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神の城
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神気が具現化したものなのか、城内は固くも柔らかくもなく変な感触がする。ロウソクもないのに、外と同じように明るい。この城自体が生きているらしく、神気を放っている。
精霊の盾で身を守りながらずいぶん奥に進んだが、城の大きさとは裏腹に、部屋一つない一本道が続いた。大きさから考えて城の中心部と思われる場所まで来ると、突き当りに扉が見える。
2人がその扉につく前に、外で戦っていた騎士たちは全滅してしまったらしく、一体も数の減っていないエンジェルが、次々とヒムサーム(エンジェルが唱える讃美歌、超音波のような攻撃)を唱えてくる。その口元から発せられた讃美歌は、歌と呼べるほど美しくなく、奇声のような神力の波動が2人を襲った。
下位とはいえ、やはり天使だ。サラは結界を維持するだけで手一杯になり、迎撃することができなかった。絶望する中、後ろからソードウェーブが放たれ、サラはびっくりした。
2度の天使戦でその実力を認められたラングは、王室で厳しい訓練を受け、大きく才能を開花させていた。
才能のあるラングのソードウェーブは、外で戦っていた騎士のそれよりも威力があり、数匹のエンジェルを一発で殲滅した。ラングに喚起されたサラは、まだ上手く使えないものの、上級火炎魔法フレイア(指先から火炎放射器5本分の炎が扇状に噴き出す)を唱え、多くの天使を焼き払った。炎の勢いはとどまることを知らず、隙間なく廊下を埋め尽くして正門から外へ吹き上がった。
生き残ったエンジェルは退いていき、すごいスピードで現れたドミニオンが、最大出力の神の火を放とうと構えた。その後ろでエンジェルが神力を放出して融合させる。ドミニオンはそれを背中で取り込んだ。
構える両腕に吸収したエンジェルの力が集まり、一気に放出される。
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
神の火と精霊の盾は双方が反発しあい、その影響をもろに受けたサラは、大声で叫んだ。
その様を見かねたラングは覚悟を決め、神の火を断ち切ろうと、シルバーグレードを握り締めたとき、ドミニオンに異変が起こった。
神の火を放っていた両腕が弾け飛び、制御を失った神の火は、辺りかまわず城内を焼いていく。
「ぐぉぉぉぉぉぉ・・・!! なんだ!?」
振り向いたドミニオンは5つに切り裂かれ、消滅していく。己の神力を通して融合していた天使たちもちりじりになった。
「ここは任せて、お前らは先に進め」
「あっ、ウォー君!!」
「ウォー君って呼ぶな!!」
「ウォー君も早く来てね」
「・・・あぁ・・・」
ウォーロックは赤くなりながら、ポリポリと頬をかきつつ答えた。
「誰だ?」とウォーロック。
そういえば、二人は初対面だ。
「ウォーロック・ワーグナーだ」
「俺は、ラング・バニスターだ・・・、すまないな、先に行かせてもらう」
2人は先を急いだ。
精霊の盾で身を守りながらずいぶん奥に進んだが、城の大きさとは裏腹に、部屋一つない一本道が続いた。大きさから考えて城の中心部と思われる場所まで来ると、突き当りに扉が見える。
2人がその扉につく前に、外で戦っていた騎士たちは全滅してしまったらしく、一体も数の減っていないエンジェルが、次々とヒムサーム(エンジェルが唱える讃美歌、超音波のような攻撃)を唱えてくる。その口元から発せられた讃美歌は、歌と呼べるほど美しくなく、奇声のような神力の波動が2人を襲った。
下位とはいえ、やはり天使だ。サラは結界を維持するだけで手一杯になり、迎撃することができなかった。絶望する中、後ろからソードウェーブが放たれ、サラはびっくりした。
2度の天使戦でその実力を認められたラングは、王室で厳しい訓練を受け、大きく才能を開花させていた。
才能のあるラングのソードウェーブは、外で戦っていた騎士のそれよりも威力があり、数匹のエンジェルを一発で殲滅した。ラングに喚起されたサラは、まだ上手く使えないものの、上級火炎魔法フレイア(指先から火炎放射器5本分の炎が扇状に噴き出す)を唱え、多くの天使を焼き払った。炎の勢いはとどまることを知らず、隙間なく廊下を埋め尽くして正門から外へ吹き上がった。
生き残ったエンジェルは退いていき、すごいスピードで現れたドミニオンが、最大出力の神の火を放とうと構えた。その後ろでエンジェルが神力を放出して融合させる。ドミニオンはそれを背中で取り込んだ。
構える両腕に吸収したエンジェルの力が集まり、一気に放出される。
「きゃぁぁぁぁぁ!!」
神の火と精霊の盾は双方が反発しあい、その影響をもろに受けたサラは、大声で叫んだ。
その様を見かねたラングは覚悟を決め、神の火を断ち切ろうと、シルバーグレードを握り締めたとき、ドミニオンに異変が起こった。
神の火を放っていた両腕が弾け飛び、制御を失った神の火は、辺りかまわず城内を焼いていく。
「ぐぉぉぉぉぉぉ・・・!! なんだ!?」
振り向いたドミニオンは5つに切り裂かれ、消滅していく。己の神力を通して融合していた天使たちもちりじりになった。
「ここは任せて、お前らは先に進め」
「あっ、ウォー君!!」
「ウォー君って呼ぶな!!」
「ウォー君も早く来てね」
「・・・あぁ・・・」
ウォーロックは赤くなりながら、ポリポリと頬をかきつつ答えた。
「誰だ?」とウォーロック。
そういえば、二人は初対面だ。
「ウォーロック・ワーグナーだ」
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2人は先を急いだ。
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