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三年生の一学期
🍰
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感心した様子の、麗がファザードを遠望した。
「白い壁に大きな窓があって、少しおとぎの国のような印象だね」
入り口付近にあるA型看板を玲央名が見やる。
「ほら、写真付きのメニューが掲載されてるよ。すごい、色々なケーキが紹介されている」
金色のノブが付いた茶色のドアを開けて中に入るとすぐ、右の棚にクッキーが並んでいて、ショーケースにはケーキがずらり。それをのぞき込むようにして見る麗が、唇をぺろりとなめた。
「へぇ、こんなところがあったんだ。知らなかった。わたし、うち、こっちのほうじゃないから、ね」と玲央名を見る。
「うん。真逆の西馬込のほうだから、こっち来ないもんね。わたしはここから近いから存在は知ってたけど、入ったことない」
奈緒が驚く。
「え? じゃあなんで麗ちゃん、旗の台で降りたの?」
「成瀬さんが一緒にお菓子食べようって言うから。なんでも、明保野君たち女子系男子に教えたら好評だったからって誘われて。あの二人とは中学の時から一緒だったんだけど、家庭科の時のお菓子作り上手いのよね。クッキーとかプリンとか。しかも、他の班の余った材料集めてきて、マカロンとかカヌレとか作っちゃうくらいだったもん」
「うん。あの二人に好評だったって言うんなら、誘いに乗らない手はないかなって思ってすっごい期待して、お小遣い余分に持ってきてた」
「白い壁に大きな窓があって、少しおとぎの国のような印象だね」
入り口付近にあるA型看板を玲央名が見やる。
「ほら、写真付きのメニューが掲載されてるよ。すごい、色々なケーキが紹介されている」
金色のノブが付いた茶色のドアを開けて中に入るとすぐ、右の棚にクッキーが並んでいて、ショーケースにはケーキがずらり。それをのぞき込むようにして見る麗が、唇をぺろりとなめた。
「へぇ、こんなところがあったんだ。知らなかった。わたし、うち、こっちのほうじゃないから、ね」と玲央名を見る。
「うん。真逆の西馬込のほうだから、こっち来ないもんね。わたしはここから近いから存在は知ってたけど、入ったことない」
奈緒が驚く。
「え? じゃあなんで麗ちゃん、旗の台で降りたの?」
「成瀬さんが一緒にお菓子食べようって言うから。なんでも、明保野君たち女子系男子に教えたら好評だったからって誘われて。あの二人とは中学の時から一緒だったんだけど、家庭科の時のお菓子作り上手いのよね。クッキーとかプリンとか。しかも、他の班の余った材料集めてきて、マカロンとかカヌレとか作っちゃうくらいだったもん」
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