54 / 359
第五章 善のベールを纏う悪人
嵌まるピース
しおりを挟む
海を挟んだ町で贋作の問題が表沙汰になっても、対処する時間はあった。
もちろんそれは、ムキを犠牲にする形で……。
だが、アグリスでは事情が違う。
常日頃からアルリナは、宗教色の強いアグリスから距離を置きながらも懇意にしていると聞く。
それはつまり、海を越えた町よりもアグリスを恐れているからだ。
その恐ろしいアグリスとアルリナはとても身近。
アグリスの不興を買えば、対処する時間はない。
最悪、これを口実に兵を起こされる可能性もある。
そうなれば、港町アルリナに勝ち目はない。
アルリナは早急に手を打つ必要があった。穏便に済ませるならば金がどんなにかかろうとも、秘密裏に贋作の回収を行い、ムキに責任を負わせること。
「だが、そこで大きな問題が立ちはだかる。あなたに管轄権のある港から出て行った商品は把握できていたが、管轄権のない陸路の商品は誰に手渡され、どのように流通しているのか把握できなかったというところだ」
私はパチリと指を跳ねて、ノイファンに指先を向ける。
「そこで登場するのがジェイドおじ様だ」
ジェイドと名を名乗る自称アグリスの貴族のおじ様は、エクアを見出し、彼女にサレート=ケイキの贋作を作らせた。
それをムキに売りつけ、贋作の行方を探っていた……。
と、ここまでを語り終えた私に、ノイファンは小さく二度手を叩いた。
「ふふ、お見事です、ケント様。しかし、いつからアルリナの内情に関心を?」
「最初に引っ掛かったのはジェイドおじ様の存在ですね。アグリスの貴族を名乗っていたようですが、金持ち風の格好というだけで、その証拠はまったくない。とても胡散臭すぎる」
「あの少女相手にそこまで詰める必要はないと思ったのですが、細部まで気を回すべきでした」
「その様子だと、ムキ相手には貴族らしい証明をしていたようで」
「もちろんです。アグリスの没落貴族の地位を買い取り、それ相応の屋敷を用意して偽装工作を行いました。形さえ整えれば、ムキも深くは探れませんから……」
「なるほど。アグリスの貴族を自称したのはエクアを騙すためというよりも、ムキに余計なことを探らせないためですか。アグリスの貴族をこそこそ嗅ぎまわっていたことが露呈すれば、後の商売に支障をきたしますからね」
「ええ、その通り。そして、全ては順調に事を運んでいた。あなたが現れるまでは……」
ノイファンはため息交じりの言葉を漏らす。
ムキの動向を探るための工作に、私というイレギュラーが混ざり込んでしまった。
おそらく、ノイファンはかなり焦ったに違いない。
その証明となるのが、私たちを見張っていた人物……エクアの家の近くと親父との会話を覗き見していた人物の存在だ。
「ふふ、プロの見張りを用意する余裕もなかったようで」
「お気づきに?」
「ええ。見張りにしては妙に図体がごつく、動きも素人そのもの。おそらくですが、あの見張りは漁師の方でしょう」
「そこまでっ? どうして、わかったのですか?」
「筋肉質の体に深い日焼け。それに何より、腕に入れ墨があった。漁師は海難事故に遭った際に、遺体の見分けが判別できるよう、目立つ場所に入れ墨を掘ると聞いたことがありましたから」
「ケント様が参入してから、どうやら焦り過ぎたようで……」
肩を落としながら、ノイファンは私の名を出す。
だが、彼が恐れたのは私の父の存在。
父の権威が彼から冷静さを奪ったのだろう。
(ふぅ~、自分自身の力のみで立ち回ったつもりだが、見えないところで父の影響があったのか。私もまだまだだな……)
亡くなってもいまだ威光を放つ偉大な父に悔しさを覚える。
(だが、あの方が歩んだ功績は誰もが畏敬の念を抱くもの。友であり好敵手であったジクマ=ワー=ファリン閣下でさえ……。それを若干二十二の私が……正確にはまだ十二年しか外を知らぬ……いや、九年が正しいか。ともかく、僅かの時しか外を知らぬ私が、早々超えられる壁ではないか)
父に対する尊敬と嫉妬という複雑な思いを胸に抱き、意識を今へ戻す。
「何にせよ、ノイファン殿がこちらの動向を探っていたおかげで、兵の展開が手早くて助かりました」
「あはは、ケント様が何を行うのかわかりませんでしたが、念のため、兵士と警吏をいつでも動かせるように準備をしていたのは正解だったようですね……」
ノイファンは笑い声を零す。それはとても乾ききった笑い。
彼は私がいなくとも、すでにムキ=シアンを捕える準備を行っていた。
兵や警吏たちの中には、そのための準備を知っていた者もいるはず。
彼らから見れば、最後の最後で手柄を全部持って行った私のことが腹立たしくあるだろう。
だが、その準備のために彼らは、人の道を外れた行いをした。
そこへ至るための言葉の道を、私は静かに進む。
「そうそう、最初に引っ掛かったのはジェイドおじ様の存在と言いましたね?」
「ええ」
「いまさらになりますが、いくら絵の才能があろうと、身寄りのないエクアを囲う行為はいささかやりすぎのきらいがありましたよ」
「しかし、パトロンとは才あるものに惜しみない投資をする。そういうものでは?」
「ええ、その通りです。ですが、惜しみない投資をするならば、人目を避けるようにある家を貸すというのは、どうにも腑に落ちない。大事な芸術家であれば、屋敷に囲うか、それなりの家を与えるもの。ましてや、相手は幼い少女。それこそ守ってやらねば。そこに大きな違和感を覚えました」
「ふむ、人の目を気にしすぎたということでしょうか……」
「そうでしょうね。いざという時、エクアの存在を消す必要もあったでしょうから」
「それは……うっ!?」
私は幼い少女を権力争いの道具に使い、自尊心、果ては命すら弄んだ醜き男を銀の眼に捉える。
瞳に殺気を宿したまま、話を終幕へと近づけていく。
「これらいくつかの違和感が、私に様々なことを考えさせる呼び水となりました。もっとも、決定的になった出来事は、黒眼鏡を掛けた土産屋の親父との会話ですが」
「黒眼鏡の中年というと、あの監察官の名を出した?」
「ええ。彼はこのアルリナの情勢を把握していた。その彼から情報を頂いたのです」
「なっ!? 彼は一体……?」
「さぁ、なんでしょうね? 案外、彼こそが本物の監察官なのかもしれません……」
「そんな、まさかっ?」
ノイファンは口元を手で覆い、身体を小刻みに震わせる。
彼がこうまで怯えるのは当然だろう。
もし、親父が監察官ならば、王都の中央議会に全てを知られたことになる。
この弱みを理由に、中央議会がどのような要求をしてくるかわからない。
だが、それは杞憂。
本当に親父が監察官ならばこんな回りくどいことはしない。
今の一言は、エクアを貶めた私からの報復。
もっとも、貶めたのはノイファンだけではなく、私もそうなのだが……言い訳を許されるのならば、私はそれ相応の見返りを与えることができる、というくらいか。それを言葉として表せば畜生にも劣る存在になるが……。
さて、あとは親父が何者かという疑問が残るが……それはいずれ、彼から聞き出すとしよう。
親父のことはさておき、監察官の可能性に怯え、ありもしない影に思考を張り巡らせているノイファンに声を掛ける。
「では、長くなりましたが、最後のまとめといきましょうか」
もちろんそれは、ムキを犠牲にする形で……。
だが、アグリスでは事情が違う。
常日頃からアルリナは、宗教色の強いアグリスから距離を置きながらも懇意にしていると聞く。
それはつまり、海を越えた町よりもアグリスを恐れているからだ。
その恐ろしいアグリスとアルリナはとても身近。
アグリスの不興を買えば、対処する時間はない。
最悪、これを口実に兵を起こされる可能性もある。
そうなれば、港町アルリナに勝ち目はない。
アルリナは早急に手を打つ必要があった。穏便に済ませるならば金がどんなにかかろうとも、秘密裏に贋作の回収を行い、ムキに責任を負わせること。
「だが、そこで大きな問題が立ちはだかる。あなたに管轄権のある港から出て行った商品は把握できていたが、管轄権のない陸路の商品は誰に手渡され、どのように流通しているのか把握できなかったというところだ」
私はパチリと指を跳ねて、ノイファンに指先を向ける。
「そこで登場するのがジェイドおじ様だ」
ジェイドと名を名乗る自称アグリスの貴族のおじ様は、エクアを見出し、彼女にサレート=ケイキの贋作を作らせた。
それをムキに売りつけ、贋作の行方を探っていた……。
と、ここまでを語り終えた私に、ノイファンは小さく二度手を叩いた。
「ふふ、お見事です、ケント様。しかし、いつからアルリナの内情に関心を?」
「最初に引っ掛かったのはジェイドおじ様の存在ですね。アグリスの貴族を名乗っていたようですが、金持ち風の格好というだけで、その証拠はまったくない。とても胡散臭すぎる」
「あの少女相手にそこまで詰める必要はないと思ったのですが、細部まで気を回すべきでした」
「その様子だと、ムキ相手には貴族らしい証明をしていたようで」
「もちろんです。アグリスの没落貴族の地位を買い取り、それ相応の屋敷を用意して偽装工作を行いました。形さえ整えれば、ムキも深くは探れませんから……」
「なるほど。アグリスの貴族を自称したのはエクアを騙すためというよりも、ムキに余計なことを探らせないためですか。アグリスの貴族をこそこそ嗅ぎまわっていたことが露呈すれば、後の商売に支障をきたしますからね」
「ええ、その通り。そして、全ては順調に事を運んでいた。あなたが現れるまでは……」
ノイファンはため息交じりの言葉を漏らす。
ムキの動向を探るための工作に、私というイレギュラーが混ざり込んでしまった。
おそらく、ノイファンはかなり焦ったに違いない。
その証明となるのが、私たちを見張っていた人物……エクアの家の近くと親父との会話を覗き見していた人物の存在だ。
「ふふ、プロの見張りを用意する余裕もなかったようで」
「お気づきに?」
「ええ。見張りにしては妙に図体がごつく、動きも素人そのもの。おそらくですが、あの見張りは漁師の方でしょう」
「そこまでっ? どうして、わかったのですか?」
「筋肉質の体に深い日焼け。それに何より、腕に入れ墨があった。漁師は海難事故に遭った際に、遺体の見分けが判別できるよう、目立つ場所に入れ墨を掘ると聞いたことがありましたから」
「ケント様が参入してから、どうやら焦り過ぎたようで……」
肩を落としながら、ノイファンは私の名を出す。
だが、彼が恐れたのは私の父の存在。
父の権威が彼から冷静さを奪ったのだろう。
(ふぅ~、自分自身の力のみで立ち回ったつもりだが、見えないところで父の影響があったのか。私もまだまだだな……)
亡くなってもいまだ威光を放つ偉大な父に悔しさを覚える。
(だが、あの方が歩んだ功績は誰もが畏敬の念を抱くもの。友であり好敵手であったジクマ=ワー=ファリン閣下でさえ……。それを若干二十二の私が……正確にはまだ十二年しか外を知らぬ……いや、九年が正しいか。ともかく、僅かの時しか外を知らぬ私が、早々超えられる壁ではないか)
父に対する尊敬と嫉妬という複雑な思いを胸に抱き、意識を今へ戻す。
「何にせよ、ノイファン殿がこちらの動向を探っていたおかげで、兵の展開が手早くて助かりました」
「あはは、ケント様が何を行うのかわかりませんでしたが、念のため、兵士と警吏をいつでも動かせるように準備をしていたのは正解だったようですね……」
ノイファンは笑い声を零す。それはとても乾ききった笑い。
彼は私がいなくとも、すでにムキ=シアンを捕える準備を行っていた。
兵や警吏たちの中には、そのための準備を知っていた者もいるはず。
彼らから見れば、最後の最後で手柄を全部持って行った私のことが腹立たしくあるだろう。
だが、その準備のために彼らは、人の道を外れた行いをした。
そこへ至るための言葉の道を、私は静かに進む。
「そうそう、最初に引っ掛かったのはジェイドおじ様の存在と言いましたね?」
「ええ」
「いまさらになりますが、いくら絵の才能があろうと、身寄りのないエクアを囲う行為はいささかやりすぎのきらいがありましたよ」
「しかし、パトロンとは才あるものに惜しみない投資をする。そういうものでは?」
「ええ、その通りです。ですが、惜しみない投資をするならば、人目を避けるようにある家を貸すというのは、どうにも腑に落ちない。大事な芸術家であれば、屋敷に囲うか、それなりの家を与えるもの。ましてや、相手は幼い少女。それこそ守ってやらねば。そこに大きな違和感を覚えました」
「ふむ、人の目を気にしすぎたということでしょうか……」
「そうでしょうね。いざという時、エクアの存在を消す必要もあったでしょうから」
「それは……うっ!?」
私は幼い少女を権力争いの道具に使い、自尊心、果ては命すら弄んだ醜き男を銀の眼に捉える。
瞳に殺気を宿したまま、話を終幕へと近づけていく。
「これらいくつかの違和感が、私に様々なことを考えさせる呼び水となりました。もっとも、決定的になった出来事は、黒眼鏡を掛けた土産屋の親父との会話ですが」
「黒眼鏡の中年というと、あの監察官の名を出した?」
「ええ。彼はこのアルリナの情勢を把握していた。その彼から情報を頂いたのです」
「なっ!? 彼は一体……?」
「さぁ、なんでしょうね? 案外、彼こそが本物の監察官なのかもしれません……」
「そんな、まさかっ?」
ノイファンは口元を手で覆い、身体を小刻みに震わせる。
彼がこうまで怯えるのは当然だろう。
もし、親父が監察官ならば、王都の中央議会に全てを知られたことになる。
この弱みを理由に、中央議会がどのような要求をしてくるかわからない。
だが、それは杞憂。
本当に親父が監察官ならばこんな回りくどいことはしない。
今の一言は、エクアを貶めた私からの報復。
もっとも、貶めたのはノイファンだけではなく、私もそうなのだが……言い訳を許されるのならば、私はそれ相応の見返りを与えることができる、というくらいか。それを言葉として表せば畜生にも劣る存在になるが……。
さて、あとは親父が何者かという疑問が残るが……それはいずれ、彼から聞き出すとしよう。
親父のことはさておき、監察官の可能性に怯え、ありもしない影に思考を張り巡らせているノイファンに声を掛ける。
「では、長くなりましたが、最後のまとめといきましょうか」
10
あなたにおすすめの小説
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる