108 / 359
第十章 喧騒と潮騒の中で
銀髪の偽妹と空色の髪の偽娘
しおりを挟む
銀髪の少女は私をお兄ちゃんと呼んで、警備隊を押しのけながらこちらへ走ってきた。
周りが見えていないのか、手に持つ大鎌の刃が警備隊の顔をかすめている。
私は気をつけろと彼女に促す。
「ほら、危ないぞ。大鎌を置きなさい」
「あ、そうだった。ごめ~ん」
グサリッ、と、大鎌の柄の先を真っ白な石畳に突き立てた。せっかくの石畳に穴が……。
そんなことを全く気にする様子もなく、少女は血のように真っ赤な瞳をキラキラさせ、頭突きをするような形で頭から私の胸に飛び込んできた。
私は飛び込んできた少女の頭をガシッと捕まえて、指先に力を込める。
「あ・ぶ・な・い・だろうがっ」
「いたたた、お兄ちゃん。耳からいろいろ漏れる」
「お兄ちゃんはやめろ!」
少女の頭を放り投げるように手を放す。
痛がる少女を横目に、エクアが私に尋ねてきた。
「あの、お兄ちゃんということは、こちらの方はもしや?」
「血の繋がりはない」
「え?」
「それに、彼女は私よりも年上だ!」
「ええ!? でも、私よりちょっと年上くらい女の子ですよっ?」
エクアは驚きの声を上げ、その声を耳にしていた周囲の者たちもざわりと音を立てた。
すると、一人の男性が声を震わせながら言葉を飛ばし始めた。
「ぎ、銀の髪に深紅の瞳。巨大な大鎌を手にする赤のドレス姿の少女。ま、まさか、ヴァンナスが勇者の一人。アイリ=コーエン!? あの方は、ヴァンナスが誇る、千年の時を生きる永遠のロリババアと名高い、あの、アイリ=コーエンだぁ!」
彼の声を中心に町の者たちは口々に『ああ、あれがあの勇者のロリババアなのか』と囁き合っている。
それを耳にしたアイリは……深紅の瞳をさらに赤く染めて、石畳に突き刺した大鎌を手に取ろうとしている。
「ねぇ、お兄ちゃん。こいつらの首と胴を薙ぎ払ってもいいよね……?」
「やめろ。それに彼らの指摘はおおむね間違ってない」
「間違ってる! 間違ってるよ! 千年に生きてないし! なんで、そんな噂が流れてるんだよ! 私まだ、二十五だもん! それなのにババア扱いはないよ~、しくしく」
「そうだ、君は二十五だ。だからいい加減、私をお兄ちゃん呼ばわりするのはやめろっ」
「え~、私、妹になることに憧れてるからぁ」
「わけのわからん憧れを……」
「それに~、見方によってはお兄ちゃんの方が年上だもん」
「いやいや、その見方は間違って……まぁ、そういう見方もあるかもしれないがな」
このやり取りを不思議に思ったのか、エクアが声を差し入れた。
「あの、どういう意味ですか、今の? 結局、どちらが年上で?」
「気にするな。アイリの戯言だ」
「戯言!? ひどい……って、あなただ~れ?」
アイリは眉間にこれでもかと皺を寄せて輩の如くエクアを睨みつける。
「え、わ、私ですか?」
「そう、あなた……まさか、私から妹の座を奪うつもりじゃっ!」
「そ、そんなこと考えたこともありません」
「ほんとに~?」
さらに詰め寄るアイリ。それを見かねて私が間に入ろうとしたところ、先にギウが二人の間に割って入った。
「ギウ」
「わ、何? お魚?」
「魚ではない、ギウという種族で名前もギウという」
「へ~、クライエン大陸では見ない種族。それで、何のつもり?」
「ギウギウウ、ギウ」
「……あれ、私の耳が変なのかな? ギウギウとしか言ってない気が……」
「別に耳は変じゃないぞ。ギウギウとしか言っていない。むしろ、アイリは耳よりも頭の方は変だろうが」
「お兄ちゃん、ひどい!」
「ギウはこう言っている。エクアが狙っているのは娘の座だと」
「「ええ!?」」
叫び声を上げたのは二人。アイリとエクアだ。
エクアは顔を真っ赤にして、ギウのひれを掴み強く引っ張る。
「ちょ、ちょ、ちょ、ギウさん! 私はそんなつもりありませんよっ。なんてこと言うんですか!」
「ギウウ」
「え、面白そうだったから……そんな冗談、いまは必要ないです!」
漫才じみた掛け合いを行うギウとエクア。その前でアイリが地面に突っ伏して雄叫びを上げ始める。
「そんな手があったとはっ! 盲点だったぁ、くやしいぃぃぃぃ!」
…………鮮やかな青の海が眺望できる港。
そこでは、見た目だけは少女っぽい銀髪の女が地面を叩きながら叫び声を上げて、空色の髪の少女はギウに詰め寄っている。
空には飛行艇ハルステッド。
周りには大勢の人々。その中には警備隊もいれば、アルリナの代表ノイファンもいる。
私はこう思った。
「なんて、カオスな……」
周りが見えていないのか、手に持つ大鎌の刃が警備隊の顔をかすめている。
私は気をつけろと彼女に促す。
「ほら、危ないぞ。大鎌を置きなさい」
「あ、そうだった。ごめ~ん」
グサリッ、と、大鎌の柄の先を真っ白な石畳に突き立てた。せっかくの石畳に穴が……。
そんなことを全く気にする様子もなく、少女は血のように真っ赤な瞳をキラキラさせ、頭突きをするような形で頭から私の胸に飛び込んできた。
私は飛び込んできた少女の頭をガシッと捕まえて、指先に力を込める。
「あ・ぶ・な・い・だろうがっ」
「いたたた、お兄ちゃん。耳からいろいろ漏れる」
「お兄ちゃんはやめろ!」
少女の頭を放り投げるように手を放す。
痛がる少女を横目に、エクアが私に尋ねてきた。
「あの、お兄ちゃんということは、こちらの方はもしや?」
「血の繋がりはない」
「え?」
「それに、彼女は私よりも年上だ!」
「ええ!? でも、私よりちょっと年上くらい女の子ですよっ?」
エクアは驚きの声を上げ、その声を耳にしていた周囲の者たちもざわりと音を立てた。
すると、一人の男性が声を震わせながら言葉を飛ばし始めた。
「ぎ、銀の髪に深紅の瞳。巨大な大鎌を手にする赤のドレス姿の少女。ま、まさか、ヴァンナスが勇者の一人。アイリ=コーエン!? あの方は、ヴァンナスが誇る、千年の時を生きる永遠のロリババアと名高い、あの、アイリ=コーエンだぁ!」
彼の声を中心に町の者たちは口々に『ああ、あれがあの勇者のロリババアなのか』と囁き合っている。
それを耳にしたアイリは……深紅の瞳をさらに赤く染めて、石畳に突き刺した大鎌を手に取ろうとしている。
「ねぇ、お兄ちゃん。こいつらの首と胴を薙ぎ払ってもいいよね……?」
「やめろ。それに彼らの指摘はおおむね間違ってない」
「間違ってる! 間違ってるよ! 千年に生きてないし! なんで、そんな噂が流れてるんだよ! 私まだ、二十五だもん! それなのにババア扱いはないよ~、しくしく」
「そうだ、君は二十五だ。だからいい加減、私をお兄ちゃん呼ばわりするのはやめろっ」
「え~、私、妹になることに憧れてるからぁ」
「わけのわからん憧れを……」
「それに~、見方によってはお兄ちゃんの方が年上だもん」
「いやいや、その見方は間違って……まぁ、そういう見方もあるかもしれないがな」
このやり取りを不思議に思ったのか、エクアが声を差し入れた。
「あの、どういう意味ですか、今の? 結局、どちらが年上で?」
「気にするな。アイリの戯言だ」
「戯言!? ひどい……って、あなただ~れ?」
アイリは眉間にこれでもかと皺を寄せて輩の如くエクアを睨みつける。
「え、わ、私ですか?」
「そう、あなた……まさか、私から妹の座を奪うつもりじゃっ!」
「そ、そんなこと考えたこともありません」
「ほんとに~?」
さらに詰め寄るアイリ。それを見かねて私が間に入ろうとしたところ、先にギウが二人の間に割って入った。
「ギウ」
「わ、何? お魚?」
「魚ではない、ギウという種族で名前もギウという」
「へ~、クライエン大陸では見ない種族。それで、何のつもり?」
「ギウギウウ、ギウ」
「……あれ、私の耳が変なのかな? ギウギウとしか言ってない気が……」
「別に耳は変じゃないぞ。ギウギウとしか言っていない。むしろ、アイリは耳よりも頭の方は変だろうが」
「お兄ちゃん、ひどい!」
「ギウはこう言っている。エクアが狙っているのは娘の座だと」
「「ええ!?」」
叫び声を上げたのは二人。アイリとエクアだ。
エクアは顔を真っ赤にして、ギウのひれを掴み強く引っ張る。
「ちょ、ちょ、ちょ、ギウさん! 私はそんなつもりありませんよっ。なんてこと言うんですか!」
「ギウウ」
「え、面白そうだったから……そんな冗談、いまは必要ないです!」
漫才じみた掛け合いを行うギウとエクア。その前でアイリが地面に突っ伏して雄叫びを上げ始める。
「そんな手があったとはっ! 盲点だったぁ、くやしいぃぃぃぃ!」
…………鮮やかな青の海が眺望できる港。
そこでは、見た目だけは少女っぽい銀髪の女が地面を叩きながら叫び声を上げて、空色の髪の少女はギウに詰め寄っている。
空には飛行艇ハルステッド。
周りには大勢の人々。その中には警備隊もいれば、アルリナの代表ノイファンもいる。
私はこう思った。
「なんて、カオスな……」
10
あなたにおすすめの小説
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる