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隠里
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打倒ウォーロックという目標のできたミリィは俄然張り切ることがで来たが、何日経っても寸断されないソニックブレードを作ることができない。何度やってもウォーロックに勝つことの出来ないミリィは、対戦することよりも精神力アップの修行に重点をおいた。
ついには対戦することもなくなり、ラーミの家で瞑想する日々が続く。
「みんなー」とラーミ。「子供たち、こっちへおいで」と子供たちを呼び集めるラーミをよそに、ミリィは石のように座禅を組んでいる。
「美味しいケーキがあるんじゃ、一緒に食べるかい?」
「わーい」
「・・・・・」
「ほーら、美味しいのう! 甘くて甘くて美味しーのー! ぜ~たいミリィにはやらん!!」
ムカッ
ラーミがミリィの鼻先でケーキを食べる。
(ケ・・・ケーキ)
「喝!! なんて弱い精神じゃ!!」
ぐぅぅぅぅぅ~
「もう、我慢ならん!!」
瞑想を止め、ケーキを貪ってからキッチンへ行き、残っていたスープを飲んだ。
「しかし、よく4日も耐えられたの~」とラーミが感心した。
当たり前だ。森の中をさ迷い、3日も飲まず食わずで過ごしたのと比べると楽なもんだ。だが、恥ずかしいので言わない。
「・・・てことは、さぞ臭い体じゃったろなー」
「なっ!? 何故そのことを!!」
テレパシーを使って、ミリィの心の動きを感じ取ったラーミは、ずばり言い当てたのだった。
「シークレットかけていたのに・・・」
「おぬしのシークレットで遮断されるはずなかろう」
その言葉に、うぇ~、という顔を見せたミリィは、しぶしぶ瞑想を始める。1カ月間、何日か瞑想して1日休むという修行が繰り返された。ラーミの霊的援助もあってミリィの霊的覚醒は促され、大幅なキャパシティ増強に成功した。
「もうそろそろ良いじゃろう」
そう言ったラーミは、翌日ウォーロックをつれてきた。
ミリィは、右手にソニックブレードをつくり突っ込んでいく。斜め下から振り上げた光を放つ空気の刃は、ヴァフュメトウスに簡単にあしらわれ、腕が跳ね上がる。
燕のように刃を返したが、振り下ろされたヴァフュメトウスに返り討ちに遭い、すさまじい火花を散らして両断されそうになる。
「ちびっとだけ本気でいくのじゃ!!」
ラーミの声を聞いたウォーロックは、魔力の波を発する刃を振り下ろしてきた。
「我が右手に力かせ『火の精霊』死なない程度に焼いてやれ!!」
ヴァフュメトウスに裂かれたサイコシールドの中は、火の精霊と炎でいっぱいになる。髪や皮膚の焼ける匂いの中、ミリィは水を出現させ火を消し、そのまま槍状にしてウォーロックめがけて射た。目標が身を屈め避けたところに、ソニックブームを放つ。
ヴァフュメトウスはそれを両断することができず力任せに跳ね返し、ミリィの顔面に前蹴りをいれて踏みつけ、切っ先を向けた。
その時点で勝敗は決した。今までになく精神を集中させた戦いだった。ウォーロックの精霊魔法の攻撃に対し、水などを実体化させた防御とそれを利用した攻撃ばかりをミリィは行った。ウォーロックの攻撃に対応するのが精一杯で、サイキックでの攻撃と防御面を手薄にしたことが、ウォーロックにあっさり勝利をもたらした。
初めて戦ったときのように、ソニックブームが両断されなかったことをサラは誉めたが、ミリィは満足することはなかった。もしウォーロックが本気で・・・、多分その力半分くらいで、ソニックブームだけではなく自分の体さえも両断されてしまうであろことに気が付いていたからである。
ついには対戦することもなくなり、ラーミの家で瞑想する日々が続く。
「みんなー」とラーミ。「子供たち、こっちへおいで」と子供たちを呼び集めるラーミをよそに、ミリィは石のように座禅を組んでいる。
「美味しいケーキがあるんじゃ、一緒に食べるかい?」
「わーい」
「・・・・・」
「ほーら、美味しいのう! 甘くて甘くて美味しーのー! ぜ~たいミリィにはやらん!!」
ムカッ
ラーミがミリィの鼻先でケーキを食べる。
(ケ・・・ケーキ)
「喝!! なんて弱い精神じゃ!!」
ぐぅぅぅぅぅ~
「もう、我慢ならん!!」
瞑想を止め、ケーキを貪ってからキッチンへ行き、残っていたスープを飲んだ。
「しかし、よく4日も耐えられたの~」とラーミが感心した。
当たり前だ。森の中をさ迷い、3日も飲まず食わずで過ごしたのと比べると楽なもんだ。だが、恥ずかしいので言わない。
「・・・てことは、さぞ臭い体じゃったろなー」
「なっ!? 何故そのことを!!」
テレパシーを使って、ミリィの心の動きを感じ取ったラーミは、ずばり言い当てたのだった。
「シークレットかけていたのに・・・」
「おぬしのシークレットで遮断されるはずなかろう」
その言葉に、うぇ~、という顔を見せたミリィは、しぶしぶ瞑想を始める。1カ月間、何日か瞑想して1日休むという修行が繰り返された。ラーミの霊的援助もあってミリィの霊的覚醒は促され、大幅なキャパシティ増強に成功した。
「もうそろそろ良いじゃろう」
そう言ったラーミは、翌日ウォーロックをつれてきた。
ミリィは、右手にソニックブレードをつくり突っ込んでいく。斜め下から振り上げた光を放つ空気の刃は、ヴァフュメトウスに簡単にあしらわれ、腕が跳ね上がる。
燕のように刃を返したが、振り下ろされたヴァフュメトウスに返り討ちに遭い、すさまじい火花を散らして両断されそうになる。
「ちびっとだけ本気でいくのじゃ!!」
ラーミの声を聞いたウォーロックは、魔力の波を発する刃を振り下ろしてきた。
「我が右手に力かせ『火の精霊』死なない程度に焼いてやれ!!」
ヴァフュメトウスに裂かれたサイコシールドの中は、火の精霊と炎でいっぱいになる。髪や皮膚の焼ける匂いの中、ミリィは水を出現させ火を消し、そのまま槍状にしてウォーロックめがけて射た。目標が身を屈め避けたところに、ソニックブームを放つ。
ヴァフュメトウスはそれを両断することができず力任せに跳ね返し、ミリィの顔面に前蹴りをいれて踏みつけ、切っ先を向けた。
その時点で勝敗は決した。今までになく精神を集中させた戦いだった。ウォーロックの精霊魔法の攻撃に対し、水などを実体化させた防御とそれを利用した攻撃ばかりをミリィは行った。ウォーロックの攻撃に対応するのが精一杯で、サイキックでの攻撃と防御面を手薄にしたことが、ウォーロックにあっさり勝利をもたらした。
初めて戦ったときのように、ソニックブームが両断されなかったことをサラは誉めたが、ミリィは満足することはなかった。もしウォーロックが本気で・・・、多分その力半分くらいで、ソニックブームだけではなく自分の体さえも両断されてしまうであろことに気が付いていたからである。
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