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第二章
見抜く将来性2
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「大きな会社の量産品ではなく小さな会社で作っているものですね。たまたまここの店長が知り合いでいくつか置いているみたいです」
「そうなんですか。もっと置いてないですかね?」
八重樫工房の装備の品質は見たところ良さそう。
その上値段的にも手が届く。
「ええと……確か防具の方にいくつかあります。ほかに八重樫工房さんの装備が欲しければ直接お買い求めになられるしかないです」
「直接売ってるんですか?」
「ええ、こちらに卸してくれているのも宣伝のようなものらしいです」
「杖はないのかい?」
「八重樫工房さんの杖はないですね」
圭の剣、波瑠のナイフを見て夜滝が少し羨ましそうにしている。
良いものなのは圭の顔を見れば分かるので自分も欲しくなった。
「むぅ……ずるいぞ」
「八重樫工房さん行ってみようか」
防具の方も八重樫工房のものは品質が良い。
ただ置いてあったのは重装備に当たるもので圭たちが装備するのには合わなかったので買うことは諦めた。
他にもいくつか気に入ったものを購入したけれどやはり八重樫工房の武器の品質はいいということで夜滝はすねていた。
置いてないなら買いに行けばいい。
店員の話では直接販売もしているようなので八重樫工房に行ってみればいいと圭は提案した。
1日は長い。
まだ帰るのには早すぎるので近そうなら行ってみようかと話し合った。
「意外とここからも遠くないですよ!」
波瑠がささっと八重樫工房の場所を調べてくれた。
歩いて行こうと思えば遠いけれど電車に乗って行けば駅2つ。
そこから歩けばそんなに時間もかからなそうだった。
「ほら行こう、夜滝ねぇ」
「……しょうがないなぁ」
買った装備品は夜滝の家に届けてもらうことにして圭たちは八重樫工房に向かう。
「でもさ、もう1人くらい欲しいよね」
「そうだな、確かにな」
電車に乗りながら今後について話し合う。
議題は波瑠がこれからも覚醒者としてやっていくならチームとしてどうするかについて。
圭がバランス型、波瑠がスピード型、夜滝が魔法型だと分類できる。
今でも全体的なバランスは悪くないけれど、もう1人いた方がさらに安定すると考えた。
ステータスで言えば体力や筋力の値が高いようなタンク型、あるいは筋力振りの完全なアタッカー型のような人がいい。
現状圭がその両方を担うような形になっているのでどちらかのタイプの人がいれば残りの役割を圭がやれる。
波瑠個人の考えとしてはアタッカーは圭と自分で出来そうだからタンク型の人がいいなと想像を膨らませる。
何人か有名覚醒者の顔を思い浮かべてみるがどの人も派手なアタッカー型でタンク型がイメージできないことに気がついた。
タンク型のA級覚醒者もいるのだけどあまり表立って目立っている人がいない。
「……野上鉄心さんみたいな人がいいな!」
その中でようやくタンク型の覚醒者を思い出した。
とある有名覚醒者ギルドに所属するA級覚醒者の野上鉄心という男性である。
日本人離れした大きな体の持ち主でモンスターの攻撃にもびくともしない頑丈さで他の覚醒者を守る様から守護者なんて言われている。
寡黙な人であるが筋肉質な体と整った顔立ちでファンも多い。
「ああいうのが好みなのか?」
「ええ? 野上鉄心さん? うーん……ちょっと筋肉すぎるかな?」
冗談のつもりで言ったけど波瑠は真面目に考えてみた。
とは言っても波瑠も野上鉄心をテレビで何回か見たことがあるだけでよく知らない。
メディアによく出る覚醒者でもなく、映えるので画面に映し出されることがあるぐらいなのだ。
顔は悪くない。
A級覚醒者なのでお金持ちだし紳士的な人だと聞いたことがある。
みんなを守ろうとしてくれるので性格もいいのだろう。
だけど野上鉄心はかなり体格がいい。
ガッチリとしすぎていて波瑠はそこがあまり好みではなかった。
そこがいいって人も多いのだけど波瑠は別にそこまで筋肉が好きではなかった。
ある程度筋肉があればいいがガチムチなほどまでは望まない。
チラッと圭の体を見てしまう。
服の下を見たことはないけど圭は結構引き締まった体をしている。
あれぐらいがいい……なんて頭の端で思ってしまって波瑠は慌てて頭を振って考えを追い出した。
少し顔が熱くなる。
「あ、あくまで能力的にそんな人がいいなってだけ!」
「まあでもそんな人俺たちと戦ってくれるはずがないよな」
「そうだけど……想像するのは自由でしょ?」
「ほれ、駅に着いたから降りるよ」
波瑠の言う通りではあると思う。
も圭も体力は伝説等級なので結構有望だとは思う。
しかしスキルはタンク向きではない。
タンク型の覚醒者にはタンク向きなスキルがある場合が多いと聞いたことがあった。
なのでやはりタンクはタンク型の覚醒者に担ってもらうのが1番。
「えーと、こっちを左……」
波瑠がスマホの地図を見ながら八重樫工房に歩いていく。
「あれかな?」
「八重樫……工房。そうだね、あれだ」
角を曲がった先に八重樫工房と書かれた看板を見つけた。
いわゆる刀鍛冶でもやっていそうな古めかしい見た目の建物が八重樫工房であった。
「そうなんですか。もっと置いてないですかね?」
八重樫工房の装備の品質は見たところ良さそう。
その上値段的にも手が届く。
「ええと……確か防具の方にいくつかあります。ほかに八重樫工房さんの装備が欲しければ直接お買い求めになられるしかないです」
「直接売ってるんですか?」
「ええ、こちらに卸してくれているのも宣伝のようなものらしいです」
「杖はないのかい?」
「八重樫工房さんの杖はないですね」
圭の剣、波瑠のナイフを見て夜滝が少し羨ましそうにしている。
良いものなのは圭の顔を見れば分かるので自分も欲しくなった。
「むぅ……ずるいぞ」
「八重樫工房さん行ってみようか」
防具の方も八重樫工房のものは品質が良い。
ただ置いてあったのは重装備に当たるもので圭たちが装備するのには合わなかったので買うことは諦めた。
他にもいくつか気に入ったものを購入したけれどやはり八重樫工房の武器の品質はいいということで夜滝はすねていた。
置いてないなら買いに行けばいい。
店員の話では直接販売もしているようなので八重樫工房に行ってみればいいと圭は提案した。
1日は長い。
まだ帰るのには早すぎるので近そうなら行ってみようかと話し合った。
「意外とここからも遠くないですよ!」
波瑠がささっと八重樫工房の場所を調べてくれた。
歩いて行こうと思えば遠いけれど電車に乗って行けば駅2つ。
そこから歩けばそんなに時間もかからなそうだった。
「ほら行こう、夜滝ねぇ」
「……しょうがないなぁ」
買った装備品は夜滝の家に届けてもらうことにして圭たちは八重樫工房に向かう。
「でもさ、もう1人くらい欲しいよね」
「そうだな、確かにな」
電車に乗りながら今後について話し合う。
議題は波瑠がこれからも覚醒者としてやっていくならチームとしてどうするかについて。
圭がバランス型、波瑠がスピード型、夜滝が魔法型だと分類できる。
今でも全体的なバランスは悪くないけれど、もう1人いた方がさらに安定すると考えた。
ステータスで言えば体力や筋力の値が高いようなタンク型、あるいは筋力振りの完全なアタッカー型のような人がいい。
現状圭がその両方を担うような形になっているのでどちらかのタイプの人がいれば残りの役割を圭がやれる。
波瑠個人の考えとしてはアタッカーは圭と自分で出来そうだからタンク型の人がいいなと想像を膨らませる。
何人か有名覚醒者の顔を思い浮かべてみるがどの人も派手なアタッカー型でタンク型がイメージできないことに気がついた。
タンク型のA級覚醒者もいるのだけどあまり表立って目立っている人がいない。
「……野上鉄心さんみたいな人がいいな!」
その中でようやくタンク型の覚醒者を思い出した。
とある有名覚醒者ギルドに所属するA級覚醒者の野上鉄心という男性である。
日本人離れした大きな体の持ち主でモンスターの攻撃にもびくともしない頑丈さで他の覚醒者を守る様から守護者なんて言われている。
寡黙な人であるが筋肉質な体と整った顔立ちでファンも多い。
「ああいうのが好みなのか?」
「ええ? 野上鉄心さん? うーん……ちょっと筋肉すぎるかな?」
冗談のつもりで言ったけど波瑠は真面目に考えてみた。
とは言っても波瑠も野上鉄心をテレビで何回か見たことがあるだけでよく知らない。
メディアによく出る覚醒者でもなく、映えるので画面に映し出されることがあるぐらいなのだ。
顔は悪くない。
A級覚醒者なのでお金持ちだし紳士的な人だと聞いたことがある。
みんなを守ろうとしてくれるので性格もいいのだろう。
だけど野上鉄心はかなり体格がいい。
ガッチリとしすぎていて波瑠はそこがあまり好みではなかった。
そこがいいって人も多いのだけど波瑠は別にそこまで筋肉が好きではなかった。
ある程度筋肉があればいいがガチムチなほどまでは望まない。
チラッと圭の体を見てしまう。
服の下を見たことはないけど圭は結構引き締まった体をしている。
あれぐらいがいい……なんて頭の端で思ってしまって波瑠は慌てて頭を振って考えを追い出した。
少し顔が熱くなる。
「あ、あくまで能力的にそんな人がいいなってだけ!」
「まあでもそんな人俺たちと戦ってくれるはずがないよな」
「そうだけど……想像するのは自由でしょ?」
「ほれ、駅に着いたから降りるよ」
波瑠の言う通りではあると思う。
も圭も体力は伝説等級なので結構有望だとは思う。
しかしスキルはタンク向きではない。
タンク型の覚醒者にはタンク向きなスキルがある場合が多いと聞いたことがあった。
なのでやはりタンクはタンク型の覚醒者に担ってもらうのが1番。
「えーと、こっちを左……」
波瑠がスマホの地図を見ながら八重樫工房に歩いていく。
「あれかな?」
「八重樫……工房。そうだね、あれだ」
角を曲がった先に八重樫工房と書かれた看板を見つけた。
いわゆる刀鍛冶でもやっていそうな古めかしい見た目の建物が八重樫工房であった。
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