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第15話 真夜中の告白
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評議会での混乱を経て、王都は再び異様な静けさに包まれた。
あの場にいた誰もが、王妃と王太子の罪を知らぬふりで日常に戻ろうとしていた。
しかし、沈黙の裏に息を潜めるのは恐怖でも寛容でもない――それは、権力の崩壊を見届ける者たちの無言の好奇心だった。
ルミナス公爵邸の夜。
月は雲に覆われ、弱い光だけが石畳を照らしている。
レティシアはバルコニーに立ち、遠くの王城を見つめていた。
あの白亜の塔が、今はどこか灰色に見える。
夕刻、ギルバートからの文が届き、王妃と王太子は正式に軟禁されたと知った。
だが、安堵よりも虚しさが胸を満たしていた。
「……勝っても、心が晴れないものなのですね。」
小さく呟いた声に、背後で扉が開く音がした。
「そんな夜もある。」
低い声。振り向けば、そこにアランがいた。
黒い外套を羽織ったままの姿は、いつものように冷たく静か。だが、その目にはいつもと違う陰があった。
「公爵様……お帰りになられていたのですね。」
「今戻った。騎士団の方もようやく落ち着いた。」
「王妃と王太子は……」
「城の地下に幽閉された。形式上は“療養”という名目だが、実際は王政からの追放に近い。」
「そうですか……」
レティシアは手すりに指を添え、目を閉じた。風が頬を撫でる。
自由の風のはずなのに、そこに安らぎはない。
「なぜそんな顔をする。」
アランが歩み寄り、彼女の隣に立った。
「……私が望んでいたのは、こんな結末ではなかったような気がします。」
「復讐を遂げても、心が渇くのは当然だ。」
「ええ。でも、たぶんそれだけではないのです。わたくしが殿下や王妃陛下に抱いていた憎しみは、思っていたよりも小さなものでした。許せないというより――ただ、哀れに見えてしまって。」
月が雲間から覗き、二人の影を落とした。
「哀れ、か。」
アランはその言葉を繰り返す。
「憎むより、哀れみを抱けるのは強い証拠だ。お前はもう俺が救う必要のない人間になった。」
「そんなことはありません。」
レティシアは小さく首を振った。
「公爵様がいなければ、私はとっくに壊れていました。」
彼の横顔に、確かな光が宿る。
「俺はただ、やるべきことをしたまでだ。」
「それでも……あなたがいなければ、何も掴めなかった。」
言葉の端に熱をこめながら、レティシアは勇気を出して続きを紡いだ。
「……本当に、ありがとう。」
沈黙が訪れた。夜気が肌を刺す。
アランはふと、星の見えない空を見上げた。
「礼など要らん。俺はお前を助けることで、自分を罰していたのかもしれん。」
「罰……ですか?」
「十年前、俺は誓ったのだ。守るべき者を見捨てた罪を、決して忘れまいと。」
初めて彼の声に、揺らぎがあった。
レティシアはそっと彼の方を向く。
「昔、守れなかった人がいたのですね。」
アランは少し笑い、風を見た。
「お前には見抜かれているようだな。……そう、あの人もまたお前のように正しい人だった。だが、正しさは時に孤独を招く。彼女は権力に踏み潰され、俺は何もできなかった。」
「それで公爵様は氷のような人と呼ばれるようになったのですね。」
「心を凍らせるしか、生き残る術がなかった。」
レティシアは静かに頷いた。
「でも、今は違うでしょう?」
「違う?」
「あなたはもう、人を凍らせていない。たとえ自分が氷でも、誰かを包むような温かさがあります。」
アランは一瞬だけ目を見開き、そしてかすかに笑った。
「ずいぶん生意気になったな。」
「ええ、公爵様に鍛えられましたから。」
その言葉に、アランは深く息を吐いた。
「……俺は、弱い男だ。」
「そんなことはありません。」
「違う。お前が思っているほど、強くも冷たくもない。俺は誰よりも恐れている。」
「何を、ですか?」
「失うことをだ。」
その一言が、夜空に溶けていく。
レティシアは息を呑んだ。
アランの拳がわずかに震えているのが見える。
「俺は、お前を失うのが怖い。」
「……公爵様……」
沈黙。月光だけが二人の間を照らす。
「なぜだろうな。」
アランは苦笑混じりに呟いた。
「俺は戦場でも王城でも、恐怖を覚えたことはない。だが、今こうしてお前を見ていると、心臓が握り潰されそうになる。こんな感情は……もう二度と味わうまいと思っていたのに。」
レティシアの胸が爆ぜるように熱くなった。
足元が崩れる気がして、彼の名を呼ぶことしかできない。
「アラン様……」
彼の手が、静かに伸びる。
そしてそっと、彼女の頬に触れた。
氷のはずの指先が、驚くほど温かい。
「お前が笑う度に、息の仕方を忘れる。涙を流す姿を見れば、俺の心は焦げる。」
「そんな……わたくしなんて……」
「俺にとっては、世界で唯一だ。」
低い声が胸の奥に響き、涙が止めどなく溢れた。
レティシアは震える手で、アランの指先に触れ、そっと微笑んだ。
「公爵様……あなたも怖がりだったのですね。」
「そうだ。」
「わたくしも、同じです。」
「怖いのか。」
「ええ。あなたを好きになってしまうのが、怖いんです。」
その告白に、アランの瞳が揺れた。
風が一瞬、強く吹き抜ける。二人の髪が絡み、視線が交差した。
時間が凍りつくような沈黙。次の瞬間、彼の腕がレティシアを抱き寄せた。
「……もう怖がるな。」
耳元で囁く声が、雪解けのように優しい。
「俺が傍にいる限り、誰もお前を傷つけない。いや、俺がこの手で誰にも触れさせない。」
レティシアの頬に彼の額が触れ、息が混ざる。心臓の鼓動が重なり合い、世界が静止した。
彼女はそっと目を閉じた。眠りとは違う、安堵に満ちた暗闇の中。
「アラン様……」
「なんだ。」
「それでも、私はあなたに歩み寄ります。あなたの心がどんなに冷たくても、暖めることをやめません。」
アランは息を呑み、わずかに目を伏せる。
「そんな奇跡があると思うか。」
「奇跡は、あなたが教えてくれましたから。」
彼は小さく笑った。
「……全く、お前には敵わない。」
夜が更ける。
二人は何も言わず、そのまま肩を寄せて空を見上げた。
雲が割れ、ようやく星がひとつ顔を出す。
それは長い夜の終わりを知らせる光でもあった。
レティシアは小声で囁く。
「氷の公爵様、もう氷じゃありませんね。」
アランはその言葉に苦笑し、彼女の肩を引き寄せた。
「お前のせいだ。」
「それなら、誇りに思っていいですか?」
「好きにしろ。」
二人の笑い声が小さく重なった。
誰にも知られず、世界のどこかでようやく春が産声を上げたような気がした。
続く
あの場にいた誰もが、王妃と王太子の罪を知らぬふりで日常に戻ろうとしていた。
しかし、沈黙の裏に息を潜めるのは恐怖でも寛容でもない――それは、権力の崩壊を見届ける者たちの無言の好奇心だった。
ルミナス公爵邸の夜。
月は雲に覆われ、弱い光だけが石畳を照らしている。
レティシアはバルコニーに立ち、遠くの王城を見つめていた。
あの白亜の塔が、今はどこか灰色に見える。
夕刻、ギルバートからの文が届き、王妃と王太子は正式に軟禁されたと知った。
だが、安堵よりも虚しさが胸を満たしていた。
「……勝っても、心が晴れないものなのですね。」
小さく呟いた声に、背後で扉が開く音がした。
「そんな夜もある。」
低い声。振り向けば、そこにアランがいた。
黒い外套を羽織ったままの姿は、いつものように冷たく静か。だが、その目にはいつもと違う陰があった。
「公爵様……お帰りになられていたのですね。」
「今戻った。騎士団の方もようやく落ち着いた。」
「王妃と王太子は……」
「城の地下に幽閉された。形式上は“療養”という名目だが、実際は王政からの追放に近い。」
「そうですか……」
レティシアは手すりに指を添え、目を閉じた。風が頬を撫でる。
自由の風のはずなのに、そこに安らぎはない。
「なぜそんな顔をする。」
アランが歩み寄り、彼女の隣に立った。
「……私が望んでいたのは、こんな結末ではなかったような気がします。」
「復讐を遂げても、心が渇くのは当然だ。」
「ええ。でも、たぶんそれだけではないのです。わたくしが殿下や王妃陛下に抱いていた憎しみは、思っていたよりも小さなものでした。許せないというより――ただ、哀れに見えてしまって。」
月が雲間から覗き、二人の影を落とした。
「哀れ、か。」
アランはその言葉を繰り返す。
「憎むより、哀れみを抱けるのは強い証拠だ。お前はもう俺が救う必要のない人間になった。」
「そんなことはありません。」
レティシアは小さく首を振った。
「公爵様がいなければ、私はとっくに壊れていました。」
彼の横顔に、確かな光が宿る。
「俺はただ、やるべきことをしたまでだ。」
「それでも……あなたがいなければ、何も掴めなかった。」
言葉の端に熱をこめながら、レティシアは勇気を出して続きを紡いだ。
「……本当に、ありがとう。」
沈黙が訪れた。夜気が肌を刺す。
アランはふと、星の見えない空を見上げた。
「礼など要らん。俺はお前を助けることで、自分を罰していたのかもしれん。」
「罰……ですか?」
「十年前、俺は誓ったのだ。守るべき者を見捨てた罪を、決して忘れまいと。」
初めて彼の声に、揺らぎがあった。
レティシアはそっと彼の方を向く。
「昔、守れなかった人がいたのですね。」
アランは少し笑い、風を見た。
「お前には見抜かれているようだな。……そう、あの人もまたお前のように正しい人だった。だが、正しさは時に孤独を招く。彼女は権力に踏み潰され、俺は何もできなかった。」
「それで公爵様は氷のような人と呼ばれるようになったのですね。」
「心を凍らせるしか、生き残る術がなかった。」
レティシアは静かに頷いた。
「でも、今は違うでしょう?」
「違う?」
「あなたはもう、人を凍らせていない。たとえ自分が氷でも、誰かを包むような温かさがあります。」
アランは一瞬だけ目を見開き、そしてかすかに笑った。
「ずいぶん生意気になったな。」
「ええ、公爵様に鍛えられましたから。」
その言葉に、アランは深く息を吐いた。
「……俺は、弱い男だ。」
「そんなことはありません。」
「違う。お前が思っているほど、強くも冷たくもない。俺は誰よりも恐れている。」
「何を、ですか?」
「失うことをだ。」
その一言が、夜空に溶けていく。
レティシアは息を呑んだ。
アランの拳がわずかに震えているのが見える。
「俺は、お前を失うのが怖い。」
「……公爵様……」
沈黙。月光だけが二人の間を照らす。
「なぜだろうな。」
アランは苦笑混じりに呟いた。
「俺は戦場でも王城でも、恐怖を覚えたことはない。だが、今こうしてお前を見ていると、心臓が握り潰されそうになる。こんな感情は……もう二度と味わうまいと思っていたのに。」
レティシアの胸が爆ぜるように熱くなった。
足元が崩れる気がして、彼の名を呼ぶことしかできない。
「アラン様……」
彼の手が、静かに伸びる。
そしてそっと、彼女の頬に触れた。
氷のはずの指先が、驚くほど温かい。
「お前が笑う度に、息の仕方を忘れる。涙を流す姿を見れば、俺の心は焦げる。」
「そんな……わたくしなんて……」
「俺にとっては、世界で唯一だ。」
低い声が胸の奥に響き、涙が止めどなく溢れた。
レティシアは震える手で、アランの指先に触れ、そっと微笑んだ。
「公爵様……あなたも怖がりだったのですね。」
「そうだ。」
「わたくしも、同じです。」
「怖いのか。」
「ええ。あなたを好きになってしまうのが、怖いんです。」
その告白に、アランの瞳が揺れた。
風が一瞬、強く吹き抜ける。二人の髪が絡み、視線が交差した。
時間が凍りつくような沈黙。次の瞬間、彼の腕がレティシアを抱き寄せた。
「……もう怖がるな。」
耳元で囁く声が、雪解けのように優しい。
「俺が傍にいる限り、誰もお前を傷つけない。いや、俺がこの手で誰にも触れさせない。」
レティシアの頬に彼の額が触れ、息が混ざる。心臓の鼓動が重なり合い、世界が静止した。
彼女はそっと目を閉じた。眠りとは違う、安堵に満ちた暗闇の中。
「アラン様……」
「なんだ。」
「それでも、私はあなたに歩み寄ります。あなたの心がどんなに冷たくても、暖めることをやめません。」
アランは息を呑み、わずかに目を伏せる。
「そんな奇跡があると思うか。」
「奇跡は、あなたが教えてくれましたから。」
彼は小さく笑った。
「……全く、お前には敵わない。」
夜が更ける。
二人は何も言わず、そのまま肩を寄せて空を見上げた。
雲が割れ、ようやく星がひとつ顔を出す。
それは長い夜の終わりを知らせる光でもあった。
レティシアは小声で囁く。
「氷の公爵様、もう氷じゃありませんね。」
アランはその言葉に苦笑し、彼女の肩を引き寄せた。
「お前のせいだ。」
「それなら、誇りに思っていいですか?」
「好きにしろ。」
二人の笑い声が小さく重なった。
誰にも知られず、世界のどこかでようやく春が産声を上げたような気がした。
続く
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