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第四章
フィーネの初めて見る世界1
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フィーネとは友達になった。
研究室に放置しておくわけにもいかないしケルテンも外に連れ出してほしいとの望みを残していた。
なのでそのままフィーネも研究室から連れ出すことにした。
研究室はゲートとはまた違うのか崩壊もせずに残っている。
「トモダチ、マスター」
ケルテンが最後に残したメッセージのおかげかフィーネは圭のことを友達でありながら新たなるマスターだと認識した。
「私も友達だぞ!」
「カレン、トモダチ!」
「そーだ! ハッハッハッ!」
カレンは完全に感情移入していてフィーネを受け入れることに前向きである。
お前をぼろぼろにしたのこいつだぞ、とちょっと思わなくもないがそこは口に出さない。
夜滝は大丈夫なのかやや不安といった感じで、波瑠はまあいいんじゃないと気楽に構えていた。
カレンだけでなく夜滝と波瑠も友達であるとフィーネは認識している。
圭の仲間は友達らしい。
ただやっぱりフィーネがひとまず信頼しているのは圭らしく圭の頭の上に乗っかっている。
しかし金属っぽいフィーネは本当に金属なので見た目以上に重量がある。
波瑠は頭に乗っている光景を可愛いなんて言っていたけどこのまま頭に乗られていると首がダメになってしまいそうである。
カレンもダメージを受けたしフィーネもいる。
二階の試練もクリアはしたので今回は撤退することにした。
「ヤバっ、フィーネ隠れるんだ!」
「ピピ! マスターの言うこと聞く!」
「ん! ちょ、フィーネ! おひょ!」
忘れていたけれど今日はインドの覚醒者ギルドが塔で狩りを行っていた。
遠目に覚醒者が乗ったトラックが走っていくのが見えて圭は慌てて手でフィーネを隠した。
幸い覚醒者たちが圭を見ることはなかったけれど少しヒヤリとした。
圭たちはフィーネのことを知っていて受け入れるという判断をしたけれど他の人がフィーネをどう見るのかは分からない。
もしかしたら見つかって連れ去られたり実験の対象にされることや危険だからと倒されてしまう可能性もある。
安全なところに行くまではフィーネには隠れてもらう方がいい。
と思ってフィーネに隠れてほしいと言うとフィーネはするりと圭の服の中に入ってしまった。
フィーネの金属の足が体に当たってくすぐったい。
痛くはないのだけどくすぐったくて圭は体をよじらせる。
「はぁ……はぁ……」
居心地の良い場所を探して体中を移動するフィーネにどうにか服から出てもらった。
最終的にはカバンの中に隠れてもらうことにした。
圭たちが二階から一階へのエントランスまで来るとモンスターや他の覚醒者を警戒するインドの覚醒者にジロリと睨まれた。
けれど何もしなければ向こうもトラブルを起こしてくることはないので軽くお辞儀でもしてエントランスを通る。
そのまま一階もそそくさと移動して日本に戻ってくる。
「まずは……カレンとこに行くか」
無事に終わったらみんなで食事でも行くのだけど今回はカレンもケガをした。
フィーネのこともあって落ち着かないのでカレンを工房に送っていくことにする。
「ココ、ドコ?」
車に乗って一応安全なのでフィーネも荷物から出てきた。
フィーネは窓に近づいて興味深そうに外を眺めている。
「ここは日本ってところだ」
「ニホン?」
「そう、俺たちが住んでるところだ」
「ピピ……ミタコトナイモノイッパイ」
「そうか? フィーネの世界は……どうだったんだろうな」
フィーネがどんな世界に住んでいたのかも分からない。
それにちゃんと世界を見たことあるのかも怪しい。
荒れ果てた世界以外にちゃんとした文明もありそうな雰囲気はあったが終末の世界ではそうした文明が残っている場所もなかったかもしれない。
「コレ、ゴーレム? マスター、ゴーレムツクレル?」
フィーネはコツンコツンと車を足で叩いた。
フィーネから見た時車もゴーレムのようなものに見えていた。
「これは車って言うんだ。ゴーレムとは違うかな」
「クルマ……」
「きっと知らないことだらけなんだろうねぇ。子供みたいで少し可愛いじゃないか」
何にでも興味を示す様は子供のようである。
あたかも機械みたいなゴーレムであるのに子供っぽさがあるギャップに夜滝も思わず笑顔を浮かべる。
あれは何、これは何と質問を続けるフィーネにみんなで優しく答えてあげる。
そんな風にしているとカレンの家である工房についた。
「ココハドコ?」
「ここはカレンの家だ」
フィーネの攻撃でカレンの装備の一部も破損してしまった。
ついでに装備のメンテナンスもしてもらおうと車のトランクを開ける。
「ぜひご検討ください」
「まあ期待はせんでくれ」
荷物を下ろそうとしていると工房のドアが開いた。
家の側のドアではなく工房となっている方のドアである。
中からスーツの男性が出てきて和輝に頭を下げる。
チラリと圭たちに視線は向けたが気にすることもなく自分の車に乗って走り去っていった。
フィーネはチラリと圭の方に隠れてその様子をうかがっていた。
他人に見つかってはいけないと言うことを悟ったのか見られそうになったら自ら隠れるという行動をできるようになっていた。
賢いゴーレムである。
研究室に放置しておくわけにもいかないしケルテンも外に連れ出してほしいとの望みを残していた。
なのでそのままフィーネも研究室から連れ出すことにした。
研究室はゲートとはまた違うのか崩壊もせずに残っている。
「トモダチ、マスター」
ケルテンが最後に残したメッセージのおかげかフィーネは圭のことを友達でありながら新たなるマスターだと認識した。
「私も友達だぞ!」
「カレン、トモダチ!」
「そーだ! ハッハッハッ!」
カレンは完全に感情移入していてフィーネを受け入れることに前向きである。
お前をぼろぼろにしたのこいつだぞ、とちょっと思わなくもないがそこは口に出さない。
夜滝は大丈夫なのかやや不安といった感じで、波瑠はまあいいんじゃないと気楽に構えていた。
カレンだけでなく夜滝と波瑠も友達であるとフィーネは認識している。
圭の仲間は友達らしい。
ただやっぱりフィーネがひとまず信頼しているのは圭らしく圭の頭の上に乗っかっている。
しかし金属っぽいフィーネは本当に金属なので見た目以上に重量がある。
波瑠は頭に乗っている光景を可愛いなんて言っていたけどこのまま頭に乗られていると首がダメになってしまいそうである。
カレンもダメージを受けたしフィーネもいる。
二階の試練もクリアはしたので今回は撤退することにした。
「ヤバっ、フィーネ隠れるんだ!」
「ピピ! マスターの言うこと聞く!」
「ん! ちょ、フィーネ! おひょ!」
忘れていたけれど今日はインドの覚醒者ギルドが塔で狩りを行っていた。
遠目に覚醒者が乗ったトラックが走っていくのが見えて圭は慌てて手でフィーネを隠した。
幸い覚醒者たちが圭を見ることはなかったけれど少しヒヤリとした。
圭たちはフィーネのことを知っていて受け入れるという判断をしたけれど他の人がフィーネをどう見るのかは分からない。
もしかしたら見つかって連れ去られたり実験の対象にされることや危険だからと倒されてしまう可能性もある。
安全なところに行くまではフィーネには隠れてもらう方がいい。
と思ってフィーネに隠れてほしいと言うとフィーネはするりと圭の服の中に入ってしまった。
フィーネの金属の足が体に当たってくすぐったい。
痛くはないのだけどくすぐったくて圭は体をよじらせる。
「はぁ……はぁ……」
居心地の良い場所を探して体中を移動するフィーネにどうにか服から出てもらった。
最終的にはカバンの中に隠れてもらうことにした。
圭たちが二階から一階へのエントランスまで来るとモンスターや他の覚醒者を警戒するインドの覚醒者にジロリと睨まれた。
けれど何もしなければ向こうもトラブルを起こしてくることはないので軽くお辞儀でもしてエントランスを通る。
そのまま一階もそそくさと移動して日本に戻ってくる。
「まずは……カレンとこに行くか」
無事に終わったらみんなで食事でも行くのだけど今回はカレンもケガをした。
フィーネのこともあって落ち着かないのでカレンを工房に送っていくことにする。
「ココ、ドコ?」
車に乗って一応安全なのでフィーネも荷物から出てきた。
フィーネは窓に近づいて興味深そうに外を眺めている。
「ここは日本ってところだ」
「ニホン?」
「そう、俺たちが住んでるところだ」
「ピピ……ミタコトナイモノイッパイ」
「そうか? フィーネの世界は……どうだったんだろうな」
フィーネがどんな世界に住んでいたのかも分からない。
それにちゃんと世界を見たことあるのかも怪しい。
荒れ果てた世界以外にちゃんとした文明もありそうな雰囲気はあったが終末の世界ではそうした文明が残っている場所もなかったかもしれない。
「コレ、ゴーレム? マスター、ゴーレムツクレル?」
フィーネはコツンコツンと車を足で叩いた。
フィーネから見た時車もゴーレムのようなものに見えていた。
「これは車って言うんだ。ゴーレムとは違うかな」
「クルマ……」
「きっと知らないことだらけなんだろうねぇ。子供みたいで少し可愛いじゃないか」
何にでも興味を示す様は子供のようである。
あたかも機械みたいなゴーレムであるのに子供っぽさがあるギャップに夜滝も思わず笑顔を浮かべる。
あれは何、これは何と質問を続けるフィーネにみんなで優しく答えてあげる。
そんな風にしているとカレンの家である工房についた。
「ココハドコ?」
「ここはカレンの家だ」
フィーネの攻撃でカレンの装備の一部も破損してしまった。
ついでに装備のメンテナンスもしてもらおうと車のトランクを開ける。
「ぜひご検討ください」
「まあ期待はせんでくれ」
荷物を下ろそうとしていると工房のドアが開いた。
家の側のドアではなく工房となっている方のドアである。
中からスーツの男性が出てきて和輝に頭を下げる。
チラリと圭たちに視線は向けたが気にすることもなく自分の車に乗って走り去っていった。
フィーネはチラリと圭の方に隠れてその様子をうかがっていた。
他人に見つかってはいけないと言うことを悟ったのか見られそうになったら自ら隠れるという行動をできるようになっていた。
賢いゴーレムである。
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