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第2話 ソウルアップ
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看護師さんに怒られた後3人で顔を寄せ合って話をした。
メイの見た目は癖がある。
俺はボロボロで八分丈の制服を着て病院に運ばれた。
ヤンキーグループだと思われ目をつけられてしまった。
「それで? 頭に響く声について話して欲しい」
「言っていたのは、そうか、お前、魂の片割れだな? はははははは! 喜べ! 魂が1つになれば強さも、女も、名声も思うがままだ! っ幻聴が聞こえた」
『幻聴ではない、証拠を見せてやる』
「幻聴ではない、証拠を見せてやるって言ってる」
「聞いてみましょう」
『そうだ、ソウルランクとソウルスキルを開示しろ。それが証拠だ』
「そうだ、ソウルランクとソウルスキルを開示しろ。それが証拠だって言ってる」
「開示しましょう」
「開示してくれ」
俺はスキルとソウルランクを開示した。
ソウルランクF→E
ソウルスキル:#$%&→修復中
ソウルランクはゲームのレベルのようなものだ。
上から順にソウルランクS→ソウルランクAと続き最低ランクはFだ。
FランクからEランクに進化していた。
ちなみに兄さんとメイもEランクで俺だけがFランクだった。
ソウルスキルはその人の個性を表すスキルだ。
通常ソウルスキルを覚えていない場合『????』で表示されるが俺のソウルスキルは、魂が壊れていた。
だが今は修復中となっている。
スキルは、異空間に物を収納したり火を起こしたりする生活魔法は大体の人が使える。
それ以外で頑張って覚えられたのは剣術と闇魔法のサモンモンスターだけだったが新たに2つも取得できた。
最低のソウルランクと壊れたソウルスキル、俺は、才能が無かった。
「きああああああい! あぎらああ、よがったあああ! うああああああああああん!」
兄さんが号泣した。
俺は即座に兄さんの口を押えた。
「げふん! げふん!」
同室の病人がわざとらしく咳ばらいをした。
病院にはヤバイ冒険者が多い。
けがをしても普通なら回復アイテムや魔法ですぐに治すがそれが出来ない人が病院に集まってくる事が多いのだ。
最悪殴られる。
「兄さん、一旦部屋を出よう」
「廊下に出ましょう」
3人で廊下に出た。
「アキラ、良かったなあ」
「う、うん、兄さん、そんなに泣かないでくれ」
『お前の魂は欠けていた。その半分は俺の魂だ』
「お前の魂は欠けていた。その半分は俺の魂だ、だって」
「おおお! それなら今はソウルアップで成長痛ですね、栄養失調はソウルアップの影響!」
「念願のソウルアップ! 俺おかしくなってないよな!」
「大丈夫です。ちゃんとソウルアップしてます☆」
ソウルアップをすると能力値が急激に上がり体が痛くなる。
そして喉が渇いてお腹が空くのだ。
「所で、頭に響く声に名前はあるんですか?」
『俺の名前はクラック・クラウドだ』
「俺の名前はクラック・クラウドだって言ってる」
「えええええええええ! ゲームの悪役貴族と同じ名前ですよ!」
メイがやっているゲームキャラと俺の見た目が似ているらしい。
そしてメイやメイの友達もゲームキャラのモデルをやっているのだとか。
「病院では静かにしてください!」
看護師さんに怒られた。
「「すいません」」
『話が進まん。ここを出ろ』
「話が進まん。ここを出ろ。だって」
「一旦外に出る」
「確かに、外に出ましょうか」
外のベンチに座って話を続けた。
『ゲームに俺が出ているのか?』
「ゲームに俺が出ているのか? だって」
「出ていますよ。私と私の友達もゲームキャラと似た見た目をしています」
俺はゲームをやった事が無いが、俺の見た目はクラックと似ていて髪と瞳の色から、剣を装備しているのもそっくりらしい。
違うのは服装くらいだ。
『体の主導権を俺に渡してくれ』
「は?」
『話が進まん。俺に主導権を渡せ』
「メイ、ゲームでメイのキャラと悪役貴族は敵だったのか?」
『おい、話を聞け、無視をするな』
メイの見た目がゲームキャラと同じだと言った瞬間に体の主導権を渡せと言ってきた。
嫌な予感がする。
「クラックは私に似たキャラ達にすぐやられるストーリーです」
「そうか、クラックが体の主導権を渡せと言っているけど危険だな」
『何もしない』
「何もしないと言われても信頼できない。それにどうすれば主導権を渡せるかもわからない」
『俺に主導権を渡すと認めれば行けるはずだ』
「主導権は渡せない。ゲームとはいえもし万が一があったら嫌だ」
「明日【ファンタジーソウル】をプレイしましょう。アキラとクラック君にゲームをやって貰えれば何か分かると思いますよ?」
「今日は休もう。クラックと話をしてゆっくり休む」
「それが良いだろう」
その後解散して病室に戻りクラックと話をしたがクラックは『お前は混乱している。1つずつ進めるしかないか』と言った後何も言ってこなくなった。
静寂が訪れ、まぶたが重くなっていく。
そうか、俺は、ソウルアップをしたから、眠く、今日は色々な事が、あった……
強くなれなかった俺が、ソウルアップ……
メイの見た目は癖がある。
俺はボロボロで八分丈の制服を着て病院に運ばれた。
ヤンキーグループだと思われ目をつけられてしまった。
「それで? 頭に響く声について話して欲しい」
「言っていたのは、そうか、お前、魂の片割れだな? はははははは! 喜べ! 魂が1つになれば強さも、女も、名声も思うがままだ! っ幻聴が聞こえた」
『幻聴ではない、証拠を見せてやる』
「幻聴ではない、証拠を見せてやるって言ってる」
「聞いてみましょう」
『そうだ、ソウルランクとソウルスキルを開示しろ。それが証拠だ』
「そうだ、ソウルランクとソウルスキルを開示しろ。それが証拠だって言ってる」
「開示しましょう」
「開示してくれ」
俺はスキルとソウルランクを開示した。
ソウルランクF→E
ソウルスキル:#$%&→修復中
ソウルランクはゲームのレベルのようなものだ。
上から順にソウルランクS→ソウルランクAと続き最低ランクはFだ。
FランクからEランクに進化していた。
ちなみに兄さんとメイもEランクで俺だけがFランクだった。
ソウルスキルはその人の個性を表すスキルだ。
通常ソウルスキルを覚えていない場合『????』で表示されるが俺のソウルスキルは、魂が壊れていた。
だが今は修復中となっている。
スキルは、異空間に物を収納したり火を起こしたりする生活魔法は大体の人が使える。
それ以外で頑張って覚えられたのは剣術と闇魔法のサモンモンスターだけだったが新たに2つも取得できた。
最低のソウルランクと壊れたソウルスキル、俺は、才能が無かった。
「きああああああい! あぎらああ、よがったあああ! うああああああああああん!」
兄さんが号泣した。
俺は即座に兄さんの口を押えた。
「げふん! げふん!」
同室の病人がわざとらしく咳ばらいをした。
病院にはヤバイ冒険者が多い。
けがをしても普通なら回復アイテムや魔法ですぐに治すがそれが出来ない人が病院に集まってくる事が多いのだ。
最悪殴られる。
「兄さん、一旦部屋を出よう」
「廊下に出ましょう」
3人で廊下に出た。
「アキラ、良かったなあ」
「う、うん、兄さん、そんなに泣かないでくれ」
『お前の魂は欠けていた。その半分は俺の魂だ』
「お前の魂は欠けていた。その半分は俺の魂だ、だって」
「おおお! それなら今はソウルアップで成長痛ですね、栄養失調はソウルアップの影響!」
「念願のソウルアップ! 俺おかしくなってないよな!」
「大丈夫です。ちゃんとソウルアップしてます☆」
ソウルアップをすると能力値が急激に上がり体が痛くなる。
そして喉が渇いてお腹が空くのだ。
「所で、頭に響く声に名前はあるんですか?」
『俺の名前はクラック・クラウドだ』
「俺の名前はクラック・クラウドだって言ってる」
「えええええええええ! ゲームの悪役貴族と同じ名前ですよ!」
メイがやっているゲームキャラと俺の見た目が似ているらしい。
そしてメイやメイの友達もゲームキャラのモデルをやっているのだとか。
「病院では静かにしてください!」
看護師さんに怒られた。
「「すいません」」
『話が進まん。ここを出ろ』
「話が進まん。ここを出ろ。だって」
「一旦外に出る」
「確かに、外に出ましょうか」
外のベンチに座って話を続けた。
『ゲームに俺が出ているのか?』
「ゲームに俺が出ているのか? だって」
「出ていますよ。私と私の友達もゲームキャラと似た見た目をしています」
俺はゲームをやった事が無いが、俺の見た目はクラックと似ていて髪と瞳の色から、剣を装備しているのもそっくりらしい。
違うのは服装くらいだ。
『体の主導権を俺に渡してくれ』
「は?」
『話が進まん。俺に主導権を渡せ』
「メイ、ゲームでメイのキャラと悪役貴族は敵だったのか?」
『おい、話を聞け、無視をするな』
メイの見た目がゲームキャラと同じだと言った瞬間に体の主導権を渡せと言ってきた。
嫌な予感がする。
「クラックは私に似たキャラ達にすぐやられるストーリーです」
「そうか、クラックが体の主導権を渡せと言っているけど危険だな」
『何もしない』
「何もしないと言われても信頼できない。それにどうすれば主導権を渡せるかもわからない」
『俺に主導権を渡すと認めれば行けるはずだ』
「主導権は渡せない。ゲームとはいえもし万が一があったら嫌だ」
「明日【ファンタジーソウル】をプレイしましょう。アキラとクラック君にゲームをやって貰えれば何か分かると思いますよ?」
「今日は休もう。クラックと話をしてゆっくり休む」
「それが良いだろう」
その後解散して病室に戻りクラックと話をしたがクラックは『お前は混乱している。1つずつ進めるしかないか』と言った後何も言ってこなくなった。
静寂が訪れ、まぶたが重くなっていく。
そうか、俺は、ソウルアップをしたから、眠く、今日は色々な事が、あった……
強くなれなかった俺が、ソウルアップ……
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