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死の大地
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広い応接間に通されてしばらく待つと、緑色の服を着た齢をとった領主が入ってきた。
「よくきなさったな。ところで、お主らいくつじゃ?」
変な質問をしてくるパウに、なんだコイツ・・・と思いながら答えた。
「私は16ですけど」
「私、15です」
「えぇ? 私より年下じゃない!!」
「当たり前じゃないですか! 見た目から年下ですよ」
「だってエルフだから、見た目より全然年上かと――」
そのわりには、サラに対してタメ口だった。
「かぁ~っ!! 富国の若いもんはええの~、何がいいって、発育しとる」
ボカッ
ミリィが殴る前に誰かが殴りつけた。
「あんたっ!! どこ見取るんだい!? 全く!!」
「ごっ、ごめんよローラちゃん!!」(泣)
筋肉質で40代後半の女性が腕を組み、パウをにらみつけている。60は超えていると思われるパウには不釣合いで、どちらかといえば娘に見える妻だった。
そういえばコイツ、領主というより村長のようだ。言葉が汚い。やはり、辺境の領主だけある。国家元首なんて地位はもったいない、とミリィは思った。
「お嬢さんたち、この色ボケジジイになんかされなかったかい?」
「・・・いえ、何も・・・(怖え~)」
パウに怒号を浴びせかけるローラ(妃)を見て、2人はちょっとビビる。
ミリィは、パウをバカスカ撲るローラを制止して、なんとかパウに喋る時間を与えようと必死だ。
アザだらけになったパウの話によると、エスプスがこの地で戦ったという伝説が残っているらしい。「正確な位置は分からないが、言い伝えで大体の目星はついている」と地図に赤で×印をつけてくれた。
死の大地に生息するアンデットモンスターは高い統率性が見られるため、死者を操るネクロマンサーか魔族がいる可能性が高い。
度々襲ってくるアンデットモンスターの話になると、さすが領主、まじめな顔になる。ミリィを見つめるその瞳は、死者を操るものを倒してほしい、と言っているようだ。
多分、戦うことになる。遺跡にある何かのためアンデットを利用して、人々を近づけないようにしているのだろう。ミリィは期待に胸を躍らせ、笑みをこぼしながら視線でパウの視線に答えた。
「それでは、明日に備えてもう寝るといい。ベットはわしの両脇が空いてるぞい」
ドカッ!! バキッ!!
ミリィとローラのダブルパンチが炸裂し、夜はふけていった。
「よくきなさったな。ところで、お主らいくつじゃ?」
変な質問をしてくるパウに、なんだコイツ・・・と思いながら答えた。
「私は16ですけど」
「私、15です」
「えぇ? 私より年下じゃない!!」
「当たり前じゃないですか! 見た目から年下ですよ」
「だってエルフだから、見た目より全然年上かと――」
そのわりには、サラに対してタメ口だった。
「かぁ~っ!! 富国の若いもんはええの~、何がいいって、発育しとる」
ボカッ
ミリィが殴る前に誰かが殴りつけた。
「あんたっ!! どこ見取るんだい!? 全く!!」
「ごっ、ごめんよローラちゃん!!」(泣)
筋肉質で40代後半の女性が腕を組み、パウをにらみつけている。60は超えていると思われるパウには不釣合いで、どちらかといえば娘に見える妻だった。
そういえばコイツ、領主というより村長のようだ。言葉が汚い。やはり、辺境の領主だけある。国家元首なんて地位はもったいない、とミリィは思った。
「お嬢さんたち、この色ボケジジイになんかされなかったかい?」
「・・・いえ、何も・・・(怖え~)」
パウに怒号を浴びせかけるローラ(妃)を見て、2人はちょっとビビる。
ミリィは、パウをバカスカ撲るローラを制止して、なんとかパウに喋る時間を与えようと必死だ。
アザだらけになったパウの話によると、エスプスがこの地で戦ったという伝説が残っているらしい。「正確な位置は分からないが、言い伝えで大体の目星はついている」と地図に赤で×印をつけてくれた。
死の大地に生息するアンデットモンスターは高い統率性が見られるため、死者を操るネクロマンサーか魔族がいる可能性が高い。
度々襲ってくるアンデットモンスターの話になると、さすが領主、まじめな顔になる。ミリィを見つめるその瞳は、死者を操るものを倒してほしい、と言っているようだ。
多分、戦うことになる。遺跡にある何かのためアンデットを利用して、人々を近づけないようにしているのだろう。ミリィは期待に胸を躍らせ、笑みをこぼしながら視線でパウの視線に答えた。
「それでは、明日に備えてもう寝るといい。ベットはわしの両脇が空いてるぞい」
ドカッ!! バキッ!!
ミリィとローラのダブルパンチが炸裂し、夜はふけていった。
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