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第3章 分解スキルでざまぁ編
第105話 おっさん、罠にはまる
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「リーダー、情報屋の話ではここに落とし穴があって、落ちた先にお宝があるってさ」
ダカードがダンジョンの中で床を指差してそう言った。
こいつ、情報屋に伝手なんかあったのか。
下層の階の情報なんてよく買えたな。
いつも飲んだくれているから、貯金なんてないと思ってた。
「よし、降りてみるか」
落とし穴のスイッチに細工して穴を開いたままにする。
俺は鉤縄を取り出しスルスルと降りていった。
二番手はダカードだ。
軽い身のこなしで降りてきた。
「ブライム、落ちるなよ」
ロープは軋んだがブライムも問題なく着地。
「行くよ」
ヴィスが銃を背負い位置を確認すると軽々と降りてきた。
「ロープ下で固定してて。揺れると嫌だから」
ブライムがロープを持ってピンと引っ張ると、ジェリはゆっくりと時間をかけて降りてきた。
「ここは何階層なんだろう」
「情報では10階層らしい」
「じゃあ、案外ここが最下層かも。モンスターが出てきたら全滅する可能性があるな」
「ぶるっちまったか。情けねぇなぁ」
「計画ってのは大事だ。作戦によって生還の可能性が左右される」
「訳ないよ。宝箱の中身を取ったら、いそいで縄を登るのさ」
「縄が駄目だったら」
「心配性だね。帰り道の安全な近道を情報屋から教えてもらったから楽勝だ」
「よし、宝を取って祝杯を上げよう」
目の前に開いた扉があって、部屋の中央には宝箱。
なんか怪しいな。
そうでもないか。
行き止まりに宝箱なんて事もあるからな。
俺達は辺りを警戒しながら宝箱の近くに寄る。
トラップのたぐいはないみたいだ。
「アクセサリーだったら欲しいな」
ジェリがそう言った。
「駄目だ」
「ええっ、リーダーのけち」
「ダンジョン探索は実入りが少ないんだ」
「その割にはうちのパーティは裕福だけど」
「やりくりには苦労しているんだよ。わかれよ」
「はい、はい」
宝箱を見る。
宝箱にはこれ見よがしに鉄板の飾りがある。
怪しいな。
飾りを少しずつずらす。
穴が開いているのが見える。
ペンライトで照らすと穴の奥にはきらりと光る針があった。
これが出てくるのだろうな。
スイッチはどこだ。
宝箱の蓋のを開けやすいように窪みがあり、そこにスイッチがあった。
一応、分解しておくか。
「分解」
ドライバーとニッパを握りスキルを発動。
スイッチは分解出来た。
作動しないように細工してと。
「宝箱を開けるぞ」
「流石リーダーね。トラップの解除は一流だわ」
「おだてても、銃は新調してやらないぞ」
ギイと軋む音がして蓋が開いていく。
中にはエリクサーが一本と金属の板が入っていた。
ごくりと唾を飲む音がした。
無理もないエリクサーは一財産する。
一生遊んで暮らせる額だ。
ダカードが金属の板を取る。
不用心だぞ、ダカード。
トラップはないのか。
俺は何の気なしにエリクサーを取った。
カチッと音がしてトラップが作動する。
俺の足首に鉄の鎖が巻き付いた。
しまった、トラップに引っかかった。
三段構えだったのか。
箱のトラップ解除で安心させて、鉄の板でまた安心させる。
そしてエリクサーでジエンドだ。
「エリクサーを早く渡して。鎖を外す時に壊したら、もったいないよ」
「アイテムボックスに収納するから良い」
「そうだね。やっぱり馬鹿じゃないか。みんな、とっとと逃げるよ」
「おう」
「ええ」
「そうね」
「おい、おまえら、何のつもりだ」
「俺達はさ、遺跡探索がしたいんだよ。さらばだ」
ちくしょう、裏切られた。
確かにさ。不満は溜まっていたさ。
ダンジョン探索は遺跡探索と違って実入りも少ないし危険だ。
遺跡探索もさせてやれば良かったのか。
今となっては済んだことだな。
「分解」
やすりを出してスキルを発動。
鎖を分解した。
そして、扉が閉まる。
ちくしょう、鎖を解くと扉が閉まるのかよ。
お次は何だ。
モンスターが召喚されてくる。
何がきても死ねる自信がある。
現れたのは金属の光沢を持つスケルトン。
メタルスケルトンだろうか。
物理攻撃や下手な魔法攻撃も効かなさそうだ。
紫外線ライトの安いのなら買ってある。
俺は紫外線ライトのスイッチを入れてスケルトンを照らした。
駄目だ。効いてない。
農薬入りの水鉄砲を使うが、やはり効いてない。
万事休すか。
ダカードがダンジョンの中で床を指差してそう言った。
こいつ、情報屋に伝手なんかあったのか。
下層の階の情報なんてよく買えたな。
いつも飲んだくれているから、貯金なんてないと思ってた。
「よし、降りてみるか」
落とし穴のスイッチに細工して穴を開いたままにする。
俺は鉤縄を取り出しスルスルと降りていった。
二番手はダカードだ。
軽い身のこなしで降りてきた。
「ブライム、落ちるなよ」
ロープは軋んだがブライムも問題なく着地。
「行くよ」
ヴィスが銃を背負い位置を確認すると軽々と降りてきた。
「ロープ下で固定してて。揺れると嫌だから」
ブライムがロープを持ってピンと引っ張ると、ジェリはゆっくりと時間をかけて降りてきた。
「ここは何階層なんだろう」
「情報では10階層らしい」
「じゃあ、案外ここが最下層かも。モンスターが出てきたら全滅する可能性があるな」
「ぶるっちまったか。情けねぇなぁ」
「計画ってのは大事だ。作戦によって生還の可能性が左右される」
「訳ないよ。宝箱の中身を取ったら、いそいで縄を登るのさ」
「縄が駄目だったら」
「心配性だね。帰り道の安全な近道を情報屋から教えてもらったから楽勝だ」
「よし、宝を取って祝杯を上げよう」
目の前に開いた扉があって、部屋の中央には宝箱。
なんか怪しいな。
そうでもないか。
行き止まりに宝箱なんて事もあるからな。
俺達は辺りを警戒しながら宝箱の近くに寄る。
トラップのたぐいはないみたいだ。
「アクセサリーだったら欲しいな」
ジェリがそう言った。
「駄目だ」
「ええっ、リーダーのけち」
「ダンジョン探索は実入りが少ないんだ」
「その割にはうちのパーティは裕福だけど」
「やりくりには苦労しているんだよ。わかれよ」
「はい、はい」
宝箱を見る。
宝箱にはこれ見よがしに鉄板の飾りがある。
怪しいな。
飾りを少しずつずらす。
穴が開いているのが見える。
ペンライトで照らすと穴の奥にはきらりと光る針があった。
これが出てくるのだろうな。
スイッチはどこだ。
宝箱の蓋のを開けやすいように窪みがあり、そこにスイッチがあった。
一応、分解しておくか。
「分解」
ドライバーとニッパを握りスキルを発動。
スイッチは分解出来た。
作動しないように細工してと。
「宝箱を開けるぞ」
「流石リーダーね。トラップの解除は一流だわ」
「おだてても、銃は新調してやらないぞ」
ギイと軋む音がして蓋が開いていく。
中にはエリクサーが一本と金属の板が入っていた。
ごくりと唾を飲む音がした。
無理もないエリクサーは一財産する。
一生遊んで暮らせる額だ。
ダカードが金属の板を取る。
不用心だぞ、ダカード。
トラップはないのか。
俺は何の気なしにエリクサーを取った。
カチッと音がしてトラップが作動する。
俺の足首に鉄の鎖が巻き付いた。
しまった、トラップに引っかかった。
三段構えだったのか。
箱のトラップ解除で安心させて、鉄の板でまた安心させる。
そしてエリクサーでジエンドだ。
「エリクサーを早く渡して。鎖を外す時に壊したら、もったいないよ」
「アイテムボックスに収納するから良い」
「そうだね。やっぱり馬鹿じゃないか。みんな、とっとと逃げるよ」
「おう」
「ええ」
「そうね」
「おい、おまえら、何のつもりだ」
「俺達はさ、遺跡探索がしたいんだよ。さらばだ」
ちくしょう、裏切られた。
確かにさ。不満は溜まっていたさ。
ダンジョン探索は遺跡探索と違って実入りも少ないし危険だ。
遺跡探索もさせてやれば良かったのか。
今となっては済んだことだな。
「分解」
やすりを出してスキルを発動。
鎖を分解した。
そして、扉が閉まる。
ちくしょう、鎖を解くと扉が閉まるのかよ。
お次は何だ。
モンスターが召喚されてくる。
何がきても死ねる自信がある。
現れたのは金属の光沢を持つスケルトン。
メタルスケルトンだろうか。
物理攻撃や下手な魔法攻撃も効かなさそうだ。
紫外線ライトの安いのなら買ってある。
俺は紫外線ライトのスイッチを入れてスケルトンを照らした。
駄目だ。効いてない。
農薬入りの水鉄砲を使うが、やはり効いてない。
万事休すか。
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