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我慢の限界
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(お腹空いたな……)
いつものようにこっそり浄化の練習をしてベッドに戻った瑛莉は朝食を楽しみに待っていた。
昨晩はエルヴィーラが神殿に出向かなければならないとのことで、別の侍女が付いてくれるはずだった。だがいつまで経っても来る気配はなく夕食の時間がとうに過ぎた頃には瑛莉は諦めてベッドに向かったのだ。
恐らくは引継ぎが上手くいっていなかったのだろう、そんな軽い気持ちでしか考えていなかったのだが――。
「え……」
皿に被せられた銀色の蓋を外せば、真っ白な皿の上には何もなく、瑛莉は思わず声を漏らしてしまった。
エルヴィーラを見ると目を瞠っていることから彼女も知らなかったのだろう。いつも淡々とした表情に驚きが浮かんでいる。
「……確認してまいります」
そう言って出て行ったエルヴィーラは、王子妃教育の時間になっても戻ってくることはなかった。
「本日はお茶会に招待された時の練習をいたしましょう」
運ばれてきたケーキスタンドには一口サイズのサンドイッチやケーキが盛り付けられており、お腹が鳴りそうになる。腹筋に力を込めてやり過ごしているとカップに紅茶が注がれる。
(茶葉が違うのか?)
いつものオレンジ色よりもずっと深い色味にそんな疑問がよぎったが、特に気にしてはいなかった。
「――っ!……苦っ」
勧められた紅茶を一口飲めば口の中に渋みが広がり、吐き出したくなるのを堪えて飲み込んだ。
「まあ、こちらは最高品質の茶葉を使っておりますのよ。飲み慣れていらっしゃらないから仕方ないのかもしれませんね」
(絶対嘘だろ!!)
よくよく見ればワゴンに乗せられたティーポットは2つあり、バロー夫人のティーカップに注がれた紅茶は明らかに瑛莉のものと色が違う。茶葉の量なのか抽出時間なのか分からないが、わざと渋みのあるお茶を準備されたのだ。
口の中をリセットしたくてケーキスタンドに手を伸ばせば、ぱしりと扇子で手の甲を叩かれた。
「勧められる前にみっともない真似はお止めくださいませ。そのように食べ物に執着することは恥ずかしいことなのですよ」
広げた扇子で口元を隠しているものの、意地悪そうな瞳に瑛莉は悟った。
昨晩から食事を与えられていないことをバロー夫人は知っているのだと。
(じゃあもう我慢なんてしなくていいな)
瑛莉の忍耐が限界に達した瞬間だった。
瑛莉はケーキスタンドごと自分の方に引き寄せると、サンドイッチを手に取り直接口に放り込んだ。勝ち誇ったようなバロー夫人の表情が崩れ、ぎょっとしたように目を瞠るのにも構わず瑛莉は食べ物を口に運ぶ。
「ま、まあ!なんて卑しいの!これだから平民は――」
甲高い声で非難するバロー夫人だが、瑛莉は雑音として聞き流す。平民だろうが貴族だろうが食べなければ腹が減るのは当たり前のことだ。
堪りかねたようにバロー夫人が扇子を振り上げるのを見て、瑛莉は冷静にケーキスタンドを片手に席を立てば、狙いが外れたバロー夫人は体勢を崩し食器がぶつかり合う耳障りな音がする。
「バロー夫人、不作法では?」
最後のケーキをお腹に収めて瑛莉が告げると、バロー夫人は顔を真っ赤にして出て行った。
(さて、どうするかな)
空腹が治まった瑛莉はどこか他人事のようにこれからのことを考えていた。
予想通り昼食が用意されることなく、午後の聖女教育が始まった。お茶菓子を食べたとはいえ、量にしてせいぜい薄い食パン1枚と小さなケーキ1個分程度である。
「本日の浄化はお休みさせていただきます」
「……ご体調が優れないのでしょうか?」
これまでになくはっきりと意見を告げる瑛莉に神官は驚きと困惑が入り混じった表情で訊ねる。
「昼食を頂いておりませんので無駄な体力を使いたくありませんの」
そう答えれば返ってきたのは侮蔑の眼差しだ。
「浄化は聖女様の大切なお仕事です。それを無駄などと……。昼食がご不満だからと子供のように駄々を兼ねるのは聖女様の在り方を問われますよ」
昼食を食べていないという瑛莉の言葉を最初から信じていないような物言いに、瑛莉は返事をすることなく黙って時が過ぎるのを待つ。先に痺れを切らしたのは神官で、ダミアーノに報告すると捨て台詞を吐いて部屋を後にした。
正直なところ一食、二食ぐらいなら食べなくても特に問題はない。だが次いつ食事にありつけるか分からない状況は瑛莉の飢餓感を煽った。
体力を消費しないようベッドに寝転がって、頭の中で想定を繰り返していくとあっという間に陽が沈む。誰も食事を運んでこないことにもはや驚きも落胆もなく、ただ冷ややかな感情だけが浮かんで消える。
(このままここにいても私は人として扱われない)
平民や貴族という階級の前に、彼らにとって異世界からきた人間は便利な道具扱いでしかないのだろう。表面上は敬っていたとしても、力を隠し無知を装っているだけで簡単に瑛莉を見下す連中ばかりだ。使用人に関しては上の立場から言われれば仕方がないのかもしれないが、それは彼らの都合であり瑛莉には関係ない。
比較的動きやすそうなドレスに着替えて、浄化していない魔石をいくつかポケットに忍ばせる。王宮から出たことはないが、図書館への出入りと窓からの景色でおおよその配置はつかんでいた。
音を立てないように窓を開けて周囲を見渡せば、目に見える範囲に見張りはいない。城の中でも奥まった場所にあり、城壁とは反対方向を向いているのでこちらを警戒する必要はないのだろう。
バルコニーではなく洗面所の窓サッシに手を添えて、瑛莉は慎重に壁のでっぱりに足を掛けた。瑛莉の部屋は3階にあるのだが、全体的に天井が高い建物のためアパートの5階建て程度の高さがある。
運が悪ければ命を落とす高さだが、瑛莉には癒しの力がある。即死しない限りは大丈夫だろうと自分を鼓舞し、ゆっくりと横に移動する。
10メートルにも満たない隣のバルコニーに辿り着いた時には安堵のあまり力が抜けた。瑛莉以外に同じ階層で居住している人物がいないことは確認済で、この部屋の出入口は瑛莉の部屋の前からは死角になる。
あとは慎重に見つからないよう建物から出て城壁を乗り越えれば人目を気にする必要はない。森を抜けて城下街まで4,5時間ほどかかりそうな距離だが、そこまでたどり着けば後は何とかなるだろう。
希望的観測ではあったが目標があることで、前向きな気分になれる。そんな期待を胸に窓を開けて一歩足を踏み入れた瞬間、強い力で瑛莉は室内に引き込まれた。
いつものようにこっそり浄化の練習をしてベッドに戻った瑛莉は朝食を楽しみに待っていた。
昨晩はエルヴィーラが神殿に出向かなければならないとのことで、別の侍女が付いてくれるはずだった。だがいつまで経っても来る気配はなく夕食の時間がとうに過ぎた頃には瑛莉は諦めてベッドに向かったのだ。
恐らくは引継ぎが上手くいっていなかったのだろう、そんな軽い気持ちでしか考えていなかったのだが――。
「え……」
皿に被せられた銀色の蓋を外せば、真っ白な皿の上には何もなく、瑛莉は思わず声を漏らしてしまった。
エルヴィーラを見ると目を瞠っていることから彼女も知らなかったのだろう。いつも淡々とした表情に驚きが浮かんでいる。
「……確認してまいります」
そう言って出て行ったエルヴィーラは、王子妃教育の時間になっても戻ってくることはなかった。
「本日はお茶会に招待された時の練習をいたしましょう」
運ばれてきたケーキスタンドには一口サイズのサンドイッチやケーキが盛り付けられており、お腹が鳴りそうになる。腹筋に力を込めてやり過ごしているとカップに紅茶が注がれる。
(茶葉が違うのか?)
いつものオレンジ色よりもずっと深い色味にそんな疑問がよぎったが、特に気にしてはいなかった。
「――っ!……苦っ」
勧められた紅茶を一口飲めば口の中に渋みが広がり、吐き出したくなるのを堪えて飲み込んだ。
「まあ、こちらは最高品質の茶葉を使っておりますのよ。飲み慣れていらっしゃらないから仕方ないのかもしれませんね」
(絶対嘘だろ!!)
よくよく見ればワゴンに乗せられたティーポットは2つあり、バロー夫人のティーカップに注がれた紅茶は明らかに瑛莉のものと色が違う。茶葉の量なのか抽出時間なのか分からないが、わざと渋みのあるお茶を準備されたのだ。
口の中をリセットしたくてケーキスタンドに手を伸ばせば、ぱしりと扇子で手の甲を叩かれた。
「勧められる前にみっともない真似はお止めくださいませ。そのように食べ物に執着することは恥ずかしいことなのですよ」
広げた扇子で口元を隠しているものの、意地悪そうな瞳に瑛莉は悟った。
昨晩から食事を与えられていないことをバロー夫人は知っているのだと。
(じゃあもう我慢なんてしなくていいな)
瑛莉の忍耐が限界に達した瞬間だった。
瑛莉はケーキスタンドごと自分の方に引き寄せると、サンドイッチを手に取り直接口に放り込んだ。勝ち誇ったようなバロー夫人の表情が崩れ、ぎょっとしたように目を瞠るのにも構わず瑛莉は食べ物を口に運ぶ。
「ま、まあ!なんて卑しいの!これだから平民は――」
甲高い声で非難するバロー夫人だが、瑛莉は雑音として聞き流す。平民だろうが貴族だろうが食べなければ腹が減るのは当たり前のことだ。
堪りかねたようにバロー夫人が扇子を振り上げるのを見て、瑛莉は冷静にケーキスタンドを片手に席を立てば、狙いが外れたバロー夫人は体勢を崩し食器がぶつかり合う耳障りな音がする。
「バロー夫人、不作法では?」
最後のケーキをお腹に収めて瑛莉が告げると、バロー夫人は顔を真っ赤にして出て行った。
(さて、どうするかな)
空腹が治まった瑛莉はどこか他人事のようにこれからのことを考えていた。
予想通り昼食が用意されることなく、午後の聖女教育が始まった。お茶菓子を食べたとはいえ、量にしてせいぜい薄い食パン1枚と小さなケーキ1個分程度である。
「本日の浄化はお休みさせていただきます」
「……ご体調が優れないのでしょうか?」
これまでになくはっきりと意見を告げる瑛莉に神官は驚きと困惑が入り混じった表情で訊ねる。
「昼食を頂いておりませんので無駄な体力を使いたくありませんの」
そう答えれば返ってきたのは侮蔑の眼差しだ。
「浄化は聖女様の大切なお仕事です。それを無駄などと……。昼食がご不満だからと子供のように駄々を兼ねるのは聖女様の在り方を問われますよ」
昼食を食べていないという瑛莉の言葉を最初から信じていないような物言いに、瑛莉は返事をすることなく黙って時が過ぎるのを待つ。先に痺れを切らしたのは神官で、ダミアーノに報告すると捨て台詞を吐いて部屋を後にした。
正直なところ一食、二食ぐらいなら食べなくても特に問題はない。だが次いつ食事にありつけるか分からない状況は瑛莉の飢餓感を煽った。
体力を消費しないようベッドに寝転がって、頭の中で想定を繰り返していくとあっという間に陽が沈む。誰も食事を運んでこないことにもはや驚きも落胆もなく、ただ冷ややかな感情だけが浮かんで消える。
(このままここにいても私は人として扱われない)
平民や貴族という階級の前に、彼らにとって異世界からきた人間は便利な道具扱いでしかないのだろう。表面上は敬っていたとしても、力を隠し無知を装っているだけで簡単に瑛莉を見下す連中ばかりだ。使用人に関しては上の立場から言われれば仕方がないのかもしれないが、それは彼らの都合であり瑛莉には関係ない。
比較的動きやすそうなドレスに着替えて、浄化していない魔石をいくつかポケットに忍ばせる。王宮から出たことはないが、図書館への出入りと窓からの景色でおおよその配置はつかんでいた。
音を立てないように窓を開けて周囲を見渡せば、目に見える範囲に見張りはいない。城の中でも奥まった場所にあり、城壁とは反対方向を向いているのでこちらを警戒する必要はないのだろう。
バルコニーではなく洗面所の窓サッシに手を添えて、瑛莉は慎重に壁のでっぱりに足を掛けた。瑛莉の部屋は3階にあるのだが、全体的に天井が高い建物のためアパートの5階建て程度の高さがある。
運が悪ければ命を落とす高さだが、瑛莉には癒しの力がある。即死しない限りは大丈夫だろうと自分を鼓舞し、ゆっくりと横に移動する。
10メートルにも満たない隣のバルコニーに辿り着いた時には安堵のあまり力が抜けた。瑛莉以外に同じ階層で居住している人物がいないことは確認済で、この部屋の出入口は瑛莉の部屋の前からは死角になる。
あとは慎重に見つからないよう建物から出て城壁を乗り越えれば人目を気にする必要はない。森を抜けて城下街まで4,5時間ほどかかりそうな距離だが、そこまでたどり着けば後は何とかなるだろう。
希望的観測ではあったが目標があることで、前向きな気分になれる。そんな期待を胸に窓を開けて一歩足を踏み入れた瞬間、強い力で瑛莉は室内に引き込まれた。
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