FRIENDS

緒方宗谷

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三年生の一学期

🐿️

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 玲央名が、くすりと笑った。
「男の人って、すごい筋肉あって体硬いんだよ。太ってる人もいるけど。すごい守られてるって気がする」
「それに、寝転がってるだけで、一、二時間うん万円になるんだから、おいしい話じゃん」
「そういうことは、大好きな彼氏とするものでしょう?」
 奈緒が反論すると、麗が語気を強めた。
「したことないからそう思うの。一回しちゃえば考え変わるって。成瀬さん可愛いから、たくさんもらえると思うよ」
「もっと平和に遊ぼうよ。放課後にお茶したり、買いもしないファンシーグッズ見て回ったり、ただおしゃべりしたりするだけの」
「意外」玲央名が呟く。
「うん。友達に成瀬さんのこと話したら、中学時代を知っている子がいて、そんな圏外な子じゃなかったって。圏外って、ノリ悪くて普通に暗い子って意味ね」
「そうかな?」と奈緒は聞き流すが、公園に入ってベンチに腰掛けたこの子に麗は続ける。
「なんだかんだで、一年の時ウィップスとダンス踊って、案外気に入られてたみたいに見えたし、ヤンキーな友達もいるでしょ?」
「びっくしりたよね。覚せい剤してたっていうんだから」玲央名が、合いの手を入れるように言葉を差し挟む。
 相槌を打つ麗が笑った。
「わたしたちですら、大麻どまりなのに。それも時たま。葉巻にちょっとだけ巻き込んだ程度のやつ」
「それも、今は真理さんと連絡取れないから、手に入んないけどね」
「どうしたんだろうね」麗がそう言って、玲央名と目を見合わす。
「以前は、成瀬さんに会いたいって男の子が結構いたんだよ。引き合わせる代わりにAll in bleathに会わせてくれるってことになったんだけど、そういえば男の子たちから、そのあと音沙汰ないね。フラれちゃったかな?」玲央名が残念そうにため息をついた。
「いいお小遣い稼ぎになると思ったんだけどね」
 麗が呟くと、アシメの相方が残念そうに「うん」と答える。
「そういえば――」と、奈緒が口を開く。「金髪の女の子知ってる?」
「ちょっとなら知ってるけど」
 そう答える麗の横で、玲央名も頷く。
「学校に。それかわたしを知ってるってその人に」






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