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隠里
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「本当に世話になったな、ミリィ殿とサラ殿には・・・」
「そんな堅苦しい別れの挨拶なんて、別にいらないわよ」
「そうか、元気でな」
「またいつか会いましょうね」
「あぁ」
東方砦まで送ってくれたラングと数人の騎士に別れを告げ、ミリィとサラは樹海へと入っていった。
「ミリィさんって、何で私たちに会いたかったんですか?」
「強くなりたいからよ、高位天使に勝てるくらいね・・・。
フィーリアンにサイキックナイトのエルフがいるって聞いて、鍛えてもらおうと思って来たの」
今までミリィは、強くなるのが楽しくて修行していた。だが、天使との戦いを経て、強くなる理由が明確になってきていた。
「それだったら、サイコラークにいっぱいいるじゃないですか? サイキック発祥の地なんですから」
「死ぬほどいるんだけどね・・・、授業料が高いわりに、たいしたこと教えてくれないのよ。
本当に強い人たちは王室にいるし、お父様おが旅に出たほうがいいって・・・、実戦を積んだほうが強くなるしね・・・。
はっきり言って、天使があそこまで強いなんて思ってなかったけど・・・」
前を見ると10匹程度のトロルとゴブリンがケンカをしていたが、2人は気にせず進んだ。すると、天使を倒した2人に目を合わせようとせず、一目散に逃げていってしまった。
呆気にとられたが、あんなザコといちいち戦うのも面倒だし、気を張り詰めて森を進む必要がなくなって楽になった。
急にサラはミリィを止め、何歩か前に出た。
『太古より大地飾りし 緑の意思よ
我はここの住人なり
眼前にそびえる封印 一時解き放て』
辺りが水に映った景色のようになり、波紋で景色が見えなくなったと思ったら、一瞬光って、また同じ景色が広がった。
「今、何があったの?」
「早く入らないと、封印が閉じちゃいますよ」
別に変わったところはなく、ミリィはキョロキョロしながら、サラについていった。
「ここ、次元の狭間なんですよ。ここの村に住んでる人以外は、絶対に見つけられませんね。入り口はいつも違う場所だし」
「住人には、妖精が教えてくれたりしてるの?」
「はい」
道のない森を抜けると広場に出た。村というより集落だったが、やはりエルフの村だ。封印の外と違い、精霊や妖精がすごい沢山いるように思える。遊んでいた子供たちがこちらに気付き、駆け寄ってきた。
「サラおねーちゃん、この人、人間でしょ?」
人間を見るのは始めてらしく、珍しそうにじゃれつく。サラは子供たちを上手くあしらい、サイキックナイトの家へ案内した。その途中にポツポツある家は、木を切って建てたりせず、精霊や妖精の力でできた空洞を家としていた。
枯れ枝で作られたドアを開けると1人の老婆がいるだけで、サイキックナイトらしき人物はいない。
「・・・で、サイキックナイトの方はどちらに?」
「わしじゃ」
どう見ても、ただのばばあである。しかも二等身の。持ってる杖よりちっちゃいばばあ。
「本当にこの人?」
「はい、自称ですけど、ラーミお婆は強いですよ」
ミリィはどうしても信じられず、げぇ~、とした表情で、こそこそとサラの耳元で話しかける。
「だから、わ・し・じゃ!!」
騙された。そう思うミリィであった。
「そんな堅苦しい別れの挨拶なんて、別にいらないわよ」
「そうか、元気でな」
「またいつか会いましょうね」
「あぁ」
東方砦まで送ってくれたラングと数人の騎士に別れを告げ、ミリィとサラは樹海へと入っていった。
「ミリィさんって、何で私たちに会いたかったんですか?」
「強くなりたいからよ、高位天使に勝てるくらいね・・・。
フィーリアンにサイキックナイトのエルフがいるって聞いて、鍛えてもらおうと思って来たの」
今までミリィは、強くなるのが楽しくて修行していた。だが、天使との戦いを経て、強くなる理由が明確になってきていた。
「それだったら、サイコラークにいっぱいいるじゃないですか? サイキック発祥の地なんですから」
「死ぬほどいるんだけどね・・・、授業料が高いわりに、たいしたこと教えてくれないのよ。
本当に強い人たちは王室にいるし、お父様おが旅に出たほうがいいって・・・、実戦を積んだほうが強くなるしね・・・。
はっきり言って、天使があそこまで強いなんて思ってなかったけど・・・」
前を見ると10匹程度のトロルとゴブリンがケンカをしていたが、2人は気にせず進んだ。すると、天使を倒した2人に目を合わせようとせず、一目散に逃げていってしまった。
呆気にとられたが、あんなザコといちいち戦うのも面倒だし、気を張り詰めて森を進む必要がなくなって楽になった。
急にサラはミリィを止め、何歩か前に出た。
『太古より大地飾りし 緑の意思よ
我はここの住人なり
眼前にそびえる封印 一時解き放て』
辺りが水に映った景色のようになり、波紋で景色が見えなくなったと思ったら、一瞬光って、また同じ景色が広がった。
「今、何があったの?」
「早く入らないと、封印が閉じちゃいますよ」
別に変わったところはなく、ミリィはキョロキョロしながら、サラについていった。
「ここ、次元の狭間なんですよ。ここの村に住んでる人以外は、絶対に見つけられませんね。入り口はいつも違う場所だし」
「住人には、妖精が教えてくれたりしてるの?」
「はい」
道のない森を抜けると広場に出た。村というより集落だったが、やはりエルフの村だ。封印の外と違い、精霊や妖精がすごい沢山いるように思える。遊んでいた子供たちがこちらに気付き、駆け寄ってきた。
「サラおねーちゃん、この人、人間でしょ?」
人間を見るのは始めてらしく、珍しそうにじゃれつく。サラは子供たちを上手くあしらい、サイキックナイトの家へ案内した。その途中にポツポツある家は、木を切って建てたりせず、精霊や妖精の力でできた空洞を家としていた。
枯れ枝で作られたドアを開けると1人の老婆がいるだけで、サイキックナイトらしき人物はいない。
「・・・で、サイキックナイトの方はどちらに?」
「わしじゃ」
どう見ても、ただのばばあである。しかも二等身の。持ってる杖よりちっちゃいばばあ。
「本当にこの人?」
「はい、自称ですけど、ラーミお婆は強いですよ」
ミリィはどうしても信じられず、げぇ~、とした表情で、こそこそとサラの耳元で話しかける。
「だから、わ・し・じゃ!!」
騙された。そう思うミリィであった。
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