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第72話 パーティーのステータス②
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舞海先生と一緒に役所に向かった。
役所に入り、地下に降りると人が入れるサイズの透明なドームがあった。
あれがステータス測定器だ。
冒険者の男が入り口にスマホをかざして入っていく。
『息を吸って下さい……息を吐いてください』
冒険者に光が当たる。
長いレントゲン撮影のようだ。
光が動いて当たる位置や角度を変える。
『魔力をゆっくりと放出してください』
光のパターンが変わりまた冒険者に光が当たる。
『魔力の放出を出来るだけ抑えてください』
測定は10分くらいかかる。
「この後は私で、次がメイ、その後がリツカで最後がアキラよ」
測定は無料だけど、学校のデータベースに載る。
そしてネットで公開されている。
強くなるとモンスターを狩る為に呼び出しを受ける事もあるのだ。
公開をされたくない生徒は自己負担で測定を受けるか選択できる。
測定が終わると冒険者の男がドームから出てスマホを見つめると少しだけ笑って部屋を出て行った。
「そうだ、測定が終わってからみんなで一斉にステータスを見せあいましょう☆」
「面白そうだね、いいよ」
「まずは測定を終わらせよう」
4人の測定が終わり外に出た。
「ふっふっふ、スマホのステータスを見せあいましょう☆」
「「せーの!」」
マナ・女
ソウルランク:E
HPランク:E
MPランク:E
魔力ランク:F
射撃ランク:D
速度ランク:F
ソウルスキル:????
スキル:生活魔法・錬金術・銃撃
メイ・女
ソウルランク:D
HPランク:E
MPランク:F
近接ランク:C
魔力ランク:E
射撃ランク:E
速度ランク:B
ソウルスキル:ブラックスター
スキル:生活魔法・蹴り・酔拳・蹴り強化
リツカ
ソウルランク:C
HPランク:C
MPランク:C
近接ランク:C
魔力ランク:C
射撃ランク:C
速度ランク:C
ソウルスキル:????
スキル:生活魔法・剣術・銃撃・ライトボール・ヒール・ファイア・リカバリー
アキラ・男
ソウルランク:C
HPランク:C
MPランク:C
近接ランク:C
魔力ランク:B
射撃ランク:E
速度ランク:B
ソウルスキル:修復中
スキル:生活魔法・剣術・サモンモンスター・状態異常耐性・スティールソード・斥候術・ディフェンスダウン・ダークソード
こうしてみるとみんな個性がある。
マナ=銃を使える錬金術師。
メイ=素早い格闘タイプ。
リツカ=万能タイプ。
俺=スピード寄りの魔法剣士。
「アキラは多才なのね、リツカよりスキルが多いのは珍しいわよ」
「そっか、スキルはもっと増やしたい」
「イナセ君には光魔法の適性もあるからもし覚える事が出来れば戦いの幅は広がるよ」
「そうですね、光魔法を覚えたいです」
ステータスを見る限り俺に銃は向かない。
剣と魔法を伸ばすのがいいだろう。
「……思ったより西地区の被害が大きいようだね」
「4強のハンダに連絡してみます……もしもし、そっちは大丈夫か?」
『街の被害はそんなじゃないべ、でも生徒がたくさん犠牲になったべ」
「そうか、今できる事はあるか?」
『うんにゃ、モンスターは全部倒したべ』
「うん、そっか、何かあったら言ってくれ、じゃあな」
『おう、また』
電話が終わると舞海先生が唸るように考え出した。
「先生、どうしたんですか?」
「いえ、職員会議でイナセ君がモンスターを狩っていないゲートだけ溢れ出しが多い事が議題に上がってね。サモンモンスターの連続使用はモンスターを間引く効果が高いのかもしれない」
「……溢れ出しは収まったし、ゲートに行ってこようかな」
「私も行くよ」
「私も行きます☆」
「私も行くわ」
「また溢れ出しが起きるかもしれないけど大丈夫か?」
「「大丈夫」」
4人で手を重ねてその上にきゅうが乗った。
「「パーティーを組む!」」
4人でゲートに向かった。
役所に入り、地下に降りると人が入れるサイズの透明なドームがあった。
あれがステータス測定器だ。
冒険者の男が入り口にスマホをかざして入っていく。
『息を吸って下さい……息を吐いてください』
冒険者に光が当たる。
長いレントゲン撮影のようだ。
光が動いて当たる位置や角度を変える。
『魔力をゆっくりと放出してください』
光のパターンが変わりまた冒険者に光が当たる。
『魔力の放出を出来るだけ抑えてください』
測定は10分くらいかかる。
「この後は私で、次がメイ、その後がリツカで最後がアキラよ」
測定は無料だけど、学校のデータベースに載る。
そしてネットで公開されている。
強くなるとモンスターを狩る為に呼び出しを受ける事もあるのだ。
公開をされたくない生徒は自己負担で測定を受けるか選択できる。
測定が終わると冒険者の男がドームから出てスマホを見つめると少しだけ笑って部屋を出て行った。
「そうだ、測定が終わってからみんなで一斉にステータスを見せあいましょう☆」
「面白そうだね、いいよ」
「まずは測定を終わらせよう」
4人の測定が終わり外に出た。
「ふっふっふ、スマホのステータスを見せあいましょう☆」
「「せーの!」」
マナ・女
ソウルランク:E
HPランク:E
MPランク:E
魔力ランク:F
射撃ランク:D
速度ランク:F
ソウルスキル:????
スキル:生活魔法・錬金術・銃撃
メイ・女
ソウルランク:D
HPランク:E
MPランク:F
近接ランク:C
魔力ランク:E
射撃ランク:E
速度ランク:B
ソウルスキル:ブラックスター
スキル:生活魔法・蹴り・酔拳・蹴り強化
リツカ
ソウルランク:C
HPランク:C
MPランク:C
近接ランク:C
魔力ランク:C
射撃ランク:C
速度ランク:C
ソウルスキル:????
スキル:生活魔法・剣術・銃撃・ライトボール・ヒール・ファイア・リカバリー
アキラ・男
ソウルランク:C
HPランク:C
MPランク:C
近接ランク:C
魔力ランク:B
射撃ランク:E
速度ランク:B
ソウルスキル:修復中
スキル:生活魔法・剣術・サモンモンスター・状態異常耐性・スティールソード・斥候術・ディフェンスダウン・ダークソード
こうしてみるとみんな個性がある。
マナ=銃を使える錬金術師。
メイ=素早い格闘タイプ。
リツカ=万能タイプ。
俺=スピード寄りの魔法剣士。
「アキラは多才なのね、リツカよりスキルが多いのは珍しいわよ」
「そっか、スキルはもっと増やしたい」
「イナセ君には光魔法の適性もあるからもし覚える事が出来れば戦いの幅は広がるよ」
「そうですね、光魔法を覚えたいです」
ステータスを見る限り俺に銃は向かない。
剣と魔法を伸ばすのがいいだろう。
「……思ったより西地区の被害が大きいようだね」
「4強のハンダに連絡してみます……もしもし、そっちは大丈夫か?」
『街の被害はそんなじゃないべ、でも生徒がたくさん犠牲になったべ」
「そうか、今できる事はあるか?」
『うんにゃ、モンスターは全部倒したべ』
「うん、そっか、何かあったら言ってくれ、じゃあな」
『おう、また』
電話が終わると舞海先生が唸るように考え出した。
「先生、どうしたんですか?」
「いえ、職員会議でイナセ君がモンスターを狩っていないゲートだけ溢れ出しが多い事が議題に上がってね。サモンモンスターの連続使用はモンスターを間引く効果が高いのかもしれない」
「……溢れ出しは収まったし、ゲートに行ってこようかな」
「私も行くよ」
「私も行きます☆」
「私も行くわ」
「また溢れ出しが起きるかもしれないけど大丈夫か?」
「「大丈夫」」
4人で手を重ねてその上にきゅうが乗った。
「「パーティーを組む!」」
4人でゲートに向かった。
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