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第一章
第2話言い訳
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「公子殿下、これも殿下が悪いので、我ら代々使える家臣よりも、平民ごときを優遇したの殿下が悪いのです」
集まった大公家譜代の家臣どもが、自分自身に言い訳をしている。
俺が平民を優遇したと言っているが、真実は大公家や王家の法を超える重税を課し、私腹を肥やしていたのを罰しただけだ。
それを誤魔化すのに、平民優遇を言い立てているだけの、無法者に過ぎない。
だが、引かれ者の小唄になるのは嫌なので、蔑みの視線を送るだけでいい。
心ある者はそれだけでいたたまれなくなるし、無法者には何を言っても無駄だ。
「さあ、殿下、自分の非を認められるのなら、自ら奈落に飛び込んでください。
それが殿下が優遇された平民のためでもあります」
俺を攻撃しようとすれば、今は亡き母上がかけてくださった守護魔法が発動し、俺を襲おうとした者たちを皆殺しにする。
大魔法使いと称された母上の、命をかけた大魔法で、その威力は激烈だ。
母上亡きあとも、父や愛人は繰り返し俺を殺そうとしたが、その度に実行犯は守りの魔法で無残な死を迎えた。
その事を知っている大公家の者たちは、俺を攻撃するどころか、一定の距離から近寄ろうとしない、それほど母上の護り魔法は恐れられている。
だが長年かけて、こいつらは母上の守護魔法を討ち破る方法を考え付きやがった。
その方法とは、俺の心を攻撃する方法で、俺自身が自殺すればいいと考えたのだ。
具体的な方法は、何の罪もない領民を集めて、その者たちを殺すとか拷問にかけると言って、俺を脅して自殺させる方法だ。
腐れ外道のこいつらが考えたに相応しい、嫌になるほど下劣なやり方だ。
まあ、防ぐ方法がないわけではない。
俺自身がこいつらの方に突っ込んでいって、嫌でも攻撃しなければいけなくすれば、俺の攻撃と母上の守護魔法の二つで攻撃できる。
だがその方法だと、完全に人質の人達を助ける事は不可能だ。
余りにも多い人質が、無数の敵に確保されていると、敵を皆殺しにする前に、幾人かの人質が殺されてしまうのだ。
下劣なこいつらは、事前によく考えていたのだろう、多くの大公家の家臣どもが、それに倍する領民を人質にしてやがる。
しかも、それでも、万が一を考えて、王女も弟もこの場にはいない。
本当に姑息な奴で、何かあっても自分たちだけは生き残れるようにしてやがる。
しかも人質には、抵抗できない女子供や老人ばかり選んでやいる。
腐れ外道の兵士どもは、まだ満足に言葉も話せない赤子に剣を向けていやがる。
こうなれば仕方がない、魔獣の住処だと言われ、入った者は誰一人戻って来れない、奈落ダンジョンに飛び込んでやろうではないか。
だが、ただでは死なない、死ぬまで悪夢に責め苛まれるがいい。
「わかったよ、自ら奈落ダンジョンに飛び降りてやろう。
だがお前らにはその行いの呪いを受けてもらう、俺は大魔導士の母上の子だぞ。
死に際して最初で最後の大魔法を発動してやる。
俺を裏切った者は、奈落ダンジョンの魔獣に喰い殺されて死ぬ。
毎夜一人づつ、無残にはらわたを喰われて、地獄の苦痛の中で死ぬ。
どこに逃げようとも、魔獣は地の果てまで追いかけて、お前らを喰らうからな」
俺は、覚悟を決めて奈落ダンジョンに飛び降りた。
集まった大公家譜代の家臣どもが、自分自身に言い訳をしている。
俺が平民を優遇したと言っているが、真実は大公家や王家の法を超える重税を課し、私腹を肥やしていたのを罰しただけだ。
それを誤魔化すのに、平民優遇を言い立てているだけの、無法者に過ぎない。
だが、引かれ者の小唄になるのは嫌なので、蔑みの視線を送るだけでいい。
心ある者はそれだけでいたたまれなくなるし、無法者には何を言っても無駄だ。
「さあ、殿下、自分の非を認められるのなら、自ら奈落に飛び込んでください。
それが殿下が優遇された平民のためでもあります」
俺を攻撃しようとすれば、今は亡き母上がかけてくださった守護魔法が発動し、俺を襲おうとした者たちを皆殺しにする。
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母上亡きあとも、父や愛人は繰り返し俺を殺そうとしたが、その度に実行犯は守りの魔法で無残な死を迎えた。
その事を知っている大公家の者たちは、俺を攻撃するどころか、一定の距離から近寄ろうとしない、それほど母上の護り魔法は恐れられている。
だが長年かけて、こいつらは母上の守護魔法を討ち破る方法を考え付きやがった。
その方法とは、俺の心を攻撃する方法で、俺自身が自殺すればいいと考えたのだ。
具体的な方法は、何の罪もない領民を集めて、その者たちを殺すとか拷問にかけると言って、俺を脅して自殺させる方法だ。
腐れ外道のこいつらが考えたに相応しい、嫌になるほど下劣なやり方だ。
まあ、防ぐ方法がないわけではない。
俺自身がこいつらの方に突っ込んでいって、嫌でも攻撃しなければいけなくすれば、俺の攻撃と母上の守護魔法の二つで攻撃できる。
だがその方法だと、完全に人質の人達を助ける事は不可能だ。
余りにも多い人質が、無数の敵に確保されていると、敵を皆殺しにする前に、幾人かの人質が殺されてしまうのだ。
下劣なこいつらは、事前によく考えていたのだろう、多くの大公家の家臣どもが、それに倍する領民を人質にしてやがる。
しかも、それでも、万が一を考えて、王女も弟もこの場にはいない。
本当に姑息な奴で、何かあっても自分たちだけは生き残れるようにしてやがる。
しかも人質には、抵抗できない女子供や老人ばかり選んでやいる。
腐れ外道の兵士どもは、まだ満足に言葉も話せない赤子に剣を向けていやがる。
こうなれば仕方がない、魔獣の住処だと言われ、入った者は誰一人戻って来れない、奈落ダンジョンに飛び込んでやろうではないか。
だが、ただでは死なない、死ぬまで悪夢に責め苛まれるがいい。
「わかったよ、自ら奈落ダンジョンに飛び降りてやろう。
だがお前らにはその行いの呪いを受けてもらう、俺は大魔導士の母上の子だぞ。
死に際して最初で最後の大魔法を発動してやる。
俺を裏切った者は、奈落ダンジョンの魔獣に喰い殺されて死ぬ。
毎夜一人づつ、無残にはらわたを喰われて、地獄の苦痛の中で死ぬ。
どこに逃げようとも、魔獣は地の果てまで追いかけて、お前らを喰らうからな」
俺は、覚悟を決めて奈落ダンジョンに飛び降りた。
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