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一年生の三学期
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「務君と杏奈ちゃんのおかげで、わたしは いじめられなくなった。粂川くんともお友達になれた し、色々“おじゃべり” して くれるお友達も 出来た。花ちゃんとか。そこでお礼をしてあげたいと 思いまーす」
きょとんとする務に続ける。
「わ た し は、杏奈ちゃんと務君にお礼を して いない。ボトルカバーで気がつきました。だから、一緒に 買いに行こう。 務君の杏奈ちゃんへのプレ ゼント も、お茶のおまけじゃ寂しいし」
「ええ? いいよ、この間のカフェでクッキーいただいたじゃない」少し考えて続ける。「でも確かに、おまけをあげただけじゃ、杏奈の頑張りに対して片手間すぎるかな?」
「そうだよ、こんど、美味しいりんごパイのお店教えてあげますから、買いに行こう」
務が答える間もなく、杏奈が教室に入ってきた。
「お待たせ務君。あら、成瀬さんもいたのね。テストの答え合わせしていたんでしょ? ご苦労様。それで、なに話していたの?」
いつになくうきうきした様子で話しかけてくる杏奈に、虚を突かれた様子の奈緒が答える。
「うーん、南ちゃんのこと。このあ い だ の……((バイク、 バイク))のこと、どうしましたかってこ と を、は な し ま し た」
「それでどうだったの?」
そう問い返されて、奈緒の笑顔が金縛りにあう。
「……あらー、忘れた。もう一度言って」と務に投げる。
彼は慌てる様子も無く答えた。
「学校には伝わっている。それで校長から色々質問されて、もちろん僕は無実だったって答えた。そんなに大ごとにはなっていないみたいだよ。ただ、犯人は捕まっていないし、共犯の疑いは拭いきれていないから、付き合うのはどうかと言われた。ちょっといやな気持ちになったよね」
「そうね」と杏奈「わたしもそういう話はしたわ。でもびっくりしたのは、結構詳細が伝わっているってこと。わたしたちが押し掛けたこととか、あの子たちのこととか。補導されたといっても、小沢さんは無実なわけだし、釈放されているんだから、警察もわざわざ学校に連絡入れなくてもいいのにね」そう言って、務を見る。
「うん。それは僕も不思議に思った。前に生徒会の先輩から、誰かの保護者が学校に問い合わせたらしいって聞いたから、目撃者がいたのかもしれないね」
きょとんとする務に続ける。
「わ た し は、杏奈ちゃんと務君にお礼を して いない。ボトルカバーで気がつきました。だから、一緒に 買いに行こう。 務君の杏奈ちゃんへのプレ ゼント も、お茶のおまけじゃ寂しいし」
「ええ? いいよ、この間のカフェでクッキーいただいたじゃない」少し考えて続ける。「でも確かに、おまけをあげただけじゃ、杏奈の頑張りに対して片手間すぎるかな?」
「そうだよ、こんど、美味しいりんごパイのお店教えてあげますから、買いに行こう」
務が答える間もなく、杏奈が教室に入ってきた。
「お待たせ務君。あら、成瀬さんもいたのね。テストの答え合わせしていたんでしょ? ご苦労様。それで、なに話していたの?」
いつになくうきうきした様子で話しかけてくる杏奈に、虚を突かれた様子の奈緒が答える。
「うーん、南ちゃんのこと。このあ い だ の……((バイク、 バイク))のこと、どうしましたかってこ と を、は な し ま し た」
「それでどうだったの?」
そう問い返されて、奈緒の笑顔が金縛りにあう。
「……あらー、忘れた。もう一度言って」と務に投げる。
彼は慌てる様子も無く答えた。
「学校には伝わっている。それで校長から色々質問されて、もちろん僕は無実だったって答えた。そんなに大ごとにはなっていないみたいだよ。ただ、犯人は捕まっていないし、共犯の疑いは拭いきれていないから、付き合うのはどうかと言われた。ちょっといやな気持ちになったよね」
「そうね」と杏奈「わたしもそういう話はしたわ。でもびっくりしたのは、結構詳細が伝わっているってこと。わたしたちが押し掛けたこととか、あの子たちのこととか。補導されたといっても、小沢さんは無実なわけだし、釈放されているんだから、警察もわざわざ学校に連絡入れなくてもいいのにね」そう言って、務を見る。
「うん。それは僕も不思議に思った。前に生徒会の先輩から、誰かの保護者が学校に問い合わせたらしいって聞いたから、目撃者がいたのかもしれないね」
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