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殺人鬼再び
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一回り観光して宿に戻ってきたミリィが、ミントティを飲みながら言った。
「さて、海賊騒ぎも解決しましたしー、次はどうしましょうーねー」
当分、男爵のお城に泊まらせてもらえる事になったミリィは、路銀の心配がない。浮いた宿代がたんまりあるから、ここ数日のんびりと過ごしていた。
サラが言った。
「でも、あまり長居も出来ませんよ」
タダ飯を男爵にたかっているようで、サラは気が引けているようだ。
「大丈夫よ、まだ反乱の全容が暴かれたわけじゃないんだから、もし残党がいたり、砦長が親玉じゃなかったらどうするの? わたしたちは、結構な戦力になるはずよ」
「確かにそうだな、用心棒代わりにいてもらっても損は無いだろうな」
ミリィの言葉に、ウォーロックがそう続けた。
「ウォー君がそう言うなら・・・」
「わたしの発言を何だと思ってるのよ」
ミリィは、ムカッとして言う。
「ごっ、ごめんなさい、そういうつもりじゃなかったんです」
慌てるサラが続ける。
「ただ、ミリィさんって、結構極貧な旅してるんだなぁって思って。
だから、こういう時はゴキブリのように、男爵様の善意にたかるんじゃないかと」
「余計ヒドイわ!!」
ミリィは、デザート用のフォークを机にたてて、ツッコミを入れる。
最近ミリィは、サラが本当に天然なのかと疑っている。実際ワザと言っているのではないかと思う。だとしたらサラ、結構いい性格をしているようだ。
「ズメホスの復活も無いんなら、この町ではやることなくなったな」
ラングがそう言うと、ミリィは否定して言う。
「殺人鬼がまだいるじゃない。次の行き先が決まるまでは、あいつを追いかけましょうよ」
地図上では、死の大地はとてつもなく広い。アンデットが巣食っているため調査ができず、同じ中央大陸にあるフィーリアン連邦王国にさえ細かい地図がない。
ウィード王国で調べた情報によると、死の大地にもいくつかの王国や、独立国家状態の城壁都市が沢山あるらしい。
ミリィはため息をついた。
「これだけ死の大地から近いのに、細かい地図が手に入らないのは痛いわね」
大地を跋扈するアンデットが多すぎて、商業キャラバンは行き来出来ない。それに、向こうはあまり国家レベルでの交流を深めたいとは思っていないらしいのだ。
中央亜大陸の南側は、降魔戦争の激戦地である。未だにアンデットが溢れているという事は、とてつもない量の魔力が残留している可能性がある。
実際、死の大地から物を売りに来る武装した商人の一団が持ってくる品は、魔宝石や呪われた武器、黒魔術に使う材料などが多い。フィーリアンやサイコラークでは手に入らない珍しい物もあると聞く。
だから余計に、古代エスプスに関する遺跡も残っているのではないか、とミリィは期待している。しかし、国軍レベルでも死の大地を探索するのをためらうほどなのだから、4人とも躊躇していた。
「さて、海賊騒ぎも解決しましたしー、次はどうしましょうーねー」
当分、男爵のお城に泊まらせてもらえる事になったミリィは、路銀の心配がない。浮いた宿代がたんまりあるから、ここ数日のんびりと過ごしていた。
サラが言った。
「でも、あまり長居も出来ませんよ」
タダ飯を男爵にたかっているようで、サラは気が引けているようだ。
「大丈夫よ、まだ反乱の全容が暴かれたわけじゃないんだから、もし残党がいたり、砦長が親玉じゃなかったらどうするの? わたしたちは、結構な戦力になるはずよ」
「確かにそうだな、用心棒代わりにいてもらっても損は無いだろうな」
ミリィの言葉に、ウォーロックがそう続けた。
「ウォー君がそう言うなら・・・」
「わたしの発言を何だと思ってるのよ」
ミリィは、ムカッとして言う。
「ごっ、ごめんなさい、そういうつもりじゃなかったんです」
慌てるサラが続ける。
「ただ、ミリィさんって、結構極貧な旅してるんだなぁって思って。
だから、こういう時はゴキブリのように、男爵様の善意にたかるんじゃないかと」
「余計ヒドイわ!!」
ミリィは、デザート用のフォークを机にたてて、ツッコミを入れる。
最近ミリィは、サラが本当に天然なのかと疑っている。実際ワザと言っているのではないかと思う。だとしたらサラ、結構いい性格をしているようだ。
「ズメホスの復活も無いんなら、この町ではやることなくなったな」
ラングがそう言うと、ミリィは否定して言う。
「殺人鬼がまだいるじゃない。次の行き先が決まるまでは、あいつを追いかけましょうよ」
地図上では、死の大地はとてつもなく広い。アンデットが巣食っているため調査ができず、同じ中央大陸にあるフィーリアン連邦王国にさえ細かい地図がない。
ウィード王国で調べた情報によると、死の大地にもいくつかの王国や、独立国家状態の城壁都市が沢山あるらしい。
ミリィはため息をついた。
「これだけ死の大地から近いのに、細かい地図が手に入らないのは痛いわね」
大地を跋扈するアンデットが多すぎて、商業キャラバンは行き来出来ない。それに、向こうはあまり国家レベルでの交流を深めたいとは思っていないらしいのだ。
中央亜大陸の南側は、降魔戦争の激戦地である。未だにアンデットが溢れているという事は、とてつもない量の魔力が残留している可能性がある。
実際、死の大地から物を売りに来る武装した商人の一団が持ってくる品は、魔宝石や呪われた武器、黒魔術に使う材料などが多い。フィーリアンやサイコラークでは手に入らない珍しい物もあると聞く。
だから余計に、古代エスプスに関する遺跡も残っているのではないか、とミリィは期待している。しかし、国軍レベルでも死の大地を探索するのをためらうほどなのだから、4人とも躊躇していた。
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