったバックパック、魔科の国グリモワール老舗有名店のお菓子、日輪の国アマテラス産の食材詰め合わせセット、各属性の高純度魔力結晶、量産型トライアルマギアとか…………んん?
 流し見したラインナップを二度見する。……一位の景品“量産型トライアルマギア”!? 見間違いじゃない!?

 挑戦者用の入場口に設置されたガラス張りの景品棚に飛びつき、まじまじと問題の品を見つめる。
 アブソーブボトルを装填するスロットが二つ、外魔素流用魔法アウターマギア技術を流用したクリアカバーに包まれたギア、出力調整用グリップに魔力解放レバー、ケースに入れられた各属性のアブソーブボトル。
 俺が魔改造する前の物よりも洗練されたデザインだが、確実にトライアルマギアだ。
 どういうことだ……確かに販売する方向で企業と話がついたとか言ってたが、それにしたって早過ぎる。

「いったいどうして……」

 そう言いながら景品棚の横にある、自由に狙い撃てアルシェトリアに協賛してる企業の一覧が描かれた看板を見る。
 数十もの羅列された企業の最後に特別協賛者という欄があった。企業でなく個人の名前が書かれたそこに、サイネと彼女の所属する企業部門の文字が並んでいる。
 アイツ、やりやがった。自由に狙い撃てアルシェトリアの人気を利用してトライアルマギアの認知度を一気に上げようとしてるんだ! ずる賢いぞアイツぅ!

「でも一位の景品だとしたら既に生徒会長が貰ってるんじゃないのか? なんでここに?」
「生徒会長はトライアルマギアよりも十位景品の巨大テディベアが欲しいと言って交換してました」
「なんと哀れな……」

 冒険者として学生として、ネームバリューもバッチリな生徒会長がトライアルマギアを使えば良い広報になるというのに。
 しかも彼女が一位になったせいでスコアが更新されず、誰の手にも渡らない可能性がある。サイネの目論みが根本からへし折られてしまった。
 だけど、これはチャンスだな。最近ボトルの数を増やそうと思ってたところだし、トライアルマギアが二つあれば滞ってた作業も進められるし。

「やってみる価値はあるか」
「もしや挑戦するんですか? 生徒会長のスコアに」
「景品欲しさってのもあるけど、ゲームっぽさにワクワクしてる自分もいる訳で。それに壁があるなら乗り越えたくなるじゃん?」

 運営の人が配っていたエントリー用紙を受け取って各項目を記入しつつ、最後の使用道具の欄で疑問が浮かぶ。
 弓はアーチャー、魔法はメイジ、魔導銃はシューター。冒険者が選択するクラスの名前に合わせた呼び名なのは分かるが、最後の“カスタマイズ”はなんだ?

「……ああ、二種類まで道具を組み合わせて使えるんだ」
「俗に言う二刀流スタイルです。しかしどちらで動くかの判断が間に合わず、結果としてスコアが伸びない事態に陥りやすいのでそちらを選ぶ人はいませんね」
「そっか。じゃあ弓と魔法のカスタマイズで申請します」
「クロトさん!?」
「承りました。それでは五分後に挑戦開始とさせていただきます。待機時間中にあちらの中から武器を選別してください」

 営業スマイル全開な受付嬢が手で指し示した木箱から、射程は短いが扱いやすい短弓と矢筒を取り出し身に着ける。
 弦はしっかり張ってある、矢筒の緩みも矢の本数も問題無し。いいね、最高だ。
 弓矢の状態も確認し終えたところで我に返ったカグヤが不安そうに問い掛けてくる。

「えっと、大丈夫なんですか? クロトさんが武芸百般な腕前を保持しているのはよく知っていますが……」
「めっちゃ持ち上げてくれるね……」

 セリスの槍や子ども達の戦闘指導は俺がやってるしカグヤも新しい流派スキルを会得したから、近接戦闘なら俺に教わった方が強くなれるのでは? とか思われてるからなぁ。
 そんな奴が遠距離武器を手にして十全に使えるか。おまけに使いづらさ随一と言っても過言ではない血液魔法まで使うとなれば、疑念を抱くのも無理はない。
 だけどねぇ、俺だって男の子なんですよ。
 お化け屋敷ではあられもない醜態を晒したが、ここぞって場面では良い所を見せたくなるんですよ。

「まあ、何とかする自信はあるから見ててよ。応援よろしく!」

 それだけ言って入り口の方に足を進める。
 特待生依頼の為に、女装喫茶を宣伝する為に、何より自分が楽しむ為に。
 熱狂渦巻く異世界スポーツに傷痕を残してやるぜ!
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』 誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。 辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。 だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。 学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。

完結 シシルナ島物語 少年薬師ノルド/ 荷運び人ノルド 蠱惑の魔剣

織部
ファンタジー
 ノルドは、古き風の島、正式名称シシルナ・アエリア・エルダで育った。母セラと二人きりで暮らし。  背は低く猫背で、隻眼で、両手は動くものの、左腕は上がらず、左足もほとんど動かない、生まれつき障害を抱えていた。  母セラもまた、頭に毒薬を浴びたような痣がある。彼女はスカーフで頭を覆い、人目を避けてひっそりと暮らしていた。  セラ親子がシシルナ島に渡ってきたのは、ノルドがわずか2歳の時だった。  彼の中で最も古い記憶。船のデッキで、母セラに抱かれながら、この新たな島がゆっくりと近づいてくるのを見つめた瞬間だ。  セラの腕の中で、ぽつりと一言、彼がつぶやく。 「セラ、ウミ」 「ええ、そうよ。海」 ノルドの成長譚と冒険譚の物語が開幕します! カクヨム様 小説家になろう様でも掲載しております。

追放されたら無能スキルで無双する

ゆる弥
ファンタジー
無能スキルを持っていた僕は、荷物持ちとしてあるパーティーについて行っていたんだ。 見つけた宝箱にみんなで駆け寄ったら、そこはモンスタールームで。 僕はモンスターの中に蹴り飛ばされて置き去りにされた。 咄嗟に使ったスキルでスキルレベルが上がって覚醒したんだ。 僕は憧れのトップ探索者《シーカー》になる!

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました

向原 行人
ファンタジー
 僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。  実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。  そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。  なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!  そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。  だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。  どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。  一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!  僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!  それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?  待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ! ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

異世界で穴掘ってます!

KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語

ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった

海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。 ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。 そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。 主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。 ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。 それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。 ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。

自由でいたい無気力男のダンジョン生活

無職無能の自由人
ファンタジー
無気力なおっさんが適当に過ごして楽をする話です。 すごく暇な時にどうぞ。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

処理中です...