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第四章
相性良く、愛称がいい3
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「はあっ!」
トロルの頭が吹き飛んで、トロルに向かっていたリュードは驚いた。
サキュルラストの矢が当たった瞬間に魔力が爆発してトロルの頭を吹き飛ばした。
矢の爆発も魔法の1つ。
矢に魔力を込めて放ち、魔力を爆発させるというものである。
これまでは深く刺さってもあんな爆発は起きなかった。
聞きたいことはあるけれど今は戦いの最中なので疑問はさておきリュードはもう1体のトロルに向かった。
リュードですら頭が爆発したトロルに驚いたのだ、トロルたちの方がリュードよりも驚いていた。
仲間が死んだと思っているのか、どうしていきなり仲間の頭が吹き飛んだのかを考えているのか、トロルの頭の中を覗く術はない。
ただリュードの目の前のトロルは頭がなくなってゆっくりと倒れていくトロルを呆然と見つめている。
リュードが剣を振りかぶっても動きもせず隙だらけであった。
トロルの肉質としては固くて切りにくい。
なのでいつもよりも力を込めてしっかりと振り切ってトロルの首を刎ねた。
切り飛ばされたトロルの濁ったような目は死んだ後も何が起きたのか分からないように虚空を見つめていた。
トロルの死体2つが出来て、あっという間にダンジョンに還っていく。
魔法の粒子となってトロルの死体は消えてしまい、残るはハイトロルだけとなった。
相当順調なスタートを切ることができた。
配下のトロル2体を失ってようやくハイトロルは我に帰った。
ハイトロルにとってはいきなりの襲撃であり、仲間を失って怒りの咆哮をあげる。
問題はこのハイトロルの進化がどちらかである。
まずは様子見から始めていく。
ハイトロルが近くにいるリュードの方に向かう。
トロルにありがちなただの木材のような棍棒ではなく、ハイトロルにふさわしい大きさの斧をリュードに向かって振り下ろす。
ダンジョン産の魔物に厄介なことは自然の魔物が持たない武器を持っていることがある可能性もあることである。
ただし経験を積んでいく自然の魔物と違ってダンジョン産の魔物は定期的に狩られるので練度は非常に低いが、武器というのはそれだけでも脅威になる。
それでも普通のトロルに比べれば脅威というだけの話であって後ろに下がるリュードではない。
斜めに一歩踏み出して斧をギリギリでかわすとハイトロルの胴体を切り付ける。
「ハズレか……」
切りつけられたのもら構わず反撃してくるハイトロルから距離を取ったリュードが見たのはハイトロルの傷口が治っていく光景だった。
再生が早く普通のトロルとは比べ物にならない。
ボスのハイトロルは再生力特化のハイトロルであった。
振り下ろされた斧がそんなに早くない時点でうっすらそんな気はしていた。
「面倒だな……」
パワー特化なら当たらなければどうということもないのに再生力特化はただただ面倒。
タンクを重視した編成ならパワー特化も厄介な相手だろうけど、基本的に受け流すか回避するのが普通のリュードにとっては普通のトロルと変わりがないのだ。
再生力特化はそうはいかない。
理想的なのは首を切り落としてしまうことである。
だけどハイトロルはトロルよりもさらに一回り大きい。
トロルでもちょっと首が高い位置にあって狙いにくいのでバランスを崩したりしっかり狙えるようにしてから倒していた。
一回り大きいハイトロルになると首を狙うのは少し厳しくなる。
頭を潰してもいいけどさらに遠いし鈍器でもないとできない。
再生力が高いので半端な攻撃をしてしまうとそのまま反撃してくる可能性もある。
パワー特化でなくとも魔物であるハイトロルの力は侮れない。
トロルとパワーは同じでもトロルのパワーも普通に食らえば大ダメージになる。
それに武器も持っているし半端な攻撃のために反撃をもらえば危険だろう。
「シューナリュード、一瞬でいいからそいつの動きを止めて!」
ただし厄介なのはリュードが剣でハイトロルを倒そうと思った時である。
足を切り付けて膝をつかせるとか一手間必要になる。
けれど今はリュードは1人ではない。
先ほどトロルの頭を吹き飛ばしたあの攻撃ならばとリュードも思った。
サキュルラストの高い威力を誇る矢による魔法攻撃がある。
矢を番えて弓を構えたサキュルラストは魔力を高めて矢に込める。
トロルと同じように一撃で頭を吹き飛ばすつもりだ。
デカいといっても狙おうとすると頭は思いの外小さく感じられる。
動き回るしリュードに誤射することもできない。
サキュルラストに気が向いていない今がチャンス。
「分かった!」
リュードはサキュルラストの声を受けて自分の位置を確認する。
今はリュードとハイトロルが対面し、サキュルラストがリュードの後ろから狙っている形になる。
つまりリュードはハイトロルとサキュルラストの間にいる。
ハイトロルをサキュルラストの方に行かせない為の位置どりをしていたけれどこのままではサキュルラストの邪魔になる。
サキュルラストの邪魔にならないように、かつサキュルラストに意識が向かないように時折ハイトロルを切り付けながらリュードは位置を変える。
リュードとハイトロルが戦い、サキュルラストが横からハイトロルを狙えるように位置どりをした。
「いくぞ!」
リュードはサキュルラストに合図を出した。
振り下ろされた斧をかわしてハイトロルの腕に剣を突き刺す。
トロルの頭が吹き飛んで、トロルに向かっていたリュードは驚いた。
サキュルラストの矢が当たった瞬間に魔力が爆発してトロルの頭を吹き飛ばした。
矢の爆発も魔法の1つ。
矢に魔力を込めて放ち、魔力を爆発させるというものである。
これまでは深く刺さってもあんな爆発は起きなかった。
聞きたいことはあるけれど今は戦いの最中なので疑問はさておきリュードはもう1体のトロルに向かった。
リュードですら頭が爆発したトロルに驚いたのだ、トロルたちの方がリュードよりも驚いていた。
仲間が死んだと思っているのか、どうしていきなり仲間の頭が吹き飛んだのかを考えているのか、トロルの頭の中を覗く術はない。
ただリュードの目の前のトロルは頭がなくなってゆっくりと倒れていくトロルを呆然と見つめている。
リュードが剣を振りかぶっても動きもせず隙だらけであった。
トロルの肉質としては固くて切りにくい。
なのでいつもよりも力を込めてしっかりと振り切ってトロルの首を刎ねた。
切り飛ばされたトロルの濁ったような目は死んだ後も何が起きたのか分からないように虚空を見つめていた。
トロルの死体2つが出来て、あっという間にダンジョンに還っていく。
魔法の粒子となってトロルの死体は消えてしまい、残るはハイトロルだけとなった。
相当順調なスタートを切ることができた。
配下のトロル2体を失ってようやくハイトロルは我に帰った。
ハイトロルにとってはいきなりの襲撃であり、仲間を失って怒りの咆哮をあげる。
問題はこのハイトロルの進化がどちらかである。
まずは様子見から始めていく。
ハイトロルが近くにいるリュードの方に向かう。
トロルにありがちなただの木材のような棍棒ではなく、ハイトロルにふさわしい大きさの斧をリュードに向かって振り下ろす。
ダンジョン産の魔物に厄介なことは自然の魔物が持たない武器を持っていることがある可能性もあることである。
ただし経験を積んでいく自然の魔物と違ってダンジョン産の魔物は定期的に狩られるので練度は非常に低いが、武器というのはそれだけでも脅威になる。
それでも普通のトロルに比べれば脅威というだけの話であって後ろに下がるリュードではない。
斜めに一歩踏み出して斧をギリギリでかわすとハイトロルの胴体を切り付ける。
「ハズレか……」
切りつけられたのもら構わず反撃してくるハイトロルから距離を取ったリュードが見たのはハイトロルの傷口が治っていく光景だった。
再生が早く普通のトロルとは比べ物にならない。
ボスのハイトロルは再生力特化のハイトロルであった。
振り下ろされた斧がそんなに早くない時点でうっすらそんな気はしていた。
「面倒だな……」
パワー特化なら当たらなければどうということもないのに再生力特化はただただ面倒。
タンクを重視した編成ならパワー特化も厄介な相手だろうけど、基本的に受け流すか回避するのが普通のリュードにとっては普通のトロルと変わりがないのだ。
再生力特化はそうはいかない。
理想的なのは首を切り落としてしまうことである。
だけどハイトロルはトロルよりもさらに一回り大きい。
トロルでもちょっと首が高い位置にあって狙いにくいのでバランスを崩したりしっかり狙えるようにしてから倒していた。
一回り大きいハイトロルになると首を狙うのは少し厳しくなる。
頭を潰してもいいけどさらに遠いし鈍器でもないとできない。
再生力が高いので半端な攻撃をしてしまうとそのまま反撃してくる可能性もある。
パワー特化でなくとも魔物であるハイトロルの力は侮れない。
トロルとパワーは同じでもトロルのパワーも普通に食らえば大ダメージになる。
それに武器も持っているし半端な攻撃のために反撃をもらえば危険だろう。
「シューナリュード、一瞬でいいからそいつの動きを止めて!」
ただし厄介なのはリュードが剣でハイトロルを倒そうと思った時である。
足を切り付けて膝をつかせるとか一手間必要になる。
けれど今はリュードは1人ではない。
先ほどトロルの頭を吹き飛ばしたあの攻撃ならばとリュードも思った。
サキュルラストの高い威力を誇る矢による魔法攻撃がある。
矢を番えて弓を構えたサキュルラストは魔力を高めて矢に込める。
トロルと同じように一撃で頭を吹き飛ばすつもりだ。
デカいといっても狙おうとすると頭は思いの外小さく感じられる。
動き回るしリュードに誤射することもできない。
サキュルラストに気が向いていない今がチャンス。
「分かった!」
リュードはサキュルラストの声を受けて自分の位置を確認する。
今はリュードとハイトロルが対面し、サキュルラストがリュードの後ろから狙っている形になる。
つまりリュードはハイトロルとサキュルラストの間にいる。
ハイトロルをサキュルラストの方に行かせない為の位置どりをしていたけれどこのままではサキュルラストの邪魔になる。
サキュルラストの邪魔にならないように、かつサキュルラストに意識が向かないように時折ハイトロルを切り付けながらリュードは位置を変える。
リュードとハイトロルが戦い、サキュルラストが横からハイトロルを狙えるように位置どりをした。
「いくぞ!」
リュードはサキュルラストに合図を出した。
振り下ろされた斧をかわしてハイトロルの腕に剣を突き刺す。
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