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番外編 陽だまりの中で
⑦
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「だめーっ、もう彰久先生のあお君呼び、ちょー萌える!」
「そうそう、もう最高っよね!」
「蒼先生妊娠されたから、彰久先生の過保護っぷりが増すんじゃあ~」
「今もね、早速よ。多分、これから箸より重いものを持たせないんじゃない」
「それならば、早めに産休かも」
「まあ、信じられないけど蒼先生三十後半だから、高齢出産なのよ、用心されると思う。でも、あの二人のお子さんって超がつくくらい可愛いでしょうね」
看護師たちの、噂話は続く。皆、彰久と蒼の話は大好きだ。二人とも人へ話すときはそれぞれ、彰久先生、蒼先生と言うが、お互いを呼び合う時は、どうしてもあき君、あお君になる。特に彰久はそうだった。
それが、萌えると人気なのだ。無論、二人ともそんなことは知らない。雪哉はしっかり、苦笑交じりに認識しているが。
彰久が二人分のバッグを持って帰宅した。帰宅後の口付けは軽くする。
「安定期までは、深くするのは控えるね。夜の営みも我慢だ。うん、大丈夫子供のために耐えるよ」
高橋から、控える必要はないが、激しいものはだめだと釘を刺された。無論、彰久も医者としてそれは当然わきまえている。
全然しないのも、それはそれでだめな気がする。軽くかあ~、中々に難しいなと思う。だが、仮にも父親になったのだ。これからは、蒼と子供の二人を守っていかねばならない。責任は重大なのだ。
特に、高齢出産になる蒼の体を守るのは最重要。蒼に、蒼の母の思いをさせたくないし、子供に蒼の思いをさせてはいけない。
自分が守り通す。その決意。彰久には、親子三人での幸せしでしか、未来はなかった。
「母さんが今日は夕食までゆっくりしてろって。結惟が手伝ってるから心配いらないって」
蒼も、素直に甘えることにした。こういう時は、かえって甘えた方がいいと最近は思っている。遠慮するほうが、水臭いと雪哉は喜ばない。
雪哉は、蒼を実の息子のように扱ってくれるのは、蒼も十分に分かっている。だから、自分も本当の母のように思える、ただ一人の母として、時に甘えてそして頼りにする。
特にこれからは、三人の母としての雪哉には、何かと頼ることが多くなることだろうと思う。何と言っても、出産、育児の大先輩なのだ。
しばらくして、夕食が出来たので来るようにと連絡がある。高久も帰宅したとのことだ。
「おおっ! なんか凄いな! 赤飯炊いたの?」
「ああ、祝いだからな。こういう時は赤飯だ」
赤飯に、鯛の尾頭付き、見事に祝い膳だ。ありがたいと思いながら、席に着く。
「蒼、彰久おめでとう! そしてこれは我々にも実にめでたい。初孫だからな」
「本当にそう。孫に会えるのが楽しみだな。二人の子だ、可愛いのは間違いない」
「私は叔母さま、赤ちゃんは楽しみだけど、叔母さまって呼ばれるのは嫌だ~。そうだ! お姉ちゃまって呼ばせよう」
「そうだね、こんな若い叔母さまは気の毒だ。お姉ちゃまでいいよ」
「叔母さんは叔母さんだろ」
「もうーっ、お兄ちゃんの意地悪!」
「まあ、どのみち、すぐには話せないぞ」
蒼の妊娠の祝い膳は、和やかに進んだ。このところ、食欲がなかった蒼だが、せっかくだからと、少しずつだが口に入れる。不思議と、今朝までよりは口に入る。お腹の子も自分の祝い膳と分かるのかもしれない。だから、入るのかなと蒼は思った。
「そうそう、もう最高っよね!」
「蒼先生妊娠されたから、彰久先生の過保護っぷりが増すんじゃあ~」
「今もね、早速よ。多分、これから箸より重いものを持たせないんじゃない」
「それならば、早めに産休かも」
「まあ、信じられないけど蒼先生三十後半だから、高齢出産なのよ、用心されると思う。でも、あの二人のお子さんって超がつくくらい可愛いでしょうね」
看護師たちの、噂話は続く。皆、彰久と蒼の話は大好きだ。二人とも人へ話すときはそれぞれ、彰久先生、蒼先生と言うが、お互いを呼び合う時は、どうしてもあき君、あお君になる。特に彰久はそうだった。
それが、萌えると人気なのだ。無論、二人ともそんなことは知らない。雪哉はしっかり、苦笑交じりに認識しているが。
彰久が二人分のバッグを持って帰宅した。帰宅後の口付けは軽くする。
「安定期までは、深くするのは控えるね。夜の営みも我慢だ。うん、大丈夫子供のために耐えるよ」
高橋から、控える必要はないが、激しいものはだめだと釘を刺された。無論、彰久も医者としてそれは当然わきまえている。
全然しないのも、それはそれでだめな気がする。軽くかあ~、中々に難しいなと思う。だが、仮にも父親になったのだ。これからは、蒼と子供の二人を守っていかねばならない。責任は重大なのだ。
特に、高齢出産になる蒼の体を守るのは最重要。蒼に、蒼の母の思いをさせたくないし、子供に蒼の思いをさせてはいけない。
自分が守り通す。その決意。彰久には、親子三人での幸せしでしか、未来はなかった。
「母さんが今日は夕食までゆっくりしてろって。結惟が手伝ってるから心配いらないって」
蒼も、素直に甘えることにした。こういう時は、かえって甘えた方がいいと最近は思っている。遠慮するほうが、水臭いと雪哉は喜ばない。
雪哉は、蒼を実の息子のように扱ってくれるのは、蒼も十分に分かっている。だから、自分も本当の母のように思える、ただ一人の母として、時に甘えてそして頼りにする。
特にこれからは、三人の母としての雪哉には、何かと頼ることが多くなることだろうと思う。何と言っても、出産、育児の大先輩なのだ。
しばらくして、夕食が出来たので来るようにと連絡がある。高久も帰宅したとのことだ。
「おおっ! なんか凄いな! 赤飯炊いたの?」
「ああ、祝いだからな。こういう時は赤飯だ」
赤飯に、鯛の尾頭付き、見事に祝い膳だ。ありがたいと思いながら、席に着く。
「蒼、彰久おめでとう! そしてこれは我々にも実にめでたい。初孫だからな」
「本当にそう。孫に会えるのが楽しみだな。二人の子だ、可愛いのは間違いない」
「私は叔母さま、赤ちゃんは楽しみだけど、叔母さまって呼ばれるのは嫌だ~。そうだ! お姉ちゃまって呼ばせよう」
「そうだね、こんな若い叔母さまは気の毒だ。お姉ちゃまでいいよ」
「叔母さんは叔母さんだろ」
「もうーっ、お兄ちゃんの意地悪!」
「まあ、どのみち、すぐには話せないぞ」
蒼の妊娠の祝い膳は、和やかに進んだ。このところ、食欲がなかった蒼だが、せっかくだからと、少しずつだが口に入れる。不思議と、今朝までよりは口に入る。お腹の子も自分の祝い膳と分かるのかもしれない。だから、入るのかなと蒼は思った。
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