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第11話 公爵令息の初恋
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夜明けとともに王都の街がざわめいた。
城の南塔で不審な侵入者があったという。誰かが王家の財務記録を持ち出そうとした――その噂は、まるで炎のように瞬く間に広がっていった。
リリアーナとアランが命を賭して奪った証拠の存在は、まだ公には知られていない。だが、王城の誰かが体制の裏に手を突っ込んでいるという情報は、人々の不安を急速に煽っていた。
リリアーナは屋敷の書斎で包帯を巻くアランの腕を見下ろしていた。
夜の混乱で彼は矢擦り傷を負い、かろうじて逃げ延びた。
手際よく包帯を整えるリリアーナの手つきは驚くほど落ち着いている。
「まったく、あなたという人は。庇う必要なんてなかったのに」
「放っておいたら君が撃たれていた」
「次は庇いません。あなたが死ぬ未来なんて、もう見たくないの」
アランはその言葉に小さな笑みを浮かべた。
「君が未来を変えたと言うなら、俺も信じるよ」
「……軽々しく信じては駄目よ。信じることで人は壊れるのだから」
それでも彼の瞳には静かな光が宿っていた。
この男のまっすぐな正義が、リリアーナの心をわずかに揺らしている――それを意識した瞬間、彼女は無意識に視線を外した。
窓の外では、王都の鐘が鳴る。
外の喧騒の中に、もう一人の男の名が囁かれていることをリリアーナは知っていた。
エドモンド・レインフォード。
公爵家の嫡男。彼女の元婚約者。
昨日からその名が王都の人々の口にのぼり続けていた。
「裏資金の中心にいる」「彼が黒幕だ」という噂。
まだ決定的な証拠はない。だが、火のないところに煙は立たない。
一度でも人々が「かもしれない」と囁けば、それだけで名前に傷がつく。
そして一度ついた汚点は、どんなに清めても跡が残る。
リリアーナは扇を閉じ、微かに息をもらした。
「……“愛”というものは、思い込みと恐れでできているわね」
「何の話だ?」
「いいえ。自嘲よ。かつて彼を愛していた頃の私もまた、思い込みに救われていたの」
アランは何も言わなかった。
沈黙が、彼女の胸の中で波のように打ち寄せた。
***
午後、王立学園の庭園に人だかりができていた。
リリアーナはその中央に立つエドモンドの姿を遠くから見つめる。
彼の傍らにはセレナはいない。
群がる貴族たちの間で、いつもの自信満ちた笑顔もどこかぎこちない。
それでも彼は、作り笑いでこの騒動を押さえ込もうとしていた。
「誤解だ。私はただ、父の命によって財務の一端を管理していただけだ」
そう言い放つ声にはかつての強さがあった。
が、その声が誰の心にも届かないことを、リリアーナは知っていた。
人は一度信じた“醜聞”のほうを簡単には手放さない。
それがこの国の社交界の掟だ。
エドモンドが視界にリリアーナを捉えたのは、その直後だった。
彼の表情がわずかに緩み、何か言いたげに彼女へと歩み寄る。
取り巻きのざわめきを切り裂くようにして、彼は囁いた。
「リリアーナ、君は信じてくれるだろう? 俺が何もしていないと」
「あなたはいつも信じてもらいたがるのね。でも、どうかしら。信じるだけが愛の形ではないのよ」
「……本気で言っているのか?」
「ええ。本気ですわ」
彼の顔に驚きが滲む。
かつて自分の視線を追い、思い通りに操っていた“従順な令嬢”が、今はまるで別の存在になっていた。
「リリアーナ、君は――変わってしまった」
「あなたが変えたのよ。そして……私を捨てたあの日、私の中の何かは死んだの」
「俺は君を捨てたつもりなんて……」
「なら、あの夜の舞踏会での振る舞いは何? セレナ様の腕に寄り添い、皆の前で私を“冷たい女”と評したあなたが?」
エドモンドの顔色が一瞬で蒼白に変わる。
周囲にいた令嬢や紳士たちが息を呑む気配。
彼は言葉を失い、拳を握りしめた。
リリアーナは静かに微笑む。
「過去は変えられないわ。でも、あなたがあの時の恋を“初恋”と呼ぶなら、その初恋はあなたを殺す刃になるだけ」
彼女は踵を返し、群衆の間を歩き去った。
背後でエドモンドが掠れた声で呼びかけるが、振り向かない。
心が壊れる音が遠くに響いていた。
***
屋敷に戻ると、机の上に新たな報告が届いていた。
アランの部下からの手紙だった。
『王城の経理局が公爵家との契約書類を破棄しようとしている。手を打て』
リリアーナはすぐに地図を広げた。
財務書類は王都西の特別倉庫に保管されている。
燃やされる前に取り戻すしかない。
夜になると彼女は黒衣の外套を羽織り、再び街へ出た。
ミリアが何度も止めたが、彼女の意志は揺るがない。
「止めないで。もう運命は動き出してしまったの」
馬車を降り、暗闇の倉庫街を抜ける。
扉の前に立つと、そこにはすでにアランが待っていた。
「やはり来たか」
「あなたを信じたわ。だからここまで来られたの」
二人は頷き合い、静かに侵入した。
中はすでに煙の匂いが漂っていた。
奥の方で炎の揺らめきが見える。
燃やされる寸前――リリアーナは思わず走り出した。
棚の上に積まれた書類束の中、見覚えのある印章を見つけて手に取る。
「これよ……公爵家交易記録!」
アランが急いでそれを革袋に詰める。
しかしその瞬間、背後から声が響いた。
「見つけたぞ、不届き者め!」
完全武装の衛兵たちが剣を構えて突入してくる。
リリアーナは扇を投げて燭台を弾き、火花が散った。
煙に紛れて、二人は出口へ駆け出す。
手にした証拠が揺れ、心臓の鼓動が耳の奥で響く。
すぐに追手の影――扉の外、控えていた騎士の顔を見た瞬間、リリアーナの足が止まった。
「……エドモンド?」
「やはり君だったのか、リリアーナ。なぜこんなことを!」
「あなたの家の罪を暴くためよ」
「違う、君は何も知らない!」
「いいえ、全部知っているわ。あなたの父上がどんな金で王国を汚したのかも」
エドモンドは剣を構えた。
守るためなのか、それとも脅すためなのか、リリアーナにもわからない。
ただ、その瞳に映るのは混乱と後悔。
「俺は……君だけは巻き込みたくなかった」
「巻き込まれたのではなく、引き裂かれたのよ」
リリアーナの言葉に、エドモンドの表情が崩れた。
彼は剣を落とし、苦しげに顔を背ける。
「愛していた。今も、君を……」
「その言葉を信じて、私は一度死んだわ」
冷たい声が倉庫に響いた。
その一瞬を狙ってアランがリリアーナの腕を引く。
「今だ、行け!」
リリアーナは一度だけエドモンドを振り返った。
過去への未練が心を刺す。だが、次の瞬間にはそれを振り切って扉を駆け抜けた。
外の夜気が、痛いほど冷たい。
手の中の革袋が重く、運命の象徴のように感じられる。
彼女の背後で、エドモンドの叫びが遠くに消えた。
“初恋”は、二度と戻らない。
彼の涙と共に燃え尽きるだけだ。
リリアーナは夜空を見上げ、微かに呟いた。
「これが、あなたのざまぁよ」
(続く)
城の南塔で不審な侵入者があったという。誰かが王家の財務記録を持ち出そうとした――その噂は、まるで炎のように瞬く間に広がっていった。
リリアーナとアランが命を賭して奪った証拠の存在は、まだ公には知られていない。だが、王城の誰かが体制の裏に手を突っ込んでいるという情報は、人々の不安を急速に煽っていた。
リリアーナは屋敷の書斎で包帯を巻くアランの腕を見下ろしていた。
夜の混乱で彼は矢擦り傷を負い、かろうじて逃げ延びた。
手際よく包帯を整えるリリアーナの手つきは驚くほど落ち着いている。
「まったく、あなたという人は。庇う必要なんてなかったのに」
「放っておいたら君が撃たれていた」
「次は庇いません。あなたが死ぬ未来なんて、もう見たくないの」
アランはその言葉に小さな笑みを浮かべた。
「君が未来を変えたと言うなら、俺も信じるよ」
「……軽々しく信じては駄目よ。信じることで人は壊れるのだから」
それでも彼の瞳には静かな光が宿っていた。
この男のまっすぐな正義が、リリアーナの心をわずかに揺らしている――それを意識した瞬間、彼女は無意識に視線を外した。
窓の外では、王都の鐘が鳴る。
外の喧騒の中に、もう一人の男の名が囁かれていることをリリアーナは知っていた。
エドモンド・レインフォード。
公爵家の嫡男。彼女の元婚約者。
昨日からその名が王都の人々の口にのぼり続けていた。
「裏資金の中心にいる」「彼が黒幕だ」という噂。
まだ決定的な証拠はない。だが、火のないところに煙は立たない。
一度でも人々が「かもしれない」と囁けば、それだけで名前に傷がつく。
そして一度ついた汚点は、どんなに清めても跡が残る。
リリアーナは扇を閉じ、微かに息をもらした。
「……“愛”というものは、思い込みと恐れでできているわね」
「何の話だ?」
「いいえ。自嘲よ。かつて彼を愛していた頃の私もまた、思い込みに救われていたの」
アランは何も言わなかった。
沈黙が、彼女の胸の中で波のように打ち寄せた。
***
午後、王立学園の庭園に人だかりができていた。
リリアーナはその中央に立つエドモンドの姿を遠くから見つめる。
彼の傍らにはセレナはいない。
群がる貴族たちの間で、いつもの自信満ちた笑顔もどこかぎこちない。
それでも彼は、作り笑いでこの騒動を押さえ込もうとしていた。
「誤解だ。私はただ、父の命によって財務の一端を管理していただけだ」
そう言い放つ声にはかつての強さがあった。
が、その声が誰の心にも届かないことを、リリアーナは知っていた。
人は一度信じた“醜聞”のほうを簡単には手放さない。
それがこの国の社交界の掟だ。
エドモンドが視界にリリアーナを捉えたのは、その直後だった。
彼の表情がわずかに緩み、何か言いたげに彼女へと歩み寄る。
取り巻きのざわめきを切り裂くようにして、彼は囁いた。
「リリアーナ、君は信じてくれるだろう? 俺が何もしていないと」
「あなたはいつも信じてもらいたがるのね。でも、どうかしら。信じるだけが愛の形ではないのよ」
「……本気で言っているのか?」
「ええ。本気ですわ」
彼の顔に驚きが滲む。
かつて自分の視線を追い、思い通りに操っていた“従順な令嬢”が、今はまるで別の存在になっていた。
「リリアーナ、君は――変わってしまった」
「あなたが変えたのよ。そして……私を捨てたあの日、私の中の何かは死んだの」
「俺は君を捨てたつもりなんて……」
「なら、あの夜の舞踏会での振る舞いは何? セレナ様の腕に寄り添い、皆の前で私を“冷たい女”と評したあなたが?」
エドモンドの顔色が一瞬で蒼白に変わる。
周囲にいた令嬢や紳士たちが息を呑む気配。
彼は言葉を失い、拳を握りしめた。
リリアーナは静かに微笑む。
「過去は変えられないわ。でも、あなたがあの時の恋を“初恋”と呼ぶなら、その初恋はあなたを殺す刃になるだけ」
彼女は踵を返し、群衆の間を歩き去った。
背後でエドモンドが掠れた声で呼びかけるが、振り向かない。
心が壊れる音が遠くに響いていた。
***
屋敷に戻ると、机の上に新たな報告が届いていた。
アランの部下からの手紙だった。
『王城の経理局が公爵家との契約書類を破棄しようとしている。手を打て』
リリアーナはすぐに地図を広げた。
財務書類は王都西の特別倉庫に保管されている。
燃やされる前に取り戻すしかない。
夜になると彼女は黒衣の外套を羽織り、再び街へ出た。
ミリアが何度も止めたが、彼女の意志は揺るがない。
「止めないで。もう運命は動き出してしまったの」
馬車を降り、暗闇の倉庫街を抜ける。
扉の前に立つと、そこにはすでにアランが待っていた。
「やはり来たか」
「あなたを信じたわ。だからここまで来られたの」
二人は頷き合い、静かに侵入した。
中はすでに煙の匂いが漂っていた。
奥の方で炎の揺らめきが見える。
燃やされる寸前――リリアーナは思わず走り出した。
棚の上に積まれた書類束の中、見覚えのある印章を見つけて手に取る。
「これよ……公爵家交易記録!」
アランが急いでそれを革袋に詰める。
しかしその瞬間、背後から声が響いた。
「見つけたぞ、不届き者め!」
完全武装の衛兵たちが剣を構えて突入してくる。
リリアーナは扇を投げて燭台を弾き、火花が散った。
煙に紛れて、二人は出口へ駆け出す。
手にした証拠が揺れ、心臓の鼓動が耳の奥で響く。
すぐに追手の影――扉の外、控えていた騎士の顔を見た瞬間、リリアーナの足が止まった。
「……エドモンド?」
「やはり君だったのか、リリアーナ。なぜこんなことを!」
「あなたの家の罪を暴くためよ」
「違う、君は何も知らない!」
「いいえ、全部知っているわ。あなたの父上がどんな金で王国を汚したのかも」
エドモンドは剣を構えた。
守るためなのか、それとも脅すためなのか、リリアーナにもわからない。
ただ、その瞳に映るのは混乱と後悔。
「俺は……君だけは巻き込みたくなかった」
「巻き込まれたのではなく、引き裂かれたのよ」
リリアーナの言葉に、エドモンドの表情が崩れた。
彼は剣を落とし、苦しげに顔を背ける。
「愛していた。今も、君を……」
「その言葉を信じて、私は一度死んだわ」
冷たい声が倉庫に響いた。
その一瞬を狙ってアランがリリアーナの腕を引く。
「今だ、行け!」
リリアーナは一度だけエドモンドを振り返った。
過去への未練が心を刺す。だが、次の瞬間にはそれを振り切って扉を駆け抜けた。
外の夜気が、痛いほど冷たい。
手の中の革袋が重く、運命の象徴のように感じられる。
彼女の背後で、エドモンドの叫びが遠くに消えた。
“初恋”は、二度と戻らない。
彼の涙と共に燃え尽きるだけだ。
リリアーナは夜空を見上げ、微かに呟いた。
「これが、あなたのざまぁよ」
(続く)
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