82 / 127
第二章
第82話:魔王軍侵攻部隊
しおりを挟む
魔王軍が開けた穴を防ぐために進撃するリカルド王太子だったが、追い込まれた魔王軍の抵抗は熾烈を極めた。
穴が狭い間は、四つ足で早く駆ける事のできる、体高の低いコボルトと魔狗と魔狼を主力にした、遊撃隊が大陸を荒らしまわっていた。
だが穴が広がった今では、ゴブリンやオーク、ミノタウロスとリザードマンが続々と大陸に入り込んできていた。
ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンはそれぞれの種族に分かれて部隊を編制して、大陸北部の国を荒らしまわっていた。
魔王軍遊撃隊は大陸南部から引き揚げて、大陸北部だけを荒らしまわっている。
魔王軍遊撃隊の機動力と強さは、人間の軍では対応できない機動力だった。
腐敗した貴族がほぼすべて粛清されたセント・ジオン皇国の騎士団ですら、奇襲を繰り返す魔王軍遊撃隊を捉えることができなかった。
都市や村に襲撃してきた時に迎え討つので精一杯だった。
中小の国では、村々を見捨てることで都市を守っていたが、それが通用したのは魔王軍遊撃隊までだった。
それなりの城壁と城門しかない中小の都市では、ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの攻撃を防ぎきれなかった。
ゴブリン軍団には数で圧倒された。
ゴブリンを斃しても斃しても押し寄せてきて、最後には城壁をよじ登られた。
オーク、ミノタウロスにはパワーで圧倒された。
少々の城門はオークとミノタウロスの腕力で破壊されてしまうのだ。
一旦城門を破壊されたら最後、怒涛の勢いで内部に入り込まれてしまう。
リザードマンにもパワーで圧倒されたが、それは腕力ではなく尻尾力だった。
リザードマンが振るう渾身の尻尾力は、オークやミノタウロスの腕力を超える破壊力があり、少々の城門なら一撃で破壊してしまう。
堅固な城壁と城門を備えた都市や領都は、ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの軍団が連合して襲い掛かった。
どれほど堅固な城壁や城門であろうと、死を全く恐れない魔王軍の大軍団の襲撃を前にしては、王や領主を護りきる事はできなかった。
妊娠可能な女はゴブリン、オーク、ミノタウロスに襲われ、子供産む道具にされたが、それ以外の人間は食糧にされてしまう。
飢えと性欲を満たすためなら、魔王軍は死を恐れないのだ。
リカルド王太子に領内通過を許さなかったり、穴の封鎖を断った愚かな王侯貴族の判断が、大陸北部を生き地獄にしていた。
リカルド王太子の進撃を阻もうとしたのは、そんなゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの連合軍団だった。
人間よりも弱いゴブリンの軍団が五十万、人間よりも強いオークとミノタウロスの軍団が十万、人間よりも遥かに強いリザードマンの軍勢が一万だった。
穴が狭い間は、四つ足で早く駆ける事のできる、体高の低いコボルトと魔狗と魔狼を主力にした、遊撃隊が大陸を荒らしまわっていた。
だが穴が広がった今では、ゴブリンやオーク、ミノタウロスとリザードマンが続々と大陸に入り込んできていた。
ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンはそれぞれの種族に分かれて部隊を編制して、大陸北部の国を荒らしまわっていた。
魔王軍遊撃隊は大陸南部から引き揚げて、大陸北部だけを荒らしまわっている。
魔王軍遊撃隊の機動力と強さは、人間の軍では対応できない機動力だった。
腐敗した貴族がほぼすべて粛清されたセント・ジオン皇国の騎士団ですら、奇襲を繰り返す魔王軍遊撃隊を捉えることができなかった。
都市や村に襲撃してきた時に迎え討つので精一杯だった。
中小の国では、村々を見捨てることで都市を守っていたが、それが通用したのは魔王軍遊撃隊までだった。
それなりの城壁と城門しかない中小の都市では、ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの攻撃を防ぎきれなかった。
ゴブリン軍団には数で圧倒された。
ゴブリンを斃しても斃しても押し寄せてきて、最後には城壁をよじ登られた。
オーク、ミノタウロスにはパワーで圧倒された。
少々の城門はオークとミノタウロスの腕力で破壊されてしまうのだ。
一旦城門を破壊されたら最後、怒涛の勢いで内部に入り込まれてしまう。
リザードマンにもパワーで圧倒されたが、それは腕力ではなく尻尾力だった。
リザードマンが振るう渾身の尻尾力は、オークやミノタウロスの腕力を超える破壊力があり、少々の城門なら一撃で破壊してしまう。
堅固な城壁と城門を備えた都市や領都は、ゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの軍団が連合して襲い掛かった。
どれほど堅固な城壁や城門であろうと、死を全く恐れない魔王軍の大軍団の襲撃を前にしては、王や領主を護りきる事はできなかった。
妊娠可能な女はゴブリン、オーク、ミノタウロスに襲われ、子供産む道具にされたが、それ以外の人間は食糧にされてしまう。
飢えと性欲を満たすためなら、魔王軍は死を恐れないのだ。
リカルド王太子に領内通過を許さなかったり、穴の封鎖を断った愚かな王侯貴族の判断が、大陸北部を生き地獄にしていた。
リカルド王太子の進撃を阻もうとしたのは、そんなゴブリン、オーク、ミノタウロス、リザードマンの連合軍団だった。
人間よりも弱いゴブリンの軍団が五十万、人間よりも強いオークとミノタウロスの軍団が十万、人間よりも遥かに強いリザードマンの軍勢が一万だった。
1
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
【完結】双子の伯爵令嬢とその許婚たちの物語
ひかり芽衣
恋愛
伯爵令嬢のリリカとキャサリンは二卵性双生児。生まれつき病弱でどんどん母似の美女へ成長するキャサリンを母は溺愛し、そんな母に父は何も言えない……。そんな家庭で育った父似のリリカは、とにかく自分に自信がない。幼い頃からの許婚である伯爵家長男ウィリアムが心の支えだ。しかしある日、ウィリアムに許婚の話をなかったことにして欲しいと言われ……
リリカとキャサリン、ウィリアム、キャサリンの許婚である公爵家次男のスターリン……彼らの物語を一緒に見守って下さると嬉しいです。
⭐︎2023.4.24完結⭐︎
※2024.2.8~追加・修正作業のため、2話以降を一旦非公開にしていました。
→2024.3.4再投稿。大幅に追加&修正をしたので、もしよければ読んでみて下さい(^^)
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる