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おせっかいな蜜蜂の話
性格のでこぼこ
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春になりました。
モモタは、辺り一面黄色く染まった大地が忘れられなくて、菜の花畑を見にやってきました。
辺りにはたくさんの蜜蜂が飛び交っています。
F1レーサーさながらカッコイイは音を響かせていました。
そんな中、みんなの頑張りについていけない働き蜂がいました。
とてものんびりした感じで働いています。
そんな彼を見ているモモタの所に、みっちゃんがやって来て言いました。
「あの子言わないとやってくれないのよ」そう言って彼に呼びかけます。「巣に戻って蜜を置いてきて」
そう言われた働き蜂は、ゆっくりと飛び上がって巣の方へと戻っていきます。
手にはたくさんの蜜を抱えていました。
そして足にはたくさんの花粉が玉になってついています。
それを見たみっちゃんが、他の蜜蜂を呼んで働き蜂の荷物を半分持つように言いました。
モモタは、働き蜂は力持ちだからあのくらい持って飛んでいけるんじゃないかなぁ? と思いました。
どれだけ早く飛んでいくのかな? とモモタは見ていましたが、一向に速くなりません。
2匹してのんびり飛んでいきました。
モモタは、「そう言えば――」と思って辺りを見渡します。
以前遊びに来た時よりも蜜蜂の数は増えていました。
たくさん赤ちゃんが生まれたのなら巣は大きくなっているはずだと考えたモモタは、女王様の所に遊びに行ってみることにしました。
「あれあれ~?」モモタはびっくりです。
巣の大きさは変わっていません。ですが、巣はたくさんの蜜蜂に覆われています。
入りきれない様でした。
みっちゃんがモモタに言いました。
「これからどんどん赤ちゃんも育っていくんだから、前もっていろいろ準備しておかないといけないのに、いちいち言わないとやってくれないなんて困っちゃうわ」
「みっちゃんも大変だね。
でもさっきの働き蜂も、そのうちやることを覚えてやってくれるようになるんじゃない?」
「そうだといいけど・・・」
そう言って飛んでいきました。
それを聞いていたさっきの若い働き蜂がモモタの肩にとまって言いました。
「出来ないやつに従うのは大変だよ。
やらせるばかりで自分では出来ないんだから」
すると、他の年長の働き蜂がやって来て、うんうん、と頷きます。
「ついにし出したか。
みっちゃんは仕切りたがり屋だから、しなくていい事まで口を出すんだよ。
内容はともかく、なんでも指示すれば自己満足できるんだろうね」
何て言い草なのでしょう。
なら自分で言えば良いのに、と思うモモタでした。
モモタは、辺り一面黄色く染まった大地が忘れられなくて、菜の花畑を見にやってきました。
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とてものんびりした感じで働いています。
そんな彼を見ているモモタの所に、みっちゃんがやって来て言いました。
「あの子言わないとやってくれないのよ」そう言って彼に呼びかけます。「巣に戻って蜜を置いてきて」
そう言われた働き蜂は、ゆっくりと飛び上がって巣の方へと戻っていきます。
手にはたくさんの蜜を抱えていました。
そして足にはたくさんの花粉が玉になってついています。
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モモタは、働き蜂は力持ちだからあのくらい持って飛んでいけるんじゃないかなぁ? と思いました。
どれだけ早く飛んでいくのかな? とモモタは見ていましたが、一向に速くなりません。
2匹してのんびり飛んでいきました。
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