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【第一章:エデン/入島】
【第3話】
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『ぐへへへ、あの裏切りエテ公もこうなっちゃあ終わりよのぅ……』
舌なめずりしながらメタルネットガンに近づいていく熊頭・ベアーマン。
『兄者、ここはおいどんが行くぜ』
牛頭のブルマンが確かめようとその時だった。
『モンキーロツド!!』
突如再起動したモンキーマンは握ったままの棒を一瞬で伸ばし、雨で濡れた地面を利用してうつ伏せのまま高速スピン。
『でやぁぉう!!』
『ぎゃあッ!!』
近くに立つブルマンの足をメタルネットもろともロッド先端で絡め取って転倒させたモンキーマンは、スピンアタックでその顔面をぶん殴る。
『弟者!!』
『スタンピストル!!』
モンキーマンの腰に足を回し、胸部プロテクターにしがみついていた無傷のサン博士はすぐさま腰の銃を抜いてベアーマンとブルマンに電気ショック弾を何発も食らわせる。
「今よ、モンキーマン!!」
『モンキーメタルナックル!!』
まさに鉄塊そのもので無骨な鉄拳を握りしめたモンキーマンは平衡感覚センサーの損傷と電気弾ショックで身動きの取れない2体の敵にヘヴィパンチ。
そのまま将棋倒しで海に叩き落とす。
『ブルマン、ベアマン!!……このエテ公にクソアマ許さねえぞ!!』
海中活動仕様の施されていない弟達を海に突き落として破壊するという血も涙もない行為に激昂したタイガーマンは青白い電流を帯びたアンドロイド用戦闘兵器・電撃大斧を抜き放ち、緑の透明な刃を放電させて威圧する。
「モンキーマン、あのアンドロイドならアレを試せるかも……完全破壊せずに機能停止だけ出来る?」
「やってはみる、だが俺の見立てでは成功率30%だぜ」
鉄棒を構えたモンキーマンは油断なく身構えながら答える。
「それでも十分、貴方の安全第一で頼むわ」
後ろに下がったサン博士は笑う。
『ふふふ、我らの原型としてオリジナルとなる裏切り者を討ち取れるとは……これで弟達の仇も取れると言うものだ』
電撃大斧を構えてモンキーマンに対峙するタイガーマンはにやりと笑う。
「そうか、それは良かったぜ。お前さんが俺の弟か甥っ子か……はたまた妹や姪っ子? なのかは知らねぇがゴッドフアーザーとゴッドマザーな俺と博士らをノーバトルで通してくれると嬉しいんだけどねえ」
いつものように軽口を叩くモンキーマンも愛用のモンキーロッドを構えて対峙する。
『それはならぬ、我らが主様の命は絶対。お前のようなフーテンの鉄砲玉のような自由は我らには無いのだ』
「まあそうだよなぁ、お前らみてえなゼンマイブリキ人形共に言うだけ無駄だったわ……ならば押し通るのみ!!」
一足飛びに敵の間合いに入り込み、しなるロッドで敵の顎を突き上げ狙うモンキーマン。
その挙動を戦闘アンドロイド用AIとセンサーで予測し、モンキーマンが間合いに入るや否や脳天を大斧でかち割らんと叩き下ろすタイガーマン。
「ほいょっ!!」
ぐにゃりと腰をくねらせてそれを紙一重で回避したモンキーマンはロッドの先端を敵の腹に貫通させて突き立てる。
『ぎゃああああ!!』
「博士え!! 避雷針付だぁ!!」
「ラジャッ!!」
ボデイの損傷を伝える痛覚センサーによる強烈なアラートで叫ぶタイガーマンをモンキーロッドー本背負いで斜め上にぶん投げるモンキーマン。
フルチャージされた電撃銃を抜き構えていたサン博士は敵の腹に刺さったままのモンキーロッド目掛けて電撃弾を何発も撃ち込む。
『ぐぁぁぁぁぁ!!』
モンキーマンとサン博士のコンビアタックで内部機構にダイレクト電撃を流し込まれ、痛覚センサーが限界突破したタイガーマン。
戦闘用アンドロイドに機体保護のために設けられた緊急措置、気絶と言う名の強制機能停止状態となったタイガーマンは雨が降り注ぐ埠頭に倒れる。
「いつも鮮やかだねぇ、博士」
「ありがとう、モンキーマン。あなたも見事な棒突きだったわね」
門番を倒された埠頭の1番ゲートが2人を招き入れるかのように開いて行くのを前にサン博士はウエストバッグから銀色の金属輪を取り出す。
「上手く行けばいいけど……」
そう言いつつタイガーマンの頭に乗せはめ、様子を見守るサン博士。
「……やっぱりな、こいつはいけるかと思ったがなぁ。俺と同じ色にならないっちゅう事はダメだわ」
モンキーマンは自身の頭にもはめられた同型の金色輪を触りつつ呟く。
「しょうがないわ、モンキーマン…… ミッションはまだ始まったばかり。チャンスはあるわ」
そう言いつつ銀色の金属輪をウエストバッグに戻したサン博士は立ち上がる。
「そうだな、じゃあ俺様は……あのデケェのをもらってくか」
「そうね、もしあの施設が利用できれば私達用に加工も可能だしね」
ベアーマンの用いた電撃大斧を背負ったモンキーマンとサン博士は人類として数十年ぶりのエデンに入場する。
【MMS 第4話に続く】
舌なめずりしながらメタルネットガンに近づいていく熊頭・ベアーマン。
『兄者、ここはおいどんが行くぜ』
牛頭のブルマンが確かめようとその時だった。
『モンキーロツド!!』
突如再起動したモンキーマンは握ったままの棒を一瞬で伸ばし、雨で濡れた地面を利用してうつ伏せのまま高速スピン。
『でやぁぉう!!』
『ぎゃあッ!!』
近くに立つブルマンの足をメタルネットもろともロッド先端で絡め取って転倒させたモンキーマンは、スピンアタックでその顔面をぶん殴る。
『弟者!!』
『スタンピストル!!』
モンキーマンの腰に足を回し、胸部プロテクターにしがみついていた無傷のサン博士はすぐさま腰の銃を抜いてベアーマンとブルマンに電気ショック弾を何発も食らわせる。
「今よ、モンキーマン!!」
『モンキーメタルナックル!!』
まさに鉄塊そのもので無骨な鉄拳を握りしめたモンキーマンは平衡感覚センサーの損傷と電気弾ショックで身動きの取れない2体の敵にヘヴィパンチ。
そのまま将棋倒しで海に叩き落とす。
『ブルマン、ベアマン!!……このエテ公にクソアマ許さねえぞ!!』
海中活動仕様の施されていない弟達を海に突き落として破壊するという血も涙もない行為に激昂したタイガーマンは青白い電流を帯びたアンドロイド用戦闘兵器・電撃大斧を抜き放ち、緑の透明な刃を放電させて威圧する。
「モンキーマン、あのアンドロイドならアレを試せるかも……完全破壊せずに機能停止だけ出来る?」
「やってはみる、だが俺の見立てでは成功率30%だぜ」
鉄棒を構えたモンキーマンは油断なく身構えながら答える。
「それでも十分、貴方の安全第一で頼むわ」
後ろに下がったサン博士は笑う。
『ふふふ、我らの原型としてオリジナルとなる裏切り者を討ち取れるとは……これで弟達の仇も取れると言うものだ』
電撃大斧を構えてモンキーマンに対峙するタイガーマンはにやりと笑う。
「そうか、それは良かったぜ。お前さんが俺の弟か甥っ子か……はたまた妹や姪っ子? なのかは知らねぇがゴッドフアーザーとゴッドマザーな俺と博士らをノーバトルで通してくれると嬉しいんだけどねえ」
いつものように軽口を叩くモンキーマンも愛用のモンキーロッドを構えて対峙する。
『それはならぬ、我らが主様の命は絶対。お前のようなフーテンの鉄砲玉のような自由は我らには無いのだ』
「まあそうだよなぁ、お前らみてえなゼンマイブリキ人形共に言うだけ無駄だったわ……ならば押し通るのみ!!」
一足飛びに敵の間合いに入り込み、しなるロッドで敵の顎を突き上げ狙うモンキーマン。
その挙動を戦闘アンドロイド用AIとセンサーで予測し、モンキーマンが間合いに入るや否や脳天を大斧でかち割らんと叩き下ろすタイガーマン。
「ほいょっ!!」
ぐにゃりと腰をくねらせてそれを紙一重で回避したモンキーマンはロッドの先端を敵の腹に貫通させて突き立てる。
『ぎゃああああ!!』
「博士え!! 避雷針付だぁ!!」
「ラジャッ!!」
ボデイの損傷を伝える痛覚センサーによる強烈なアラートで叫ぶタイガーマンをモンキーロッドー本背負いで斜め上にぶん投げるモンキーマン。
フルチャージされた電撃銃を抜き構えていたサン博士は敵の腹に刺さったままのモンキーロッド目掛けて電撃弾を何発も撃ち込む。
『ぐぁぁぁぁぁ!!』
モンキーマンとサン博士のコンビアタックで内部機構にダイレクト電撃を流し込まれ、痛覚センサーが限界突破したタイガーマン。
戦闘用アンドロイドに機体保護のために設けられた緊急措置、気絶と言う名の強制機能停止状態となったタイガーマンは雨が降り注ぐ埠頭に倒れる。
「いつも鮮やかだねぇ、博士」
「ありがとう、モンキーマン。あなたも見事な棒突きだったわね」
門番を倒された埠頭の1番ゲートが2人を招き入れるかのように開いて行くのを前にサン博士はウエストバッグから銀色の金属輪を取り出す。
「上手く行けばいいけど……」
そう言いつつタイガーマンの頭に乗せはめ、様子を見守るサン博士。
「……やっぱりな、こいつはいけるかと思ったがなぁ。俺と同じ色にならないっちゅう事はダメだわ」
モンキーマンは自身の頭にもはめられた同型の金色輪を触りつつ呟く。
「しょうがないわ、モンキーマン…… ミッションはまだ始まったばかり。チャンスはあるわ」
そう言いつつ銀色の金属輪をウエストバッグに戻したサン博士は立ち上がる。
「そうだな、じゃあ俺様は……あのデケェのをもらってくか」
「そうね、もしあの施設が利用できれば私達用に加工も可能だしね」
ベアーマンの用いた電撃大斧を背負ったモンキーマンとサン博士は人類として数十年ぶりのエデンに入場する。
【MMS 第4話に続く】
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