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第一章 侯爵様と婚約が決まりました
7.かねてからの夢sideダグルド
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「入りなさい」
私の書斎に、子供たちが入ってくる。
キルエン――整った容姿を持ち、頭もいい。
社交界の中心にのし上がったコミュニケーション能力の高さ。今すぐ侯爵家を任せても問題ない自慢の息子だ。
しかし、プライドが高く思慮が浅いため、完璧ではない。
マーガレット――白い髪と弱い肌のせいで老婆令嬢と蔑まれているが、可愛らしく、内面の美しさもある。
あれは六年前のこと、王都の北にある農地再建計画のとき。彼女の書いた論文を読んで、目を疑った。これは素晴らしいと会議で提案したが、他の貴族連中に小娘の夢物語だと一笑に付されてしまう。
彼女のような天才が必要だと思った。無能どもをのさばらせては、この国に発展はない。
キルエンには申し訳ないことをした。
自由に恋愛して結婚する。そんな普通の幸せを手に入れてほしいのが親の願い。
だが、無理を言ってマーガレット嬢と結婚してもらった。
モルガンとの政略結婚を命じた父上も、いまの私と同じ気持ちだったのだろうか。
「この場所、店舗に空きが出てな。我がファーブリック侯爵家に依頼が来た。どう使うべきか、お前たちの意見を聞きたい」
私は地図を広げ、王都に出店する話を始めた。
「僕にお任せを。付き合いのある商人たちと協力して、セレクトショップを開きましょう。藤の貴公子が新しい流行を作るとなれば、貴族たちは放っておけない」
息子らしい意見だ。
貴族が注目する店となるだろう。我が侯爵家の発言力も増す。
しかし、経費を考えれば収益は減る。ファーブリック家がキルエンから利益を取り上げたのかと黒い噂を流されるかもしれない。
自分の手柄を家のために捧げようとするキルエンの姿勢は立派だし、評価もできるが。
「……しかしなぁキルエン。それでは、金の流れを変えるだけではないか?」
息子の提案は一時保留とした。
次に、マーガレットの意見を聞いてみる。
「私は、喫茶店を提案します。もしも、キルエンが了承してくれたら……ですが」
「どういうことだい、マーガレット? 怒らないから話してごらん」
レストランが失敗した跡地に喫茶店とは、いったい何を言い出したのか。もっと時間を与えるべきだったのかもしれない。
……などと、考えていた私が愚かだった。
マーガレットが話すにつれ、彼女の頭の中が次第に理解できてきた。
これは、ただの喫茶店などではない。キルエンが提案したセレクトショップのメリットは全てそのまま。むしろ、新たに藤の貴公子の魅力を追加するのだから、さらに効果は高い。
普通の令嬢なら、夫との初めての思い出を大事な宝物として胸の内にしまい込もうとする。しかしこの娘は、キルエンのために、ファーブリック侯爵家のために、その味を共有しようというのだ。
……私の求めていた天才。控えめで、思慮深い。
「ふむ、面白い案が出たな。あの場所で喫茶店など、私には考えつかんよ。ファーブリック侯爵家の地位も高まりそうではないか。どれ、さっそく試してみよう。マーガレット、頼めるかな?」
「はいっ!」
後は、店を維持できるかどうか。
喫茶店が広告塔となり家格が高まれば、他で大きくプラスに働くだろう。赤字にならなければいい。
レストランの失敗を受け、営業日と顧客を絞るとは……考えたものだな。
「どうしたキルエン?」
「……いえ、なにも」
父親だから分かってしまう。無表情を装ってはいるが、悔しさが滲み出ている。
負けたとでも思っているのだろうか。だからこの子は浅い。
まだしばらくは私が侯爵だ。父として、家長として、認識を改めさせねばなるまい。
「素晴らしい妻ではないか。出会ってまだ二日のお前をあんなにも立ててくれた。お前は負けたのではない。妻と二人で勝ったのだ。藤の貴公子がいなければ、今回の案は出なかっただろう? 良い部分を見つめ合い、互いに協力するのが夫婦というものだ」
「……分かっています。分かって……いますとも」
プライドの高いお前だ。自慢の鼻をへし折られた気持ちなのだろう。
しかし、これから何度も同じような経験をすることになる。マーガレットの才を受け入れることが、成長に繋がるのだ。
そのときこそ、私はお前に爵位を譲ろう。
「お待たせしました」
扉が開く。
マーガレットの後ろにはメイド。紅茶のセットとクッキーを乗せたワゴンを引いて入ってくる。
「召し上がっていただく前に、お二人にクイズを。この国で最も安く手に入るスパイスはなんでしょうか?」
ふむ、面白い。
スパイスなどどれも貴重で、販売される価格にも規制が入っているため、値段に差はない。……購入する場合はな。
ヒントは、『この国で手に入る』というこの言葉。
「意地悪な問題だな、マーガレット。シナモンだろう?」
「その通りです。ノブルス子爵家が管理する山では、シナモンがたくさん採れます。希少性を保持するため、流通量をあえて抑えているだけ。娘の好物を嫁ぎ先に送る。これなら国は何も言えません」
菓子に使う程度のシナモンであれば、大量には必要ない。
仕入れを無料にしてしまおうなど、なんと商魂逞しい娘だろうか。
そうか、ここまで考えて……。
「しかしマーガレット、シナモンと僕のお茶では、香りが喧嘩してしまうのではないか?」
「はい。なので、こうします」
マーガレットは銀の小瓶の蓋を開け、中から一片のシナモンを取り出す。それを、角が立った目の細かいおろし金で削り、クッキーに振りかけていく。
続いて、メイドが淹れた藤の花が香る紅茶をカップに注ぎ、砂糖とミルクを加えた。
「この国の貴族は、シナモンを使ったお菓子を好みます。それに合わせるのは、コーヒーやミルクティーであることが多い。まずはミルクを入れて楽しんでいただき、最後にストレートでこのお茶の本来の香りを体験してもらいます。……どうでしょう?」
それぞれの前にお茶が配られる。
クッキーを一口かじり、小麦とシナモンの香りが広がったところでお茶を含む。
……なるほど。
薄まったことで柔らかくなった藤の花との組み合わせ。室内にいて、野原を散歩しているかのような清々しさが鼻を抜けていく。ミルクの脂肪分もいい仕事をしている。
マーガレットの戦略、これは素晴らしい。
……だが。
「たかが茶と菓子、これだけでは採算が取れない」
「ランチ営業とし、食事の後にデザートとお茶を出します。お腹が膨れてからのほうが、お茶もお菓子も美味しいですから。そこで、前のレストランの料理人を雇いましょう。貴族の好みが分かる方のようなので」
成ったな。
いったい、マーガレットの頭の中はどうなっているのやら。
「はっはっは、忙しくなりそうだ! キルエン、急げ。後は頼んだぞ!」
「はい、父上! マーガレット、詳細は後で詰めよう。では、失礼します」
キルエンは身を翻し、部屋を出ていく。
その後姿を、おろおろとした様子でマーガレットが見送る。
ようやく私の夢が実現しそうだ。
息子が表舞台で動き、それをその妻が頭脳で支える。
ファーブリック侯爵家の未来は明るい。
私の書斎に、子供たちが入ってくる。
キルエン――整った容姿を持ち、頭もいい。
社交界の中心にのし上がったコミュニケーション能力の高さ。今すぐ侯爵家を任せても問題ない自慢の息子だ。
しかし、プライドが高く思慮が浅いため、完璧ではない。
マーガレット――白い髪と弱い肌のせいで老婆令嬢と蔑まれているが、可愛らしく、内面の美しさもある。
あれは六年前のこと、王都の北にある農地再建計画のとき。彼女の書いた論文を読んで、目を疑った。これは素晴らしいと会議で提案したが、他の貴族連中に小娘の夢物語だと一笑に付されてしまう。
彼女のような天才が必要だと思った。無能どもをのさばらせては、この国に発展はない。
キルエンには申し訳ないことをした。
自由に恋愛して結婚する。そんな普通の幸せを手に入れてほしいのが親の願い。
だが、無理を言ってマーガレット嬢と結婚してもらった。
モルガンとの政略結婚を命じた父上も、いまの私と同じ気持ちだったのだろうか。
「この場所、店舗に空きが出てな。我がファーブリック侯爵家に依頼が来た。どう使うべきか、お前たちの意見を聞きたい」
私は地図を広げ、王都に出店する話を始めた。
「僕にお任せを。付き合いのある商人たちと協力して、セレクトショップを開きましょう。藤の貴公子が新しい流行を作るとなれば、貴族たちは放っておけない」
息子らしい意見だ。
貴族が注目する店となるだろう。我が侯爵家の発言力も増す。
しかし、経費を考えれば収益は減る。ファーブリック家がキルエンから利益を取り上げたのかと黒い噂を流されるかもしれない。
自分の手柄を家のために捧げようとするキルエンの姿勢は立派だし、評価もできるが。
「……しかしなぁキルエン。それでは、金の流れを変えるだけではないか?」
息子の提案は一時保留とした。
次に、マーガレットの意見を聞いてみる。
「私は、喫茶店を提案します。もしも、キルエンが了承してくれたら……ですが」
「どういうことだい、マーガレット? 怒らないから話してごらん」
レストランが失敗した跡地に喫茶店とは、いったい何を言い出したのか。もっと時間を与えるべきだったのかもしれない。
……などと、考えていた私が愚かだった。
マーガレットが話すにつれ、彼女の頭の中が次第に理解できてきた。
これは、ただの喫茶店などではない。キルエンが提案したセレクトショップのメリットは全てそのまま。むしろ、新たに藤の貴公子の魅力を追加するのだから、さらに効果は高い。
普通の令嬢なら、夫との初めての思い出を大事な宝物として胸の内にしまい込もうとする。しかしこの娘は、キルエンのために、ファーブリック侯爵家のために、その味を共有しようというのだ。
……私の求めていた天才。控えめで、思慮深い。
「ふむ、面白い案が出たな。あの場所で喫茶店など、私には考えつかんよ。ファーブリック侯爵家の地位も高まりそうではないか。どれ、さっそく試してみよう。マーガレット、頼めるかな?」
「はいっ!」
後は、店を維持できるかどうか。
喫茶店が広告塔となり家格が高まれば、他で大きくプラスに働くだろう。赤字にならなければいい。
レストランの失敗を受け、営業日と顧客を絞るとは……考えたものだな。
「どうしたキルエン?」
「……いえ、なにも」
父親だから分かってしまう。無表情を装ってはいるが、悔しさが滲み出ている。
負けたとでも思っているのだろうか。だからこの子は浅い。
まだしばらくは私が侯爵だ。父として、家長として、認識を改めさせねばなるまい。
「素晴らしい妻ではないか。出会ってまだ二日のお前をあんなにも立ててくれた。お前は負けたのではない。妻と二人で勝ったのだ。藤の貴公子がいなければ、今回の案は出なかっただろう? 良い部分を見つめ合い、互いに協力するのが夫婦というものだ」
「……分かっています。分かって……いますとも」
プライドの高いお前だ。自慢の鼻をへし折られた気持ちなのだろう。
しかし、これから何度も同じような経験をすることになる。マーガレットの才を受け入れることが、成長に繋がるのだ。
そのときこそ、私はお前に爵位を譲ろう。
「お待たせしました」
扉が開く。
マーガレットの後ろにはメイド。紅茶のセットとクッキーを乗せたワゴンを引いて入ってくる。
「召し上がっていただく前に、お二人にクイズを。この国で最も安く手に入るスパイスはなんでしょうか?」
ふむ、面白い。
スパイスなどどれも貴重で、販売される価格にも規制が入っているため、値段に差はない。……購入する場合はな。
ヒントは、『この国で手に入る』というこの言葉。
「意地悪な問題だな、マーガレット。シナモンだろう?」
「その通りです。ノブルス子爵家が管理する山では、シナモンがたくさん採れます。希少性を保持するため、流通量をあえて抑えているだけ。娘の好物を嫁ぎ先に送る。これなら国は何も言えません」
菓子に使う程度のシナモンであれば、大量には必要ない。
仕入れを無料にしてしまおうなど、なんと商魂逞しい娘だろうか。
そうか、ここまで考えて……。
「しかしマーガレット、シナモンと僕のお茶では、香りが喧嘩してしまうのではないか?」
「はい。なので、こうします」
マーガレットは銀の小瓶の蓋を開け、中から一片のシナモンを取り出す。それを、角が立った目の細かいおろし金で削り、クッキーに振りかけていく。
続いて、メイドが淹れた藤の花が香る紅茶をカップに注ぎ、砂糖とミルクを加えた。
「この国の貴族は、シナモンを使ったお菓子を好みます。それに合わせるのは、コーヒーやミルクティーであることが多い。まずはミルクを入れて楽しんでいただき、最後にストレートでこのお茶の本来の香りを体験してもらいます。……どうでしょう?」
それぞれの前にお茶が配られる。
クッキーを一口かじり、小麦とシナモンの香りが広がったところでお茶を含む。
……なるほど。
薄まったことで柔らかくなった藤の花との組み合わせ。室内にいて、野原を散歩しているかのような清々しさが鼻を抜けていく。ミルクの脂肪分もいい仕事をしている。
マーガレットの戦略、これは素晴らしい。
……だが。
「たかが茶と菓子、これだけでは採算が取れない」
「ランチ営業とし、食事の後にデザートとお茶を出します。お腹が膨れてからのほうが、お茶もお菓子も美味しいですから。そこで、前のレストランの料理人を雇いましょう。貴族の好みが分かる方のようなので」
成ったな。
いったい、マーガレットの頭の中はどうなっているのやら。
「はっはっは、忙しくなりそうだ! キルエン、急げ。後は頼んだぞ!」
「はい、父上! マーガレット、詳細は後で詰めよう。では、失礼します」
キルエンは身を翻し、部屋を出ていく。
その後姿を、おろおろとした様子でマーガレットが見送る。
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