FRIENDS

緒方宗谷

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二年生の二学期

🎀

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 それを淡々とやり過ごした玲が、「そういえば――」と思い出して、細い瞳を見開く。
「豆乳味どうする? 普通に濃厚豆乳の味がして、あんま甘酒感なかった記憶が鮮明に思い出されるんだけど」
「そうだったよね。すごい合うけど、もうあれ豆乳だね。豆乳甘酒というか、甘酒豆乳。あれは豆乳屋さんだったら採用だったよ」泉が続けた。
「でも、砂糖使わずあの甘さってすごくねえ?」粂川が、長く濃いまつ毛の奥のまなこで、まゆげを隠すぱっつんバングの玲を見据える。
 玲は腕を組んで左足に重心を据え、切り揃えられたセミロンな後ろ髪を揺らす。
「そうだね、迷うよね」
 奈緒が、奈緒ちゃんメモを見やって、情報提供。
「他にも、ミルク味と、紅茶味と、抹茶味と、いちご味が、“む と お”、でした。あと、こうじ味も、“む と お”」
 そして、おもむろに最初のページを開く。そこには、各会合で試作される予定のメニューが書き示されていた。

 1日目:ココア、チョコ、プレーン
 2日目:みかん、梅
 3日目:桃、しょうが
 4日目:こうじ甘酒プレーン、ゆず
 5日目:紅茶、コーヒー甘酒
 6日目:さつまいも味、かぼちゃ味、
 7日目:ずんだ味、あんこ味。
 8日目:ミルク味、豆乳味。
 9日目:いちご、まっ茶。

 ちなみに、作品の提案者は、

 コーヒー味、ココア味、チョコ味、さつまいも味、ミルク味が奈緒。
 みかん味が桃。
 梅味が理子。
 桃味、しょうが味が梨花。
 麹味、ゆず味がよっしー。
 紅茶味、かぼちゃ味がおけい。
 ずんだ味、あんこ味、抹茶味が泉。
 豆乳味が玲に、
 苺味が花で、
 唯一事前提案のなかった粂川は、すべて飲んだ結果プレーン味推し。

 コーヒー甘酒以外どれも美味しくて、採用する味が決まったのは、完全下校の時間目前だった。







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