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第七章
やっぱりダイコンだった
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ほどほどに攻略も進んできたので圭たちも移動をした。
まだマンドラゴラダイコンも安全だと断言はできないのでホテルに運び込むことはしない。
ブレイキングゲートがある森近くにはゴルフ場があった。
ゲートのためにゴルフ場は閉鎖されていて、今は攻略チームが倒したマンドラゴラダイコンを運び込んでいた。
夜滝や新徳は大きなスーツケースの中から機材や実験用の薬剤などを取り出している。
大型の機材は持ってこれないが技術も進んでいるので簡易的になら測定ができるような小型の機材も今はある。
「これをあっちに」
「はい」
圭も助手として物を運んだりして手伝う。
もうすでに何体か分のマンドラゴラダイコンは運び込まれている。
圭がちらりと見た限りマンドラゴラダイコンは映像と変わりなくダイコンっぽく見えた。
いや、みんな同じ感想を持っていた。
「まずは毒性検査からだ」
手袋やゴーグルを身につけた新徳がマンドラゴラダイコンに近づく。
攻略チームが戦っている最中にマンドラゴラダイコンが毒を使っている様子はなかったが、毒がないと断定するには早い。
攻略チームが無事だったというだけで低級覚醒者や一般人などには毒であるものもある。
あるいは体の臓器や血液などに毒を保有しているケースもあり得る。
体液や体の一部を採取して毒がないか調べていく。
「さすが手際がいいな……」
普段は動くのを嫌がるかのような態度でゆったりとしている新徳だがこうして実際の作業になるとテキパキとして無駄がない。
ベテラン研究者という感じがしている。
「圭、あっちのカバンから青い試薬を出しておくれ」
「分かった」
夜滝もいつもと違うお仕事モードである。
新徳が採取したものの毒性検査を夜滝たちの方で進めていく。
「村雨さん、すいません! こっち手伝ってもらえますか?」
「はーい!」
夜滝の助手なので圭は主に夜滝の手伝いをしているけれど力のある男性として他の手伝いにも呼ばれる。
「ここの荷物あそこに動かしてください」
外という不慣れな環境にみんなが慌ただしく動く。
圭が荷物を動かしていると攻略チームが戻ってきた。
「生捕りにしてきたのか」
丈夫な金属製の檻に入れられてマンドラゴラダイコンが運ばれてきた。
檻を壊そうとしているのか激しく腕を振って叩きつけているが丈夫な檻に効果があるようには見えない。
「毒性はなさそうだ」
多くの検査を重ねて人体に有毒な成分は検出されなかった。
「それじゃあ立場逆転だねぇ」
「そんなに変わらないでしょ」
毒性がないと分かれば今度は別の検査に移っていく。
研究者たちがビーカーやフラスコなんかを使っている中で1箇所だけ異様な場所があった。
それは圭と夜滝の場所である。
まるで炊き出しのような感じでテーブルにコンロやまな板、包丁などが置いてある。
どう見たってモンスターの研究の設備ではない。
「なんちゃらクッキングみたいだねぇ」
今回における圭の主な仕事はマンドラゴラダイコンが食べられるか、美味しく調理できるかである。
ということで圭の前に輪切りにされたマンドラゴラダイコンが運ばれてきた。
「デカいな」
ずんぐりむっくりとした体型なので輪切りにされたマンドラゴラダイコンもかなり大きい。
巨大になったダイコンの輪切りのようだが直径で圭の腕の長さほどもある。
「ダイコンだねぇ」
「うーん、ダイコンだな」
改めてマンドラゴラダイコンを見てみるけどデカいダイコンなのだ。
念のためとビニール手袋をつけた手で触ってみる。
しっかりと硬さがあるが金属や岩のようなものではなく、それこそダイコンのようなやや柔軟性もあるような硬さなのである。
包丁を取り出して突き立ててみる。
思いの外簡単に突き刺さる。
切ることもそれほど難しくなさそうだ。
「皮はやや厚め……しっかり剥いた方がいいかもしれないな」
適当に切り分けながらマンドラゴラダイコンの具合を確かめる。
「とりあえず焼きと煮るでいこうか」
複雑な料理を最初から作る必要はない。
ひとまず簡単な調理法から始めていく。
普通に食べられるサイズまで切ったマンドラゴラダイコンを圭は調理していく。
「夜滝ねぇ、お塩取って」
「はいよ」
みんなが何か話し合いながら実験をしている横でフライパンを振る。
良い豚バラを用意してくれたなと思いながら料理を作られた圭の料理はその場にいたみんなに振る舞われて意外と好評だった。
まだマンドラゴラダイコンも安全だと断言はできないのでホテルに運び込むことはしない。
ブレイキングゲートがある森近くにはゴルフ場があった。
ゲートのためにゴルフ場は閉鎖されていて、今は攻略チームが倒したマンドラゴラダイコンを運び込んでいた。
夜滝や新徳は大きなスーツケースの中から機材や実験用の薬剤などを取り出している。
大型の機材は持ってこれないが技術も進んでいるので簡易的になら測定ができるような小型の機材も今はある。
「これをあっちに」
「はい」
圭も助手として物を運んだりして手伝う。
もうすでに何体か分のマンドラゴラダイコンは運び込まれている。
圭がちらりと見た限りマンドラゴラダイコンは映像と変わりなくダイコンっぽく見えた。
いや、みんな同じ感想を持っていた。
「まずは毒性検査からだ」
手袋やゴーグルを身につけた新徳がマンドラゴラダイコンに近づく。
攻略チームが戦っている最中にマンドラゴラダイコンが毒を使っている様子はなかったが、毒がないと断定するには早い。
攻略チームが無事だったというだけで低級覚醒者や一般人などには毒であるものもある。
あるいは体の臓器や血液などに毒を保有しているケースもあり得る。
体液や体の一部を採取して毒がないか調べていく。
「さすが手際がいいな……」
普段は動くのを嫌がるかのような態度でゆったりとしている新徳だがこうして実際の作業になるとテキパキとして無駄がない。
ベテラン研究者という感じがしている。
「圭、あっちのカバンから青い試薬を出しておくれ」
「分かった」
夜滝もいつもと違うお仕事モードである。
新徳が採取したものの毒性検査を夜滝たちの方で進めていく。
「村雨さん、すいません! こっち手伝ってもらえますか?」
「はーい!」
夜滝の助手なので圭は主に夜滝の手伝いをしているけれど力のある男性として他の手伝いにも呼ばれる。
「ここの荷物あそこに動かしてください」
外という不慣れな環境にみんなが慌ただしく動く。
圭が荷物を動かしていると攻略チームが戻ってきた。
「生捕りにしてきたのか」
丈夫な金属製の檻に入れられてマンドラゴラダイコンが運ばれてきた。
檻を壊そうとしているのか激しく腕を振って叩きつけているが丈夫な檻に効果があるようには見えない。
「毒性はなさそうだ」
多くの検査を重ねて人体に有毒な成分は検出されなかった。
「それじゃあ立場逆転だねぇ」
「そんなに変わらないでしょ」
毒性がないと分かれば今度は別の検査に移っていく。
研究者たちがビーカーやフラスコなんかを使っている中で1箇所だけ異様な場所があった。
それは圭と夜滝の場所である。
まるで炊き出しのような感じでテーブルにコンロやまな板、包丁などが置いてある。
どう見たってモンスターの研究の設備ではない。
「なんちゃらクッキングみたいだねぇ」
今回における圭の主な仕事はマンドラゴラダイコンが食べられるか、美味しく調理できるかである。
ということで圭の前に輪切りにされたマンドラゴラダイコンが運ばれてきた。
「デカいな」
ずんぐりむっくりとした体型なので輪切りにされたマンドラゴラダイコンもかなり大きい。
巨大になったダイコンの輪切りのようだが直径で圭の腕の長さほどもある。
「ダイコンだねぇ」
「うーん、ダイコンだな」
改めてマンドラゴラダイコンを見てみるけどデカいダイコンなのだ。
念のためとビニール手袋をつけた手で触ってみる。
しっかりと硬さがあるが金属や岩のようなものではなく、それこそダイコンのようなやや柔軟性もあるような硬さなのである。
包丁を取り出して突き立ててみる。
思いの外簡単に突き刺さる。
切ることもそれほど難しくなさそうだ。
「皮はやや厚め……しっかり剥いた方がいいかもしれないな」
適当に切り分けながらマンドラゴラダイコンの具合を確かめる。
「とりあえず焼きと煮るでいこうか」
複雑な料理を最初から作る必要はない。
ひとまず簡単な調理法から始めていく。
普通に食べられるサイズまで切ったマンドラゴラダイコンを圭は調理していく。
「夜滝ねぇ、お塩取って」
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