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第五章
あくまでもウシです2
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重恭は軽く契約条件の紙を確認することもあったがみんなはデビルカウの定期討伐について賛成してくれた。
仕事を引き受けることにして休みの日の朝から初めての顔合わせとなった。
「よろしくお願いします。リーダビリティギルドの村雨圭です」
「こちらのゲート管理を担当している笹本です。よろしくお願いします」
ゲートは24時間体制で監視をしていて、緊急事態が起こればRSIの覚醒者が駆けつけることになっている。
圭たちは通常の時にデビルカウを指定数倒せばいいだけであり、責任もそんなに重たくない。
ゲートや周辺の柵を監視カメラなどで監視している警備の担当者の笹本と圭は軽く挨拶を交わす。
「こうしている間にもデビルカウは増えていますから新しいギルドの方が来てくれて助かりますよ」
柵などと言っているが金属製の壁でゲートの周辺は囲まれている。
デビルカウがストレスを感じて脱出を図らないようにかなり広めに土地を囲っていて、相手がモンスターだということを除けば本当に放牧のようなものである。
柵の入り口横にある倉庫に圭たちは案内された。
丈夫な南京錠が付けられた扉を開けて中に入ると大きな最新型のトラックがまず目に飛び込んできた。
「倒したデビルカウは最終的にこちらのトラックで輸送いただければと思います。中にフックがありますのでそれで荷台にデビルカウを引き入れることができます」
「はぇ~……」
デビルカウの跡だろうかへこんでいるところはあるけれどこのトラックだけでもかなりの金額であることは間違いない。
「そしてこれが捕獲器です」
「これが?」
笹本は施錠された鉄の箱の中から鎖を取り出した。
太めで丈夫そうな鎖であるが捕獲器と言われて想像していたものとだいぶ違う。
鎖で相手を捕獲するとはだいぶ原始的であるし難しそうだなと圭は思った。
さらに鎖は鎖なのだがところどころに赤い石が取り付けてあった。
「不安は分かります。ですが心配しなくても大丈夫です。こちらの鎖、魔道具なのです」
魔道具とは特殊な効果を持つアイテムのことで、さまざまな能力がある。
今では魔道具を作れる人もいるのだが、ゲートや塔で得られる魔道具の方が効果が高いものが多い。
価値が高いものもあるのだけど中には使えないような魔道具もあったりする。
「こちらの鎖は相手に当てると巻きついてくれるのです」
「……巻きつくだけですか?」
「そうです」
「……それで拘束できるのですか?」
巻きつくだけでは拘束とは言えないだろう。
まして相手はD級のモンスターである。
力も強いだろうし鎖が巻きついただけではどうにもならない。
「まあお待ちください。鎖の効果は巻きつくだけですがそれだけではないのですよ」
「どういうことですか?」
「こちらの石が拘束するための秘訣なのです」
鎖にたくさんの赤い石がついていることは気になっていた。
「これはRSIが開発した超加重石というものです」
「ああ、魔力を込めると重たくなるやつだね」
「その通りです。その超加重石がふんだんに付けられているのです」
「じゃあつまり……」
「鎖を巻きつけた後魔力を込めて超加重石を重たくするのです。すると最大3トンもの重さになり、デビルカウでも動けなくなります」
捕獲器とは相手に自動で巻きつく鎖にすごく重たくなる石を取り付けた代物だった。
その重量によってデビルカウを無理矢理動けなくしてしまうというもので、魔道具とRSIの技術力の合わせ技である。
笹本から捕獲器の使い方を教えてもらって圭たちはトラックに乗り込む。
「それでは気をつけてください」
ゲートを囲む柵の門が開いてトラックごと中に入る。
「中も案外普通だな」
「まあゲートあるだけだしね」
周りの様子が異常であるとかそんなことはない。
デビルカウがいるからと荒れ果てた光景などではなく、むしろ牧草が長く伸びていて穏やかな光景であった。
「ここらで止めてデビルカウを探そう」
トラックでデビルカウに近づきすぎるとトラックが攻撃されてしまう。
デビルカウに見つかる前にトラックを止めて降りる。
「えーと……このスイッチだっけ」
このトラック色々と機能もついている。
圭が運転席の脇にあるスイッチを押すとトラックから甲高いような機械音が一度聞こえてきた。
「これでステルス機能が起動したのかな?」
トラックにはステルス機能というものが搭載されていた。
正確に言えば見えなくなるものではなくて、モンスターから狙われにくくなる効果があるようだ。
ステルス機能でモンスターに狙われにくくなったトラックから離れてデビルカウを探す。
「あっ、いた」
すぐにデビルカウを見つけることができた。
のっそのっそと歩いていて圭たちには気がついていない。
「写真で見るよりデカイな」
真っ黒な巨体に真っ黒な大きなツノ。
写真で見ても大きいと思っていたけれど生で見るとより大きい。
あの巨体とツノで突進されたらかなり危険だろうことは言うまでもない。
本当に鎖で拘束できるのかちょっと不安になってくる。
仕事を引き受けることにして休みの日の朝から初めての顔合わせとなった。
「よろしくお願いします。リーダビリティギルドの村雨圭です」
「こちらのゲート管理を担当している笹本です。よろしくお願いします」
ゲートは24時間体制で監視をしていて、緊急事態が起こればRSIの覚醒者が駆けつけることになっている。
圭たちは通常の時にデビルカウを指定数倒せばいいだけであり、責任もそんなに重たくない。
ゲートや周辺の柵を監視カメラなどで監視している警備の担当者の笹本と圭は軽く挨拶を交わす。
「こうしている間にもデビルカウは増えていますから新しいギルドの方が来てくれて助かりますよ」
柵などと言っているが金属製の壁でゲートの周辺は囲まれている。
デビルカウがストレスを感じて脱出を図らないようにかなり広めに土地を囲っていて、相手がモンスターだということを除けば本当に放牧のようなものである。
柵の入り口横にある倉庫に圭たちは案内された。
丈夫な南京錠が付けられた扉を開けて中に入ると大きな最新型のトラックがまず目に飛び込んできた。
「倒したデビルカウは最終的にこちらのトラックで輸送いただければと思います。中にフックがありますのでそれで荷台にデビルカウを引き入れることができます」
「はぇ~……」
デビルカウの跡だろうかへこんでいるところはあるけれどこのトラックだけでもかなりの金額であることは間違いない。
「そしてこれが捕獲器です」
「これが?」
笹本は施錠された鉄の箱の中から鎖を取り出した。
太めで丈夫そうな鎖であるが捕獲器と言われて想像していたものとだいぶ違う。
鎖で相手を捕獲するとはだいぶ原始的であるし難しそうだなと圭は思った。
さらに鎖は鎖なのだがところどころに赤い石が取り付けてあった。
「不安は分かります。ですが心配しなくても大丈夫です。こちらの鎖、魔道具なのです」
魔道具とは特殊な効果を持つアイテムのことで、さまざまな能力がある。
今では魔道具を作れる人もいるのだが、ゲートや塔で得られる魔道具の方が効果が高いものが多い。
価値が高いものもあるのだけど中には使えないような魔道具もあったりする。
「こちらの鎖は相手に当てると巻きついてくれるのです」
「……巻きつくだけですか?」
「そうです」
「……それで拘束できるのですか?」
巻きつくだけでは拘束とは言えないだろう。
まして相手はD級のモンスターである。
力も強いだろうし鎖が巻きついただけではどうにもならない。
「まあお待ちください。鎖の効果は巻きつくだけですがそれだけではないのですよ」
「どういうことですか?」
「こちらの石が拘束するための秘訣なのです」
鎖にたくさんの赤い石がついていることは気になっていた。
「これはRSIが開発した超加重石というものです」
「ああ、魔力を込めると重たくなるやつだね」
「その通りです。その超加重石がふんだんに付けられているのです」
「じゃあつまり……」
「鎖を巻きつけた後魔力を込めて超加重石を重たくするのです。すると最大3トンもの重さになり、デビルカウでも動けなくなります」
捕獲器とは相手に自動で巻きつく鎖にすごく重たくなる石を取り付けた代物だった。
その重量によってデビルカウを無理矢理動けなくしてしまうというもので、魔道具とRSIの技術力の合わせ技である。
笹本から捕獲器の使い方を教えてもらって圭たちはトラックに乗り込む。
「それでは気をつけてください」
ゲートを囲む柵の門が開いてトラックごと中に入る。
「中も案外普通だな」
「まあゲートあるだけだしね」
周りの様子が異常であるとかそんなことはない。
デビルカウがいるからと荒れ果てた光景などではなく、むしろ牧草が長く伸びていて穏やかな光景であった。
「ここらで止めてデビルカウを探そう」
トラックでデビルカウに近づきすぎるとトラックが攻撃されてしまう。
デビルカウに見つかる前にトラックを止めて降りる。
「えーと……このスイッチだっけ」
このトラック色々と機能もついている。
圭が運転席の脇にあるスイッチを押すとトラックから甲高いような機械音が一度聞こえてきた。
「これでステルス機能が起動したのかな?」
トラックにはステルス機能というものが搭載されていた。
正確に言えば見えなくなるものではなくて、モンスターから狙われにくくなる効果があるようだ。
ステルス機能でモンスターに狙われにくくなったトラックから離れてデビルカウを探す。
「あっ、いた」
すぐにデビルカウを見つけることができた。
のっそのっそと歩いていて圭たちには気がついていない。
「写真で見るよりデカイな」
真っ黒な巨体に真っ黒な大きなツノ。
写真で見ても大きいと思っていたけれど生で見るとより大きい。
あの巨体とツノで突進されたらかなり危険だろうことは言うまでもない。
本当に鎖で拘束できるのかちょっと不安になってくる。
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