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第15話 隠された婚約の真実
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王都の夏は思いのほか短い。
花が咲き誇り始めたかと思えば、もう風の向きが変わる。
それはまるで、人生の転機のように唐突で、誰にもその流れを止めることはできなかった。
リディアはこの日、王宮の第一執務室へ呼び出されていた。
王立教育局の監査調整の件――それが表向きの理由だが、心の奥で違う予感がしていた。
呼び出しにあたっての文言が、あまりにも丁寧すぎたのだ。
第二王子オーウェンではなく、直筆で記されたのは第一王子グレゴール・ローゼンハイトの署名。
王家の後継ぎであり、政治の中心にいる人物。
彼が自らひとりの侯爵令嬢に会いたいというのは、それだけで異例だった。
「殿下のご指名ですか?」
控える侍従官が頷いた。
「はい。殿下は直々にお話しなさりたいと。特に、第二王子殿下とのかかわりについて」
「……そう、ですか」
わずかに息を呑む。
彼とは何度も仕事を共にしてきたとはいえ、周囲にとってそれは微妙な話題。
貴族たちの間にも「殿下はフェルナンド嬢を特別視している」という噂が広がっている。
王家は敏感にそうした声を拾う。
今日の会談も、その真意を測るためのものだとリディアは理解した。
扉を叩いてから入室すると、広い執務室の奥にグレゴールが立っていた。
年齢はオーウェンより三つ上。
第一王子としての威厳に包まれたその姿には、一切の隙がなかった。
「フェルナンド侯爵令嬢。来てくれてありがとう」
「ご招待に感謝いたします。殿下の御前に出るのは光栄です」
「どうぞ座って。顔を上げてください。形式ばった場ではありませんから」
グレゴールは優しい笑みを浮かべたが、その眼差しは琥珀のように鋭い。
観察する目だ、とリディアは直感した。
机の上の書類の山を整理しながら、彼は本題を切り出した。
「さて、単刀直入に聞きます。――あなたとオーウェンの関係について」
「……殿下のご質問の意図を、もう少し明確にして頂けますか?」
「噂では、あなたが彼の心を掴み、今や婚約が近いとも言われている。
だが、私が気になっているのは、その“始まり”です。
なぜオーウェンがあなたに惹かれたのか。そのきっかけを、あなたはご存知ですか?」
突然の問いに、リディアは息を飲んだ。
婚約の件など彼からは一度も聞かされていない。
確かに公の場で寄り添うように並ぶことはあった。
けれどそれは、あくまで仕事と信頼に基づいたもののはず――。
「私は殿下の教育事業に協力している立場に過ぎません」
「いいえ。あなたは彼の支えだ。オーウェンが夜も眠れぬほどに悩むとき、彼が誰を思い浮かべているのか、王宮の者は皆知っている」
静寂が落ちた。
それは優しい圧力のようでもあり、膝の上の指先が震える。
彼は続けた。
「彼は昔から、不器用な弟なのです。愛より義を学ばされて育った。私も同じです。
けれど、あなたに出会ってからのオーウェンは変わった。
笑うようになり、民の声を真剣に聞き、そして……初めて誰かを守りたいと口にした」
グレゴールの声は穏やかだったが、その底に測れない想いがあった。
「あなたも、オーウェンを想っているのですか」
「……それは」
言葉が喉に詰まる。
想っていないと言えば嘘になる。
だが、想っていると口にすれば、その瞬間に彼との距離が変わってしまう。
「殿下を尊敬しております。それ以上を言葉にできる自信がございません」
グレゴールは頷く。
「分かりました。慎重な方だ。しかし、あなたが選ばれたのも理解できます」
「選ばれた?」
王子は視線を落とし、机の引き出しから一枚の封書を取り出した。
古びた赤い封蝋。見覚えのある紋章が押されている。
「……これは、父上とあなたの父君の間で交わされた契約書です。
十年前、フェルナンド侯爵家が王家へ多大な援助をした際、婚姻同盟の約定が結ばれていた」
リディアの胸に衝撃が走った。
「婚姻同盟……まさか」
「そう。王家の誰かが、フェルナンド家の娘を迎えるという約束。
当時、あなたはまだ幼く、名前こそ明記されていなかったが……今、その“誰か”を決める時が来ている」
「私は、そんなこと聞いておりません!」
「だから、あなたには今ここで伝えています。
オーウェンもこの契約の存在を知っています。
彼は“運命としての婚約”を拒むつもりだったが、私にはわかる。
本音ではその運命にすがりたいはずだ」
沈黙が落ちた。
グレゴールは続ける。
「この約定は、王家とフェルナンド家を再び結び直す重要な絆になる。
あなたがそれを望むかどうかが問題だ」
彼の声は穏やかだが、道を示すような強さを含んでいた。
リディアは目を閉じた。
十年前の記憶はもう朧げだ。
けれど、父が王家と深い絆を持っていたのは事実。
それが戦の支援だったのか、それとも別の事情なのか――知らないまま今まで生きてきた。
「殿下。……その契約が本当なら、私はただの被写体です。愛も意志も関係ないということになります」
グレゴールの目が細められた。
「いいえ。オーウェンがあなたを想ったのは契約ではない。だが、こうして二人が惹かれ合うのも、運命の力に導かれたものかもしれない」
「運命、ですか。便利な言葉ですね」
「便利な言葉かもしれません。だが、時に人が立つための支えにもなる」
リディアは立ち上がった。
「殿下。私に選択の自由があるなら、私は“誰かに決められた婚約”は望みません。
もしそれが運命なら、私の手で掴むものに変えてみせます」
グレゴールは唇を緩め、かすかな笑みを浮かべた。
「やはり、あなたはそう言うと思っていました。……弟が愛した理由が、今ならよくわかる」
部屋を出た後、リディアの足は震えていた。
冷たい廊下を歩きながら、手を胸に当てる。
「運命としての婚約……そんなものが、本当にあったなんて」
オーウェンはそのことを知っていた。
だが、彼は一度もそれを彼女に告げなかった。
守るためだったのか、それとも恐れだったのか。
心の奥で、優しくて誠実なあの人の顔と、黙っていたその事実がぶつかり合った。
痛みとともに、奇妙な安堵もあった。
彼に惹かれたのは自由でありながら、知らぬうちに結ばれていた“約束”が背後にあったのだ。
「……あなたはずるい方です、オーウェン殿下」
風に揺れる金の髪、あの穏やかな瞳を思い浮かべながら、彼女は小さく呟いた。
* * *
その夜。リディアの部屋の窓辺に一輪の花が置かれていた。
白い百合。
花弁に添えられていたのは、短い手紙だった。
“リディアへ。あなたに伝えたいことがある。
でも今はまだ、言葉にできない。どうか、もう少しだけ時間をください――オーウェン。”
指先が震えた。
全てを知った彼女の心に、ひと筋の涙が伝う。
けれどその表情にはもう、絶望はなかった。
「時間……ええ、待ちますわ。あなたが本当の答えをくれるまで」
夜風がカーテンを揺らした。
その音はまるで、新しい世界の扉を叩く前触れのようだった。
続く
花が咲き誇り始めたかと思えば、もう風の向きが変わる。
それはまるで、人生の転機のように唐突で、誰にもその流れを止めることはできなかった。
リディアはこの日、王宮の第一執務室へ呼び出されていた。
王立教育局の監査調整の件――それが表向きの理由だが、心の奥で違う予感がしていた。
呼び出しにあたっての文言が、あまりにも丁寧すぎたのだ。
第二王子オーウェンではなく、直筆で記されたのは第一王子グレゴール・ローゼンハイトの署名。
王家の後継ぎであり、政治の中心にいる人物。
彼が自らひとりの侯爵令嬢に会いたいというのは、それだけで異例だった。
「殿下のご指名ですか?」
控える侍従官が頷いた。
「はい。殿下は直々にお話しなさりたいと。特に、第二王子殿下とのかかわりについて」
「……そう、ですか」
わずかに息を呑む。
彼とは何度も仕事を共にしてきたとはいえ、周囲にとってそれは微妙な話題。
貴族たちの間にも「殿下はフェルナンド嬢を特別視している」という噂が広がっている。
王家は敏感にそうした声を拾う。
今日の会談も、その真意を測るためのものだとリディアは理解した。
扉を叩いてから入室すると、広い執務室の奥にグレゴールが立っていた。
年齢はオーウェンより三つ上。
第一王子としての威厳に包まれたその姿には、一切の隙がなかった。
「フェルナンド侯爵令嬢。来てくれてありがとう」
「ご招待に感謝いたします。殿下の御前に出るのは光栄です」
「どうぞ座って。顔を上げてください。形式ばった場ではありませんから」
グレゴールは優しい笑みを浮かべたが、その眼差しは琥珀のように鋭い。
観察する目だ、とリディアは直感した。
机の上の書類の山を整理しながら、彼は本題を切り出した。
「さて、単刀直入に聞きます。――あなたとオーウェンの関係について」
「……殿下のご質問の意図を、もう少し明確にして頂けますか?」
「噂では、あなたが彼の心を掴み、今や婚約が近いとも言われている。
だが、私が気になっているのは、その“始まり”です。
なぜオーウェンがあなたに惹かれたのか。そのきっかけを、あなたはご存知ですか?」
突然の問いに、リディアは息を飲んだ。
婚約の件など彼からは一度も聞かされていない。
確かに公の場で寄り添うように並ぶことはあった。
けれどそれは、あくまで仕事と信頼に基づいたもののはず――。
「私は殿下の教育事業に協力している立場に過ぎません」
「いいえ。あなたは彼の支えだ。オーウェンが夜も眠れぬほどに悩むとき、彼が誰を思い浮かべているのか、王宮の者は皆知っている」
静寂が落ちた。
それは優しい圧力のようでもあり、膝の上の指先が震える。
彼は続けた。
「彼は昔から、不器用な弟なのです。愛より義を学ばされて育った。私も同じです。
けれど、あなたに出会ってからのオーウェンは変わった。
笑うようになり、民の声を真剣に聞き、そして……初めて誰かを守りたいと口にした」
グレゴールの声は穏やかだったが、その底に測れない想いがあった。
「あなたも、オーウェンを想っているのですか」
「……それは」
言葉が喉に詰まる。
想っていないと言えば嘘になる。
だが、想っていると口にすれば、その瞬間に彼との距離が変わってしまう。
「殿下を尊敬しております。それ以上を言葉にできる自信がございません」
グレゴールは頷く。
「分かりました。慎重な方だ。しかし、あなたが選ばれたのも理解できます」
「選ばれた?」
王子は視線を落とし、机の引き出しから一枚の封書を取り出した。
古びた赤い封蝋。見覚えのある紋章が押されている。
「……これは、父上とあなたの父君の間で交わされた契約書です。
十年前、フェルナンド侯爵家が王家へ多大な援助をした際、婚姻同盟の約定が結ばれていた」
リディアの胸に衝撃が走った。
「婚姻同盟……まさか」
「そう。王家の誰かが、フェルナンド家の娘を迎えるという約束。
当時、あなたはまだ幼く、名前こそ明記されていなかったが……今、その“誰か”を決める時が来ている」
「私は、そんなこと聞いておりません!」
「だから、あなたには今ここで伝えています。
オーウェンもこの契約の存在を知っています。
彼は“運命としての婚約”を拒むつもりだったが、私にはわかる。
本音ではその運命にすがりたいはずだ」
沈黙が落ちた。
グレゴールは続ける。
「この約定は、王家とフェルナンド家を再び結び直す重要な絆になる。
あなたがそれを望むかどうかが問題だ」
彼の声は穏やかだが、道を示すような強さを含んでいた。
リディアは目を閉じた。
十年前の記憶はもう朧げだ。
けれど、父が王家と深い絆を持っていたのは事実。
それが戦の支援だったのか、それとも別の事情なのか――知らないまま今まで生きてきた。
「殿下。……その契約が本当なら、私はただの被写体です。愛も意志も関係ないということになります」
グレゴールの目が細められた。
「いいえ。オーウェンがあなたを想ったのは契約ではない。だが、こうして二人が惹かれ合うのも、運命の力に導かれたものかもしれない」
「運命、ですか。便利な言葉ですね」
「便利な言葉かもしれません。だが、時に人が立つための支えにもなる」
リディアは立ち上がった。
「殿下。私に選択の自由があるなら、私は“誰かに決められた婚約”は望みません。
もしそれが運命なら、私の手で掴むものに変えてみせます」
グレゴールは唇を緩め、かすかな笑みを浮かべた。
「やはり、あなたはそう言うと思っていました。……弟が愛した理由が、今ならよくわかる」
部屋を出た後、リディアの足は震えていた。
冷たい廊下を歩きながら、手を胸に当てる。
「運命としての婚約……そんなものが、本当にあったなんて」
オーウェンはそのことを知っていた。
だが、彼は一度もそれを彼女に告げなかった。
守るためだったのか、それとも恐れだったのか。
心の奥で、優しくて誠実なあの人の顔と、黙っていたその事実がぶつかり合った。
痛みとともに、奇妙な安堵もあった。
彼に惹かれたのは自由でありながら、知らぬうちに結ばれていた“約束”が背後にあったのだ。
「……あなたはずるい方です、オーウェン殿下」
風に揺れる金の髪、あの穏やかな瞳を思い浮かべながら、彼女は小さく呟いた。
* * *
その夜。リディアの部屋の窓辺に一輪の花が置かれていた。
白い百合。
花弁に添えられていたのは、短い手紙だった。
“リディアへ。あなたに伝えたいことがある。
でも今はまだ、言葉にできない。どうか、もう少しだけ時間をください――オーウェン。”
指先が震えた。
全てを知った彼女の心に、ひと筋の涙が伝う。
けれどその表情にはもう、絶望はなかった。
「時間……ええ、待ちますわ。あなたが本当の答えをくれるまで」
夜風がカーテンを揺らした。
その音はまるで、新しい世界の扉を叩く前触れのようだった。
続く
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