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終局
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地響きが鳴り響く。浸食に耐えかねたバフォメットは、掌の肉が千切れるのをいとわずにルーゲイルから逃げて、大地に降り立った。その際に左足が森をなぎ倒したのだ。
それでもなおルーゲイルは攻撃の手を緩めず、魔力を浴びせ続ける。
「おおおおお」
バフォメットは、降り注ぐ隕石化した魔力に潰れ千切られて消滅していく。
ミリィは腰を落として、両ひざに手をついて大きく深呼吸をした。もはや、ミリィちゃん2号を手足のように操る霊力は残っていない。
2号を肉体に半分重ねた状態で飛び立ったミリィは、ムチ撃つように漂う魔力の波を避けてルーゲイルへ向かう。
その霊気に気がついたルーゲイルが、ミリィに向き直って構え叫んだ。
「これが最後だ! ミリィ・グランディアァァ!!」
筋肉が肥大し、みるみる間にタテガミが首から背中にかけてワサワサと生えて蠢きだす。熟しすぎて裂けたトマトのような瞳に、こめかみまで裂けた唇。吠え猛る口の中には、3列の歯が生えている。
ミリィは、言語を使って最高位のサイキックを理解していたわけではない。しかし数十ページに及ぶ図をその身で再現しようと試みていた。
「ちぃっ!」
何度やってもうまくいかない。
「ミリィさん!!」とサラが叫ぶ。
あと数mの距離しかない。
スパティアルスパークによって発生した電光熱で魔力の波を弾き返して突っ込む。
「あああああ!!!」
直前で2号を切り離したミリィは、技を受け止めようとするルーゲイルに生身で襲い掛かる。
掴まれた左腕が瞬時にして腐った。しかし、自由の利く右手を強く握りしめて、顔面めがけてこぶしを振り放つ。
『アトミックイクスプロウド』
ルーゲイルの顔面に核爆発が起った。
「ぐがっ!!」
凄まじい爆発と光、そしてサイコエネルギーの白煙を薙ぎ払って魂魄体のミリィちゃん2号が突っ込んできた。
『ビックバン!!』
再び肉体と重なった魂と共に、ミリィは全ての霊力をサイコエネルギーに変換し爆発させて、最上級クラスのサイキックナイトでも扱うのが難しい、最大最強のサイキックを撃ち放つ。
本来なら、中長距離用の技だ。発生した真空の球体はミリィをも包み込み、その中でおこった爆発は、無限に広がっていく。
「おおおおお!!」堪らず叫ぶルーゲイル。
目がくらむ眩しさの中でルーゲイルの体が飛散して、散り散りに消滅していく。
「道ずれだ! お前も道ずれだ!!」
何とか脱出をを試みたミリィの右手を掴んだルーゲイルは、顔を突き合わせて断末魔を上げる。
「さようなら、ラング、みんな」
ミリィの声ご聞こえたのか、ラングとサラは目をくらませながらも、手のひら越しに目を開こうとする。
「ミリィ!」
「ミリィさーん!!」
輝く光の球体は、サイコエネルギーをその外に漏らすことなく中を真っ白に染めていた。
ミリィが、自分は死ぬのだと覚悟を決めたその時だった。分解を始めていた身体が再生を始める。あとは、顔と胸と左腕を残すばかりとなっていたミリィは、不意に何かの力に覆われて、ビックバンの外に引き出された。
それは、ビックバンの中に突っ込まれたバフォメットの手だった。少なからず魔力を残していた魔神は、3m位の身体を組成して突入してきたのだ。バフォメット自身もビックバンに分解されて形をとどめていなかったが、ミリィを魔力の中に抱き込んで助け出した。
一体残されて分解を続けるルーゲイルが、もがき叫ぶ。
「あ~~~~~!!!!!! こんなことろで!!! この私がぁ!!!!!」
ビックバン内部の光はより一層眩しさを増し、ついにはルーゲイルを完全に殲滅した。
それでもなおルーゲイルは攻撃の手を緩めず、魔力を浴びせ続ける。
「おおおおお」
バフォメットは、降り注ぐ隕石化した魔力に潰れ千切られて消滅していく。
ミリィは腰を落として、両ひざに手をついて大きく深呼吸をした。もはや、ミリィちゃん2号を手足のように操る霊力は残っていない。
2号を肉体に半分重ねた状態で飛び立ったミリィは、ムチ撃つように漂う魔力の波を避けてルーゲイルへ向かう。
その霊気に気がついたルーゲイルが、ミリィに向き直って構え叫んだ。
「これが最後だ! ミリィ・グランディアァァ!!」
筋肉が肥大し、みるみる間にタテガミが首から背中にかけてワサワサと生えて蠢きだす。熟しすぎて裂けたトマトのような瞳に、こめかみまで裂けた唇。吠え猛る口の中には、3列の歯が生えている。
ミリィは、言語を使って最高位のサイキックを理解していたわけではない。しかし数十ページに及ぶ図をその身で再現しようと試みていた。
「ちぃっ!」
何度やってもうまくいかない。
「ミリィさん!!」とサラが叫ぶ。
あと数mの距離しかない。
スパティアルスパークによって発生した電光熱で魔力の波を弾き返して突っ込む。
「あああああ!!!」
直前で2号を切り離したミリィは、技を受け止めようとするルーゲイルに生身で襲い掛かる。
掴まれた左腕が瞬時にして腐った。しかし、自由の利く右手を強く握りしめて、顔面めがけてこぶしを振り放つ。
『アトミックイクスプロウド』
ルーゲイルの顔面に核爆発が起った。
「ぐがっ!!」
凄まじい爆発と光、そしてサイコエネルギーの白煙を薙ぎ払って魂魄体のミリィちゃん2号が突っ込んできた。
『ビックバン!!』
再び肉体と重なった魂と共に、ミリィは全ての霊力をサイコエネルギーに変換し爆発させて、最上級クラスのサイキックナイトでも扱うのが難しい、最大最強のサイキックを撃ち放つ。
本来なら、中長距離用の技だ。発生した真空の球体はミリィをも包み込み、その中でおこった爆発は、無限に広がっていく。
「おおおおお!!」堪らず叫ぶルーゲイル。
目がくらむ眩しさの中でルーゲイルの体が飛散して、散り散りに消滅していく。
「道ずれだ! お前も道ずれだ!!」
何とか脱出をを試みたミリィの右手を掴んだルーゲイルは、顔を突き合わせて断末魔を上げる。
「さようなら、ラング、みんな」
ミリィの声ご聞こえたのか、ラングとサラは目をくらませながらも、手のひら越しに目を開こうとする。
「ミリィ!」
「ミリィさーん!!」
輝く光の球体は、サイコエネルギーをその外に漏らすことなく中を真っ白に染めていた。
ミリィが、自分は死ぬのだと覚悟を決めたその時だった。分解を始めていた身体が再生を始める。あとは、顔と胸と左腕を残すばかりとなっていたミリィは、不意に何かの力に覆われて、ビックバンの外に引き出された。
それは、ビックバンの中に突っ込まれたバフォメットの手だった。少なからず魔力を残していた魔神は、3m位の身体を組成して突入してきたのだ。バフォメット自身もビックバンに分解されて形をとどめていなかったが、ミリィを魔力の中に抱き込んで助け出した。
一体残されて分解を続けるルーゲイルが、もがき叫ぶ。
「あ~~~~~!!!!!! こんなことろで!!! この私がぁ!!!!!」
ビックバン内部の光はより一層眩しさを増し、ついにはルーゲイルを完全に殲滅した。
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