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第1章 その男、ゼロ
第3話 魔力ゼロの男
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「それじゃあ、君の能力を読み取るからこの水晶に触れてくれ」
リョウ神官が取り出した水晶に手を触れる。ようやく神官らしいことをしてくれ――
「おじさんはボクの守備範囲外なんだ。直接触れたくはないからこの水晶越しでお願いするよ」
――前言撤回。こいつはあまりに欲望に忠実すぎる。全然神官らしくない。
俺が触れた水晶にリョウ神官が手をかざし、意識を集中させる。俺の能力を読み取っているのだろう。
だが、少しするとリョウ神官の顔が妙に険しくなり始める。
「んんぅ? やはり記憶喪失の影響かな? 能力が読み取れないな」
リョウ神官は俺の能力を読み取るのに苦戦しているらしい。やはり記憶喪失の影響なのか……。
そんなことを考えていたらリョウ神官が急に顔を上げた。
「あ。一つだけ能力が読み取れた」
「お? 何かわかったのか?」
イトーさんが興味津々にリョウ神官に尋ねる。
俺も気になってリョウ神官の言葉に耳を傾ける。
「魔力の数値が……ゼロだね」
「……は?」
魔力の数値がゼロ――
つまり、俺は魔法が使えないということか。少なくとも俺は魔法使いといった職業ではなかったわけだ。
俺はそんなことをのんびり考えていたが、イトーさんが勢いよく口を開く。そういえばさっきも間の抜けた返事をしていたが、何かあるのだろうか?
「いや、魔力ゼロってのはおかしいだろ!? そんなことってあるのか?」
「うーん……。ボクもこんな結果を直接見るのは初めてだからね」
イトーさんとリョウ神官が不思議そうな目で俺を見ながら会話をしている。魔力ゼロってのはそんなに珍しいことなのか?
「この世界の人間には多かれ少なかれ、魔力が宿っているのが一般的なんだよ。どんなに魔法の知識のない人間だって、僅かでも魔力は持ち合わせている。そして君にはその魔力が全くない」
俺の疑問に答えるようにリョウ神官が説明してくれた。
なるほど。この世界で俺のような魔力を持たない人間は相当レアな存在らしい。
「でも魔力ゼロの人間ってのは過去にも本当に僅かながらにいたという文献を読んだことがある。レアではあるけど落ち込む必要もないと思うよ」
まあ、魔法が使えないからって悲観することもないだろう。
「しっかし魔力がゼロとはなぁ……。それだけじゃお前さんの名前を決めづらいな」
ああ、そういえば元々は俺の名前を決めるって話だったな。
「魔力ゼロだから"ゼロ"でいいんじゃねえか? あるいは"マゼロ"とか」
「いや、あまりマイナス面の要因で名前なんて決めるもんじゃない。あと、"マゼロ"はセンスがなさすぎる。『混ぜろ』って聞こえるぞ」
そういうもんなのか。正直俺はそこまでこだわる気もないのだが――
そんな他愛もない会話をしていたら、突然外から大声が聞こえてきた。
「おい! この村の連中よ! 聞こえるか!? 聞こえたら金目の物を持って外に出てきやがれ!」
おいおい、これってまさかとは思うが――
「やべえな……。あいつら盗賊団だぜ。数は七人ぐらいか」
イトーさんがすぐに外の状況を確認する。俺も窓から盗賊団のほうを見てみる。
武装した男が確認できるだけで七人。それと人が大勢押し込められた馬車が見える。
「あの馬車、まさか奴隷か?」
「恐らくそうだろうな。魔王が倒れたことに便乗して、魔王軍の拠点からさらってきたのかもしれねえ。馬車に魔王軍の紋章が刻まれてるのが見える」
イトーさんが判断した状況を教えてくれる。あの盗賊団は火事場泥棒ってことか。
「それで連中の次の狙いはこの村ってわけか。丁度人が少なくなって守りが手薄なのを狙ったか」
「そんなところだろうな。本当に面倒な連中だぜ――おい、リョウ」
イトーさんがリョウ神官に問いかける。
「お前の力であいつらを追い払ってくれ。頼む」
「ん~……お断り。むさい男だらけの盗賊団相手なんて御免被る」
その発言は曲がりなりにも高名な神官として大問題だろう。
いや、リョウ神官という人間はこういう人間だというのは、なんとなく理解できていたが。
俺はもう一度奴隷馬車のほうに目を向ける。そして馬車の中を確認してあることを思いつく。
赤いロングヘア―に緑色の瞳をした見た目麗しい少女。あの少女にならば――
「リョウ神官。奴隷たちが入ってる馬車の中に若い綺麗な少女がい――」
「本当かい!?」
俺がすべて言い切る前にリョウ神官の姿が一瞬で消える。次の瞬間、奴隷馬車が轟音と煙に包まれる。
盗賊団は「何事か!?」と慌てふためく。
少しして煙が晴れた先には、リョウ神官が俺の見ていた少女の奴隷を抱えて立っていた。
「クハハハハ! 盗賊団の諸君! この女性はボクが頂いた!」
思った通り、リョウ神官は奴隷を助け出して注目を引き付けてくれた。よし、これならリョウ神官が戦う流れに――
「あ。文句はあそこの宿の窓からこっちを見てる白髪のおじさんに頼むよ」
――ならなかった!
ちくしょう! あの腐れ神官、俺のほうに注意を促しやがった! しかもよく見たらあいつ、見事に目当ての女だけを綺麗に助けて他の奴隷達は全く助けてねえ! 優秀だけど最低だ!
「ボクはあのおじさんに頼まれて動いたんだよ。つまり、悪いのはあのおじさん」
「あのおっさんの差し金かよ……! あの女は上物の奴隷だったのによぉ!」
いかん。盗賊団の矛先が俺に向かってきやがった。こうなったら俺が出ていかないと他の住人にまで被害が出てしまいそうだ。
リョウ神官、後で覚えてろよ。
「お、おい! あいつらの相手をするつもりか!? 多勢に無勢だぞ!?」
盗賊団に向かって行く俺をイトーさんが止めに入る。
「今俺が出ていかねえとマズい状況だ。俺にどれだけできるかは分からねえが、死なないようには努力するさ」
「そういう問題かよ……」
俺はそれなりにガタイはいい方だ。魔法は使えないが、うまくいけば被害を最小限に抑えられるだろう。
俺は宿を出て一人盗賊団へと向かっていった。
リョウ神官が取り出した水晶に手を触れる。ようやく神官らしいことをしてくれ――
「おじさんはボクの守備範囲外なんだ。直接触れたくはないからこの水晶越しでお願いするよ」
――前言撤回。こいつはあまりに欲望に忠実すぎる。全然神官らしくない。
俺が触れた水晶にリョウ神官が手をかざし、意識を集中させる。俺の能力を読み取っているのだろう。
だが、少しするとリョウ神官の顔が妙に険しくなり始める。
「んんぅ? やはり記憶喪失の影響かな? 能力が読み取れないな」
リョウ神官は俺の能力を読み取るのに苦戦しているらしい。やはり記憶喪失の影響なのか……。
そんなことを考えていたらリョウ神官が急に顔を上げた。
「あ。一つだけ能力が読み取れた」
「お? 何かわかったのか?」
イトーさんが興味津々にリョウ神官に尋ねる。
俺も気になってリョウ神官の言葉に耳を傾ける。
「魔力の数値が……ゼロだね」
「……は?」
魔力の数値がゼロ――
つまり、俺は魔法が使えないということか。少なくとも俺は魔法使いといった職業ではなかったわけだ。
俺はそんなことをのんびり考えていたが、イトーさんが勢いよく口を開く。そういえばさっきも間の抜けた返事をしていたが、何かあるのだろうか?
「いや、魔力ゼロってのはおかしいだろ!? そんなことってあるのか?」
「うーん……。ボクもこんな結果を直接見るのは初めてだからね」
イトーさんとリョウ神官が不思議そうな目で俺を見ながら会話をしている。魔力ゼロってのはそんなに珍しいことなのか?
「この世界の人間には多かれ少なかれ、魔力が宿っているのが一般的なんだよ。どんなに魔法の知識のない人間だって、僅かでも魔力は持ち合わせている。そして君にはその魔力が全くない」
俺の疑問に答えるようにリョウ神官が説明してくれた。
なるほど。この世界で俺のような魔力を持たない人間は相当レアな存在らしい。
「でも魔力ゼロの人間ってのは過去にも本当に僅かながらにいたという文献を読んだことがある。レアではあるけど落ち込む必要もないと思うよ」
まあ、魔法が使えないからって悲観することもないだろう。
「しっかし魔力がゼロとはなぁ……。それだけじゃお前さんの名前を決めづらいな」
ああ、そういえば元々は俺の名前を決めるって話だったな。
「魔力ゼロだから"ゼロ"でいいんじゃねえか? あるいは"マゼロ"とか」
「いや、あまりマイナス面の要因で名前なんて決めるもんじゃない。あと、"マゼロ"はセンスがなさすぎる。『混ぜろ』って聞こえるぞ」
そういうもんなのか。正直俺はそこまでこだわる気もないのだが――
そんな他愛もない会話をしていたら、突然外から大声が聞こえてきた。
「おい! この村の連中よ! 聞こえるか!? 聞こえたら金目の物を持って外に出てきやがれ!」
おいおい、これってまさかとは思うが――
「やべえな……。あいつら盗賊団だぜ。数は七人ぐらいか」
イトーさんがすぐに外の状況を確認する。俺も窓から盗賊団のほうを見てみる。
武装した男が確認できるだけで七人。それと人が大勢押し込められた馬車が見える。
「あの馬車、まさか奴隷か?」
「恐らくそうだろうな。魔王が倒れたことに便乗して、魔王軍の拠点からさらってきたのかもしれねえ。馬車に魔王軍の紋章が刻まれてるのが見える」
イトーさんが判断した状況を教えてくれる。あの盗賊団は火事場泥棒ってことか。
「それで連中の次の狙いはこの村ってわけか。丁度人が少なくなって守りが手薄なのを狙ったか」
「そんなところだろうな。本当に面倒な連中だぜ――おい、リョウ」
イトーさんがリョウ神官に問いかける。
「お前の力であいつらを追い払ってくれ。頼む」
「ん~……お断り。むさい男だらけの盗賊団相手なんて御免被る」
その発言は曲がりなりにも高名な神官として大問題だろう。
いや、リョウ神官という人間はこういう人間だというのは、なんとなく理解できていたが。
俺はもう一度奴隷馬車のほうに目を向ける。そして馬車の中を確認してあることを思いつく。
赤いロングヘア―に緑色の瞳をした見た目麗しい少女。あの少女にならば――
「リョウ神官。奴隷たちが入ってる馬車の中に若い綺麗な少女がい――」
「本当かい!?」
俺がすべて言い切る前にリョウ神官の姿が一瞬で消える。次の瞬間、奴隷馬車が轟音と煙に包まれる。
盗賊団は「何事か!?」と慌てふためく。
少しして煙が晴れた先には、リョウ神官が俺の見ていた少女の奴隷を抱えて立っていた。
「クハハハハ! 盗賊団の諸君! この女性はボクが頂いた!」
思った通り、リョウ神官は奴隷を助け出して注目を引き付けてくれた。よし、これならリョウ神官が戦う流れに――
「あ。文句はあそこの宿の窓からこっちを見てる白髪のおじさんに頼むよ」
――ならなかった!
ちくしょう! あの腐れ神官、俺のほうに注意を促しやがった! しかもよく見たらあいつ、見事に目当ての女だけを綺麗に助けて他の奴隷達は全く助けてねえ! 優秀だけど最低だ!
「ボクはあのおじさんに頼まれて動いたんだよ。つまり、悪いのはあのおじさん」
「あのおっさんの差し金かよ……! あの女は上物の奴隷だったのによぉ!」
いかん。盗賊団の矛先が俺に向かってきやがった。こうなったら俺が出ていかないと他の住人にまで被害が出てしまいそうだ。
リョウ神官、後で覚えてろよ。
「お、おい! あいつらの相手をするつもりか!? 多勢に無勢だぞ!?」
盗賊団に向かって行く俺をイトーさんが止めに入る。
「今俺が出ていかねえとマズい状況だ。俺にどれだけできるかは分からねえが、死なないようには努力するさ」
「そういう問題かよ……」
俺はそれなりにガタイはいい方だ。魔法は使えないが、うまくいけば被害を最小限に抑えられるだろう。
俺は宿を出て一人盗賊団へと向かっていった。
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