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Lesson 29 意外なカップル
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文化祭は2日間が行われるが、ベストカップルグランプリはその期間でどれだけ支持を貰えるかにかかっていた。
「要するに、ふたりでいろんな出し物を見て回って、仲良しをアピるってことね」
トントンと、文化祭のパンフを見ながら千波が苦笑いを浮かべた。
「で、そのタスキしなくちゃいけないんだ」
私の右肩に掛かったタスキを見て、またクスクス笑う。
「笑わないでよ」
「だって、おかしいじゃない? 『2-C代表 大霜陽菜子』だって。生徒会の選挙じゃあるまいしぃ」
千波の目じりには小さな涙の粒さえ見受けられる。
できることなら私だって、こんなタスキなんてかけたくない。
これでは目立ちたくなくても目立ってしまう。
「でも、やる! 名前売って、投票してもらうんだから!」
ガッツポーズを作り、気合いを見せる私に千波は「じゃ、私は彼と回ってるわね」と言った。
「は?」
ぽっかりと口を開ける私に、千波は首を傾げた。
千波の……彼氏?
そんな話、初耳だよ。
「ちょっと! どういうこと!?」
食いつく私に、千波はくすりと笑う。
そして振り返って遠くのほうに手を振る。
同じくらいの年の男子の姿がひとり遠くに見える。
私服の男の子だから、うちの高校でないことはすぐにわかったんだけど……
その人物は遠目なのにも関わらず、誰なのか、私にははっきりとわかってしまった。
見たことのある顔どころの騒ぎではなくて身近。
いや身内。
「大くーん、こっちー!」
その人物に向かって、千波が見たこともない顔で手を振っていた。
千波の『乙女の顔』を引きずり出す男。
それは紛れもなく同じ血が通っている男。
弟である大輔だ。
「なんで?」
大輔と千波が仲良く並んでこちらを見つめる。
いつから?
なんで?
どうしてそうなった?
いや、そもそも千波がなんで大輔なんかを好きになる?
だって、千波ならもっと絶対にいい男と付き合うってそう思っていたのに……
「俺じゃ不服そうだね」
葵直伝の意地悪な笑みを乗せて、大輔が言った。
そんな大輔に千波は「ほんとだ」と相槌を打つ。
「不服も何も……なんで大輔?」
私の問いに、大輔は「オレの一目ぼれ」と答えた。
「うちに遊びに来たちなっちゃん見て惚れたの。で、猛アタックして陥落してもらったの。大変だったんだよねえ、ちなっちゃん」
『ちなっちゃん』という呼び名に背筋がかゆくなる。
「っていうか、いつから?」
「今年の四月からだよ。俺が葵にーちゃんの鬼畜なしごきに耐えたのってどうしてだと思う? すべてはあの高校に合格するため。ちなっちゃんGETのためだったんだよねえ」
大輔は苦笑する。
「だってさ、ちなっちゃんとつき合う条件があの高校合格だったんだもん」
私は千波を見る。
千波はにっこり悪びれることもなく。
「自分のためにどこまで成果をあげてくれるか。男の技量ってそこじゃない?」
恐ろしい。
末恐ろしい悪魔っぷり。
それなのに、大輔はとなりでニヤニヤしているだけだった。
「こういうところがもう俺的にツボ」
どうやら大輔はMッ気があったらしい。
ふたりはふたりにしかわからない笑みをこぼし合っていた。
とても複雑な心境。
でも楽しそうだし、幸せそうだし、親友だし、弟だし、不平や不満があるわけじゃないんだけど、あまりにも身近なふたりがくっついて、かつ、それがお似合いっていうのがね。
うれしいやらなんやら言葉にできないのが正直なところ。
それに目の前のふたりが私にはちょっとまばゆいというのか。
たぶん、これは羨望。
羨ましいと思う気持ちが溢れているからなんだって思う。
こんなふうにふたりで笑い合える。
ふたりにしか理解できない世界で、ふたりだけの見えない会話を楽しむ。
そんな関係を築けている大輔と千波に、私はものすごく嫉妬しているのだと思う。
いいなぁって。
こんなふうに私も葵と笑い合えればいいのに、葵と一つの世界になれたらいいのに――
「ねえ」
私の視線に気がついたように、千波が大輔の袖をクンクンと引っ張った。
「カテキョどうしたの?」
『カテキョ』という単語に、一気に緊張感が高まり、私は目を見張った。
なんで?
なんで、ここで葵が出てくる?
大輔は私を一瞥するとゆっくりと後ろを振り返る。
「わかんない。一緒に来たんだけど、どっか行っちゃったね」
「は!?」
思わず声が出てしまう。
大急ぎで口を押さえてキョロキョロと周りを見る。
葵がいる?
葵がここに来てる!?
「一緒に来たよ、葵にーちゃんと」
大輔は意地悪くニンマリと笑みを作った。
「文化祭だから、葵にーちゃん誘って来いって。ちなっちゃんの『お願い』は『絶対』だもん」
答える大輔から、千波へと視線を移せば。
「楽しくなりそうね」
ニコニコ、悪魔の笑みを湛えた親友が私を見つめていた。
「ちーなーみー!」
「あら、いいじゃない? 松永とラブラブなとこ、見せつけてやったら?
ねー、大くん?」
千波に同意を求められた大輔はもう、ドロドロに溶けたアイスみたいに甘くてとろけた顔をして、「ねー」と同調した。
ため息しか出てこない。
「おーい、大霜ぉ! こんなとこにいたのかよお!」
そんな私たちの間に割り込んでくる声に、3人そろって声のするほうを見た。
松永が手を振りながら、同じ『代表タスキ』を肩からかけてこちらに走ってくる。
「あれ? 大霜の弟くん!?」
びっくりしたように私と千波と大輔を交互で見つめる松永は、私の耳元に手をあて「どういう関係?」とこっそりと聞いてくる。
「大輔、千波の彼氏……らしい」
そう答える私に、松永は一歩引く。
「ガチ!?」
そんな松永に二人は息ぴったり、同じタイミングでニッコリ笑った。
「私たちじゃなくて陽菜子に用があるんでしょ、あなた」
千波にそう指摘された松永が、我に返ったかのように私に向き直る。
「そうだった。他のクラスの連中、もう回り出したぞ! 俺達も行かないと!」
そう言って松永は私に手を差し出す。
少しだけ遠慮がちに。
「そんなんじゃダメよ、松永」
すかさず千波のダメ出しが入る。
「うちのクラスの代表なんだから頼むわよ!」
千波が鬼教官に見える。
私と松永は見合って笑ってしまい、私が松永の手を取ると同時に、松永が私の手を引いた。
「行ってくる!」
ラブラブな二人に手を振って、私は松永と文化祭ツアーに出かける。
しっかりと握られたその手がちょっとだけ湿り気を帯びる。
コスプレ喫茶。
お化け屋敷。
迷路。
松永と二人でいろいろなところを回る。
楽しい。
本当に楽しい。
時間を忘れてしまうほど楽しいのに、ふとした瞬間、周りを見回して探してしまう葵の影。
ここに葵が来ている。
それだけで、胸がドキドキして、会いたい気持ちが募って、どうしようもない自分の心にコツンとゲンコツを落とす。
「明日はファッションショーで、その次が告白大会だってさ」
私に売店で買ってきたジュースを差し出しながら、松永が言った。
「告白大会?」
「そ。相手のことをどれだけ好きか。相手がどれだけイケてるのか。それをアピるんだとさ、全校生徒の前で」
松永は私の隣にストンッと腰を下ろすと、じっと私を見つめた。
「なあ。俺のことじゃなくていいから」
松永は苦い笑みをこぼした。
「俺はさ、一緒にこうしていられるだけで結構満足だったりするわけ。だから、告白は俺に向けてじゃなくて、大霜が本当に好きな人に向けて言えよ」
そう言って、松永は握っていたジュースをグッと飲み込む。
飲み込んだ後、プハッと息を吐くと。
「俺、本当にいいヤツだろ?」
そう言って白い歯を見せる。
「うん。出会うのが早かったら……間違いなく好きになってたくらいにはいいヤツかな」
松永はハハハと大きく笑うと「ちぇっ!」と舌打ちした。
「ま、いいんだ。俺はグランプリの最後の『とっておき』さえ頂ければ、悔いはないかなー」
「とっておき?」
なんだろう?と尋ねる私に、松永はフフフと含んだ笑みを乗せた。
「ま、それくらいはないと俺も頑張れないってことだな」
想像できるような、できないような。
『とっておき』に不安を感じつつ私は前を向いた。
中庭から見上げた校舎の屋上に、スーツ姿の男の人が見えた気がした。
葵!?
そう思ったけど……見えたような気がしたのは一瞬で、本当にそこにいたのかさえもおぼろげなかんじだった。
「休憩終了っと。ほら、衣装の打ち合わせに生徒会室行くぞ」
そう言って、松永が立ち上がるから私も一緒に立ちあがった。
振り向きつつ、松永について行ったけれど、もう二度とそこにスーツ姿の影が見えることはなかった。
「要するに、ふたりでいろんな出し物を見て回って、仲良しをアピるってことね」
トントンと、文化祭のパンフを見ながら千波が苦笑いを浮かべた。
「で、そのタスキしなくちゃいけないんだ」
私の右肩に掛かったタスキを見て、またクスクス笑う。
「笑わないでよ」
「だって、おかしいじゃない? 『2-C代表 大霜陽菜子』だって。生徒会の選挙じゃあるまいしぃ」
千波の目じりには小さな涙の粒さえ見受けられる。
できることなら私だって、こんなタスキなんてかけたくない。
これでは目立ちたくなくても目立ってしまう。
「でも、やる! 名前売って、投票してもらうんだから!」
ガッツポーズを作り、気合いを見せる私に千波は「じゃ、私は彼と回ってるわね」と言った。
「は?」
ぽっかりと口を開ける私に、千波は首を傾げた。
千波の……彼氏?
そんな話、初耳だよ。
「ちょっと! どういうこと!?」
食いつく私に、千波はくすりと笑う。
そして振り返って遠くのほうに手を振る。
同じくらいの年の男子の姿がひとり遠くに見える。
私服の男の子だから、うちの高校でないことはすぐにわかったんだけど……
その人物は遠目なのにも関わらず、誰なのか、私にははっきりとわかってしまった。
見たことのある顔どころの騒ぎではなくて身近。
いや身内。
「大くーん、こっちー!」
その人物に向かって、千波が見たこともない顔で手を振っていた。
千波の『乙女の顔』を引きずり出す男。
それは紛れもなく同じ血が通っている男。
弟である大輔だ。
「なんで?」
大輔と千波が仲良く並んでこちらを見つめる。
いつから?
なんで?
どうしてそうなった?
いや、そもそも千波がなんで大輔なんかを好きになる?
だって、千波ならもっと絶対にいい男と付き合うってそう思っていたのに……
「俺じゃ不服そうだね」
葵直伝の意地悪な笑みを乗せて、大輔が言った。
そんな大輔に千波は「ほんとだ」と相槌を打つ。
「不服も何も……なんで大輔?」
私の問いに、大輔は「オレの一目ぼれ」と答えた。
「うちに遊びに来たちなっちゃん見て惚れたの。で、猛アタックして陥落してもらったの。大変だったんだよねえ、ちなっちゃん」
『ちなっちゃん』という呼び名に背筋がかゆくなる。
「っていうか、いつから?」
「今年の四月からだよ。俺が葵にーちゃんの鬼畜なしごきに耐えたのってどうしてだと思う? すべてはあの高校に合格するため。ちなっちゃんGETのためだったんだよねえ」
大輔は苦笑する。
「だってさ、ちなっちゃんとつき合う条件があの高校合格だったんだもん」
私は千波を見る。
千波はにっこり悪びれることもなく。
「自分のためにどこまで成果をあげてくれるか。男の技量ってそこじゃない?」
恐ろしい。
末恐ろしい悪魔っぷり。
それなのに、大輔はとなりでニヤニヤしているだけだった。
「こういうところがもう俺的にツボ」
どうやら大輔はMッ気があったらしい。
ふたりはふたりにしかわからない笑みをこぼし合っていた。
とても複雑な心境。
でも楽しそうだし、幸せそうだし、親友だし、弟だし、不平や不満があるわけじゃないんだけど、あまりにも身近なふたりがくっついて、かつ、それがお似合いっていうのがね。
うれしいやらなんやら言葉にできないのが正直なところ。
それに目の前のふたりが私にはちょっとまばゆいというのか。
たぶん、これは羨望。
羨ましいと思う気持ちが溢れているからなんだって思う。
こんなふうにふたりで笑い合える。
ふたりにしか理解できない世界で、ふたりだけの見えない会話を楽しむ。
そんな関係を築けている大輔と千波に、私はものすごく嫉妬しているのだと思う。
いいなぁって。
こんなふうに私も葵と笑い合えればいいのに、葵と一つの世界になれたらいいのに――
「ねえ」
私の視線に気がついたように、千波が大輔の袖をクンクンと引っ張った。
「カテキョどうしたの?」
『カテキョ』という単語に、一気に緊張感が高まり、私は目を見張った。
なんで?
なんで、ここで葵が出てくる?
大輔は私を一瞥するとゆっくりと後ろを振り返る。
「わかんない。一緒に来たんだけど、どっか行っちゃったね」
「は!?」
思わず声が出てしまう。
大急ぎで口を押さえてキョロキョロと周りを見る。
葵がいる?
葵がここに来てる!?
「一緒に来たよ、葵にーちゃんと」
大輔は意地悪くニンマリと笑みを作った。
「文化祭だから、葵にーちゃん誘って来いって。ちなっちゃんの『お願い』は『絶対』だもん」
答える大輔から、千波へと視線を移せば。
「楽しくなりそうね」
ニコニコ、悪魔の笑みを湛えた親友が私を見つめていた。
「ちーなーみー!」
「あら、いいじゃない? 松永とラブラブなとこ、見せつけてやったら?
ねー、大くん?」
千波に同意を求められた大輔はもう、ドロドロに溶けたアイスみたいに甘くてとろけた顔をして、「ねー」と同調した。
ため息しか出てこない。
「おーい、大霜ぉ! こんなとこにいたのかよお!」
そんな私たちの間に割り込んでくる声に、3人そろって声のするほうを見た。
松永が手を振りながら、同じ『代表タスキ』を肩からかけてこちらに走ってくる。
「あれ? 大霜の弟くん!?」
びっくりしたように私と千波と大輔を交互で見つめる松永は、私の耳元に手をあて「どういう関係?」とこっそりと聞いてくる。
「大輔、千波の彼氏……らしい」
そう答える私に、松永は一歩引く。
「ガチ!?」
そんな松永に二人は息ぴったり、同じタイミングでニッコリ笑った。
「私たちじゃなくて陽菜子に用があるんでしょ、あなた」
千波にそう指摘された松永が、我に返ったかのように私に向き直る。
「そうだった。他のクラスの連中、もう回り出したぞ! 俺達も行かないと!」
そう言って松永は私に手を差し出す。
少しだけ遠慮がちに。
「そんなんじゃダメよ、松永」
すかさず千波のダメ出しが入る。
「うちのクラスの代表なんだから頼むわよ!」
千波が鬼教官に見える。
私と松永は見合って笑ってしまい、私が松永の手を取ると同時に、松永が私の手を引いた。
「行ってくる!」
ラブラブな二人に手を振って、私は松永と文化祭ツアーに出かける。
しっかりと握られたその手がちょっとだけ湿り気を帯びる。
コスプレ喫茶。
お化け屋敷。
迷路。
松永と二人でいろいろなところを回る。
楽しい。
本当に楽しい。
時間を忘れてしまうほど楽しいのに、ふとした瞬間、周りを見回して探してしまう葵の影。
ここに葵が来ている。
それだけで、胸がドキドキして、会いたい気持ちが募って、どうしようもない自分の心にコツンとゲンコツを落とす。
「明日はファッションショーで、その次が告白大会だってさ」
私に売店で買ってきたジュースを差し出しながら、松永が言った。
「告白大会?」
「そ。相手のことをどれだけ好きか。相手がどれだけイケてるのか。それをアピるんだとさ、全校生徒の前で」
松永は私の隣にストンッと腰を下ろすと、じっと私を見つめた。
「なあ。俺のことじゃなくていいから」
松永は苦い笑みをこぼした。
「俺はさ、一緒にこうしていられるだけで結構満足だったりするわけ。だから、告白は俺に向けてじゃなくて、大霜が本当に好きな人に向けて言えよ」
そう言って、松永は握っていたジュースをグッと飲み込む。
飲み込んだ後、プハッと息を吐くと。
「俺、本当にいいヤツだろ?」
そう言って白い歯を見せる。
「うん。出会うのが早かったら……間違いなく好きになってたくらいにはいいヤツかな」
松永はハハハと大きく笑うと「ちぇっ!」と舌打ちした。
「ま、いいんだ。俺はグランプリの最後の『とっておき』さえ頂ければ、悔いはないかなー」
「とっておき?」
なんだろう?と尋ねる私に、松永はフフフと含んだ笑みを乗せた。
「ま、それくらいはないと俺も頑張れないってことだな」
想像できるような、できないような。
『とっておき』に不安を感じつつ私は前を向いた。
中庭から見上げた校舎の屋上に、スーツ姿の男の人が見えた気がした。
葵!?
そう思ったけど……見えたような気がしたのは一瞬で、本当にそこにいたのかさえもおぼろげなかんじだった。
「休憩終了っと。ほら、衣装の打ち合わせに生徒会室行くぞ」
そう言って、松永が立ち上がるから私も一緒に立ちあがった。
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