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二年生の一学期
第百六十七話 乱暴
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「いやぁぁ、やめてぇー」
室内中に悲鳴が響いて共鳴する。
「叫んでも無駄よ、ここの天井分厚くて、爆音でCDかけても一階に音届かないから」
そう言い放つ暖乃に、魚子が「ほら、しゃしんしゃしん」と楽しげに唇を三日月形に開いて叫び、スカートをたくし上げる。
「色気ないなぁ、体操着なんて穿いちゃって。――脱がす? これ脱がす?」
それを聞いた奈緒は恐れ慄き、首筋を緊張させて全身を粟立てた。この子の心臓を満たす血がかき混ぜられたように全身を痙攣させて、嘔吐感が咽喉を蝕む。四肢は強張って縮んだ。
問うたあと暖乃は、答えを待たずに体操着を引きずり下ろすと、ピンとも合わせずシャッターを切り、画面を見やって舌を打つ。
「スカートじゃまで映んない。ほら、チラリズム。太もも出してもう一枚」
奈緒が、痙攣する喉から震える声を吐きだして泣き叫んだ。
「ゆるしてぇ、ゆるしてくださあい! 杏奈ちゃん助けて、見てないで助けてっ、おねがいー」
「成瀬さんが全部悪いんだよ。せっかく自主退学にならないようにお膳立てしてあげたのに無下にするから。三人を説得するには、もう学校辞めるしかないよ。言ってごらん、学校辞めますって」杏奈が冷たく言い放つ。そして勝ち誇ったかのようにわざとらしく笑った。
「やだぁ、やめないーっっ」
「保険に一枚でもエロいやつ写真に納めておかないと。チクられでもしたら困るもんねー」
と、暖乃が一人ごちる。シャッター音がカシャリと鳴るも、またも下着は映らなかったようだ。画面を見て渋い顔をした。それを受けて、かおりが右足の脛に跨って押さえつけ、左手を伸ばしてスカートからワイシャツの裾を毟り出す。
炭酸のペットボトルに左手を伸ばして手繰り寄せた魚子が、ぐびぐびと中身を呷って唇を拭う。
「こいつ無駄にスタイルいいから、セクシーショット色気むんむんになるぞ」
そう焚きつけながら、ベコリと音が立つほどペットボトルを強く握りしめた手で首ロックをきめ、右手でワイシャツを鷲掴みにして引っ張り上げる。それと同時に幾つかのボタンがちぎれる音がした。
「ちぃっ。だっさいなぁ、なんで夏服のワイシャツ、スカートに入れてんのよ」
室内中に悲鳴が響いて共鳴する。
「叫んでも無駄よ、ここの天井分厚くて、爆音でCDかけても一階に音届かないから」
そう言い放つ暖乃に、魚子が「ほら、しゃしんしゃしん」と楽しげに唇を三日月形に開いて叫び、スカートをたくし上げる。
「色気ないなぁ、体操着なんて穿いちゃって。――脱がす? これ脱がす?」
それを聞いた奈緒は恐れ慄き、首筋を緊張させて全身を粟立てた。この子の心臓を満たす血がかき混ぜられたように全身を痙攣させて、嘔吐感が咽喉を蝕む。四肢は強張って縮んだ。
問うたあと暖乃は、答えを待たずに体操着を引きずり下ろすと、ピンとも合わせずシャッターを切り、画面を見やって舌を打つ。
「スカートじゃまで映んない。ほら、チラリズム。太もも出してもう一枚」
奈緒が、痙攣する喉から震える声を吐きだして泣き叫んだ。
「ゆるしてぇ、ゆるしてくださあい! 杏奈ちゃん助けて、見てないで助けてっ、おねがいー」
「成瀬さんが全部悪いんだよ。せっかく自主退学にならないようにお膳立てしてあげたのに無下にするから。三人を説得するには、もう学校辞めるしかないよ。言ってごらん、学校辞めますって」杏奈が冷たく言い放つ。そして勝ち誇ったかのようにわざとらしく笑った。
「やだぁ、やめないーっっ」
「保険に一枚でもエロいやつ写真に納めておかないと。チクられでもしたら困るもんねー」
と、暖乃が一人ごちる。シャッター音がカシャリと鳴るも、またも下着は映らなかったようだ。画面を見て渋い顔をした。それを受けて、かおりが右足の脛に跨って押さえつけ、左手を伸ばしてスカートからワイシャツの裾を毟り出す。
炭酸のペットボトルに左手を伸ばして手繰り寄せた魚子が、ぐびぐびと中身を呷って唇を拭う。
「こいつ無駄にスタイルいいから、セクシーショット色気むんむんになるぞ」
そう焚きつけながら、ベコリと音が立つほどペットボトルを強く握りしめた手で首ロックをきめ、右手でワイシャツを鷲掴みにして引っ張り上げる。それと同時に幾つかのボタンがちぎれる音がした。
「ちぃっ。だっさいなぁ、なんで夏服のワイシャツ、スカートに入れてんのよ」
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