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第七章
第一次太羽島奪還攻略作戦1
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「こちらご覧ください! 日韓の最高峰のギルドが集まっています! 現在太羽島北東付近の海域に私たちは集まっています。本日太羽島奪還の大きな一歩が踏み出されようとしています!」
対モンスター用に改良された軍艦が並び、甲板に覚醒者たちが出ている。
太羽島の攻略が始まったのである。
第一次太羽島奪還攻略作戦というのが正式な作戦名でモンスターウェーブという危険がなくなり、領土が戻ってくるのならと期待をしている国民も多い。
かなみや北条といった圭の知っている顔もある。
「あっ、あれヴァルキリーギルドじゃない?」
「本当だ。参加してるんだな」
圭たちは現場で様子を見ているのではなくパソコンのモニター越しにその様子を見ていた。
近年ゲートの攻略の様子を配信することがある。
普通のテレビでではなく会員登録が必要な動画配信サイトでの見ることができるのだが、これが意外と人気になっていた。
モンスターといえど生物なので倒すシーンを配信することに賛否はあるけれど、モンスターに対して世界的に不満が高くなっていてモンスターが倒れるシーンを見たり戦う覚醒者を応援することが一つのブームとなっているのだ。
今回の第一次太羽島奪還攻略作戦も配信サイトで配信されていたのである。
カメラも複数台あって好きなところを見ることができるようになっていた。
「ここからは小型の船に乗り換えて太羽島に向かって行きます」
その場で実況してくれている女性もただのアナウンサーなどではなく覚醒者である。
配信映像を撮っているのも覚醒者と万全の体制で配信している。
大きな軍艦では浅瀬で乗り上げてしまう。
覚醒者の一部が小型の船に乗り換えて太羽島に向かう。
その中にはかなみもいた。
先に高等級覚醒者を送って安全を確保する作戦だった。
「はぁ~なかなか凄いな」
かなみや北条だけでなく日韓における高等級覚醒者が勢揃いしている。
元俳優のキム・ジュンギやかなみと同じくモデル出身のコン・ミナなど韓国勢の覚醒者には美形も多い。
「ハン・ジェヒョン……」
顔がいい覚醒者はこちらでも有名なので圭たちでも知っている人は何人かいる。
だが韓国の覚醒者で最も有名なのはこうした人たちではない。
ハン・ジェヒョンという覚醒者がいる。
元軍人のA級覚醒者であり韓国内で発生したA級ゲートを攻略したことで有名な人だった。
そのために韓国では英雄視されている。
日本でいう北条みたいな存在である。
見た目は厳ついおっさんなのだけど画面越しでも堂々とした風格がある。
「動き出したな」
太羽島の海岸付近にいるモンスターが近づいてくる船に気がついた。
中には海に飛び込んで船に向かってくるモンスターがいて覚醒者たちも警戒し始めていた。
動いたのはかなみだった。
海の神々に愛されたかなみは能力における才能値こそなかったけれど神々によってA級覚醒者としての力を与えられた。
ちなみにかなみのスキルと才能は元々持ってものらしいというのをかなみの祖母である静江は言っていた。
海の神に愛されたおかげでかなみは水における親和性が高い。
バシャバシャと水面に顔を出して泳いでくるモンスターに対してかなみは手を伸ばした。
するとモンスターの横の水がぐっと持ち上がり、モンスターを押さえつけるようにして水の中に沈めていった。
水の中でモンスターの影が暴れているのが見えるけれどそもそも水中のモンスターでもないのでかなみの拘束から逃れることもできない。
「ピピピ……ツヨイ」
こうして沈められたモンスターたちが動かなくなるとかなみはふっと海に向けていた手で髪をかき上げてカメラに向かって手を振った。
口が圭君と動いたように見えたのはきっと気のせいだろうと圭は思う。
プカリと浮き上がってきたモンスターは息絶えて動かなくなっていた。
「それでは覚醒者たちが上陸します! 太羽島を取り戻す最初の戦いです!」
遠浅の浜辺となっているギリギリのところまで船を近づけて覚醒者たちが降りていく。
モンスターが待ってくれるはずもなく降りてきたそばから襲いかかってくる。
しかし覚醒者たちも最初から危険な場所に乗り込んだのではない。
高等級のブレイキングゲートがあるところから遠い浜を選んで降り立った。
そこにいるモンスターは等級もあまり高くないウルフ系のモンスターだった。
先行隊となった高等級覚醒者たちには敵うはずもなく倒されていく。
続々とモンスターが襲いかかってくるが覚醒者たちは進みながらモンスターを倒していき、波打ち際にモンスターの血が広がっていく。
戦うことに全く苦労していないのは見ていてわかる。
これぐらいなら安心して見ていられる。
それでもモンスターの数は多くて油断はできない。
「すごいモンスターの数だな……」
血の臭いや戦いの音によってモンスターがさらに集まってくる。
襲いかかってくるモンスターの等級を見て追加の覚醒者たちも送り込まれてようやくモンスターの数も減ってきたように見えた。
「見てください! あれはドレイクです!」
対モンスター用に改良された軍艦が並び、甲板に覚醒者たちが出ている。
太羽島の攻略が始まったのである。
第一次太羽島奪還攻略作戦というのが正式な作戦名でモンスターウェーブという危険がなくなり、領土が戻ってくるのならと期待をしている国民も多い。
かなみや北条といった圭の知っている顔もある。
「あっ、あれヴァルキリーギルドじゃない?」
「本当だ。参加してるんだな」
圭たちは現場で様子を見ているのではなくパソコンのモニター越しにその様子を見ていた。
近年ゲートの攻略の様子を配信することがある。
普通のテレビでではなく会員登録が必要な動画配信サイトでの見ることができるのだが、これが意外と人気になっていた。
モンスターといえど生物なので倒すシーンを配信することに賛否はあるけれど、モンスターに対して世界的に不満が高くなっていてモンスターが倒れるシーンを見たり戦う覚醒者を応援することが一つのブームとなっているのだ。
今回の第一次太羽島奪還攻略作戦も配信サイトで配信されていたのである。
カメラも複数台あって好きなところを見ることができるようになっていた。
「ここからは小型の船に乗り換えて太羽島に向かって行きます」
その場で実況してくれている女性もただのアナウンサーなどではなく覚醒者である。
配信映像を撮っているのも覚醒者と万全の体制で配信している。
大きな軍艦では浅瀬で乗り上げてしまう。
覚醒者の一部が小型の船に乗り換えて太羽島に向かう。
その中にはかなみもいた。
先に高等級覚醒者を送って安全を確保する作戦だった。
「はぁ~なかなか凄いな」
かなみや北条だけでなく日韓における高等級覚醒者が勢揃いしている。
元俳優のキム・ジュンギやかなみと同じくモデル出身のコン・ミナなど韓国勢の覚醒者には美形も多い。
「ハン・ジェヒョン……」
顔がいい覚醒者はこちらでも有名なので圭たちでも知っている人は何人かいる。
だが韓国の覚醒者で最も有名なのはこうした人たちではない。
ハン・ジェヒョンという覚醒者がいる。
元軍人のA級覚醒者であり韓国内で発生したA級ゲートを攻略したことで有名な人だった。
そのために韓国では英雄視されている。
日本でいう北条みたいな存在である。
見た目は厳ついおっさんなのだけど画面越しでも堂々とした風格がある。
「動き出したな」
太羽島の海岸付近にいるモンスターが近づいてくる船に気がついた。
中には海に飛び込んで船に向かってくるモンスターがいて覚醒者たちも警戒し始めていた。
動いたのはかなみだった。
海の神々に愛されたかなみは能力における才能値こそなかったけれど神々によってA級覚醒者としての力を与えられた。
ちなみにかなみのスキルと才能は元々持ってものらしいというのをかなみの祖母である静江は言っていた。
海の神に愛されたおかげでかなみは水における親和性が高い。
バシャバシャと水面に顔を出して泳いでくるモンスターに対してかなみは手を伸ばした。
するとモンスターの横の水がぐっと持ち上がり、モンスターを押さえつけるようにして水の中に沈めていった。
水の中でモンスターの影が暴れているのが見えるけれどそもそも水中のモンスターでもないのでかなみの拘束から逃れることもできない。
「ピピピ……ツヨイ」
こうして沈められたモンスターたちが動かなくなるとかなみはふっと海に向けていた手で髪をかき上げてカメラに向かって手を振った。
口が圭君と動いたように見えたのはきっと気のせいだろうと圭は思う。
プカリと浮き上がってきたモンスターは息絶えて動かなくなっていた。
「それでは覚醒者たちが上陸します! 太羽島を取り戻す最初の戦いです!」
遠浅の浜辺となっているギリギリのところまで船を近づけて覚醒者たちが降りていく。
モンスターが待ってくれるはずもなく降りてきたそばから襲いかかってくる。
しかし覚醒者たちも最初から危険な場所に乗り込んだのではない。
高等級のブレイキングゲートがあるところから遠い浜を選んで降り立った。
そこにいるモンスターは等級もあまり高くないウルフ系のモンスターだった。
先行隊となった高等級覚醒者たちには敵うはずもなく倒されていく。
続々とモンスターが襲いかかってくるが覚醒者たちは進みながらモンスターを倒していき、波打ち際にモンスターの血が広がっていく。
戦うことに全く苦労していないのは見ていてわかる。
これぐらいなら安心して見ていられる。
それでもモンスターの数は多くて油断はできない。
「すごいモンスターの数だな……」
血の臭いや戦いの音によってモンスターがさらに集まってくる。
襲いかかってくるモンスターの等級を見て追加の覚醒者たちも送り込まれてようやくモンスターの数も減ってきたように見えた。
「見てください! あれはドレイクです!」
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