432 / 514
モモタとママと虹の架け橋
第六十五話 重すぎた想い
しおりを挟む
アゲハちゃんは、根に覆われた光の玉に声が届くくらいに近づくと、目の前を横に這う根に両手をついて腰を引っ掛け、叫びかけました。
「さっちゃん、さっちゃん。わたし、揚羽蝶のアゲハちゃんよ。少しお話しましょうよ」
返事はありません。ですが、光の玉の濃い青のところが流れました。
不思議な光景です。光の玉そのものは青色をした水晶玉のようなのに、その周囲の空間は、眩しすぎて白い光の空間と化しています。目を細めてみる洞窟内は、影を落とす場所がないほど輝いていました。そんな空間の中で、光を取り巻く根だけが影を纏っています。内側は青色に照らされていましたが、外側は影になっていたのです。
アゲハちゃんには、心なしか光が向きを変えたように思えました。こちらに振り向いたと思って、何度も呼びかけます。すると、光の中にいるさっちゃんが、ようやく答えてくれました。
「出ていって! わたちここから出なでちゅ。だってもうすぐきれいなちょうちょになれるんでちゅもの」
「蝶々に? もうサナギになっているの?」
「もうすぐよ。でももうおねむの時間だもの。もしかしたら、もうサナギなのかもちれないわ」
不思議な返答だな、とアゲハちゃんは思いました。サナギには自ら糸をはいてなるのです。自然となるわけではありません。
アゲハちゃんが、なお近づこうとして言いました。
「ねえ、何かお話をしてあげるわ。物語を聞かせてあげるから、そばに寄っていでしょう?」
「やぁっ! そばに来ないで」
さっちゃんが叫びます。
一瞬、根が暴れ出すのではないか、と心配したアゲハちゃんたちですが、根は動きませんでした。
それを見たアゲハちゃんが続けます。
「ママが心配していたわよ」
「ウソでちゅ。ママはわたちのことなんて心配しないでちゅ」
「そんなことないわよ。ママが赤ちゃんを心配しないわけないじゃない」
「あるでちゅ。だってママは、わたちのことなんできらいなんでちゅもの」
「どうして? どうしてそんなふうに思うの?」
「だってママは、わたちのこととてもみにくいって思っているんでちゅもの」
「まさか。ママが娘を可愛いって思わないわけないわ」
「でも思ってるでちゅよ。だって、ママはいつも言うんでちゅもの。『がんばって葉っぱを食べなさい。頑張って茎に登りなさい。そうしないとわたしみたいにきれいなツマベニチョウになれないわよ』って。他のおにいちゃんやおねえちゃんたちには言わないのに、わたちにだけ言うんでちゅ。それは、わたちがみにくいちょうこ(証拠)でちゅ」
あっちゃんママは、とても優しそうなママでした。それに、さっちゃんのことを心底心配した様子で取り乱して嘆いていました。ですから、さっちゃんが言うようなママだとは思えません。
さっちゃんの話は続いています。
「ママは、とてもきれいなママでちゅ。誰よりも美蝶なんでちゅ。わたち、ママみたいにきれいな蝶々になりたんでちゅ。そしたらママ、きっと喜んでくれるでちゅ。わたちのこと好きになって撫でてくれるんでちゅもん」
アゲハちゃんは、ゆっくりと優しく諭します。
「さっちゃんは、今でも可愛いはずよ。だって生まれた時から今だって可愛くなりたいって思っているんですから、誰よりも可愛いはずよ。わたしたち蝶々に可愛くない子なんていないわ。だってみんなに可愛がられるために生まれてくるんですもの。
わたしたちは、みんなに可愛いって思われて幸せにする魔法を使えるのよ。お友達の猫のモモちゃんが言っていたわ。本当にその通りだとわたし思うの。蝶以外の他のみんなを幸せに出来るのよ、わたしたち。さっちゃんも同じよ」
「でも、お姉ちゃんたちは美蝶なのに、わたちだけぶちゃいくでちゅ」
「そんなことないわ。姿はそれぞれ違うけれど、蝶の世界に可愛くないことなんて何もないのよ。全部可愛いの。悪い行い以外はみんな可愛いのよ」
「じゃあ、わたちはわるい子なんでちゅ。だってママ言うんでちゅもん。『もっと早くに茎を登りなさい。もっとたくしゃん食べなちゃい』って。登るのがおしょいのはいけないことでちゅ。たくさん食べられないのはいけないことでちゅ。だからわたちは、わるい子なんでちゅ」
アゲハちゃんは、ゆっくりと漂うように近づきます。そして言いました。
「そんなことないわ。あなたの声とても可愛らしいもの。羨ましいくらい可愛い声よ」
「・・・本当でちゅか?」
「ええ、わたしが幼かった頃より可愛らしいわ」
「それはうしょ(嘘)でちゅ。だってお姉しゃん、とってもきれいでちゅもん。わたちのお姉ちゃんたちより美蝶でちゅ。ママには敵わないけど」
ようやく、アゲハちゃんは、光の玉を抱き込んだ根の外側に辿り着きました。
「あなたは、本当にママが大好きなのね」
アゲハちゃんはそう言いながら、ゆっくりと根の合間を這って進んでいきます。大きな翅が少し擦れて傷むのが分かりました。
おずおずとさっちゃんが答えます。
「うん、しゅき(好き)でちゅ。でも…でも…ママは、ママは・・・」
嗚咽して声をしゃくりながら、さっちゃんが続けます。
「ママはわたちのことがきらいなんでちゅ。わたちは茎に登るのもへちゃ(下手)だし、たくしゃん葉っぱも食べれないから、とてもみにくいんでちゅ。だって今はもっとみにくくなっちゃったもん。こんなんじゃ、ママに会えないでちゅ。もう捨てられてちまいまちゅ」
「そんなことないわ。大好きなママを信じてみましょうよ」
そう言ったアゲハちゃんは、優しく光の球に手を差し伸べます。
指先が光の玉に触れた瞬間、さっちゃんが「きゃっ」と叫びました。
光はとても温かくてとろとろしているようで、それでいてしっとりと指先を包んで、丸みを帯びたか弱さをアゲハちゃんの指に伝えます。
光の玉の色が濃いところが、暴れるようにユラユラと揺らめきました。
途端に声色を荒げたさっちゃんが、とても嫌がった様子で言いました。
「しゃわらないで! わたちこんなにぶちゅ(ブス)だから、外に行きたくないでちゅ」
「そんなことないわ。さっちゃんはとっても可愛いわよ。姿を気にしないで。みんなそれぞれ違う可愛さを持っているってだけで、可愛くない子なんていないんだから」
「それは、お姉しゃんが美蝶でかわいいから言えるんでちゅ。わたちみたいなぶちゅの気持ちは分からないでちゅよ」
「アゲハちゃん!」とチュウ太が叫びました。
その声にアゲハちゃんが気がつくと、根がうごめき始めています。
光の玉に浸していたアゲハちゃんの両手が、急に外に引き出されました。慌てて駆けてきたチュウ太に引っ張られたのです。
離れていくアゲハちゃんに、さっちゃんが言いました。
「えへへ、わたちかわいくへんちん(変身)しゅるわ。だってこんなにきれいな青色の宝石を抱いているんでちゅもの。間違いないでちゅ。だってママに抱きしめられてるみたいに温かいんでちゅもの」
アゲハちゃんがチュウ太に叫びました。
「待って、まださっちゃんが――さっちゃんが…」
「もうだめだよ、これ以上はっっ」
うねうねと根が絡みついてきます。それをすり抜けながら、チュウ太が走ります。
うねる根っこが、ムチのようにチュウ太の手を叩きました。その拍子にチュウ太は、アゲハちゃんの手を離してしまいました。
「アゲハちゃーん」チュウ太が叫びます。
「チュウ太ぁ」
アゲハちゃんは、根のうごめきが起こす光の流れに翻弄されながらも、必死にチュウ太の声がする方を目指します。時折、無理に薄目を開けているものだから、目が潰れてしまいそうです。
根のうごめきは激しさを増してきました。なんとか薄目を開け続けられるところに来たアゲハちゃんは、迫りくる根から羽を守るように必死に泳ぎ回って、チュウ太の背中を追いました。
根の上を走るチュウ太は、時折根に絡めとられますが、持ち前の小ささと頑張りでなんとか通り抜け、地上へと急ぎます。
「ぷはぁ」と二匹が、地面の上に顔を出しました。
心配していたみんなが駆け寄ります。粉状や糸状の根にまみれたチュウ太の体をなめながら、モモタが言いました。
「なにがあったの? なんか地面がうごうご揺れて、とても不安な感じになったんだ。下に大きなモグラ怪獣がいるみたいに。もしかして何かいたの?」
アゲハちゃんが、細かい鬚根の欠片をはたき落しながら言いました。
「ううん、なにもいなかったわ。いるのは、悲しみに暮れるさっちゃんだけ」
「さっちゃんが?」あっちゃんママが叫びます。「どうして悲しみに暮れているの? ああ、なんていうこと? 早く助けだしてやらないと」
アゲハちゃんは、さっちゃんが言っていたことを余すことなくあっちゃんママに語って聞かせてあげました。
「さっちゃん、さっちゃん。わたし、揚羽蝶のアゲハちゃんよ。少しお話しましょうよ」
返事はありません。ですが、光の玉の濃い青のところが流れました。
不思議な光景です。光の玉そのものは青色をした水晶玉のようなのに、その周囲の空間は、眩しすぎて白い光の空間と化しています。目を細めてみる洞窟内は、影を落とす場所がないほど輝いていました。そんな空間の中で、光を取り巻く根だけが影を纏っています。内側は青色に照らされていましたが、外側は影になっていたのです。
アゲハちゃんには、心なしか光が向きを変えたように思えました。こちらに振り向いたと思って、何度も呼びかけます。すると、光の中にいるさっちゃんが、ようやく答えてくれました。
「出ていって! わたちここから出なでちゅ。だってもうすぐきれいなちょうちょになれるんでちゅもの」
「蝶々に? もうサナギになっているの?」
「もうすぐよ。でももうおねむの時間だもの。もしかしたら、もうサナギなのかもちれないわ」
不思議な返答だな、とアゲハちゃんは思いました。サナギには自ら糸をはいてなるのです。自然となるわけではありません。
アゲハちゃんが、なお近づこうとして言いました。
「ねえ、何かお話をしてあげるわ。物語を聞かせてあげるから、そばに寄っていでしょう?」
「やぁっ! そばに来ないで」
さっちゃんが叫びます。
一瞬、根が暴れ出すのではないか、と心配したアゲハちゃんたちですが、根は動きませんでした。
それを見たアゲハちゃんが続けます。
「ママが心配していたわよ」
「ウソでちゅ。ママはわたちのことなんて心配しないでちゅ」
「そんなことないわよ。ママが赤ちゃんを心配しないわけないじゃない」
「あるでちゅ。だってママは、わたちのことなんできらいなんでちゅもの」
「どうして? どうしてそんなふうに思うの?」
「だってママは、わたちのこととてもみにくいって思っているんでちゅもの」
「まさか。ママが娘を可愛いって思わないわけないわ」
「でも思ってるでちゅよ。だって、ママはいつも言うんでちゅもの。『がんばって葉っぱを食べなさい。頑張って茎に登りなさい。そうしないとわたしみたいにきれいなツマベニチョウになれないわよ』って。他のおにいちゃんやおねえちゃんたちには言わないのに、わたちにだけ言うんでちゅ。それは、わたちがみにくいちょうこ(証拠)でちゅ」
あっちゃんママは、とても優しそうなママでした。それに、さっちゃんのことを心底心配した様子で取り乱して嘆いていました。ですから、さっちゃんが言うようなママだとは思えません。
さっちゃんの話は続いています。
「ママは、とてもきれいなママでちゅ。誰よりも美蝶なんでちゅ。わたち、ママみたいにきれいな蝶々になりたんでちゅ。そしたらママ、きっと喜んでくれるでちゅ。わたちのこと好きになって撫でてくれるんでちゅもん」
アゲハちゃんは、ゆっくりと優しく諭します。
「さっちゃんは、今でも可愛いはずよ。だって生まれた時から今だって可愛くなりたいって思っているんですから、誰よりも可愛いはずよ。わたしたち蝶々に可愛くない子なんていないわ。だってみんなに可愛がられるために生まれてくるんですもの。
わたしたちは、みんなに可愛いって思われて幸せにする魔法を使えるのよ。お友達の猫のモモちゃんが言っていたわ。本当にその通りだとわたし思うの。蝶以外の他のみんなを幸せに出来るのよ、わたしたち。さっちゃんも同じよ」
「でも、お姉ちゃんたちは美蝶なのに、わたちだけぶちゃいくでちゅ」
「そんなことないわ。姿はそれぞれ違うけれど、蝶の世界に可愛くないことなんて何もないのよ。全部可愛いの。悪い行い以外はみんな可愛いのよ」
「じゃあ、わたちはわるい子なんでちゅ。だってママ言うんでちゅもん。『もっと早くに茎を登りなさい。もっとたくしゃん食べなちゃい』って。登るのがおしょいのはいけないことでちゅ。たくさん食べられないのはいけないことでちゅ。だからわたちは、わるい子なんでちゅ」
アゲハちゃんは、ゆっくりと漂うように近づきます。そして言いました。
「そんなことないわ。あなたの声とても可愛らしいもの。羨ましいくらい可愛い声よ」
「・・・本当でちゅか?」
「ええ、わたしが幼かった頃より可愛らしいわ」
「それはうしょ(嘘)でちゅ。だってお姉しゃん、とってもきれいでちゅもん。わたちのお姉ちゃんたちより美蝶でちゅ。ママには敵わないけど」
ようやく、アゲハちゃんは、光の玉を抱き込んだ根の外側に辿り着きました。
「あなたは、本当にママが大好きなのね」
アゲハちゃんはそう言いながら、ゆっくりと根の合間を這って進んでいきます。大きな翅が少し擦れて傷むのが分かりました。
おずおずとさっちゃんが答えます。
「うん、しゅき(好き)でちゅ。でも…でも…ママは、ママは・・・」
嗚咽して声をしゃくりながら、さっちゃんが続けます。
「ママはわたちのことがきらいなんでちゅ。わたちは茎に登るのもへちゃ(下手)だし、たくしゃん葉っぱも食べれないから、とてもみにくいんでちゅ。だって今はもっとみにくくなっちゃったもん。こんなんじゃ、ママに会えないでちゅ。もう捨てられてちまいまちゅ」
「そんなことないわ。大好きなママを信じてみましょうよ」
そう言ったアゲハちゃんは、優しく光の球に手を差し伸べます。
指先が光の玉に触れた瞬間、さっちゃんが「きゃっ」と叫びました。
光はとても温かくてとろとろしているようで、それでいてしっとりと指先を包んで、丸みを帯びたか弱さをアゲハちゃんの指に伝えます。
光の玉の色が濃いところが、暴れるようにユラユラと揺らめきました。
途端に声色を荒げたさっちゃんが、とても嫌がった様子で言いました。
「しゃわらないで! わたちこんなにぶちゅ(ブス)だから、外に行きたくないでちゅ」
「そんなことないわ。さっちゃんはとっても可愛いわよ。姿を気にしないで。みんなそれぞれ違う可愛さを持っているってだけで、可愛くない子なんていないんだから」
「それは、お姉しゃんが美蝶でかわいいから言えるんでちゅ。わたちみたいなぶちゅの気持ちは分からないでちゅよ」
「アゲハちゃん!」とチュウ太が叫びました。
その声にアゲハちゃんが気がつくと、根がうごめき始めています。
光の玉に浸していたアゲハちゃんの両手が、急に外に引き出されました。慌てて駆けてきたチュウ太に引っ張られたのです。
離れていくアゲハちゃんに、さっちゃんが言いました。
「えへへ、わたちかわいくへんちん(変身)しゅるわ。だってこんなにきれいな青色の宝石を抱いているんでちゅもの。間違いないでちゅ。だってママに抱きしめられてるみたいに温かいんでちゅもの」
アゲハちゃんがチュウ太に叫びました。
「待って、まださっちゃんが――さっちゃんが…」
「もうだめだよ、これ以上はっっ」
うねうねと根が絡みついてきます。それをすり抜けながら、チュウ太が走ります。
うねる根っこが、ムチのようにチュウ太の手を叩きました。その拍子にチュウ太は、アゲハちゃんの手を離してしまいました。
「アゲハちゃーん」チュウ太が叫びます。
「チュウ太ぁ」
アゲハちゃんは、根のうごめきが起こす光の流れに翻弄されながらも、必死にチュウ太の声がする方を目指します。時折、無理に薄目を開けているものだから、目が潰れてしまいそうです。
根のうごめきは激しさを増してきました。なんとか薄目を開け続けられるところに来たアゲハちゃんは、迫りくる根から羽を守るように必死に泳ぎ回って、チュウ太の背中を追いました。
根の上を走るチュウ太は、時折根に絡めとられますが、持ち前の小ささと頑張りでなんとか通り抜け、地上へと急ぎます。
「ぷはぁ」と二匹が、地面の上に顔を出しました。
心配していたみんなが駆け寄ります。粉状や糸状の根にまみれたチュウ太の体をなめながら、モモタが言いました。
「なにがあったの? なんか地面がうごうご揺れて、とても不安な感じになったんだ。下に大きなモグラ怪獣がいるみたいに。もしかして何かいたの?」
アゲハちゃんが、細かい鬚根の欠片をはたき落しながら言いました。
「ううん、なにもいなかったわ。いるのは、悲しみに暮れるさっちゃんだけ」
「さっちゃんが?」あっちゃんママが叫びます。「どうして悲しみに暮れているの? ああ、なんていうこと? 早く助けだしてやらないと」
アゲハちゃんは、さっちゃんが言っていたことを余すことなくあっちゃんママに語って聞かせてあげました。
0
あなたにおすすめの小説
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)
tomoharu
児童書・童話
え?こんな話絶対ありえない!作り話でしょと思うような話からあるある話まで幅広い範囲で物語を考えました!ぜひ読んでみてください!数年後には大ヒット間違いなし!!
作品情報【伝説の物語(都道府県問題)】【伝説の話題(あだ名とコミュニケーションアプリ)】【マーライオン】【愛学両道】【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】【トモレオ突破椿】など
・【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】とは、その話はさすがに言いすぎでしょと言われているほぼ実話ストーリーです。
小さい頃から今まで主人公である【紘】はどのような体験をしたのかがわかります。ぜひよんでくださいね!
・【トモレオ突破椿】は、公務員試験合格なおかつ様々な問題を解決させる話です。
頭の悪かった人でも公務員になれることを証明させる話でもあるので、ぜひ読んでみてください!
特別記念として実話を元に作った【呪われし◯◯シリーズ】も公開します!
トランプ男と呼ばれている切札勝が、トランプゲームに例えて次々と問題を解決していく【トランプ男】シリーズも大人気!
人気者になるために、ウソばかりついて周りの人を誘導し、すべて自分のものにしようとするウソヒコをガチヒコが止める【嘘つきは、嘘治の始まり】というホラーサスペンスミステリー小説
たったひとつの願いごと
りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。
その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。
少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。
それは…
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
ぽんちゃん、しっぽ!
こいちろう
児童書・童話
タケルは一人、じいちゃんとばあちゃんの島に引っ越してきた。島の小学校は三年生のタケルと六年生の女子が二人だけ。昼休みなんか広い校庭にひとりぼっちだ。ひとりぼっちはやっぱりつまらない。サッカーをしたって、いつだってゴールだもん。こんなにゴールした小学生ってタケルだけだ。と思っていたら、みかん畑から飛び出してきた。たぬきだ!タケルのけったボールに向かっていちもくさん、あっという間にゴールだ!やった、相手ができたんだ。よし、これで面白くなるぞ・・・
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる