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悪魔
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「何なのコイツ・・・? 呪文なしに魔術を使うなんて、本当に三下なんかじゃないじゃない!?」
「この程度の者に・・・何を考えておられるのか・・・」
「・・・?」
冷酷に見下ろす悪魔を魔族とくくるには、あまりにも強い。どう考えてもドミニオンより強いようにおもえる。ルーゲイルより能力は低そうだが、明らかに戦闘なれしている。
『サイコショット』
その反動に仰け反ったミリィは、無防備な状態で倒れこむが、反撃が来る様子はない。二重の魔法に苦しむ中で攻撃に転じてくるとは思っていなかったらしく、グラノズンは戸惑いを見せ、2つの魔術が一瞬解けた。
「サラ!!」
『ブルネット!!』
魔術で作り出された茶色く光る髪の毛が、サラの正面に発生した黒い玉から伸び、グラノズンを容赦なく締めつける。すかさずソウルハントを唱えると、翳されたサラの両手から、精神体の手のひらが幾つも分裂し、グラノズンの闇体をむしっていく。
「ぐぎゃゃゃぁぁぁぁぁ!!」
振り払おうとした腕から発せられた魔力の波は、結界を破壊して2人を包み、焼けるような激痛を走らせる。2人は叫び声を上げた。
「はぁはぁ、油断は禁物ということか」
やっとの思いでソウルハントを退けたグラノズンは、腰を深く落として身構えた。
「どうしましょう! 魔術では、私が使える最高の2つですよ!!」
「大丈夫よ! 効いてるわ!!」
ソニックブームを連発しオーラを唱えようと身構えると、真下に黒い足が見える。それに気付いた瞬間、アゴに衝撃が走り鈍い音が耳に届いた。
半回転して壁に激突しそうになったが、サラに抱えられ衝突を免れることができた。しかし、天使戦の時と同様に大きな精心ダメージを負ってしまった。
「弱いな・・・、弱すぎる」
「エスプレッソ○×△・・・の本があれば・・・――」
サラは赤くなって声が小さくなっていった。意気揚揚に突き出した人差し指は下を向く。
「ふっ、強力な術の載った古代書が、そう簡単に見つかるわけないだろう。そんなものは、見つけるたびに処分しているさ」
「うぇ~! そうなんですか!? どうしましょうか~!? ミリィさ~ん」
にやりと笑いながら立ち上がるミリィに、サラが助けを求める。
「・・・なーんだ! ここに住み着いてたんじゃないのね!? 後ろで力を発するものを処分できなくて、ここを守っていたってわけ!?」
グラノズンの後ろの壁に彫られた魔方陣を指差し、左手を腰に据えた。
「気付いたか、それもあるな」
強がりを見せるミリィをあざ笑うかのように、それに答える。
「ん~・・・、あっ! 本当だ!! 壁の中に何かある気がしますね!!」
サラは、左右のこめかみに人差し指を当てて、眉間にシワを寄せて目を細めている。なんか間抜けだ。
(こんなときに能天気な・・・)
「この程度の者に・・・何を考えておられるのか・・・」
「・・・?」
冷酷に見下ろす悪魔を魔族とくくるには、あまりにも強い。どう考えてもドミニオンより強いようにおもえる。ルーゲイルより能力は低そうだが、明らかに戦闘なれしている。
『サイコショット』
その反動に仰け反ったミリィは、無防備な状態で倒れこむが、反撃が来る様子はない。二重の魔法に苦しむ中で攻撃に転じてくるとは思っていなかったらしく、グラノズンは戸惑いを見せ、2つの魔術が一瞬解けた。
「サラ!!」
『ブルネット!!』
魔術で作り出された茶色く光る髪の毛が、サラの正面に発生した黒い玉から伸び、グラノズンを容赦なく締めつける。すかさずソウルハントを唱えると、翳されたサラの両手から、精神体の手のひらが幾つも分裂し、グラノズンの闇体をむしっていく。
「ぐぎゃゃゃぁぁぁぁぁ!!」
振り払おうとした腕から発せられた魔力の波は、結界を破壊して2人を包み、焼けるような激痛を走らせる。2人は叫び声を上げた。
「はぁはぁ、油断は禁物ということか」
やっとの思いでソウルハントを退けたグラノズンは、腰を深く落として身構えた。
「どうしましょう! 魔術では、私が使える最高の2つですよ!!」
「大丈夫よ! 効いてるわ!!」
ソニックブームを連発しオーラを唱えようと身構えると、真下に黒い足が見える。それに気付いた瞬間、アゴに衝撃が走り鈍い音が耳に届いた。
半回転して壁に激突しそうになったが、サラに抱えられ衝突を免れることができた。しかし、天使戦の時と同様に大きな精心ダメージを負ってしまった。
「弱いな・・・、弱すぎる」
「エスプレッソ○×△・・・の本があれば・・・――」
サラは赤くなって声が小さくなっていった。意気揚揚に突き出した人差し指は下を向く。
「ふっ、強力な術の載った古代書が、そう簡単に見つかるわけないだろう。そんなものは、見つけるたびに処分しているさ」
「うぇ~! そうなんですか!? どうしましょうか~!? ミリィさ~ん」
にやりと笑いながら立ち上がるミリィに、サラが助けを求める。
「・・・なーんだ! ここに住み着いてたんじゃないのね!? 後ろで力を発するものを処分できなくて、ここを守っていたってわけ!?」
グラノズンの後ろの壁に彫られた魔方陣を指差し、左手を腰に据えた。
「気付いたか、それもあるな」
強がりを見せるミリィをあざ笑うかのように、それに答える。
「ん~・・・、あっ! 本当だ!! 壁の中に何かある気がしますね!!」
サラは、左右のこめかみに人差し指を当てて、眉間にシワを寄せて目を細めている。なんか間抜けだ。
(こんなときに能天気な・・・)
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