MMS ~メタル・モンキー・サーガ~

千両文士

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【第七章:最終任務・ミクラ・ブレイン破壊指令!!】

【第104話】

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『やっぱり...... あんただったのかブゥ』 
 サンマイカを組み込むことで特殊物理兵器と化したサンマイカ・ピッグファイアーの爆炎砲でエデン総合エネルギー管理施設建物を区画単位でを派手に消し飛ばしたピッグマン。 
『SYK―019……!!』 
 鉄骨に挟まれたままガレキの下敷きになり、左腕を引きちぎられたものの、人型アンドロイドとしてかろうじて 即死回避したSYK―060・テッセンコウシュを掘り出したピッグマン。 
『オイラ達を奇襲したのはギュウマオウ様のご命令かブゥ?』 
 唯一の武器であるバショウセンもガレキのどこかで行方不明となり、サン・フトウの部下となった裏切者に抵抗する手段が無いにもかかわらず気丈に睨みつけるテッセンコウシュ。 
『黙秘するっちゅうならしょうがないブゥギュウマオウ様、お許しくださいブゥ』 
 ドリルハンマーを背に収め、 拳を握りしめるピッグマン。 
 せめて苦しまぬように頸部の感覚センサーを遮断して内蔵人工知能もろとも頭を一撃で叩き潰そうとする。 
『ブォオオオオオン!!』 
 それを阻止すべくガレキの山に反対側からショルダータックルを食らわせ、 ピッグマンとテッセンコウシュもろ とも全てを吹き飛ばす上位管理者アンドロイド、SYK―061ギュウマオウ。 
 ピッグマンを吹き飛ばしつつ鉄骨から解放されたテッセンコウシュを空中キャッチした全長5メートル級の超巨大牛頭アンドロイドは地面に大の字で倒れて気絶しているピッグマンを怒りで目を血走った眼で見下ろす。 
『ギュッ……ギュウマオウ様、申し訳ござい……ません』 
『もう良い、喋るな……あとは我が始末をつける。其方は退避するのだ』 
 部下の無事を確かめたギュウマオウは滞空待機させていたドローンに降下指示。 
 足元に着地した人型アンドロイドの整備と修復を行うアンドロイドクレードルに飛行機能を搭載した特殊大型ドローン、クレードル・ドローンに満身創痍のテッセンコウシュを寝かせたギュウマオウはカプセル部分の蓋をロック。 
 気絶と言う名の機能停止状態のテッセンコウシュを修復開始し始めたそれが飛び去る様を見送る。 

『SYK―019もう起きていいぞ』 
 背中の大剣二刀流を抜き、ジェットバックパックの左右に固定されていたヘヴィガトリングとミサイルポッドをショルダーアーマーに装着しつつ低い声で唸るギュウマオウ。 
『ギュウマオウ様、お久しぶりですブゥ』 
「久しぶりだなピッグマン……キンコジュを装着されたそうだが変わりはなさそうだ』 
『……そのようだブゥ。どうやらこのキンコジュはオイラの人格OSには影響を与えないようなんだな? ブゥ』 
 頭に嵌められたキンコジュを撫でつつ背中のドリルハンマーを抜き構えるピッグマン。 
『それは何よりだ、 いまさらだが……それは外せないのか?』 
 リラックスした会話を続けつつも大剣二刀流を構え、ショルダーウェポンの銃口をピッグマンに向けるギュウマ オウ。 
『オイラがチンゲン先生から聞いた話だとこれは元々電子頭脳のセイテンタイセイOSを制御管理するための 代物。 セイテンタイセイ持ちのモンキーマン兄貴ならとにかく、それが無いオイラが剥ぎ取ったら・・・・・・ 最悪人工知能がぶっ壊れるかもしれないんだブゥ』 
『それは残念だ・・・・・・ ならばわが手で屠るのみ!!』 
 ジェットパックブーストで瞬時に巨躯ジャンプし、交差させた大剣二刀流をピッグマンの頭上に振り下ろすギュウマオウ。 
『サンマイカブースト!!』 
 それに対し、ドリルハンマーを上に構えて受け止めるかと思われたピッグマンは瞬時にサンマイカで出力上昇させ、腕を下げて体を丸くしてボールローリング。 
 ギュウマオウの足間を抜けつつドリルハンマーを弁慶の泣き所に叩き込む。 
『ブォォオォン!?』 
 脚部損傷と同時に着地し、自身の重量ダメージがそこに全部入ったギュウマオウ。 
『ギュウマオウ様、申し訳ないけどオイラはあんたとは違う道を選んだんだブゥ……恨みは無いけどぶっ壊させてもらいますブゥ!!』 
『……本望なり!!』 
 かつて部下の部下であった者とは言え、 戦闘用人型アンドロイドとして強者に壊されるなら一片の悔いなし。 
 脚部の損傷を瞬速修復し終えたギュウマオウは巨大剣を構え、サンマイカブースト状態のピッグマンに向かって いく。 

【MMS 第105話につづく】
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