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新しい生活
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皇都はとても賑やかな場所だった。馬車越しからでも聞こえる喧騒は活気があり、知性が安定していることが窺える。
エドワルド帝国が豊かなことは国境を越えてからの通り過ぎる森や街並みの様子からも伝わってきたが、人が集まる場所ならではの空気感はそれをより鮮明に感じさせた。
休憩を挟みながら5日掛けて皇都に到着し、今日はいよいよ皇宮へと向かう。
(何が待ち受けていようとも動じては駄目よ)
カイル皇帝との謁見すら出来るかどうか怪しいとシャーロットは思っている。
侯爵家での態度はあくまで外向きであって、皇宮での扱いが180度変わったとしてもおかしくない。表に出てこないだけで身分差のため婚約が難しい寵姫や、帝国貴族からの嫌がらせなどあらゆる可能性を考えて心の準備はしてきたつもりだ。
「シャーロット様、お気分はいかがですか?」
「大丈夫よ」
気遣うケイシーに視線を合わせず素っ気なく返す。連れて来るつもりはなかったが、本人の強い希望と侯爵令嬢という立場上、侍女の一人も付けずに移動をするわけにもいかなかったのだ。
(エドワルドでの暮らしが落ち着いたらリザレに帰そう)
優しいケイシーには幸せになって欲しい。たとえ本心はどうであろうとも彼女の存在はいつもシャーロットを支えてくれていた。それでも必要以上に頼ってしまえば不愉快にさせてしまうかもしれない。そんな不安を抱いている故につい距離を置こうとしてしまうのだ。
(私のような者の傍にいつまでも置いていてはいけないわ)
心配そうな眼差しを向けるケイシーをよそにシャーロットはそんなことを考えていた。
「ようこそお越しくださいました。侍女長を務めておりますミシェルと申します」
皇宮に着くと多くの使用人から出迎えを受け、シャーロットは離宮へと招き入れられた。
今のシャーロットはあくまでも婚約者であり客人という扱いになるため、王族が居住する皇宮に気軽に立ち入ることが出来ない。
「世話になります、ミシェル。皇帝陛下への謁見の予定はどうなっているかしら?」
どういう扱いになるか探りを入れる意味も込めて、シャーロットは何気ない口調で訊ねた。
「陛下へのご挨拶は1週間後を予定しております。まずは旅の疲れを癒し、エドワルド帝国に慣れて欲しいとの仰せです」
静かな笑みを浮かべたまま丁重な態度で告げるミシェルに何かを含んだ様子はない。シャーロットは了承の意味を込めて頷きながら、内心安堵した。
(やっぱりあの時の態度は演技だったのね)
妻にはなれないと告げた後のカイルは悲しそうな顔をしたものの、力なく了承してくれた。
本気で想いを寄せられていると思ったわけではなかったが、到着後1週間も放っておかれるのだから罪悪感を覚える必要もない。使用人の前でもあんな演技が続けば居たたまれない思いをするのはシャーロットのほうなのだ。
旅装を解くとすぐにケイシーがお茶を淹れてくれた。侯爵家にいた頃と同じお気に入りの紅茶の香りに身体の強張りが溶けていくようだ。緊張しているつもりもなかったが、初めての場所で無意識に警戒していたのだと気づく。
だからこそ馴染みのある紅茶を淹れてくれたのだと思うとその気遣いは素直に嬉しい。ケイシーにお礼を言うと、思いがけない言葉が返ってきた。
「こちらは皇帝陛下がご用意してくださったものだそうです。シャーロット様が故郷を離れて寂しい思いをしているかもしれないと。お優しい方ですね」
(そんなことされても……困るわ)
嬉しい気持ちがたちまち萎んでいく。皇妃の仕事を行うために婚姻を受け入れた。妻として心に寄り添う役割はシャーロットの管轄外だ。そう明確に告げたのだからカイルが自分に気遣う必要などない。心を砕いてくれることを素直に喜べない自分も嫌だった。
とはいえ紅茶を無駄にするのも嫌だったので、シャーロットは複雑な思いを抱えながらカップを空にした。
エドワルド帝国に到着してから3日目に一人の女性が離宮を訪れた。
「私、エリアーヌ・カロンと申します。シャーロット様の教育係を命じられましたのでどうぞお見知りおきくださいませ」
「よろしくお願いしますわ、カロン伯爵夫人」
訪問前にミシェルからある程度の情報を聞いている。だからそこまで緊張する必要はなかったのだが、彼女の佇まいと名前が王太子妃教育を受けていた時の伯爵夫人と重なるところがあった。学園に通う頃には疎遠になっていたが、その後もパーティーなどで顔を合わせる時はひどく緊張したものだ。
気づかれないように小さく息を吐いて、シャーロットは頭を切り替えた。目の前にいる女性は別人であり、必要な知識を授けてくれる教師なのだから真剣に取り組まなくては失礼に当たる。
それから帝国流と旧3国の行儀作法について、みっちり勉強することとなったのだが、王太子妃教育のお陰で何とか大きなミスもせずにこなすことが出来た。
(何とかやっていけるかもしれない)
僅かに芽生えた自信にシャーロットはようやく将来について前向きな気持ちを抱くようになった。
エドワルド帝国が豊かなことは国境を越えてからの通り過ぎる森や街並みの様子からも伝わってきたが、人が集まる場所ならではの空気感はそれをより鮮明に感じさせた。
休憩を挟みながら5日掛けて皇都に到着し、今日はいよいよ皇宮へと向かう。
(何が待ち受けていようとも動じては駄目よ)
カイル皇帝との謁見すら出来るかどうか怪しいとシャーロットは思っている。
侯爵家での態度はあくまで外向きであって、皇宮での扱いが180度変わったとしてもおかしくない。表に出てこないだけで身分差のため婚約が難しい寵姫や、帝国貴族からの嫌がらせなどあらゆる可能性を考えて心の準備はしてきたつもりだ。
「シャーロット様、お気分はいかがですか?」
「大丈夫よ」
気遣うケイシーに視線を合わせず素っ気なく返す。連れて来るつもりはなかったが、本人の強い希望と侯爵令嬢という立場上、侍女の一人も付けずに移動をするわけにもいかなかったのだ。
(エドワルドでの暮らしが落ち着いたらリザレに帰そう)
優しいケイシーには幸せになって欲しい。たとえ本心はどうであろうとも彼女の存在はいつもシャーロットを支えてくれていた。それでも必要以上に頼ってしまえば不愉快にさせてしまうかもしれない。そんな不安を抱いている故につい距離を置こうとしてしまうのだ。
(私のような者の傍にいつまでも置いていてはいけないわ)
心配そうな眼差しを向けるケイシーをよそにシャーロットはそんなことを考えていた。
「ようこそお越しくださいました。侍女長を務めておりますミシェルと申します」
皇宮に着くと多くの使用人から出迎えを受け、シャーロットは離宮へと招き入れられた。
今のシャーロットはあくまでも婚約者であり客人という扱いになるため、王族が居住する皇宮に気軽に立ち入ることが出来ない。
「世話になります、ミシェル。皇帝陛下への謁見の予定はどうなっているかしら?」
どういう扱いになるか探りを入れる意味も込めて、シャーロットは何気ない口調で訊ねた。
「陛下へのご挨拶は1週間後を予定しております。まずは旅の疲れを癒し、エドワルド帝国に慣れて欲しいとの仰せです」
静かな笑みを浮かべたまま丁重な態度で告げるミシェルに何かを含んだ様子はない。シャーロットは了承の意味を込めて頷きながら、内心安堵した。
(やっぱりあの時の態度は演技だったのね)
妻にはなれないと告げた後のカイルは悲しそうな顔をしたものの、力なく了承してくれた。
本気で想いを寄せられていると思ったわけではなかったが、到着後1週間も放っておかれるのだから罪悪感を覚える必要もない。使用人の前でもあんな演技が続けば居たたまれない思いをするのはシャーロットのほうなのだ。
旅装を解くとすぐにケイシーがお茶を淹れてくれた。侯爵家にいた頃と同じお気に入りの紅茶の香りに身体の強張りが溶けていくようだ。緊張しているつもりもなかったが、初めての場所で無意識に警戒していたのだと気づく。
だからこそ馴染みのある紅茶を淹れてくれたのだと思うとその気遣いは素直に嬉しい。ケイシーにお礼を言うと、思いがけない言葉が返ってきた。
「こちらは皇帝陛下がご用意してくださったものだそうです。シャーロット様が故郷を離れて寂しい思いをしているかもしれないと。お優しい方ですね」
(そんなことされても……困るわ)
嬉しい気持ちがたちまち萎んでいく。皇妃の仕事を行うために婚姻を受け入れた。妻として心に寄り添う役割はシャーロットの管轄外だ。そう明確に告げたのだからカイルが自分に気遣う必要などない。心を砕いてくれることを素直に喜べない自分も嫌だった。
とはいえ紅茶を無駄にするのも嫌だったので、シャーロットは複雑な思いを抱えながらカップを空にした。
エドワルド帝国に到着してから3日目に一人の女性が離宮を訪れた。
「私、エリアーヌ・カロンと申します。シャーロット様の教育係を命じられましたのでどうぞお見知りおきくださいませ」
「よろしくお願いしますわ、カロン伯爵夫人」
訪問前にミシェルからある程度の情報を聞いている。だからそこまで緊張する必要はなかったのだが、彼女の佇まいと名前が王太子妃教育を受けていた時の伯爵夫人と重なるところがあった。学園に通う頃には疎遠になっていたが、その後もパーティーなどで顔を合わせる時はひどく緊張したものだ。
気づかれないように小さく息を吐いて、シャーロットは頭を切り替えた。目の前にいる女性は別人であり、必要な知識を授けてくれる教師なのだから真剣に取り組まなくては失礼に当たる。
それから帝国流と旧3国の行儀作法について、みっちり勉強することとなったのだが、王太子妃教育のお陰で何とか大きなミスもせずにこなすことが出来た。
(何とかやっていけるかもしれない)
僅かに芽生えた自信にシャーロットはようやく将来について前向きな気持ちを抱くようになった。
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※ 魔法等は出てきませんが、作者独自の異世界のお話です。現実世界とは異なります。(異世界語を翻訳しているような感覚です)
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