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第五章
あくまでもウシです3
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しかし圭たちに気がついていないのならチャンスである。
圭が鎖を持って慎重にデビルカウに近付いていく。
けれどデビルカウもD級モンスター。
わずかな音から圭たちが近付いてきていることを察して振り返った。
「カレン!」
「おう!」
ただもう十分な距離には近づけていた。
カレンが魔力を放ってデビルカウの視線を引きつけ、圭がその隙に鎖の端を投げつける。
鎖はデビルカウのツノにカンッと当たったと思ったらそのままピタリとツノにくっついた。
落ちるでも弾かれるでもなく先端に何かがついているかのようにツノに貼り付いたのだ。
鎖がツノに巻き付いていく。
しかし思っていたよりも鎖が巻き付いていく速度は遅い。
「カレン、そっち行くぞ!」
「任せとけ!」
ツノを下げたデビルカウが足を地面にぶつけて打ち鳴らす。
挑発は通じるようでデビルカウがツノを向ける先はカレンである。
「カレンさん、支援します!」
薫がカレンを強化する。
「大地の力!」
走り出したデビルカウの前に地面が迫り出した壁ができる。
勢いづいたデビルカウは壁を打ち砕きながら突進するけれど壁の向こうにもうカレンはいなかった。
「へへ、残念!」
カレンの能力による目隠し。
そう何回も通じる方法ではないけれど一度通じてくれればそれでいい。
「ほっ!」
「俺も!」
デビルカウが急ブレーキで止まり、再びカレンの方にツノを向けた。
しかしそんなことをしている間に鎖はすでに片方のツノからもう片方のツノにまで伸びていた。
圭と夜滝が鎖を握って魔力を込める。
「うおっ!」
魔力を受けて鎖につけられた赤い超加重石が光を放ち、急激にその重さを増していく。
頭を下げてツノで突き上げるような体勢で突進していたデビルカウだったが急にツノが重たくなって支えられなくなった。
ツノが地面に突き刺さったが走り出したデビルカウは止まらない。
突き刺さったツノが支えになって体が空中に浮かび上がる。
そしてそのまま背中から地面に叩きつけられる。
「おぉ~」
半信半疑であった捕獲器の効果であったがちゃんとした効果があった。
息が荒くデビルカウは立ちあがろうとするがツノが重たくて起き上がることができない。
全身が重たくなるのではなく鎖の巻き付いたツノが重たくなったので首が頭の重さを支えきれないのだ。
足を振ってどうにかしようとするが腕のように振り回すこともできないので背中側に回ってしまえば危ないことも少ない。
「すごいね~」
地面はツノの形に若干へこんでいる。
全く動くこともできなくなったデビルカウを波瑠が覗き込む。
D級モンスターもこうなってしまえば脅威ではない。
「とりあえず一体目倒すぞ」
鎖を夜滝に任せて圭がデビルカウの頭の横に立つ。
デビルカウが圭のことを睨みつける。
悪いなと思いながらも圭は魔力を込めた剣を振り下ろした。
薫の強化も受けて力強く振り下ろされた剣はデビルカウの首を深々と切り裂いた。
一撃で首を落としてしまうつもりだったのに思っていたよりも硬くて一撃とはいかなかった。
もう一度切り裂いて首を切り落とした。
「オーライ、ストップー!」
倒したデビルカウの近くまでトラックを持ってくる。
そして荷台に取り付けられたフックを伸ばしてデビルカウの胴体に引っ掛ける。
フックにはワイヤーが繋がっていて波瑠がトラック側のスイッチを操作するとワイヤーが巻き取られてデビルカウが荷台に引きずり上げられる。
「便利なもんだな」
デビルカウの体はかなり重たい。
全員でも持ち上げて運ぶのが大変なぐらいだが文明の利器のおかげでトラックに積み込むのも簡単である。
カレンと圭で頭もちゃんとトラックに積み込む。
頭もタンなんかが食べられるので回収する必要がある。
超加重石は魔力を込めることをやめるとすぐに元の重さに戻ったので回収も難しくなかった。
「倒すのも捕獲器があるとかなり楽だねぇ」
最初に鎖を頭付近にぶつけて、鎖が巻きつく時間を少し稼ぐ必要があるけれどそうしてしまえばデビルカウを無力化することができる。
「このまま倒していってレベルアップだ!」
「早く圭さんのお役に立てるように頑張ります!」
またトラックを置いてデビルカウを探し始める。
障害となるようなものはなく開けているので探すのは難しくないけれど適当な相手を見つけるのは意外と難しい。
つまり1体だけでなく2体や3体近くにいる場合には捕獲器も間に合わないしリスクが高いので戦いを避けるのだ。
1体だけのデビルカウを見つけて倒す。
カレンがデビルカウを引きつけて、波瑠が素早さを活かしてデビルカウのツノに鎖を当てて絡ませていく。
圭と夜滝で魔力を込めてデビルカウを重さで無力化して首を切り落とす。
デビルカウとの遭遇の仕方によっては多少面倒なことはあるけれどおおむね危険も少なくデビルカウを倒すことができた。
「デカいな……」
「あれを倒せりゃいいんだけどな」
「ボスだからダメだよぅ」
かなり離れたところに大きなデビルカウを見つけた。
通常のデビルカウも大きいのだがそれよりもさらに一回り大きいデビルカウはゲートのボスである。
バレないように遠くから双眼鏡で一度姿を確認しておいた。
ボスを倒すとゲートが閉じてしまうのでボスには手を出さないように確認だけしてボスから離れた。
そして合計10体のデビルカウを倒して初日のデビルカウ狩りは終わった。
圭が鎖を持って慎重にデビルカウに近付いていく。
けれどデビルカウもD級モンスター。
わずかな音から圭たちが近付いてきていることを察して振り返った。
「カレン!」
「おう!」
ただもう十分な距離には近づけていた。
カレンが魔力を放ってデビルカウの視線を引きつけ、圭がその隙に鎖の端を投げつける。
鎖はデビルカウのツノにカンッと当たったと思ったらそのままピタリとツノにくっついた。
落ちるでも弾かれるでもなく先端に何かがついているかのようにツノに貼り付いたのだ。
鎖がツノに巻き付いていく。
しかし思っていたよりも鎖が巻き付いていく速度は遅い。
「カレン、そっち行くぞ!」
「任せとけ!」
ツノを下げたデビルカウが足を地面にぶつけて打ち鳴らす。
挑発は通じるようでデビルカウがツノを向ける先はカレンである。
「カレンさん、支援します!」
薫がカレンを強化する。
「大地の力!」
走り出したデビルカウの前に地面が迫り出した壁ができる。
勢いづいたデビルカウは壁を打ち砕きながら突進するけれど壁の向こうにもうカレンはいなかった。
「へへ、残念!」
カレンの能力による目隠し。
そう何回も通じる方法ではないけれど一度通じてくれればそれでいい。
「ほっ!」
「俺も!」
デビルカウが急ブレーキで止まり、再びカレンの方にツノを向けた。
しかしそんなことをしている間に鎖はすでに片方のツノからもう片方のツノにまで伸びていた。
圭と夜滝が鎖を握って魔力を込める。
「うおっ!」
魔力を受けて鎖につけられた赤い超加重石が光を放ち、急激にその重さを増していく。
頭を下げてツノで突き上げるような体勢で突進していたデビルカウだったが急にツノが重たくなって支えられなくなった。
ツノが地面に突き刺さったが走り出したデビルカウは止まらない。
突き刺さったツノが支えになって体が空中に浮かび上がる。
そしてそのまま背中から地面に叩きつけられる。
「おぉ~」
半信半疑であった捕獲器の効果であったがちゃんとした効果があった。
息が荒くデビルカウは立ちあがろうとするがツノが重たくて起き上がることができない。
全身が重たくなるのではなく鎖の巻き付いたツノが重たくなったので首が頭の重さを支えきれないのだ。
足を振ってどうにかしようとするが腕のように振り回すこともできないので背中側に回ってしまえば危ないことも少ない。
「すごいね~」
地面はツノの形に若干へこんでいる。
全く動くこともできなくなったデビルカウを波瑠が覗き込む。
D級モンスターもこうなってしまえば脅威ではない。
「とりあえず一体目倒すぞ」
鎖を夜滝に任せて圭がデビルカウの頭の横に立つ。
デビルカウが圭のことを睨みつける。
悪いなと思いながらも圭は魔力を込めた剣を振り下ろした。
薫の強化も受けて力強く振り下ろされた剣はデビルカウの首を深々と切り裂いた。
一撃で首を落としてしまうつもりだったのに思っていたよりも硬くて一撃とはいかなかった。
もう一度切り裂いて首を切り落とした。
「オーライ、ストップー!」
倒したデビルカウの近くまでトラックを持ってくる。
そして荷台に取り付けられたフックを伸ばしてデビルカウの胴体に引っ掛ける。
フックにはワイヤーが繋がっていて波瑠がトラック側のスイッチを操作するとワイヤーが巻き取られてデビルカウが荷台に引きずり上げられる。
「便利なもんだな」
デビルカウの体はかなり重たい。
全員でも持ち上げて運ぶのが大変なぐらいだが文明の利器のおかげでトラックに積み込むのも簡単である。
カレンと圭で頭もちゃんとトラックに積み込む。
頭もタンなんかが食べられるので回収する必要がある。
超加重石は魔力を込めることをやめるとすぐに元の重さに戻ったので回収も難しくなかった。
「倒すのも捕獲器があるとかなり楽だねぇ」
最初に鎖を頭付近にぶつけて、鎖が巻きつく時間を少し稼ぐ必要があるけれどそうしてしまえばデビルカウを無力化することができる。
「このまま倒していってレベルアップだ!」
「早く圭さんのお役に立てるように頑張ります!」
またトラックを置いてデビルカウを探し始める。
障害となるようなものはなく開けているので探すのは難しくないけれど適当な相手を見つけるのは意外と難しい。
つまり1体だけでなく2体や3体近くにいる場合には捕獲器も間に合わないしリスクが高いので戦いを避けるのだ。
1体だけのデビルカウを見つけて倒す。
カレンがデビルカウを引きつけて、波瑠が素早さを活かしてデビルカウのツノに鎖を当てて絡ませていく。
圭と夜滝で魔力を込めてデビルカウを重さで無力化して首を切り落とす。
デビルカウとの遭遇の仕方によっては多少面倒なことはあるけれどおおむね危険も少なくデビルカウを倒すことができた。
「デカいな……」
「あれを倒せりゃいいんだけどな」
「ボスだからダメだよぅ」
かなり離れたところに大きなデビルカウを見つけた。
通常のデビルカウも大きいのだがそれよりもさらに一回り大きいデビルカウはゲートのボスである。
バレないように遠くから双眼鏡で一度姿を確認しておいた。
ボスを倒すとゲートが閉じてしまうのでボスには手を出さないように確認だけしてボスから離れた。
そして合計10体のデビルカウを倒して初日のデビルカウ狩りは終わった。
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